ポートランド旅行ガイド2025|観光スポット・グルメ・モデルコースを徹底解説

早朝のポートランド。焙煎したてのコーヒー豆の香りが街角から漂い、色とりどりのフードトラックが並ぶ広場には朝から人が集まっている。「Keep Portland Weird(ポートランドを変にし続けよう)」——この街のスローガンは、ただの言葉じゃない。クラフトビール醸造所が200軒以上、世界最大の独立書店、サステナブルな都市設計、そして驚くほど豊かな自然。アメリカ西海岸の小さな街が、なぜこれほど世界中の旅行者を魅了するのか?読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

  1. ポートランドってどんな街?
    1. ポートランドの特徴
  2. 日本からポートランドへのアクセス
    1. 直行便・経由便の選び方
    2. ポートランド国際空港から市内へ
  3. ポートランド観光スポット完全ガイド
    1. Powell’s City of Books(パウエルズ・シティ・オブ・ブックス)
    2. Washington Park(ワシントンパーク)
    3. Pearl District(パールディストリクト)
    4. Voodoo Doughnut(ブードゥー・ドーナツ)
    5. Forest Park(フォレストパーク)
    6. その他の見逃せないスポット
  4. ポートランドのグルメ&フードシーン
    1. フードトラック天国
      1. おすすめフードトラック・ポッド
    2. クラフトビール聖地
    3. サードウェーブコーヒー
    4. Farm to Table レストラン
    5. ポートランド名物料理
  5. ショッピング&お土産
    1. おすすめショッピングエリア
    2. ポートランドらしいお土産
  6. ポートランドのエンタメ&カルチャー
    1. ライブミュージック&ナイトライフ
    2. 映画館&シアター
    3. ストリートアート&壁画
  7. 近郊観光スポット
    1. Columbia River Gorge(コロンビア川渓谷)
    2. Mount Hood(マウントフッド/フッド山)
    3. Oregon Coast(オレゴン海岸)
    4. Willamette Valley(ウィラメットバレー)
  8. ポートランド2泊3日モデルコース
    1. 1日目:ポートランド街歩き
    2. 2日目:自然満喫デイトリップ
    3. 3日目:公園&カルチャー
  9. ポートランドのベストシーズン
  10. ポートランド旅行の実用情報
    1. 通信・インターネット
      1. おすすめeSIM・SIMカード
    2. 市内交通
    3. チップ文化
    4. 治安と安全
    5. よく使う英語フレーズ
    6. ホテルエリアガイド
    7. 旅費の目安
  11. まとめ:ポートランドで自分を超える旅を

ポートランドってどんな街?

オレゴン州最大の都市ポートランドは、人口約65万人の「全米で最も住みたい街」として知られるユニークな都市です。シアトルとサンフランシスコの中間に位置し、太平洋からわずか113km。都会的な洗練と自然の豊かさが奇跡的に調和した、アメリカでもっともユニークな場所と言っても過言ではありません。

この街の魅力は一言では語れません。全米一のクラフトビール醸造所密度、環境意識の高さ、アート&カルチャーシーン、そして驚くほどの食文化。しかも車がなくても十分に楽しめる、アメリカには珍しい「歩ける街」なんです。

ポートランドの特徴

カテゴリ 特徴
人口 約65万人(都市圏240万人)
ニックネーム 「Rose City(バラの街)」「Beervana(ビール天国)」
気候 西岸海洋性気候(夏は乾燥、冬は雨が多い)
時差 日本より-17時間(太平洋標準時)
消費税 なし!(オレゴン州は全米数少ない免税州)
公共交通 MAX(路面電車)、バス、ストリートカー充実

消費税がゼロというのは、旅行者にとって最高のニュースです。ニューヨークなら8.875%、カリフォルニアなら9%以上の税金がかかるところ、ポートランドなら表示価格そのまま。ショッピング好きには天国のような街なんです。

日本からポートランドへのアクセス

直行便・経由便の選び方

残念ながら、2025年現在、日本からポートランド国際空港(PDX)への直行便は運航していません。でも心配無用。シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスを経由すれば、トータル12〜15時間で到着できます。

