ニカラグア旅行完全ガイド2025|観光・費用・治安を徹底解説

太平洋とカリブ海に挟まれ、火山と湖が織りなす壮大な自然。コロニアルな街並みに響くマリンバの音色、通りに漂うガジョピントと焼きトウモロコシの香り。中米最大の淡水湖に浮かぶ火山島、野生のウミガメが産卵に訪れる無人のビーチ。ニカラグアは「中米のサプライズ」と呼ばれる、まだ日本人にほとんど知られていない絶景と冒険の国です。コスタリカより物価が安く、メキシコより観光客が少ない。今この瞬間、あなたが読んでいるこの記事が、あなたの人生で最も忘れられない旅の始まりになるかもしれません。

ニカラグアはまだ「これから」の国です。2018年の政情不安から回復し、2024年現在は治安が劇的に改善。観光インフラも整いつつあり、「穴場の今」を楽しめる最高のタイミングです。この記事では、ニカラグア旅行の魅力・費用・観光スポット・治安情報まで、どこよりも詳しく徹底解説します。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

ニカラグア基本情報

項目 内容
正式名称 ニカラグア共和国(Republic of Nicaragua)
首都 マナグア(Managua)
人口 約690万人
面積 約129,494km²(北海道+九州とほぼ同じ)
公用語 スペイン語
通貨 コルドバ(NIO)※米ドルも広く流通
時差 -15時間(日本が正午のとき前日21時)
宗教 キリスト教(カトリック約50%、プロテスタント約40%)
ビザ 90日以内の観光は不要(パスポート残存6ヶ月以上必須)
気候 熱帯性気候。雨季(5〜11月)、乾季(12〜4月)

日本人にとって最大の朗報は、ビザが不要なこと。パスポートさえあれば、90日間も自由に旅ができます。米ドルが広く使えるので両替の手間も少なく、スペイン語圏初心者でも意外と旅しやすいのがニカラグアの隠れた魅力です。

ニカラグア旅行の費用

正直に言います。ニカラグアは中米で最もコスパが良い旅先の一つです。コスタリカの半額以下で同レベルの自然を楽しめ、メキシコより物価が安い。バックパッカーから快適派まで、予算に合わせた旅ができる懐の深さが魅力です。

航空券の相場

ルート 経由地 所要時間 価格(往復)
成田→マナグア ロサンゼルス、ヒューストン経由 約18〜22時間 12〜20万円
成田→マナグア メキシコシティ経由 約20〜24時間 13〜18万円
成田→マナグア パナマシティ経由 約22〜26時間 14〜22万円
お得情報:アメリカン航空、ユナイテッド航空のセールを狙えば10万円台前半も可能。乾季直前の11月が狙い目!

ホテル・宿泊費の相場

宿泊タイプ 特徴 1泊料金
ドミトリー バックパッカー向け、共同部屋 500〜1,200円
ゲストハウス個室 清潔、シャワー付き、朝食込み多し 2,000〜4,000円
中級ホテル エアコン、WiFi、プール付き多し 5,000〜8,000円
高級リゾート ビーチフロント、スパ、オールインクルーシブ 12,000〜25,000円

驚くべきは宿のコスパです。グラナダやレオンのコロニアル建築を改装したゲストハウスが1泊2,000円台。プール付きの快適ホテルでも5,000円前後。日本のビジネスホテル1泊分で、中米の楽園に3〜4泊できてしまいます。

総費用の目安(7日間の旅)

バックパッカー

15〜20万円

ドミトリー + 自炊中心

  • 航空券: 12万円
  • 宿泊: 5,000円(7泊)
  • 食費: 7,000円
  • 現地交通: 5,000円
  • 観光: 10,000円

スタンダード旅行

25〜35万円

快適ホテル + レストラン

  • 航空券: 15万円
  • 宿泊: 35,000円(7泊)
  • 食費: 35,000円
  • 現地交通: 15,000円
  • 観光・ツアー: 40,000円

