マイアミ旅行ガイド2025|観光スポット・グルメ・モデルコースを徹底解説

飛行機を降りた瞬間、むせかえるような熱気と潮風がまじりあい、どこかからサルサの陽気なリズムが聞こえてくる。水平線まで続くターコイズブルーの海、パステルカラーのアールデコ建築、そして夜になれば街全体がネオンピンクとブルーに染まる——ここは「アメリカのカリブ海」、マイアミ。太陽と音楽と多様な文化が24時間ノンストップで交差する街で、あなたは間違いなく「日常」を忘れます。読み終わるころには、もうフライトを検索しているはずです。

マイアミの基本情報

項目 内容
正式名称 Miami, Florida(マイアミ, フロリダ州)
言語 英語(スペイン語も広く通用)
時差 日本より-14時間(EST)、-13時間(サマータイム期間)
気候 亜熱帯性気候(年間平均気温24.5℃)
通貨 米ドル(USD) 1ドル=約150円(2025年2月現在)
ビザ ESTA申請必須(90日以内の観光は短期ビザ免除)
電圧・プラグ 120V/60Hz、Aタイプ(日本と同じ形状だが変圧器推奨)
主要空港 マイアミ国際空港(MIA)

ESTAさえ取得していれば、パスポートだけで今すぐマイアミへ飛べます。日本からの直行便はありませんが、ダラス・ロサンゼルス・シカゴ経由で12〜16時間。到着したら、そこはもう別世界です。

マイアミってどんな街?

マイアミは「アメリカ」でありながら、どこか「ラテンアメリカ」でもある、独特のエネルギーに満ちた都市です。人口の約70%がヒスパニック系で、街のあちこちでスペイン語が飛び交い、キューバ音楽が流れ、カラフルな壁画(ミューラル)が通りを彩ります。

地理的にはフロリダ半島の南東端、カリブ海とメキシコ湾に囲まれた温暖な立地。年間300日以上が晴天という驚異的な気候のおかげで、ビーチ、ナイトライフ、アート、スポーツ、ショッピング——すべてが屋外で楽しめます。

観光の中心は「サウスビーチ」と呼ばれるエリア。1930年代のアールデコ建築が並ぶオーシャン・ドライブは、まるで映画のセットのよう。夜になればクラブやバーのネオンが輝き、モデルやセレブが集まるパーティーシーンが始まります。一方、リトル・ハバナではキューバ移民の文化が色濃く残り、ウィンウッド地区では世界的なストリートアートに出会えます。マイアミは、ひとつの街なのに何度でも違う顔を見せてくれる場所なんです。

日本からのアクセス

航空券の相場

時期 価格帯(往復・エコノミー) 備考
オフシーズン(5〜6月、9〜11月) 10〜15万円 狙い目!ハリケーンシーズン前後は安い
通常期(3〜4月、12月) 15〜20万円 気候が良いため価格上昇
ハイシーズン(年末年始・夏休み) 20〜30万円 3か月前予約推奨

主要ルート:日本(成田・羽田)→ ダラス(AA)、ロサンゼルス(AA・UA)、シカゴ(UA)→ マイアミ。乗り継ぎ1回で合計12〜16時間。アメリカン航空(AA)とユナイテッド航空(UA)が主要キャリアです。

マイアミ国際空港(MIA)から市内へ

手段 所要時間 料金 おすすめ度
Uberタクシー 20〜30分 $25〜40 ★★★★★ 荷物が多いならこれ
メトロレール+メトロムーバー 40〜50分 $2.25 ★★★☆☆ 節約派向け
スーパーシャトル(乗合バン) 30〜60分 $15〜25 ★★★☆☆ コスパ良し

マイアミの観光スポット

サウスビーチ(South Beach)

「マイアミと言えば、ここ」と誰もが口を揃える場所。白い砂浜が8km以上続くビーチは、ターコイズブルーの海と真っ青な空に挟まれた絶景スポットです。ビーチには色とりどりのライフガードタワーが並び、まるでポスターの中にいるような気分に浸れます。

オーシャン・ドライブ沿いには1930年代のアールデコ建築が約800棟並び、そのパステルピンク、ミントグリーン、スカイブルーの外壁が夕陽に照らされる瞬間は息を呑む美しさ。オープンエアのカフェやバーで冷たいモヒートを片手に、行き交うフェラーリやランボルギーニを眺める——これぞマイアミの醍醐味です。

週末の夜、リンカーン・ロード・モールは歩行者天国になり、ストリートパフォーマーが音楽を奏で、高級ブティックが軒を連ねます。昼はビーチ、夜はパーティー。サウスビーチに滞在すれば、マイアミのすべてが徒歩圏内です。

アールデコ歴史地区(Art Deco Historic District)