経由地 航空会社 所要時間 目安料金(往復)
シアトル ANA、デルタ航空 約12時間 12〜18万円
サンフランシスコ ANA、ユナイテッド航空 約13時間 11〜16万円
ロサンゼルス JAL、アメリカン航空 約14時間 10〜15万円
バンクーバー(カナダ) エアカナダ 約12時間 13〜17万円

おすすめはシアトル経由。シアトルからポートランドまではわずか1時間のフライトで、本数も多く乗り継ぎがスムーズです。時間に余裕があれば、シアトルで1泊してから陸路(バスや鉄道)でポートランドに向かうのも、太平洋岸北西部の自然を満喫できておすすめです。

ポートランド国際空港から市内へ

空港から市内中心部(ダウンタウン)までは約16km。公共交通が発達しているポートランドらしく、空港アクセスも超簡単です。

MAX Red Line(レッドライン)

空港〜ダウンタウン直通の電車。所要時間約38分、料金$2.50。一番おすすめ!

5:30〜23:30運行、15分間隔

Uber / Lyft

ダウンタウンまで約$30〜40。荷物が多い場合や深夜到着なら便利。

所要時間20〜30分

レンタカー

コロンビア川渓谷やオレゴン海岸など郊外観光予定ならあり。ダウンタウンだけなら不要。

1日$50〜80

ポートランド観光スポット完全ガイド

ポートランドの魅力は、一言で言えば「多様性」。歴史ある美しい公園、世界最大の独立書店、最先端のアートシーン、そして車で30分で大自然——これほど多彩な顔を持つ街は、アメリカ広しと言えどもそう多くありません。

Powell’s City of Books(パウエルズ・シティ・オブ・ブックス)

「世界最大の独立系書店」——そう聞いただけでワクワクしませんか?1971年創業のパウエルズ書店は、なんと1ブロック丸ごとを占める巨大書店。新刊と古本が混在する9つのカラー別セクション、170万冊以上の蔵書、迷路のような店内。本好きなら半日は余裕で過ごせます。

入口でもらえる店内マップは必須アイテム。「Orange Room(オレンジルーム)」は小説、「Blue Room(ブルールーム)」は旅行書、といった具合に色分けされていますが、正直に言います——初めて訪れた人はまず間違いなく迷います。でも、それがまた楽しいんです。偶然の出会いを楽しむ。それがパウエルズ流の読書体験。

2階のカフェでコーヒーを飲みながら立ち読みするのが、ポートランダー(ポートランド市民)のスタイル。本を買わなくても全然OK。むしろ「何も買わずに3時間いた」という人もザラ。消費税ゼロだから、気に入った本をまとめ買いしても財布に優しいのも嬉しいポイントです。

パウエルズ豆知識

創業者ウォルター・パウエルは、もともとシカゴで中古車販売をしていました。息子のマイケルがポートランドで小さな古本屋を始めたのをきっかけに、父も移住。「新刊と古本を同じ棚に並べる」という革新的なアイデアで急成長しました。今では年間200万人が訪れる、ポートランドのシンボル的存在です。

Washington Park(ワシントンパーク)

ダウンタウンから西へ車で約10分、MAX Blue/Red Lineで約15分。ワシントンパークは、ポートランドが「Rose City(バラの街)」と呼ばれる理由そのもの。410エーカー(東京ドーム約35個分!)の広大な敷地に、5つの主要施設が集まる都市公園です。

International Rose Test Garden(国際バラ試験園)は、1917年開園の全米最古のバラ試験園。6月〜9月には1万株以上のバラが咲き誇り、甘い香りが園内を包みます。入場無料なのに、まるでヨーロッパの貴族の庭園のような美しさ。ダウンタウンの高層ビル群を背景に、色とりどりのバラが咲く景色は、ポートランドを象徴する風景です。

同じ公園内にあるJapanese Garden(日本庭園)は、「日本国外で最も美しい日本庭園」と言われる名園。12エーカーの敷地に5つの異なる様式の庭が広がり、石灯籠、茶室、鯉の泳ぐ池、見事に剪定された松の木——日本人が見ても「ああ、これぞ日本庭園」と唸る完成度です。春の桜、秋の紅葉の季節は特に見事。