リッチ旅行

45〜65万円

高級リゾート + プライベートツアー

  • 航空券: 20万円(ビジネス)
  • 宿泊: 140,000円(7泊)
  • 食費: 70,000円
  • 現地交通: 50,000円(レンタカー)
  • 観光・ツアー: 120,000円

コスパ最強の現地出費

航空券を除けば、7日間で5万円台でも十分快適に旅ができるのがニカラグアの魅力。タイやベトナムと同等の物価水準ながら、観光客が少ないため「ぼったくり」がほぼありません。ビール1本150円、豪華な定食500円、火山トレッキングツアー2,000円。現地での出費を抑えられるからこそ、航空券のグレードアップやアクティビティに予算を回せます。

ニカラグアの魅力的な観光スポット

火山、湖、コロニアル都市、カリブ海のビーチ。ニカラグアは小さな国に驚くほど多様な景色を詰め込んでいます。「中米のサプライズ」と呼ばれる理由を、これから紹介する絶景スポットで実感してください。

グラナダ(Granada)— コロニアル建築が彩る宝石の街

中米で最も美しいコロニアル都市の一つ、グラナダ。カラフルな建物が立ち並ぶ石畳の通り、馬車の蹄の音、広場から聞こえるマリンバの演奏。まるで16世紀のスペイン植民地時代にタイムスリップしたような街並みです。

中心にあるのは鮮やかな黄色のカテドラル(大聖堂)。内部に入ると天井まで届く白い柱と静かな祈りの空間が広がり、外の喧騒がうそのように静まります。鐘楼に登れば、オレンジ色の屋根が連なる旧市街と、遠くにそびえるモンバチョ火山、ニカラグア湖の青い水面が一望できます。この眺めを見た瞬間、「ここに来てよかった」と心から思えるはずです。

夕暮れ時、カジェ・ラ・カルサーダ(Calle La Calzada)を歩いてみてください。レストランのテラス席から漂うグリルチキンの香り、ライブミュージックの音色、笑い声。この通りはグラナダのナイトライフの中心地で、地元の人も観光客も入り混じって夜を楽しんでいます。ビール片手にテラス席でくつろぐ。それだけで幸せを感じられる、そんな街です。

グラナダのおすすめ体験

  • カテドラル鐘楼からのサンセット鑑賞(入場料50コルドバ≒200円)
  • ニカラグア湖ボートツアーで島々を巡る(半日ツアー約2,000円)
  • コンベント・サンフランシスコ博物館で古代彫刻を鑑賞
  • 馬車に乗って旧市街を一周(30分300コルドバ≒1,200円)

レオン(León)— 革命の街と火山サンドボード

グラナダが優雅なら、レオンは情熱的。ニカラグア革命の歴史が刻まれた壁画、若者であふれる大学都市、そして何よりアドレナリン全開のアクティビティが待っている街です。

セロ・ネグロ火山(Cerro Negro)でのサンドボードは、ニカラグア旅行のハイライトになるはず。真っ黒な火山灰の斜面を、ボードに乗って時速70kmで滑り降りる。スキーとスノーボードを合わせたようなスリルに、心臓が飛び出しそうになります。火山の頂上に立つと、360度の大パノラマ。太平洋の青い水平線と、周囲に連なる火山群が見渡せます。

街に戻れば、レオン大聖堂(Catedral de León)が待っています。中米最大のカテドラルで、真っ白な外観が青空に映える姿は圧巻。屋上に登ることができ、レオンの街並みと遠くの火山を一望できます。赤レンガの屋根が連なる風景は、まるで絵画のよう。

夜はレボルシオン通り(Avenida Revolución)へ。学生たちが集まるバーやカフェが並び、革命の歴史を感じさせる壁画があちこちに。ニカラグアの若いエネルギーを肌で感じられる場所です。

レオンのおすすめ体験

  • セロ・ネグロ火山サンドボードツアー(約3,000円、送迎・装備込み)
  • レオン大聖堂の屋上散策(入場料100コルドバ≒400円)
  • 革命博物館で近代史を学ぶ(ガイド付き推奨)
  • ラス・ペニータス・ビーチでサーフィン(レオンから車で30分)