サウスビーチの中心部、Ocean Drive・Collins Avenue・Washington Avenueに囲まれた約1平方マイルのエリアには、世界最大規模のアールデコ建築群が保存されています。1920〜30年代に建てられた建物は、曲線的なフォルム、ネオンサイン、幾何学模様のディテールが特徴。

特に夕暮れ時、ピンク色の光が建物を照らし始める瞬間は「タイムトラベルしたのかも」と錯覚するほど。アールデコ・ウェルカムセンターでは、ガイド付きウォーキングツアー(約90分・$30)を毎日開催しているので、建築に興味がある人には絶対おすすめ。

インスタ映えスポットとしても大人気で、パステルカラーの壁を背景にしたポートレート撮影は外せません。夜になるとネオンが点灯し、建物全体が幻想的な光に包まれます。

リトル・ハバナ(Little Havana)

マイアミのダウンタウンから西へ約3km、キューバ移民の文化が色濃く残る活気あふれる地区。メインストリートのCalle Ocho(8th Street)を歩けば、シガーショップ、サルサ音楽が流れるレストラン、壁一面に描かれたキューバ革命のミューラル、そして路上でドミノに興じる老人たちの姿が目に飛び込んできます。

ここでの楽しみ方は「五感で感じる」こと。焙煎したてのキューバンコーヒーのアロマ、サルサのリズム、タバコの甘い香り、カラフルな壁画、そして陽気なキューバ人の笑い声——すべてが混じり合って、まるでハバナに来たかのような錯覚を覚えます。

必訪スポット:Versailles Restaurant(キューバ料理の老舗)、Ball & Chain(ライブサルサ音楽が聴けるバー)、Maximo Gomez Park(通称「ドミノパーク」)。金曜の夜には「Viernes Culturales(文化の金曜日)」というストリートフェスティバルが開催され、地元アーティストのパフォーマンスや屋台が並びます。

ウィンウッド・ウォールズ(Wynwood Walls)

かつては倉庫街だったウィンウッド地区が、今や世界的なストリートアートの聖地に生まれ変わりました。中心となるのがWynwood Walls——6つの倉庫の外壁を巨大キャンバスに見立て、世界中からトップグラフィティアーティストを招いて毎年新作を描き続けるプロジェクトです。

カラフルで大胆、時に政治的メッセージを含んだアート作品が壁一面に広がる光景は圧巻。インスタグラムのフォトジェニックスポットとして若者に大人気で、週末には世界中から観光客が押し寄せます。入場料は無料(一部ギャラリーは有料)。

周辺にはヒップなカフェ、クラフトビール醸造所、ギャラリーが点在し、夜になるとクラブやバーが賑わいを見せます。毎月第2土曜日には「Wynwood Art Walk」が開催され、ギャラリーが深夜まで営業してアートファンで街が埋め尽くされます。アート好きなら半日は確保したい場所です。

ビスケーン国立公園(Biscayne National Park)

マイアミ中心部から車で約45分、カリブ海に浮かぶ島々と透明度抜群の海を有する国立公園。公園の95%が海という珍しい構造で、シュノーケリング、ダイビング、カヤック、グラスボートツアーなどマリンアクティビティの宝庫です。

サンゴ礁には熱帯魚が群れをなし、運が良ければマナティーやウミガメに出会えることも。ボートツアー(約3時間・$45〜)は事前予約推奨。都会の喧騒を離れて、大自然に浸れる貴重なスポットです。

その他の注目スポット

ペレス美術館(Pérez Art Museum Miami)

近現代アートの殿堂。ビスケーン湾を望むテラスが絶景

ベイサイド・マーケットプレイス

ショッピングとグルメが集結。夜はライブ音楽も

コーラル・ゲーブルズ(Coral Gables)

地中海風の高級住宅街。優雅な街並みを散策

ジャングル・アイランド(Jungle Island)

熱帯動物園。フラミンゴやオウムとの触れ合いが人気

マイアミのグルメ

正直に言います。マイアミ旅行の30%は「食」です。

マイアミの食文化は、キューバ、ハイチ、ブラジル、ペルーなど中南米諸国からの移民が持ち込んだ伝統料理と、最先端のフュージョン料理が共存する、まさに「食のるつぼ」。朝はキューバンコーヒーで目を覚まし、ランチにストーンクラブを頬張り、夜はセビーチェとモヒートでパーティー——これぞマイアミスタイル。

