ペルシャ湾の青い海が眼前に広がる。クウェートシティの高層ビル群は太陽の光を反射し、まるで宝石のように輝いている。空気は乾いていて、どこか懐かしいスパイスの香りが風に乗ってくる。中東の伝統と現代が融合したこの国では、朝は荘厳なアザーン(礼拝の呼びかけ)の音で目覚め、昼は最先端のショッピングモールで過ごし、夜は砂漠の星空の下でアラビアンコーヒーを楽しむ。日本から約11時間のフライトで、まったく違う世界が待っています。
クウェートは、中東でも特に裕福な国として知られ、石油産業で栄えた近代的な都市と、古くから続くアラブの伝統文化が共存する魅力的な国です。ドバイやアブダビほど観光地化されていないため、「本物の中東」を体験できる穴場的な旅行先として、旅慣れた人たちの間で注目されています。
この記事では、クウェート旅行に必要なすべての情報——ビザ・費用・観光スポット・グルメ・治安——を徹底解説します。読み終わるころには、きっと「クウェート、行ってみたい!」と思っているはずです。
クウェートの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式国名 | クウェート国(State of Kuwait) |
| 首都 | クウェートシティ(Kuwait City) |
| 公用語 | アラビア語(英語も広く通じる) |
| 通貨 | クウェート・ディナール(KWD) ※1KWD = 約490円(2025年2月現在) |
| 時差 | 日本より6時間遅い(サマータイムなし) |
| フライト時間 | 東京から約11時間(経由便) |
| ビザ | 日本人は到着ビザ取得可能(3か月滞在可、3KWD/約1,470円) |
| 宗教 | イスラム教(スンニ派が多数) |
| 気候 | 砂漠性気候(夏は50℃超、冬は15〜25℃で快適) |
ビザが空港で簡単に取れるので、パスポートと少額の現金(または国際クレジットカード)さえあれば今すぐ行けます。クウェート・ディナールは世界で最も価値の高い通貨の一つですが、物価は思ったほど高くなく、むしろ飲食や交通費は日本より安い場合も多いんです。
クウェート旅行の費用
正直に言います。クウェート旅行は「中東だから高い」というイメージとは裏腹に、工夫次第でリーズナブルに楽しめます。特に宿泊費や食費は、ドバイやアブダビと比べてかなりお得。ここでは3泊5日のモデルケースで、予算別に費用をシミュレーションしてみましょう。
航空券の相場
| 時期・航空会社 | 往復料金(目安) |
|---|---|
| オフシーズン(4〜5月、9〜10月)経由便 | 6〜8万円 |
| ハイシーズン(11〜3月)経由便 | 8〜12万円 |
| GW・年末年始 | 15万円以上 |
| 経由地 | ドバイ、ドーハ、バンコク、イスタンブール経由が一般的 |
お得ポイント:エミレーツ航空やカタール航空のセール時には6万円台で往復できることも!スカイスキャナーやGoogle Flightsで価格アラートを設定しておくと、チャンスを逃しません。
ホテル・宿泊費の相場
| タイプ | 1泊料金 | 3泊合計 |
|---|---|---|
| エコノミーホテル | 3,000〜5,000円 | 9,000〜15,000円 |
| 3つ星ホテル | 7,000〜10,000円 | 21,000〜30,000円 |
| 4つ星ホテル | 12,000〜18,000円 | 36,000〜54,000円 |
| 5つ星ラグジュアリー | 20,000〜40,000円 | 60,000〜120,000円 |
クウェートには、マリオット、ヒルトン、フォーシーズンズなど国際ブランドの高級ホテルが揃っています。でも、中級ホテルでも清潔で快適なので、節約派も安心です。
3泊5日の総費用シミュレーション
節約旅行
10〜15万円
エコノミーホテル + 経由便
- 航空券: 6〜8万円
- 宿泊: 1〜1.5万円
- 食費: 1.5〜2万円
- 観光・交通: 1.5〜2万円
スタンダード
15〜25万円
3〜4つ星ホテル + 経由便
- 航空券: 8〜12万円
- 宿泊: 3〜5万円
- 食費: 2〜3万円
- 観光・交通: 2〜3万円
リッチ旅行
30万円以上
5つ星ホテル + 快適フライト
- 航空券: 12〜15万円
- 宿泊: 6〜12万円
- 食費: 4〜6万円
- 観光・交通: 3〜5万円
コスパの良さに驚くはず
中東旅行というと「高級」なイメージがありますが、クウェートは庶民的なローカルフードやリーズナブルな交通手段が充実しています。特にローカルレストランなら1食300〜500円で満足できるので、食費を抑えつつ本場のアラビア料理を楽しめます。
