飛行機の窓から見える真っ青なペルシャ湾、その小さな島国に足を踏み入れた瞬間、アラビアンナイトの世界が目の前に広がります。純白のシェイク・イサ・ビン・サルマーン・コーズウェイを渡りながら、海風に乗って届くスパイスとバラの香り。夜になれば、まるで未来都市のように輝く高層ビル群と、5000年の歴史を刻む古代遺跡が同じ空の下で共存している——それがバーレーン。日本から直行便でアクセスできないのが惜しいほど、中東の中でも群を抜いて旅しやすく、そして深く心に刻まれる国です。「中東って治安が心配」「言葉が通じるか不安」そんな声も聞こえてきますが、読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。
バーレーンってどんな国?基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | バーレーン王国(Kingdom of Bahrain) |
| 首都 | マナーマ(Manama) |
| 公用語 | アラビア語(英語も広く通じる) |
| 通貨 | バーレーン・ディナール(BHD)1BHD=約400円 |
| 時差 | 日本より−6時間(サマータイムなし) |
| フライト時間 | 乗り継ぎで約14〜17時間(ドバイ経由が一般的) |
| ビザ | 14日以内の観光ならアライバルビザ可(25BHD≒10,000円) |
| 宗教 | イスラム教(シーア派とスンニ派) |
| 面積 | 約765km²(東京23区の約1.2倍) |
| 人口 | 約170万人(外国人労働者が半数以上) |
バーレーンは「真珠の島」として古くから栄えたペルシャ湾の小さな島国。面積は東京23区よりやや大きい程度ですが、その中に現代と古代が融合した唯一無二の世界が広がっています。中東の中では比較的リベラルで、女性一人旅でも訪れやすいのが特徴。アライバルビザで入国できるので、準備も簡単です。正直なところ、「中東旅行デビュー」には最適の国だと断言できます。
バーレーン旅行にかかる費用
「中東って高いんでしょ?」という声をよく聞きますが、実はバーレーンは思ったより手が届きやすい旅先です。ドバイのような派手さはありませんが、その分、質の高い体験にお金を使える——それがバーレーン旅行の魅力。3泊5日で考えた場合の予算感をリアルにお見せします。
航空券の相場
| 航空会社 | 経由地 | 往復料金 |
|---|---|---|
| エミレーツ航空 | ドバイ経由 | 8万〜15万円 |
| カタール航空 | ドーハ経由 | 9万〜16万円 |
| エティハド航空 | アブダビ経由 | 8.5万〜14万円 |
| ターキッシュエアラインズ | イスタンブール経由 | 7万〜13万円 |
お得に行くコツ
ドバイやドーハでストップオーバー(途中降機)をすると、1回の旅で2都市楽しめます!エミレーツやカタール航空は無料ホテルやツアーを提供していることも。また、11月〜3月の旅行シーズンは料金が上がるので、4月〜10月の早期予約がねらい目です。
ホテル相場(1泊あたり)
| グレード | ホテルタイプ | 1泊料金 |
|---|---|---|
| エコノミー | 3つ星ホテル・ゲストハウス | 4,000〜8,000円 |
| スタンダード | 4つ星ホテル(朝食込み) | 10,000〜18,000円 |
| ラグジュアリー | 5つ星リゾート・高級ホテル | 25,000〜60,000円 |
バーレーンは意外とホテルが充実しています。特にマナーマの中心部には、外資系の有名チェーンから地元のブティックホテルまで選択肢が豊富。ビジネス客が多い国なので、平日と週末(金・土曜日)で料金が変わることも。週末は観光客向けにプールやスパを開放するホテルが多く、ちょっとリッチな体験ができます。
3泊5日の総予算(タイプ別)
節約旅行
12〜18万円