オメテペ島(Isla de Ometepe)— 湖に浮かぶ双子火山の楽園

ニカラグア湖に浮かぶオメテペ島は、二つの火山が織りなす神秘的な島。コンセプシオン火山(1,610m)とマデラス火山(1,394m)が8の字型の島を形成し、その姿はまるで大地の芸術作品です。

フェリーで島に近づくと、湖の真ん中に巨大な円錐形の火山がそびえ立つ光景に息を呑みます。「湖に火山?」と最初は混乱するかもしれませんが、これが中米最大の淡水湖ニカラグア湖の不思議な魅力です。

コンセプシオン火山の登山は上級者向け(往復8〜10時間)ですが、マデラス火山は中級者でもチャレンジできます。山頂付近にあるクレーター湖は、エメラルドグリーンの水をたたえた秘密の池。熱帯のジャングルを抜け、泥だらけになりながら登った先に現れる絶景は、一生忘れられない景色になります。

ハイキングに疲れたら、オホ・デ・アグアの天然プールで泳いだり、島の南部にあるサント・ドミンゴ・ビーチで淡水ビーチを楽しんだり。オメテペ島は冒険とリラックスが同居する、不思議な魅力を持った場所です。

オメテペ島のおすすめ体験

  • マデラス火山トレッキング(ガイド必須、約5,000円)
  • オホ・デ・アグアの天然プールで泳ぐ(入場料約200円)
  • レンタルバイクで島一周(1日約1,500円)
  • サント・ドミンゴ・ビーチでカヤック(レンタル1時間約500円)

マサヤ火山国立公園(Masaya Volcano National Park)— 地獄の釜を覗く

「世界で最も近づける活火山」の一つ、マサヤ火山。車でクレーターのすぐ近くまで行け、真っ赤に燃える溶岩を肉眼で見られる、信じられないような体験ができます。

夕暮れ時のツアーに参加すると、暗闇の中で赤く光る溶岩がより鮮明に見えます。クレーターの縁に立つと、地の底から湧き上がるゴゴゴという低音、硫黄の匂い、熱風。地球が生きていることを五感で感じられる場所です。スペイン植民地時代、人々はこの火山を「地獄の入り口」と呼び、悪魔を追い払うために十字架を立てたほど。その迫力は今も変わりません。

公園内にはサンティアゴ・クレーターの展望台もあり、昼間は緑のカルデラ地形と遠くの湖を一望できます。夜と昼、両方の顔を見ることをおすすめします。

安全に楽しむためのポイント

マサヤ火山は現在も活動中の火山です。ツアーに参加し、ガイドの指示に従うことが重要。夜のツアーでは懐中電灯必須、風向きによっては硫黄ガスが強いため長時間の滞在は避けましょう。入場料は外国人200コルドバ(約800円)。マナグアやグラナダから日帰りツアーが多数出ています(約3,500円〜)。

リトル・コーン島(Little Corn Island)— カリブ海の秘島パラダイス

車もバイクもない、自転車と徒歩だけの小さな島。透明度抜群のカリブ海、ヤシの木陰に揺れるハンモック、波の音だけが聞こえる静寂。リトル・コーン島は、時間を忘れて過ごせる楽園です。

本土からビッグ・コーン島まで飛行機で1時間、そこから小型ボートで30分。たどり着くまでの道のりが長いからこそ、島の特別感は格別です。白砂のビーチは人影もまばらで、シュノーケリングをすれば色とりどりの熱帯魚、運が良ければウミガメやマンタに出会えます。

島にはレゲエが流れるバーや、新鮮なロブスターが食べられるレストランが点在。電気は太陽光か発電機だけで、夜は星空がこぼれるように輝きます。何もしない贅沢を味わえる場所。スマホを置いて、ただ海を眺めて過ごす。それがこの島の正しい楽しみ方です。

ダイビングスポットとしても有名で、ダイビングライセンスをここで取得する旅行者も多いとか。物価はニカラグア本土より高めですが、それでもカリブ海のリゾートとしては破格のコスパです。