Oregon Zoo(オレゴン動物園)

太平洋岸北西部の動物を中心に展示。特にゾウの飼育で有名。入場料$22.95

Hoyt Arboretum(ホイト樹木園)

12マイルのトレイル、2300種以上の樹木。ハイキングに最適。入場無料

Portland Children’s Museum

子連れ旅行なら必訪。体験型展示が充実。入場料$13

Pearl District(パールディストリクト)

かつては倉庫街だったエリアが、今ではポートランドで最もおしゃれな地区に。レンガ造りの古い建物をリノベーションしたギャラリー、カフェ、レストラン、ブティックが並び、「インダストリアル・シック」な雰囲気が漂います。

毎週土曜日のPortland Farmers Marketは、地元の人々で大賑わい。オレゴン産のベリー、手作りチーズ、焼きたてのパン、アーティザン・クラフト——太平洋岸北西部の「Farm to Table(農場から食卓へ)」文化を体験できます。試食が豊富なので、朝ごはん代わりにぶらぶら歩くのもおすすめ。

パールディストリクトを歩いていて必ず目にするのが、ストリートカー(路面電車)。ポートランドの公共交通のシンボルで、ダウンタウンとパールディストリクトを結んでいます。1回$2、デザインもレトロでかわいい。

Voodoo Doughnut(ブードゥー・ドーナツ)

「ポートランドで一番有名な食べ物は?」と聞かれたら、多くの人がこう答えるでしょう——「ブードゥー・ドーナツ」。ピンクのボックスに入った、奇妙で、でかくて、びっくりするほど美味しいドーナツ。深夜でも行列ができる、ポートランドのカルト的人気スポットです。

看板商品の「Voodoo Doll(ブードゥー人形)」ドーナツは、人形の形をしたドーナツに赤いラズベリーゼリーが詰まっていて、プレッツェルの「杭」が刺さっている。ブラックユーモア満載のビジュアルですが、味は間違いなく美味しい。他にも、ベーコンがトッピングされた「Bacon Maple Bar」、シリアルまみれの「Captain My Captain」など、常識を覆すドーナツが50種類以上。

オールドタウン(Old Town Chinatown)のオリジナル店舗は、24時間営業(金・土は特に混雑)。深夜2時でも行列ができているのがポートランドらしい光景です。お土産にも最適——ピンクのボックスは、SNS映え確実です。

Forest Park(フォレストパーク)

「都市の中の森」——ポートランドを語るとき、この言葉は欠かせません。フォレストパークは、アメリカの都市公園の中で最大級の自然保護区。5,200エーカー(東京ドーム約450個分!)の広大な森林が、ダウンタウンからわずか数キロの場所に広がっているんです。

Wildwood Trail(ワイルドウッドトレイル)は、全長30.2マイル(約48km)のメインルート。もちろん全部歩く必要はありません。初心者なら、Lower Macleay Park入口から1〜2マイルのハイキングがおすすめ。ダグラスファー(ベイマツ)の巨木が作る緑のトンネル、苔むした倒木、小川のせせらぎ——「さっきまで都会にいたのに!」と驚くこと間違いなし。

運が良ければ、シカ、リス、さまざまな野鳥に出会えます。ポートランダーたちは、仕事の前や後に気軽にトレイルランやハイキングを楽しむのが日課。「自然と都市の共存」というポートランドの哲学を、肌で感じられる場所です。

その他の見逃せないスポット

Pittock Mansion

1914年建造の大邸宅。ポートランドの街とマウントフッド(フッド山)を一望できる絶景スポット

Portland Art Museum

太平洋岸北西部最古の美術館。ネイティブアメリカンアートコレクションが特に充実

Lan Su Chinese Garden

オールドタウンにある本格的な中国庭園。蘇州市との姉妹都市記念で建設

Waterfront Park

ウィラメット川沿いの公園。週末はマーケットやフェスティバルで賑わう

Alberta Arts District

アートギャラリー、壁画、個性的なショップが集まるヒップなエリア

OMSI(オレゴン科学産業博物館)