エコノミー航空券 + 3つ星
- 航空券: 7〜10万円
- ホテル: 1.2〜2.4万円
- 食費・観光: 3〜5万円
スタンダード旅行
20〜30万円
中級航空券 + 4つ星
- 航空券: 10〜14万円
- ホテル: 3〜5.4万円
- 食費・観光: 7〜10万円
リッチ旅行
40〜60万円
ビジネスクラス + 5つ星
- 航空券: 20〜30万円
- ホテル: 7.5〜18万円
- 食費・観光: 12〜20万円
正直に言います——バーレーンは「安い旅先」ではありません。でも、その分、質の高い体験が待っています。世界遺産の古代遺跡、ミシュランレベルの中東料理、砂漠でのラグジュアリーキャンプ。20万円前後で、一生忘れられない体験ができると考えれば、決して高くはないはずです。
絶対に外せない観光スポット
東京23区サイズの小さな国ですが、5000年の歴史が詰まっています。古代文明の遺跡から近代建築、スークの迷路まで——バーレーンでしか見られない景色がここにあります。
バーレーン要塞(カラート・アル・バーレーン)
紀元前2300年、まだ「日本」という概念すら存在しなかった時代に栄えたディルムン文明——その首都がここです。ペルシャ湾を見下ろす丘の上に建つ巨大な城塞跡は、ユネスコ世界遺産に登録されており、バーレーン観光の絶対的なハイライト。
発掘現場がそのまま保存されているので、まるで考古学者になった気分で遺跡を探検できます。地下に降りると、7つの時代の文明層が積み重なっている様子が見える展示があり、圧倒されます。「人類の歴史ってこんなに古いんだ」と、スケールの大きさに鳥肌が立つはず。
併設の博物館には、ディルムン時代の印章や真珠、陶器が展示されており、バーレーンが「真珠の島」として繁栄した歴史を体感できます。夕暮れ時に訪れると、オレンジ色に染まる海と古代遺跡のシルエットが最高にフォトジェニックです。
基本情報
入場料: 大人500フィルス(約150円)
営業時間: 8:00〜20:00(金曜は14:00〜)
所要時間: 1.5〜2時間
アクセス: マナーマ中心部から車で約15分
マナーマ・スーク(伝統市場)
アラビアンナイトの世界に迷い込んだような、迷路のような伝統市場——それがマナーマ・スーク。香水、スパイス、金、布地、工芸品が所狭しと並び、商人たちの呼び込みの声が響き渡る。「中東って怖そう」というイメージを完全に覆してくれる、エネルギーに満ちた場所です。
特におすすめなのが、金のスーク(ゴールド・スーク)。ショーウィンドウ一面に並ぶ金の装飾品は、まるで宝石箱をひっくり返したよう。アラビアンデザインの繊細なネックレスやブレスレットは、日本ではなかなか見られない美しさ。値段交渉も旅の醍醐味なので、ぜひチャレンジしてみてください。
もう一つの目玉は布地のスーク。カラフルなシルクやコットンが天井まで積み上げられており、オーダーメイドで服を作ってもらうことも可能。1着3,000円程度からカフタン(アラブの伝統服)を仕立ててくれるので、旅の記念にぴったりです。
交渉のコツ
最初に提示される価格の50〜70%が相場と考えてOK。笑顔で「Too expensive!」と言いながら歩き始めると、すぐに値下げしてくれます。ただし、あまり強引に値切るのは失礼なので、楽しみながら交渉を。
アル・ファテフ・グランドモスク
中東最大級のモスクの一つであり、バーレーンのシンボル。純白の大理石で作られた建物は、まるでおとぎ話に出てくる宮殿のよう。そして何よりも素晴らしいのは、非イスラム教徒にも開放されており、無料ガイドツアーに参加できること。
ガイドの方が、イスラム教の基本的な教えから、モスクの建築様式、日々の礼拝の意味まで、丁寧に英語で説明してくれます。「イスラム教って怖い宗教」という誤解が、完全に消え去る瞬間。実際には、平和と寛容を重んじる宗教だと知り、深く感動しました。