リトル・コーン島のおすすめ体験

  • シュノーケリングツアー(半日約3,000円、装備込み)
  • ダイビング(2ダイブ約10,000円)
  • サンセット・ビーチバーでカクテル
  • 島一周ハイキング(約2時間、ビーチ巡り)

その他の見逃せないスポット

サン・フアン・デル・スル

太平洋側のサーフタウン。ビーチリゾートとナイトライフが融合した若者の街。サンセットクルーズが人気。

セルバ・ネグラ・エコロッジ

マタガルパ近郊の雲霧林。コーヒー農園と熱帯雨林が融合したエコツーリズムの聖地。バードウォッチングに最適。

モンテリマール自然保護区

太平洋側の湿地帯。ウミガメの産卵地として有名。7〜12月はウミガメ観察ツアーが催行。

ソロティナメ諸島

ニカラグア湖南部の群島。素朴な芸術家コミュニティが暮らし、絵画や彫刻が有名。のんびりアートツアー。

エステリ

北部の高原都市。革命の歴史と葉巻産業で有名。壁画アートが街中に。涼しい気候で避暑地としても人気。

ラグナ・デ・アポヨ

グラナダ近郊の火山クレーター湖。透明度が高く泳ぎに最適。湖畔のエコロッジでのんびり滞在がおすすめ。

ニカラグアのグルメと名物料理

正直に言います。ニカラグアのグルメは、中米で最も過小評価されています。

豆と米の素朴な味、カリブ海のシーフード、トロピカルフルーツの爆発的な甘さ。ニカラグアの食は「派手さ」はないけれど、「毎日食べたくなる」おいしさがあります。そして何より安い。500円でお腹いっぱいになれる幸せを、ぜひ味わってください。

絶対食べたいニカラグア料理

料理名 どんな料理? 価格目安
ガジョピント
(Gallo Pinto)
赤豆と米を炒めたニカラグアの国民食。朝食の定番で、ジュワ〜っと香るニンニクと玉ねぎの香りが食欲をそそる。目玉焼き、トルティーヤ、チーズと一緒に。 150〜300円
ビゴロン
(Vigoro
n)
バナナの葉に盛られたユッカ芋、豚の皮のチチャロン、キャベツサラダの三重奏。カリッとした豚皮とホクホクのユッカが絶妙。グラナダの名物。 200〜400円
ナカタマル
(Nacatamal)
バナナの葉で包んだニカラグア版タマル。豚肉、米、じゃがいも、トマトがぎっしり。週末の朝食に家族で食べる国民食。ボリューム満点! 150〜350円
インディオ・ビエホ
(Indio Viejo)
牛肉をコーンと野菜で煮込んだシチュー。トロトロに煮込まれた肉とコーンの甘みが優しい味。家庭料理の温かさを感じる一品。 300〜500円
ケシージョ
(Quesillo)
トルティーヤに溶けるチーズと酸味のあるクリーム、玉ねぎのピクルスをのせた軽食。ビニール袋に入れてもらい、歩きながら食べるのが現地スタイル。 80〜150円
ロンドン
(Rondón)
カリブ海側の名物シーフードシチュー。ココナッツミルクベースに魚、貝、ユッカ芋、バナナが入った濃厚スープ。リトル・コーン島で必食。 600〜1,000円
トレス・レチェス
(Tres Leches)
3種のミルクをたっぷり染み込ませたスポンジケーキ。しっとり甘〜いデザートで、ニカラグア人が愛してやまないスイーツ。 150〜300円

飲み物とカフェ文化

ニカラグアはコーヒー大国です。マタガルパやヒノテガの高地で栽培されるコーヒー豆は、世界中のロースターが買い付けに来る高品質。なのに現地では1杯50円で飲めてしまう。カフェに入れば、香り高いエスプレッソやコールドブリューが格安で楽しめます。

ピノリージョ(Pinolillo)は、焙煎したトウモロコシとカカオの粉を牛乳や水で溶いた伝統飲料。甘くて香ばしく、朝食と一緒に飲むのが定番。トステ(Tiste)も同様のコーン飲料で、こちらはカカオの風味が強め。初めての味だけど、なぜか懐かしい。そんな不思議な飲み物です。