体験型の科学館。プラネタリウムと潜水艦ツアーが人気

ポートランドのグルメ&フードシーン

正直に言います。ポートランド旅行の楽しみの40%は「食」です。クラフトビール、フードトラック、Farm to Table料理、サードウェーブコーヒー——この街は、アメリカの食文化を再定義し続けています。

フードトラック天国

ポートランドには600台以上のフードトラックがあり、「フードトラック・ポッド(Food Truck Pod)」と呼ばれる集積地が街のあちこちに点在しています。ランチタイムになると、地元のビジネスマンも観光客も、トラックの前に列を作ります。

何がすごいって、クオリティが高すぎること。タイ料理、メキシカン、ベトナム料理、韓国BBQ、ビーガン料理——世界中の料理が$8〜12で食べられて、しかもレストラン顔負けの美味しさ。フードトラックのシェフの中には、ミシュラン星付きレストラン出身者もいるほどです。

おすすめフードトラック・ポッド

名前 場所 特徴
Alder Street Food Cart Pod SW Alder St & 10th Ave ダウンタウンのど真ん中。50台以上のトラックが集結
Cartopia SE Hawthorne Blvd & 12th Ave 24時間営業!深夜の食事に最適
Prost Marketplace N Mississippi Ave ドイツビアガーデン併設。ビールとフードの組み合わせが最高

クラフトビール聖地

ポートランドは「Beervana(ビール天国)」の異名を持つ、全米一のクラフトビール都市。なんと200軒以上のブルワリーがあり、人口1人あたりのブルワリー数は全米トップ。ビール好きにとっては、まさに聖地です。

ポートランドのビール文化の何が特別かって?まず、種類の豊富さ。IPA(インディア・ペールエール)はもちろん、スタウト、サワーエール、フルーツビール、バレルエイジド(樽熟成)——1つのブルワリーで20種類以上のタップがあるのは当たり前。しかも、1パイント(約473ml)が$6〜8という手頃な価格。

Deschutes Brewery

オレゴンを代表するブルワリー。「Black Butte Porter」は必飲。パブフードも絶品

Pearl District

Rogue Ales Public House

伝説的なブルワリー。「Dead Guy Ale」はクラフトビールの名作

Pearl District

Breakside Brewery

実験的なビール造りで有名。常時20種類以上のタップ

複数店舗あり

Cascade Brewing Barrel House

サワーエールの専門店。酸っぱいビールの概念が変わる

SE Belmont St

Hair of the Dog

バレルエイジド(樽熟成)ビールの先駆者。濃厚で複雑な味わい

SE Yamhill St

10 Barrel Brewing

ルーフトップバーから街を一望。夏のサンセットタイムは最高

Pearl District

ビール初心者へのアドバイス:「Taster Flight(テイスター・フライト)」を注文しましょう。4〜6種類の小グラスセットで、$10〜15。いろんな種類を少しずつ試せるので、自分の好みを見つけるのに最適です。

サードウェーブコーヒー

シアトルのスターバックスに対抗するかのように、ポートランドは「サードウェーブコーヒー」の震源地となりました。豆の産地、焙煎度、抽出方法にこだわり抜いた、職人的なコーヒー文化。ポートランドのカフェは、単なる「コーヒーを飲む場所」ではなく、「コーヒーを体験する場所」なんです。

Stumptown Coffee Roasters

ポートランド発、世界的に有名なロースター。コールドブリューの元祖

Coava Coffee Roasters

シングルオリジンにこだわるロースター。カッピングセッションも開催

Heart Coffee Roasters

バリスタチャンピオンが手がける名店。ラテアートが美しい

Blue Star Donuts

ブリオッシュ生地のグルメドーナツとコーヒーのペアリングが絶品

Farm to Table レストラン

ポートランドのレストランシーンを語るとき、「Farm to Table(農場から食卓へ)」という言葉は避けて通れません。オレゴン州は農業が盛んで、新鮮な野菜、フルーツ、肉、魚が豊富。ポートランドのシェフたちは、地元の農家や漁師と直接契約し、季節ごとにメニューを変えるのが当たり前です。