クウェートの必見観光スポット
クウェートは小さな国ですが、訪れるべき魅力的なスポットが凝縮されています。近代建築、伝統文化、博物館、ビーチリゾート——多様な楽しみ方ができるんです。ここでは、絶対に外せない観光スポットを厳選して紹介します。
クウェート・タワーズ(Kuwait Towers)
クウェートのシンボルといえば、このクウェート・タワーズ。ペルシャ湾に面してそびえる3つの塔は、まるでSF映画に出てくるような近未来的なデザイン。夕暮れ時、塔が青い海を背景にライトアップされると、息をのむほど美しい光景が広がります。
メインタワーは高さ187m。展望台からはクウェートシティの全景が360度パノラマで楽しめます。回転レストランもあり、ゆっくりと回りながら食事を楽しむのは贅沢な時間。入場料は2KWD(約980円)とリーズナブルで、クウェートを訪れたら外せない「映える」スポットです。
おすすめ訪問時間:夕方4〜5時に入場して、昼の景色と夜景の両方を楽しむのがベスト。日没後のライトアップは圧巻です。
グランド・モスク(Grand Mosque)
クウェート最大のモスクであり、国内で唯一、非ムスリムも内部見学できるモスク。ドーム型の天井に施された精緻なアラビア書道、床一面に敷き詰められたペルシャ絨毯、そして中央の巨大なシャンデリア——すべてが圧倒的な美しさです。
見学は無料のガイドツアー形式で、英語でイスラム教の歴史や礼拝の仕方を教えてくれます。ガイドさんは親切で、質問にも丁寧に答えてくれるので、イスラム文化を深く理解できる貴重な機会。旅行者が「異文化を敬意を持って学ぶ」体験ができる、心に残る場所です。
服装規定に注意
女性は長袖・長ズボン(またはロングスカート)着用必須で、ヘッドスカーフ(無料貸し出しあり)も必要です。男性も短パン・タンクトップはNG。肌の露出を避ける服装で訪れましょう。
クウェート国立博物館(Kuwait National Museum)
クウェートの歴史を知りたいなら、国立博物館は外せません。古代メソポタミア文明の遺物から、ベドウィン(遊牧民)の伝統的な生活用具、そして湾岸戦争の記録まで——クウェートという国の過去と現在が詰まった場所です。
特に見どころは「アル・サブハ・コレクション」。イスラム芸術の陶器や装飾品が美しく展示されていて、その繊細さに時間を忘れて見入ってしまいます。入場料は500フィルス(約245円)とお手頃で、冷房が効いているので暑い日の休憩スポットとしても最適。
スーク・アル・ムバラキーヤ(Souq Al-Mubarakiya)
「クウェートの台所」とも呼ばれる伝統市場。迷路のような路地を歩くと、スパイスの香り、アラビアコーヒーの芳ばしい匂い、焼きたてのパンの湯気——五感すべてが刺激されます。日本のスーパーでは見たこともない色鮮やかなスパイスや、手作りの香水、伝統的な衣装まで、あらゆるものが売られている活気ある場所です。
おすすめは夕方以降の訪問。日中は暑すぎますが、日が落ちると涼しくなり、地元の人々で賑わいます。ローカルレストランでマチブース(クウェート風炊き込みご飯)を食べたり、アラビアンコーヒーを飲んだりしながら、現地の空気を肌で感じてください。値切り交渉も楽しめるので、お土産探しにぴったりです。
アベニューズ・モール(The Avenues Mall)
中東最大級のショッピングモール。東京ドーム約8個分の広さに、1,000店舗以上のショップ、レストラン、映画館、スケートリンクまで揃う巨大な商業施設です。日中の暑さから逃れて、冷房の効いた快適な空間でショッピングや食事を楽しめます。
高級ブランドからファストファッションまで、ありとあらゆるブランドが入っているので、ショッピング好きなら半日では足りません。フードコートには世界各国の料理が揃い、日本食レストランもあります。「中東でモールに行くなんて…」と思うかもしれませんが、地元の人々の日常を垣間見られる貴重な体験になりますよ。
その他のおすすめスポット
サイエンティフィック・センター
水族館、IMAXシアター、ディスカバリープレイスがある総合科学施設。家族連れにおすすめ。
フェイラカ島
古代ギリシャ時代の遺跡が残る島。クウェートシティからフェリーで20分の日帰り観光スポット。
ミラー・ハウス
全面がモザイクミラーで装飾されたアート住宅。個性的な写真が撮りたい人は必見。
マリーナ・クレセント
ペルシャ湾沿いの高級エリア。レストラン、カフェ、ヨットハーバーが並ぶ洗練されたスポット。
シェイク・ジャベール・アル=アハマド文化センター
中東のオペラハウス。豪華な建築とコンサート、演劇が楽しめる文化の殿堂。
グリーン・アイランド
人工島に作られた公園。散歩、ピクニック、ボート遊びが楽しめるファミリー向けスポット。