おすすめレストラン&食エリア

メルカド・ムニシパル(グラナダ)

ローカル市場でガジョピントやビゴロンを激安で。朝食100円台から。活気あふれる現地の空気を体感できる。

カジェ・ラ・カルサーダ(グラナダ)

レストラン通り。西洋料理から伝統料理まで多彩。テラス席でビール片手にライブミュージック。

Café Chavalos(グラナダ)

元ストリートチルドレン支援のカフェ。高品質コーヒーと手作りデザートが絶品。社会貢献しながら美味しいものを。

Pan y Paz(レオン)

ベーカリーカフェ。焼きたてパンとコーヒーが朝食に最高。学生やノマドワーカーで賑わう。

リトル・コーン島のロブスター

ビーチ沿いのレストランで新鮮ロブスターが1,500円前後。グリルかガーリックバターで。カリブ海のご褒美。

La Cocina de Doña Haydee(マサヤ)

家庭料理の名店。ナカタマルとインディオ・ビエホが絶品。現地の人に愛される老舗。

飲料水は注意

水道水は飲まず、ボトル水を購入しましょう(500mlで約50円)。氷も避けた方が無難。レストランでは「Agua embotellada(ボトル水)」と伝えれば大丈夫。屋台や市場の食べ物は清潔そうな店を選び、生野菜は避けるのが賢明です。

ニカラグアならではの文化体験

ニカラグアは観光地化されていないからこそ、「本物の中米文化」に触れられる場所です。革命の歴史、伝統工芸、コーヒー農園ツアー。その国でしかできない体験があなたを待っています。

コーヒー農園ツアー

世界トップレベルのコーヒーがどう作られるか、実際に見て、触れて、味わえます。マタガルパやヒノテガの農園では、収穫から焙煎までのプロセスを見学できるツアーが充実。コーヒー豆を手摘みし、焙煎したてのコーヒーをその場でカッピング。香りの違いを学びながら、農園主の情熱的な話を聞く。コーヒー好きにはたまらない体験です。

革命史跡巡り

レオンの壁画、エステリの革命博物館。1979年のニカラグア革命の歴史は今も街のあちこちに刻まれています。壁一面に描かれた革命家の肖像、銃弾の跡が残る建物。激動の時代を生きた人々の証言を聞くガイドツアーは、観光ではなく「学び」になります。

民芸品ショッピング

マサヤのメルカド・デ・アルテサニアスは民芸品の宝庫。手編みのハンモック、陶器、木彫り、レザー製品が所狭しと並びます。職人が目の前で作業しているのを見られるのも魅力。お土産だけでなく、実際に使える品質の高い工芸品が格安で手に入ります。

サーフィン&アドベンチャースポーツ

太平洋側のサン・フアン・デル・スルやポポヨは、サーフィンのメッカ。世界中からサーファーが集まり、初心者向けのレッスンも充実しています。セロ・ネグロの火山サンドボード、オメテペ島のジップライン、モンバチョ火山のキャノピーツアー。ニカラグアはアドレナリン中毒にはたまらない国です。

ニカラグアのベストシーズンと気候

ニカラグアは熱帯性気候で、一年を通して暖かいですが、乾季と雨季で旅の快適さが大きく変わります。目的に合わせたシーズン選びが、旅の成功の鍵です。

乾季(12〜4月)★★★★★

最高の観光シーズン。ほぼ毎日快晴、気温は日中30〜35℃で湿度が低く過ごしやすい。ビーチ、火山トレッキング、すべてのアクティビティに最適。ただし12月後半〜1月はハイシーズンで観光客多め、宿が高騰。

おすすめ度:★★★★★

雨季初期(5〜7月)★★★☆☆

スコールが1日1〜2回降る程度で、午前中は晴れることが多い。観光客が少なく、宿も安い。緑が濃くなり景色が美しい時期。ただし突然の雨に備えて雨具必須。ビーチは波が高め。

おすすめ度:★★★☆☆

雨季本格化(8〜10月)★★☆☆☆

雨が多く、時に一日中降り続くことも。9〜10月はハリケーンシーズンで太平洋・カリブ海側は荒れる可能性あり。島への移動が困難になることも。ただし自然は最も生き生きとして美しい。オフシーズン料金で格安。

おすすめ度:★★☆☆☆

雨季終盤(11月)★★★★☆

雨が減り始め、緑が豊かで美しい時期。観光客が少なく、乾季の快適さと雨季の安さのいいとこどり。コスパ重視なら11月が狙い目。航空券も安くなる時期。

おすすめ度:★★★★☆

結論:いつ行くべき?