レストラン名 料理スタイル 価格帯
Le Pigeon フレンチ×オレゴン食材の革新的融合 $$$($40〜60)
Pok Pok 本格タイ料理。手羽先の魚醤焼きが名物 $$($15〜25)
Canard フレンチビストロ。朝食のハッシュが絶品 $$($20〜30)
Ox Restaurant アルゼンチンスタイルのステーキハウス $$$($50〜70)
Tasty n Alder ブランチの名店。週末は行列必至 $$($18〜28)
Pine State Biscuits 南部スタイルのビスケットサンド。ボリューム満点 $($8〜15)

ポートランド名物料理

料理・スイーツ どんな料理? どこで食べる?
Marionberry Pie オレゴン原産のマリオンベリーを使ったパイ。甘酸っぱくて濃厚 Lauretta Jean’s
Salt & Straw Ice Cream 小バッチ製造のアイス。オリーブオイル&イチジクなど変わり種も 複数店舗あり
Portland-Style Pizza 薄めのクラスト、地元食材トッピング。ナポリ風とNY風の中間 Apizza Scholls, Ken’s Artisan Pizza
Dungeness Crab 太平洋岸のダンジネスクラブ。身がぎっしり、甘みが強い Jake’s Famous Crawfish
Artisan Cheese オレゴン産チーズ。Rogue Creameryのブルーチーズは世界的評価 Cheese Bar, Portland Farmers Market

ショッピング&お土産

消費税ゼロのポートランドは、ショッピング天国。カリフォルニアやワシントン州から「買い物ツアー」に来る人も多いんです。しかも、大型チェーン店よりも独立系ブティック、アーティザンショップ、ローカルブランドが主流という、ポートランドらしさ。

おすすめショッピングエリア

NW 23rd Avenue

「Trendy-Third」の愛称。ブティック、雑貨店、カフェが並ぶおしゃれストリート

Nob Hill地区

Hawthorne District

ヴィンテージショップ、レコード店、古着屋が集まるヒップなエリア

SE Hawthorne Blvd

Pioneer Place

ダウンタウンの大型ショッピングモール。雨の日でも快適

SW 5th Ave

Saturday Market

全米最大のオープンエア・クラフトマーケット。ハンドメイド雑貨の宝庫

週末のみ、Old Town

ポートランドらしいお土産

お土産 おすすめポイント
Stumptown Coffee豆 ポートランド発の世界的ロースター。パッケージもおしゃれ
Jacobsen Salt Co. の塩 オレゴン海岸の海水から作る高級塩。料理好きに最適
Pendleton ウールブランケット オレゴン発の老舗ブランド。ネイティブ柄が美しい
Made Here PDX ポートランド産品だけを集めたセレクトショップ。お土産探しに最適
クラフトビール ボトルショップで好みのビールを。要確認:液体物の持ち込み規定
Keep Portland Weird グッズ Tシャツ、ステッカー、マグカップなど。街のあちこちで購入可能

ポートランドのエンタメ&カルチャー

ライブミュージック&ナイトライフ

ポートランドの音楽シーンは、インディーロック、ジャズ、エレクトロニカまで多彩。小規模ライブハウスから本格的なコンサートホールまで、毎晩どこかでライブが開催されています。

Doug Fir Lounge

ログキャビン風の内装が特徴的。インディーバンドのライブが頻繁に

Crystal Ballroom

1914年建造の歴史的ホール。「浮いている」ダンスフロアが有名

Mississippi Studios

親密な雰囲気の小さなライブハウス。アコースティック系が多い

Dante’s

パンク、メタル、カラオケまで。毎晩違うイベント

映画館&シアター

ポートランドの映画館は、ただ映画を見る場所じゃありません。ビールを飲みながら、ピザを食べながら映画鑑賞——それがポートランド流。

McMenamins Theaters

ポートランドを拠点とするMcMenamins社が運営する映画館。館内でビールやピザを注文でき、リクライニングシートでくつろぎながら映画鑑賞できます。Kennedy School(元小学校を改装)やBagdad Theater(1927年建造の歴史的建築)など、建物自体が観光スポット級。