内部に入ると、巨大なシャンデリアと手織りの絨毯が目を引きます。7,000人を収容できる礼拝堂の静けさと荘厳さは、まさに圧巻。世界最大級のグラスファイバー製ドームが頭上を覆い、自然光が柔らかく差し込む様子は言葉にできない美しさです。
女性は入場時にアバヤ(黒いローブ)を無料で貸してもらえます。実際に着てみると、「これがイスラムの女性たちの日常なんだ」と新鮮な気持ちに。写真撮影も自由なので、異文化体験の記念にぴったりです。
訪問情報
入場料: 無料(ガイドツアーも無料)
営業時間: 9:00〜16:00(金曜は休館)
所要時間: 1時間
注意事項: 肌の露出を控えた服装で(膝・肩を隠す)
生命の木(Tree of Life)
砂漠のど真ん中に、樹齢400年を超える巨大なアカシアの木が1本だけポツンと立っている——これが「生命の木」。周囲に水源がないのに、なぜこの木だけが生き続けているのか、科学的にも謎に包まれています。
マナーマから車で約40分、何もない砂漠の中をひたすら走ると、突然現れる緑の木。その神秘的な姿に、「本当に生きてる!」と感動します。地元の人々は、この木を神聖なものとして崇めており、バーレーン人なら誰もが知っているランドマークです。
夕暮れ時に訪れると、砂漠が黄金色に染まり、生命の木がシルエットになる景色は息をのむ美しさ。「生命って強い」と、シンプルだけど深いメッセージを受け取れる場所。レンタカーかツアーでしかアクセスできませんが、行く価値は絶対にあります。
バーレーン国立博物館
バーレーンの歴史を深く理解したいなら、まずここから。近代的な建築の中に、5000年の歴史が展示されています。ディルムン文明の遺物、真珠産業の歴史、イスラム文化、現代のバーレーンに至るまで、時系列で学べる構成が素晴らしい。
特に印象的なのが、バーレーンの真珠産業の展示。かつて世界最高品質の真珠を産出し、「真珠の島」として栄えたバーレーン。ダイバーたちが命がけで海に潜り、真珠を採取していた歴史が生々しく伝わってきます。現在は養殖真珠に押されて産業は衰退しましたが、その遺産は今も受け継がれています。
子供向けの体験コーナーもあり、古代の文字を書いたり、伝統的な工芸品を作ったりできるのも魅力。カフェテリアからはペルシャ湾を一望でき、ゆっくり休憩するのにも最適です。
その他の見どころ(グリッド形式)
バブ・アル・バーレーン
スークへの入口となる美しいゲート。夜のライトアップが幻想的
バーレーン・ワールド・トレード・センター
風力発電タービンを備えた革新的なツインタワー。近代バーレーンの象徴
アラド砦
15世紀に建てられた海辺の要塞。夕日の時間帯がベスト
アル・ジャスラ・ハウス
伝統的なバーレーン建築を再現した文化村。工芸品のワークショップも
リファ砦
かつての王宮。バーレーンで最も保存状態が良い歴史建築
ブデイヤ・モスク
バーレーン最古のモスク。シンプルだけど神聖な雰囲気が漂う
バーレーン料理とグルメ体験
正直に言います——バーレーン旅行の50%は「食」です。中東料理と聞くと「ケバブ?フムス?」と思うかもしれませんが、バーレーン料理はそれだけじゃない。ペルシャ、インド、アラビアの影響が混ざり合い、独自の美食文化が花開いています。スパイスの香りと新鮮な魚介、そして想像を超える美味しさに、食の概念が変わります。
絶対に食べたいバーレーン料理
| 料理名 | どんな料理? | 価格相場 |
|---|---|---|
| マチュブース | スパイスで炊き込んだご飯にラム肉や鶏肉を乗せた、バーレーンの国民食。カリッとした玉ねぎとナッツが香ばしい | 3〜6BHD (1,200〜2,400円) |
| ハムール | ペルシャ湾で獲れる高級魚をグリルしたもの。ふっくらジューシーで、レモンとスパイスが効いてる | 5〜10BHD (2,000〜4,000円) |
| マハンマル | 甘いサフランライスのデザート。バターたっぷりで、ローズウォーターとカルダモンの香りが上品 | 1〜2BHD (400〜800円) |