絶対食べたいマイアミ名物

料理名 どんな料理? 価格
ストーンクラブ(Stone Crab) パキッと割れる甘い蟹肉をマスタードソースで。マイアミの海の幸の王様! $35〜60
キューバンサンドイッチ ローストポーク、ハム、チーズ、ピクルスを挟んでプレス。外はカリッ、中はジューシー $8〜12
セビーチェ(Ceviche) 新鮮な魚介をライムでマリネしたペルー料理。さっぱりピリ辛で暑い日にぴったり $12〜18
ロパ・ビエハ(Ropa Vieja) 「古い服」という名の牛肉煮込み。トマトと香辛料が効いたキューバの家庭料理 $15〜20
キューバンコーヒー(Cafecito) 極濃エスプレッソに砂糖たっぷり。一口で目が覚める強烈な甘さと苦味! $1.50〜3
キーライムパイ フロリダ特産のライムを使った爽やかな酸味のパイ。デザートの定番 $6〜9

おすすめレストラン&グルメエリア

Joe’s Stone Crab(サウスビーチ)

創業1913年の老舗。ストーンクラブの聖地。予約不可なので開店前から並ぶ覚悟を

Versailles Restaurant(リトル・ハバナ)

キューバ料理の代名詞。地元民で常に満席。ボリューム満点プレートが$12〜

Zuma Miami(ダウンタウン)

日本料理のハイエンド。ビスケーン湾を望む絶景テラス席が人気

La Sandwicherie(サウスビーチ)

深夜3時まで営業のフレンチサンド屋。クラブ帰りの定番

グルメTips

ストーンクラブは10月15日〜5月15日のみの季節限定。夏に訪れる方は要注意。また、人気店は1〜2時間待ちが当たり前なので、開店30分前に並ぶか、オフピークタイムを狙いましょう。

ショッピング&お土産

マイアミは「ショッピング天国」でもあります。高級ブランドから地元デザイナーまで、あらゆるスタイルが揃います。

主要ショッピングエリア

リンカーン・ロード・モール

サウスビーチの歩行者天国。Apple、H&M、Zaraなど有名ブランド揃い

バル・ハーバー・ショップス

超高級ブティック集結。Gucci、Prada、Chanelが勢揃い

ドルフィン・モール

アウトレット。アメリカブランドを格安でゲット

デザイン・ディストリクト

アートギャラリーとラグジュアリーブランドが融合。インスタ映えスポット多数

おすすめお土産:キューバンコーヒー豆、マイアミヒート(NBA)グッズ、アールデコデザインのポスター、フロリダ特産のキーライムジャム、ストリートアートのプリントTシャツ。

エンターテイメント&ナイトライフ

マイアミの夜は眠りません。サウスビーチのクラブは深夜2時からが本番で、ビーチクラブでは朝まで音楽が鳴り響きます。世界的なDJが集まるパーティーシーンは、ニューヨークやロサンゼルスを凌ぐレベル。

人気ナイトスポット

LIV Nightclub

セレブ御用達の超高級クラブ。入場料$50〜100、ドレスコード厳格

Mango’s Tropical Café

サルサダンスショーが毎晩開催。観光客に人気のオープンエアバー

Ball & Chain

リトル・ハバナの老舗。ライブサルサ音楽とキューバカクテルが最高

Nikki Beach Miami

ビーチクラブの元祖。昼はプール、夜はDJパーティー

ナイトライフのマナー

高級クラブはドレスコード厳格(スニーカー・短パンNG)。事前にゲストリストに登録すると入場がスムーズ。チップは飲み物代の15〜20%が相場。21歳未満は入場不可なので、パスポート必携です。

ホテル選びのコツ

マイアミのホテル選びは「何を優先するか」で決まります。ビーチアクセス、ナイトライフ、静けさ——それぞれのエリアに個性があります。

エリア別ホテルガイド

エリア 特徴 価格帯(1泊) こんな人におすすめ
サウスビーチ ビーチ、クラブ、観光の中心地 $150〜500 ナイトライフを満喫したい人
マイアミビーチ(北部) 静かな高級リゾートエリア $200〜800 ファミリー、リゾート志向
ダウンタウン ビジネス街、ベイサイド近い $120〜300 出張、コスパ重視
コーラル・ゲーブルズ 優雅な住宅街、閑静 $180〜400 大人の静かな滞在

予約のコツ:年末年始とArt Basel Miami期間(12月初旬)は価格が2〜3倍に跳ね上がるので、3か月前の早期予約が必須。オフシーズン(5〜9月)なら格安で高級ホテルに泊まれるチャンスです。

2泊3日モデルコース

1日目:サウスビーチ満喫&アールデコ探訪

10:00 マイアミ国際空港到着、Uberでサウスビーチのホテルへ

12:00 ビーチでリラックス、La Sandwicherieでランチ

14:00 アールデコ・ウォーキングツアー(90分・$30)