初めてのニカラグアなら、2〜4月の乾季がベスト。天気を気にせずすべてを楽しめます。コスパ重視なら11月、混雑を避けたいなら5〜6月。ハリケーンリスクがある9〜10月は避けるのが無難です。

ニカラグア旅行の治安と安全対策

「ニカラグアって危険じゃないの?」これは誰もが抱く疑問です。正直に答えます。2018年の政情不安から回復し、2024年現在のニカラグアは、中米で最も治安が良い国の一つです。もちろん注意は必要ですが、過度な恐怖は不要です。

現在の治安状況

観光地であるグラナダ、レオン、サン・フアン・デル・スル、オメテペ島は観光警察が巡回し、安全性が保たれています。日中の観光で危険を感じることはまずありません。マナグアは首都ですが治安にばらつきがあり、夜間の一人歩きは避けるべきエリアもあります。

リトル・コーン島のような離島は非常に治安が良く、財布をテーブルに置いたままでも盗まれないほど。ただし油断は禁物。どの国でも共通の旅の鉄則を守りましょう。

安全に旅するための基本ルール

貴重品管理

  • パスポートはホテルの金庫に。外出時はコピーを携帯
  • 現金は分散して持ち、大金は持ち歩かない
  • バッグは常に前に抱える、リュックは避ける
  • スマホやカメラを見せびらかさない

移動と夜間行動

  • 夜間の一人歩きは避ける、特にマナグア
  • タクシーは信頼できる会社(ホテルで呼んでもらう)を利用
  • 長距離バスは昼間に移動、夜行は避ける
  • 人気のない路地や暗い道は避ける

健康と衛生

  • 水道水は飲まない、ボトル水を購入
  • 虫除けスプレー必須(デング熱・マラリア対策)
  • 生野菜や氷は避ける、火の通ったものを食べる
  • 海外旅行保険に必ず加入(医療費が高額)

緊急連絡先

  • 警察:118
  • 救急:128
  • 消防:115
  • 観光警察(グラナダ):+505 2552-4796
  • 在ニカラグア日本大使館(コスタリカ経由):+506 2232-1255

※ニカラグアに日本大使館はなく、コスタリカの日本大使館が兼轄しています。

ニカラグア旅行の実用情報

通信・インターネット(eSIM推奨)

ニカラグアではeSIMが便利です。空港で現地SIMを買うこともできますが、事前に日本でeSIMを購入しておけば到着後すぐにネットが使えます。主要都市やホテルではWiFiが普及していますが、速度は遅め。GoogleマップやUber的なアプリを使うなら、モバイルデータは必須です。

おすすめeSIMプラン

  • Airalo:中米パック 3GB/7日間 約1,500円
  • Holafly:無制限データ 7日間 約4,500円
  • 現地SIM:Claro/Movistar 5GB/月 約1,000円(空港・コンビニで購入可)

通貨と支払い方法

ニカラグアの通貨はコルドバ(NIO)ですが、米ドル(USD)も広く流通しており、観光地ではほぼどこでも使えます。レートは1USD=約36NIO(2025年現在)。両替は空港、銀行、両替所で可能。クレジットカードはVisa/Mastercardが主要都市で使えますが、手数料がかかることも。ATMは都市部に多く、米ドルまたはコルドバで引き出せます。

お金の持ち方のコツ

米ドル現金を日本から持参し、現地で必要な分だけコルドバに両替するのがおすすめ。小さな商店や屋台では現金のみ。クレジットカードはホテルやレストランで使えますが、3%程度の手数料を取られることもあるので確認を。ATM利用時はスキミング防止のため、銀行内のATMを使いましょう。