| サンブーサ | パリパリの三角形の揚げ餃子。中身は肉・野菜・チーズなど。食べ歩きの定番 | 0.5〜1BHD (200〜400円) |
| ルグマット | 甘いシロップをたっぷり染み込ませた揚げドーナツ。中東版ドーナツホールで、止まらない美味しさ | 0.3〜0.5BHD (120〜200円) |
| シャワルマ | 中東のケバブサンド。クルクル回る肉の塊から削ぎ落として、野菜と一緒にピタパンに挟む。ガーリックソースが最高 | 1〜2BHD (400〜800円) |
| クナーファ | 細い麺のような生地にチーズを挟んで焼き、甘いシロップをかけた絶品スイーツ。甘じょっぱさのハーモニー | 2〜4BHD (800〜1,600円) |
特におすすめなのは、マチュブース。日本のビリヤニに似ていますが、バーレーンのものはサフランとバラの香りがより強く、一口食べた瞬間に「これはバーレーンの味だ」と分かります。地元のレストランで食べると、おかわり自由の店も多く、お腹いっぱいになるまで堪能できます。
おすすめレストラン&食エリア
Haji’s Cafe
創業70年超の老舗カフェ。朝食のチャパティとカレーが絶品。地元民で常に賑わう
予算: 2〜5BHD / エリア: マナーマ
Saffron by Jena Bakery
高級ペルシャ料理レストラン。ハムールのグリルとサフランライスが極上
予算: 10〜20BHD / エリア: アダリーヤ
Lanterns Restaurant
伝統的なバーレーン料理をモダンにアレンジ。雰囲気も最高でデート向き
予算: 8〜15BHD / エリア: リファ
Block 338
アダリーヤ地区のおしゃれグルメエリア。カフェ・レストラン・バーが集結
予算: 5〜15BHD / エリア: アダリーヤ
Manama Souq Food Stalls
スーク内の屋台街。安くて美味しい地元飯が集結。シャワルマとフレッシュジュースは必食
予算: 1〜3BHD / エリア: マナーマ・スーク
Fusions by Tala
モダンアラビア料理のファインダイニング。特別な夜にぴったり
予算: 20〜40BHD / エリア: ブデイヤ
アルコールについて
バーレーンは中東では珍しく、アルコールが比較的自由に飲める国です。ホテルのバーやレストランでは普通にビールやワインが提供されています。ただし、公共の場での飲酒や酔っ払った状態での外出は違法なので注意。また、ラマダン期間中は日中の飲酒が制限されます。
バーレーンならではの文化体験
観光スポットを巡るだけでは、バーレーンの本当の魅力には触れられません。ここでしかできない体験、ここでしか感じられない文化——それがバーレーン旅行の真骨頂です。
真珠の島の歴史を体験
バーレーンは数千年にわたり「真珠の島」として世界中に知られていました。現在も、ムハッラク島には真珠産業の歴史が色濃く残っており、ユネスコ世界遺産「真珠採取の経路」として登録されています。
ムハッラクの真珠博物館では、かつて命がけで海に潜った真珠ダイバーたちの歴史を学べます。また、伝統的な真珠市場(Pearl Merchant House)では、バーレーン産の天然真珠を購入することも可能。養殖真珠とは比べ物にならない輝きと価格に驚くはずです。
砂漠でのラグジュアリーキャンプ
アラビアの砂漠で一夜を過ごす——これは一生に一度の体験です。バーレーン南部のサキール砂漠では、高級テント(グランピング)で宿泊できるツアーが人気。
夕暮れ時にラクダに乗って砂丘を散策し、伝統的なベドウィンスタイルのディナーを楽しむ。夜は満天の星空の下で、アラビアンコーヒーとデーツをいただきながら、地元のガイドが語る昔話に耳を傾ける。都会の喧騒を完全に忘れ、古代のアラビアにタイムスリップしたような感覚になります。
F1バーレーングランプリ