ストリートアート&壁画

ポートランドの街を歩いていると、あちこちで巨大な壁画(ミューラル)に出会います。Alberta Arts District、Belmont Street、Mississippi Avenueは、まるで屋外ギャラリー。「Keep Portland Weird」のスローガン通り、ユニークで色鮮やかなアート作品が街の個性を作っています。

近郊観光スポット

ポートランドの魅力は街だけじゃありません。車で1〜2時間圏内に、圧倒的な自然の絶景が広がっているんです。レンタカーを借りて日帰りトリップするもよし、ツアーに参加するもよし。

Columbia River Gorge(コロンビア川渓谷)

ポートランドから東へ車で約1時間。コロンビア川が作り出した全長約130kmの壮大な渓谷は、「太平洋岸北西部の宝石」と呼ばれる絶景スポットです。

Multnomah Falls(マルトノマ滝)は、落差189mを2段で落ちる迫力満点の滝。上段と下段の間に架かる石橋(Benson Bridge)からの眺めは、まさに絵画のよう。駐車場から滝まで徒歩5分なので、気軽に訪れられるのも魅力です。

時間があれば、Historic Columbia River Highway(ヒストリック・コロンビア・リバー・ハイウェイ)をドライブしましょう。1916年に建設されたこの景観道路は、カーブごとに異なる絶景が現れる、全米屈指のドライブルート。Vista House(ビスタハウス)の展望台から見下ろすコロンビア川の眺めは、一生の思い出になるはずです。

Mount Hood(マウントフッド/フッド山)

ポートランドから南東へ約90分。標高3,429mのマウントフッドは、オレゴン州最高峰の雪山。ポートランドの街からも晴れた日には見える、象徴的な存在です。

夏はハイキング、冬はスキー・スノーボード。特にTimberline Lodge(ティンバーライン・ロッジ)は、1937年建造の歴史的山小屋で、映画「シャイニング」のロケ地としても有名。ロッジのレストランでランチを食べながら、雪山を眺める——これ以上贅沢な時間があるでしょうか?

Oregon Coast(オレゴン海岸)

ポートランドから西へ車で約1.5〜2時間。太平洋に面したオレゴン海岸は、カリフォルニアとは全く違う、荒々しくドラマチックな美しさを持っています。

Cannon Beach(キャノンビーチ)は、オレゴン海岸の代表的リゾートタウン。海岸にそびえる巨大な岩「Haystack Rock(ヘイスタック・ロック)」は、高さ72mの海食柱で、干潮時には岩場で潮溜まり(タイドプール)探検ができます。アザラシ、ヒトデ、イソギンチャクを間近で観察できるのは、子供も大人も夢中になる体験です。

Seaside

レトロなビーチリゾート。ボードウォーク(遊歩道)沿いにアーケード、レストラン

Astoria

映画「グーニーズ」のロケ地。ビクトリア調の街並みが美しい港町

Tillamook Creamery

オレゴン名産チーズの工場見学。アイスクリームの試食も

Willamette Valley(ウィラメットバレー)

ポートランドから南へ車で1時間。オレゴンワインの聖地、ウィラメットバレーは、ピノノワールの産地として世界的に有名です。500軒以上のワイナリーが点在し、ワイン愛好家にとっては夢のような場所。

ワイナリーツアーに参加するか、レンタカーで自由に巡るか。丘陵地帯のブドウ畑の景色は、まるで南フランスのよう。試飲(テイスティング)は通常$15〜30で、5〜7種類のワインを楽しめます。

ポートランド2泊3日モデルコース

初めてのポートランドなら、このプランがおすすめ。都市の魅力と自然の両方を満喫できる、欲張りコースです。

1日目:ポートランド街歩き

午前

  • 空港からMAX Red Lineでダウンタウンへ(約40分)
  • ホテルチェックイン後、パウエルズ書店で本探し(1〜2時間)
  • ランチはAlder Street Food Cart Podでフードトラック巡り

午後

  • Pearl Districtを散策、Saturday Market(週末のみ)でお土産探し
  • Lan Su Chinese Gardenで一服(オプション)
  • 夕方、Pittock Mansionからサンセット鑑賞

  • ディナーはLe PigeonかPok Pokで(要予約)
  • 食後、Deschutes BreweryかRogue Alesでクラフトビール
  • 余力があればDoug Fir Loungeでライブ鑑賞