16:30 リンカーン・ロード・モールでショッピング

18:00 ホテルで休憩、シャワー

20:00 Ocean Driveのテラスでディナー、夜はMango’s Tropical Caféでサルサショー

2日目:リトル・ハバナ&ウィンウッド・アート巡り

09:00 ホテルで朝食、チェックアウト

10:30 Uberでリトル・ハバナへ、Versaillesでキューバンコーヒー

12:00 Calle Ocho散策、シガーショップ見学

14:00 ウィンウッド・ウォールズでストリートアート鑑賞

16:00 ウィンウッド地区のクラフトビール醸造所でひと休み

19:00 Zuma Miamiで日本料理ディナー、夜はLIV Nightclubでパーティー

3日目:ビスケーン国立公園&出発

08:00 早朝レンタカーでビスケーン国立公園へ

10:00 グラスボートツアー(3時間)、シュノーケリング

14:00 マイアミに戻る途中、ベイサイド・マーケットプレイスでランチ

16:00 空港へ、帰国便へ搭乗

ベストシーズン

春(3〜5月)

★★★★★

気温25〜30℃、湿度低め。Spring Breakで賑わうが、天候は最高。ビーチ日和が続く理想的な季節

夏(6〜8月)

★★★☆☆

気温30〜35℃、高湿度。午後のスコールあり。ホテルは安いが、蒸し暑さは覚悟を。ビーチは快適

秋(9〜11月)

★★☆☆☆

ハリケーンシーズン(9月がピーク)。天候不安定。10月後半〜11月は穴場で価格安い

冬(12〜2月)

★★★★★

気温20〜25℃、快適。北米から避寒客殺到で価格高騰。Art Basel期間(12月初旬)は超混雑

結論:ベストシーズンは12〜4月。冬のマイアミは「永遠の夏」が楽しめる最高の逃避先です。予算重視なら5月、9月後半、10月がコスパ良し。ハリケーンシーズン(6〜11月)は保険加入をお忘れなく。

実用情報

交通手段

マイアミは車社会ですが、観光エリアは意外とコンパクト。サウスビーチ内なら徒歩でOK、それ以外はUberとメトロムーバー(無料のループ電車)を駆使しましょう。

交通手段 料金 使いどころ
Uber/Lyft $8〜20(市内移動) 一番便利。ダウンロード必須
メトロムーバー 無料 ダウンタウン周辺のループ電車
メトロレール $2.25(片道) 空港〜ダウンタウン
レンタカー $40〜80/日 郊外観光(エバーグレーズ、キーウェスト)

通信・Wi-Fi

ホテル、カフェ、ショッピングモールはほぼ全域でフリーWi-Fi完備。ただしUber利用やGoogle Maps必須なので、アメリカ対応eSIMの事前購入を強く推奨。5日間10GB で$15〜25程度。

チップ文化

場面 相場
レストラン 会計の15〜20%(サービスチャージ含まない場合)
バー 1杯につき$1〜2
タクシー・Uber 料金の15〜20%
ホテル(ベルボーイ) 荷物1個につき$2〜5

治安・注意事項

安全に楽しむために

• サウスビーチ、ダウンタウン、ウィンウッドなど観光エリアは日中比較的安全。ただし夜間の単独行動は避ける

• リバティシティ、オーバータウンなど北部エリアは治安悪化地域なので近づかない

• ビーチで荷物を放置しない(盗難多発)。貴重品はホテルの金庫へ

• クラブ入場時のIDチェック厳格。パスポート原本必携

• 日差しが強烈!日焼け止め(SPF50以上)、サングラス、帽子は必需品

簡単なスペイン語フレーズ

マイアミではスペイン語が通じる場所も多いので、覚えておくと便利です。

スペイン語 読み方 意味
Hola オラ こんにちは
Gracias グラシアス ありがとう
Por favor ポル ファボール お願いします
¿Cuánto cuesta? クアント クエスタ? いくらですか?
La cuenta, por favor ラ クエンタ ポル ファボール お会計お願いします

まとめ:マイアミは「日常から最も遠い場所」

飛行機を降りた瞬間から感じる熱気、どこからともなく聞こえてくるサルサのリズム、ターコイズブルーの海に浮かぶパステルカラーの建物——マイアミは、あなたが想像する「アメリカ」とはまったく違う顔を見せてくれます。

ここはキューバ、ハイチ、ブラジル、ペルーなど、カリブ海と中南米の文化が交差する「アメリカのラテンゲートウェイ」。朝はキューバンコーヒーで目覚め、昼はビーチでリラックスし、夜はネオンに彩られたクラブで朝まで踊る——1日が48時間に感じられるエネルギッシュな街です。

サウスビーチの眩しい太陽、リトル・ハバナの陽気な笑い声、ウィンウッドのカラフルなミューラル。すべてがあなたの日常を忘れさせ、「今この瞬間を生きる」ことを教えてくれます。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。 マイアミはいつでもあなたを歓迎してくれます。さあ、航空券を検索して、あの青い海とネオンピンクの世界へ飛び込みましょう。

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