モータースポーツファンなら、F1バーレーングランプリは外せません。毎年3月〜4月に開催されるこのレースは、中東で最初のF1レース開催地として歴史的。
バーレーン・インターナショナル・サーキットは、砂漠の真ん中に建てられた近代的な施設。ナイトレースの幻想的な雰囲気は、他のF1レースでは味わえない特別なもの。レース期間中は街全体がお祭りムードになり、コンサートやイベントも多数開催されます。
伝統的な陶器作り体験
アル・ジャスラ・ハウスでは、伝統的なバーレーン陶器の制作体験ができます。5000年の歴史を持つディルムン文明の陶芸技術を、現代の職人から直接学べる貴重な機会。自分で作った陶器は持ち帰りOKなので、世界に一つだけのお土産になります。
バーレーンの他都市・エリア
首都マナーマ以外にも、魅力的な都市やエリアが点在しています。小さな国だからこそ、日帰りで複数のエリアを巡ることができるのもバーレーンの魅力です。
ムハッラク
「バーレーンの京都」と呼ばれる歴史地区。真珠産業の中心地として栄えた伝統的な建築が残り、世界遺産にも登録されています。狭い路地を歩くと、タイムスリップしたような感覚に。
アクセス: マナーマから車で約20分
リファ
王宮があるエリアで、バーレーンで最も保存状態の良いリファ砦が見どころ。かつての王の住まいを見学でき、バーレーン王室の歴史を肌で感じられます。周辺には高級ホテルも多い。
アクセス: マナーマから車で約30分
アダリーヤ
「バーレーンの原宿」的な若者の街。Block 338を中心に、おしゃれなカフェ、レストラン、ギャラリーが集結。アートとグルメを楽しむなら絶対ここ。ナイトライフも充実しています。
アクセス: マナーマから車で約15分
アムワージ諸島
人工島に作られた高級リゾートエリア。マリーナ、ビーチクラブ、高級レストランが並び、バーレーンの「リゾート」を体験できます。週末は地元の富裕層で賑わう。
アクセス: マナーマから車で約25分
ハワール諸島
バーレーン本島から船で約1時間の離島。手つかずの自然が残り、バードウォッチングやダイビングのメッカ。絶滅危惧種のアラビアオリックスが生息する保護区もあります。
アクセス: マナーマから船で約1時間
アル・ジャスラ
伝統的なバーレーン文化を体験できる村。伝統建築、工芸品の制作現場、地元の市場など、「昔のバーレーン」を再現。陶器作り体験もできます。
アクセス: マナーマから車で約40分
バーレーン旅行のベストシーズン
「いつ行くのがベスト?」——これはバーレーン旅行で最も重要な質問です。砂漠気候のバーレーンは、季節によって気温が大きく変わります。正直なところ、夏は避けたほうが無難。快適に旅行できる時期を見極めましょう。
春(3月〜5月)
気温: 20〜35℃
降水量: ほぼなし
おすすめ度: ★★★★☆
徐々に暑くなり始める時期。3月はまだ快適で、F1グランプリも開催されます。4月以降は30℃超えの日が増えるので、熱中症対策が必須。砂漠の野花が咲く美しい季節でもあります。
夏(6月〜9月)
気温: 35〜45℃
降水量: ゼロ
おすすめ度: ★☆☆☆☆
灼熱の季節。40℃超えは日常茶飯事で、湿度も高く不快指数MAX。屋外観光はほぼ不可能です。ただし、ホテル料金は最安になるので、屋内アクティビティ中心なら狙い目。
秋(10月〜11月)
気温: 25〜35℃
降水量: 少なめ
おすすめ度: ★★★★★
ベストシーズンの始まり!10月下旬から気温が下がり始め、11月は観光に最適。湿度も低く、カラッとした快適な気候。ただし、人気シーズンなので航空券・ホテルは早めの予約を。
冬(12月〜2月)
気温: 15〜25℃
降水量: やや多い
おすすめ度: ★★★★★
最高のシーズン!日中は半袖で快適、夜は軽い上着が必要な程度。雨が降ることもありますが、基本的に晴天続き。年末年始やバレンタインデーは混雑するので、1月中旬が穴場です。
結論: 11月〜3月がベスト!