2日目:自然満喫デイトリップ

午前

  • 早起きして、レンタカーでコロンビア川渓谷へ(8:00出発)
  • Vista Houseで展望、Multnomah Fallsでハイキング(往復1時間)
  • Historic Columbia River Highwayをドライブ

午後

  • Hood River(フッドリバー)の街でランチ
  • Timberline Lodge(マウントフッド)まで足を延ばす(オプション)
  • 夕方までにポートランド帰着

  • Hawthorne Districtでヴィンテージショップ巡り
  • ディナーはTasty n AlderかCanardで
  • Salt & Strawのアイスクリームで〆

3日目:公園&カルチャー

午前

  • ブランチはPine State Biscuitsで(南部スタイルの朝食)
  • Washington Park訪問:International Rose Test Garden → Japanese Garden
  • 時間があればOregon Zooも

午後

  • NW 23rd AvenueかAlberta Arts Districtでショッピング
  • Portland Art Museum(オプション、月曜休館)
  • カフェ巡り:Stumptown、Coava、Heartのどれかで

  • 最後のディナーはOx RestaurantかJake’s Famous Crawfishで
  • Voodoo Doughnutでお土産用ドーナツ購入
  • 空港へ(翌朝フライトの場合はホテル泊)

ポートランドのベストシーズン

ポートランドは四季がはっきりしていますが、それぞれの季節に魅力があります。ただし、冬は雨が多いので、雨具は必須です。

春(3月〜5月)

★★★★☆

桜が咲き、バラのつぼみが膨らむ季節。気温は10〜18°C程度で過ごしやすい。雨はまだ多いが、晴れた日の美しさは格別。Tulip Festival(チューリップ祭り)が開催される。

夏(6月〜8月)

★★★★★ ベストシーズン!

雨がほとんど降らず、気温は20〜27°C。バラが満開、フードフェスティバル多数、野外コンサート、ビアガーデン——ポートランドが一番輝く季節。ただしホテルは早めの予約を。

秋(9月〜11月)

★★★★☆

紅葉が美しく、ワインの収穫期(ハーベストシーズン)。気温は12〜22°C。10月後半から雨が増えるが、9月〜10月初旬は夏に次ぐベストシーズン。

冬(12月〜2月)

★★☆☆☆

雨季。気温は3〜10°C。ただし雪はほとんど降らない。室内の魅力(博物館、書店、ブルワリー、カフェ)を楽しむには良い季節。航空券・ホテルが安い。クリスマスシーズンは街が華やぐ。

結論:6月〜9月がベストシーズン。特に7月〜8月は天気が安定し、イベントも多く、野外アクティビティを最大限楽しめます。ただし、雨のポートランドも風情があります。カフェで本を読みながら雨音を聞く——それもまた、ポートランドらしい過ごし方です。

ポートランド旅行の実用情報

通信・インターネット

ポートランドは無料Wi-Fiが充実した街。カフェ、レストラン、図書館、公園まで、多くの場所でフリーWi-Fiが使えます。ただし、常時接続が必要なら、eSIMかSIMカードの購入をおすすめします。

おすすめeSIM・SIMカード

  • eSIM(事前購入):AiraloやUbigi。7日間5GB プラン$10〜15程度
  • 現地SIM:T-Mobile、AT&T。空港やダウンタウンのショップで購入可能
  • レンタルWi-Fi:複数人で使うなら日本からレンタルもあり

市内交通

ポートランドは「全米で最も公共交通が発達した都市」の一つ。ダウンタウン観光なら、車は不要です。

交通手段 料金 特徴
MAX(ライトレール) $2.50(2.5時間有効) 5路線。空港〜ダウンタウン、郊外まで
Portland Streetcar $2.00 ダウンタウン〜パールディストリクト
バス $2.50 市内全域をカバー
1日乗り放題パス $5.00 MAX、ストリートカー、バス全て利用可
自転車シェア(BIKETOWN) $1 + 1分$0.12 ポートランドは自転車に優しい街
徒歩 無料 ダウンタウンは徒歩圏内