空港アクセス

ニカラグアの玄関口はアウグスト・セサル・サンディーノ国際空港(MGA)、通称マナグア空港。首都マナグアから東へ約11km。空港からグラナダへは約50km(車で1時間)、レオンへは約90km(車で1.5時間)。

交通手段 目的地 所要時間 料金
シャトルバス グラナダ 1時間 $25〜35
シャトルバス レオン 1.5時間 $35〜45
タクシー グラナダ 1時間 $50〜60
レンタカー 自由に移動 $40〜/日

国内移動

チキンバス(Chicken Bus)は、アメリカの廃校バスを改造したカラフルなローカルバス。激安(グラナダ〜レオン50コルドバ≒200円)だけど、混雑して時間がかかり、スリのリスクもあるので荷物管理に注意。シャトルバスは観光客向けで快適、ホテル送迎付き(グラナダ〜レオン$15〜20)。時間を買うならシャトル、冒険を楽しむならチキンバス、という選択です。

レンタカーは道路状況が良い乾季なら便利。ただし運転マナーが荒く、標識が少ないため注意が必要。国際免許証が必須です。

覚えておくと便利なスペイン語

日本語 スペイン語 発音
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント・クエスタ
トイレはどこ? ¿Dónde está el baño? ドンデ・エスタ・エル・バーニョ
助けて Ayuda アユーダ
英語を話せますか? ¿Habla inglés? アブラ・イングレス
おいしい Delicioso デリシオソ
お会計お願いします La cuenta, por favor ラ・クエンタ・ポル・ファボール

持ち物チェックリスト

必須アイテム

  • パスポート(残存6ヶ月以上)
  • 海外旅行保険証
  • 米ドル現金
  • クレジットカード(Visa/Mastercard)
  • eSIM or SIMフリースマホ

服装

  • 軽い長袖(虫除け・日焼け対策)
  • 速乾性のTシャツ
  • 歩きやすいスニーカー
  • サンダル(ビーチ・シャワー用)
  • 帽子、サングラス

衛生・健康

  • 虫除けスプレー(DEET配合)
  • 日焼け止め(SPF50+)
  • 常備薬(胃腸薬、解熱剤)
  • 除菌シート、ハンドサニタイザー
  • モバイルバッテリー

あると便利

  • 防水バッグ(雨季・ビーチ)
  • ドライバッグ(火山トレッキング)
  • 水筒(エコ&節約)
  • ヘッドライト(停電対策)
  • スペイン語会話帳

まとめ — ニカラグアで自分を超える旅を

カラフルなコロニアル都市、真っ赤に燃える火山の溶岩、カリブ海の透明な海、地元の人々の温かい笑顔。ニカラグアは「中米のサプライズ」という呼び名にふさわしい、驚きと発見に満ちた国です。

日本からのフライトは長いけれど、その分たどり着いた時の感動は大きい。物価が安いから、学生も社会人も、予算を気にせず冒険できる。観光地化されていないから、「本物の中米」に出会える。火山をサンドボードで滑り降りたり、湖に浮かぶ島でトレッキングしたり、ハンモックで波の音を聞きながら昼寝したり。ニカラグアでしかできない体験があなたを待っています。

飛行機を降りた瞬間、サムギョプサルの香ばしい匂い…ではなく、焼きトウモロコシとガジョピントの香りが漂い、マリンバの音色が耳に届く。カラフルな建物が並ぶ石畳の通りを歩き、火山が湖に映る景色を見つめる。その瞬間、あなたは日本の日常から遠く離れた、まったく新しい世界にいることを実感するはずです。

「ニカラグアに行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。

まだ混雑していない今だからこそ、ゆっくりと自分のペースで旅ができます。地元の人と笑顔で挨拶を交わし、名前も知らない絶景に出会い、「ここに来てよかった」と心から思える。そんな旅が、ニカラグアにはあります。

さあ、フライトを検索しましょう。ニカラグアがあなたを待っています。

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