バーレーン旅行のゴールデンタイムは、間違いなく11月〜3月。気温は20〜25℃前後で、観光・グルメ・砂漠体験すべてが快適に楽しめます。特に12月〜2月は、ヨーロッパからの避寒客で賑わうハイシーズン。早めの予約がカギです。逆に、6月〜9月の夏は避けるのが賢明——よほどの理由がない限り、この時期は選ばないことをおすすめします。
実用情報 — 旅の準備
通信環境(eSIM・Wi-Fi)
バーレーンの通信環境は中東でもトップクラス。4G/5G回線が全土で安定しており、ストレスなくネットが使えます。旅行者におすすめなのは、事前に購入できるeSIMです。
おすすめeSIMオプション
- Airalo: 1GB/7日間 $5〜、3GB $10〜(中東パッケージあり)
- Holafly: 無制限/5日間 $19〜(バーレーン専用)
- 現地SIM: 空港でZain/Batelco購入可(5GB/1週間 約10BHD≒4,000円)
ホテルやカフェのWi-Fiも充実していますが、移動中や観光地でGoogleマップを使いたいので、eSIMかSIMカードは必須です。
空港アクセス
バーレーン国際空港(BAH)は、マナーマ中心部から約7kmの場所にあり、アクセスは非常に便利です。
| 交通手段 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|
| タクシー | 15〜20分 | 7〜10BHD(2,800〜4,000円) |
| Uber/Careem | 15〜20分 | 5〜8BHD(2,000〜3,200円) |
| 空港バス | 30〜40分 | 0.5BHD(200円) |
| レンタカー | 15分 | 1日10〜25BHD(4,000〜10,000円) |
UberとCareemが普及しており、タクシーより安く快適。空港到着ロビーでアプリを開けば、3〜5分で車が来ます。バスは安いですが、本数が少なく荷物も多いので、あまりおすすめしません。
使えるアラビア語フレーズ
バーレーンでは英語が広く通じますが、簡単なアラビア語を覚えておくと、地元の人との距離がグッと縮まります。
| 日本語 | アラビア語 | 発音 |
|---|---|---|
| こんにちは | مرحبا | マルハバ |
| ありがとう | شكرا | シュクラン |
| さようなら | مع السلامة | マア・サラーマ |
| はい | نعم | ナアム |
| いいえ | لا | ラー |
| いくらですか? | كم السعر؟ | カム・シアー? |
| すみません | عفوا | アフワン |
治安と注意事項
バーレーンは中東の中でも治安が良く、夜でも比較的安全に歩ける国です。ただし、イスラム教国としてのマナーや文化的な配慮は必要です。
服装のルール
モスク訪問時は必ず肌を隠す服装で(膝・肩・髪を覆う)。街中では比較的自由ですが、ショートパンツやタンクトップは避けたほうが無難。ビーチやホテルのプールでは水着OK。
写真撮影の注意
軍事施設、政府施設、王宮は撮影禁止。女性を無断で撮影するのも絶対にNG。モスクや市場では、撮影前に一声かけるのがマナーです。
ラマダン期間中の注意
イスラム暦の9月にあたるラマダン期間中は、日中の公共の場での飲食・喫煙が禁止されます(観光客も含む)。レストランは日没後に営業開始。この時期の旅行は避けるか、ホテル内で過ごす計画を。
緊急連絡先
警察: 999
救急: 999
日本大使館(マナーマ): +973-1771-6565
お金と支払い
バーレーンの通貨はバーレーン・ディナール(BHD)。1BHD=約400円と、かなり高レート。クレジットカードは広く使えますが、スークや小さな店では現金が必要です。
- 空港やホテルで両替可能(レートは普通)
- ATMは至るところにあり、国際キャッシュカードで引き出し可能
- チップ文化はあまりないが、高級レストランでは10%程度
- Visa、Mastercardは広く使える(AMEXは使えない店も)
まとめ — 真珠の島があなたを待っている
飛行機の窓から見える真っ青なペルシャ湾、スパイスとバラの香り、純白のモスクと砂漠に沈む夕日——バーレーンには、他の国では決して味わえない、唯一無二の体験が詰まっています。
5000年前のディルムン文明の遺跡に立つと、人類の歴史の深さに圧倒されます。マナーマ・スークの迷路を歩けば、アラビアンナイトの世界に迷い込んだような高揚感。砂漠で一夜を過ごせば、満天の星空の下で、古代のベドウィンたちが感じた静寂と自由を体感できます。
「中東って怖そう」「言葉が通じるか不安」——そんな不安は、バーレーンに足を踏み入れた瞬間に消え去るはずです。英語が通じ、治安が良く、インフラが整い、そして何よりも人々が温かい。中東旅行の入り口として、これ以上の国はありません。
ページを閉じたら、きっとフライトを検索しているはず。「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。真珠の島があなたを待っています——マルハバ、バーレーンへようこそ。
さあ、真珠の島へ飛び出そう
バーレーンの旅は、きっとあなたの人生を変える体験になります。
11月〜3月のベストシーズンを狙って、忘れられない旅へ。

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