豆知識:ダウンタウン中心部には「Fareless Square(無料ゾーン)」があり、一部区間は運賃無料でした(2012年に廃止)。現在は全エリア有料ですが、料金は全米の都市と比べて格安です。

チップ文化

アメリカなので、チップは必須です。ポートランドもその例外ではありません。

場所 チップの目安
レストラン(テーブルサービス) 18〜20%(優良サービスなら25%)
バー ドリンク1杯につき$1〜2
カフェ(カウンター注文) $1程度(Tip Jarに)
フードトラック 10〜15%程度
タクシー / Uber 15〜20%
ホテル(ベルボーイ) 荷物1個につき$2〜5

治安と安全

ポートランドは全体的に安全な街ですが、一部のエリアでは注意が必要です。特にダウンタウンの一部とオールドタウン(Old Town Chinatown)は、夜間に人通りが少なくなり、ホームレスの方も多いエリア。昼間は問題ありませんが、夜は避けるか、グループで行動することをおすすめします。

安全のためのヒント

  • 夜遅くは人通りの多い通りを歩く
  • 高価な宝飾品や大金は持ち歩かない
  • 車上荒らし防止のため、車内に荷物を置かない
  • Pearl District、Nob Hill、Hawthorne Districtは比較的安全
  • 緊急時は911(警察・救急・消防共通)

よく使う英語フレーズ

場面 英語フレーズ
レストランで注文 I’ll have the Marionberry pie, please.
ブルワリーで Can I get a taster flight?
公共交通 Does this MAX go to the airport?
道を尋ねる How do I get to Powell’s Books?
お会計 Check, please. / Can I have the bill?

ホテルエリアガイド

ポートランドのホテルは、エリアによって雰囲気も価格も大きく異なります。

ダウンタウン

観光に最も便利。徒歩とMAXでほぼ全てカバー。ホテル選択肢も豊富

$150〜300/泊

Pearl District

おしゃれで落ち着いた雰囲気。レストラン、カフェが充実

$180〜350/泊

Nob Hill

住宅街的な静かさ。ブティックホテルが多い

$130〜250/泊

空港周辺

早朝/深夜フライトなら便利。ビジネスホテル中心

$100〜180/泊

旅費の目安

節約旅行

10〜15万円

3泊4日の目安

  • 航空券: 経由便 10〜12万円
  • 宿: ホステル/ゲストハウス $40〜60/泊
  • 食事: フードトラック中心
  • 交通: 公共交通のみ

スタンダード旅行

20〜30万円

3泊4日の目安

  • 航空券: 経由便 12〜15万円
  • 宿: 3つ星ホテル $120〜180/泊
  • 食事: レストランとフードトラック混合
  • 交通: 公共交通+レンタカー1日

リッチ旅行

40万円〜

3泊4日の目安

  • 航空券: ビジネスクラス 30〜40万円
  • 宿: 4〜5つ星ホテル $250〜400/泊
  • 食事: Farm to Tableレストラン中心
  • 交通: レンタカー+プライベートツアー

まとめ:ポートランドで自分を超える旅を

焙煎したてのコーヒーの香り、フードトラックから立ち上る湯気、ブルワリーで響く乾杯の音、そしてダグラスファーの森を抜ける風——ポートランドは、五感全てを刺激する街です。

この街の本当の魅力は、「多様性」と「本物志向」にあります。チェーン店ではなく個人経営の店、大量生産ではなく手作り、効率ではなく体験——ポートランドは、「スローダウンして、本当に大切なものを味わう」ことを教えてくれます。

クラフトビール醸造所で地元の人と語り合い、パウエルズ書店で偶然の本と出会い、コロンビア川渓谷で自然の壮大さに圧倒され、フードトラックで世界中の味を楽しむ。消費税ゼロでショッピングを満喫し、森の中を歩いて深呼吸する。

「Keep Portland Weird」——変わり者であることを誇りに思う、この街の哲学。旅が終わるころには、あなたも少しだけ「自分らしさ」を取り戻しているかもしれません。

「いつか行きたい」と思った今が、いちばんいいタイミングです。

さあ、ポートランドへ。あなただけの「変な」体験を探しに。

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