クウェートで食べたい絶品グルメ
正直に言います。クウェート旅行の楽しみの40%は「食」です。スパイスとハーブの香りが食欲をそそるアラビア料理は、一度食べたら忘れられません。ここでは、絶対に味わうべきクウェートの名物料理を紹介します。
代表的なクウェート料理
| 料理名 | どんな料理? | 価格目安 |
|---|---|---|
| マチブース (Machboos) |
クウェートの国民食!スパイシーな炊き込みご飯に、チキンやラムがゴロっと乗った一皿。ジューシーなお肉と香ばしいご飯の組み合わせが絶品。 | 1.5〜3KWD (約730〜1,470円) |
| ムタッバル (Muttabal) |
焼きナスとタヒニ(ゴマペースト)、ニンニクを混ぜたディップ。濃厚でクリーミー、パンに付けて食べるとやみつきに。 | 0.5〜1KWD (約245〜490円) |
| クッバ (Kubbah) |
ひき肉とスパイスを小麦粉の生地で包んで揚げたコロッケ風料理。サクサク食感とジューシーな中身が最高。 | 0.3〜0.7KWD (約150〜340円) |
| ハリース (Harees) |
小麦とチキンを煮込んだクリーミーなお粥のような料理。ラマダン明けの特別な料理で、優しい味わいに心が癒されます。 | 1〜2KWD (約490〜980円) |
| グジ・マフシ (Guzi Mahshi) |
ラム肉を詰めた丸ごとローストチキン。ライスと一緒に盛り付けられ、見た目も豪華。お祝いの席で出される特別な料理。 | 3〜5KWD (約1,470〜2,450円) |
| バクラヴァ (Baklava) |
パリパリのパイ生地にナッツとシロップをたっぷり。甘党にはたまらない中東定番デザート。 | 0.5〜1KWD (約245〜490円) |
| アラビアンコーヒー (Qahwa) |
カルダモンの香りが特徴的なアラビア式コーヒー。甘くなくて苦めですが、デーツ(ナツメヤシ)と一緒に飲むのが伝統。 | 無料〜0.5KWD (おもてなしの心) |
クウェート料理は、スパイスをたっぷり使いながらも、辛すぎない優しい味付けが特徴。日本人の口にもよく合います。
おすすめレストラン&食エリア
スーク・アル・ムバラキーヤ
ローカルレストランが集まる市場。1食300〜500円で本場のマチブースやクッバが食べられる。
ガルフ・ロード沿い
高級レストランとカジュアルダイニングが並ぶグルメストリート。海を見ながら食事が楽しめる。
サルミヤ地区
多国籍レストランが集まるエリア。アジア料理、イタリアン、アメリカンなど多彩な選択肢。
アベニューズ・モール
フードコートには世界中の料理が揃い、エアコン完備で快適。観光の合間に便利。
グルメのヒント:クウェートではアルコールが全面禁止です。代わりに、ザクロジュースやミントレモネード、アラビアンコーヒーなど、ノンアルコールのドリンクが充実しています。
クウェートならではの体験
クウェート旅行の醍醐味は、「他の中東諸国では体験できない、クウェートならではの魅力」を味わうこと。ここでは、旅の思い出に残る特別な体験を紹介します。
砂漠キャンプ体験
クウェートシティから1時間ほど車で走ると、どこまでも続く黄金色の砂漠が広がります。ここで体験してほしいのが砂漠キャンプ。ラクダに乗って砂丘を散策し、ベドウィン式のテントでアラビアンコーヒーを飲みながら、満天の星空を眺める——これこそアラビアン・ナイトの世界です。
夜になると、砂漠は驚くほど静かで、空には無数の星が輝きます。日本では見られない圧倒的な星空に、時間を忘れて見入ってしまうでしょう。現地ツアーは50〜100KWD(約24,500〜49,000円)で、食事、テント宿泊、アクティビティがすべて含まれています。
ペルシャ湾クルーズ
伝統的な木造船「ダウ船」に乗って、ペルシャ湾をクルーズ。海からクウェートシティのスカイラインを眺めると、昼間とはまったく違う表情が見られます。夕暮れ時のクルーズは特にロマンチックで、太陽が水平線に沈む瞬間の美しさは息をのむほど。
クルーズには伝統的なアラビア料理のディナーが付いているプランも多く、船上で食事をしながら夜景を楽しめます。料金は15〜30KWD(約7,350〜14,700円)程度。カップルやハネムーンにおすすめです。
アラビアンホスピタリティを体験
クウェート人は、世界でも有数のホスピタリティ精神を持つ人々です。現地の人と話す機会があれば、驚くほど温かく迎えてくれます。アラビアンコーヒーとデーツ(ナツメヤシ)でもてなしてくれる伝統的な習慣は、今でもしっかり守られています。レストランやカフェで現地の人と会話すると、クウェート文化の奥深さをもっと知りたくなるはずです。
ラマダン時期の特別な体験
もしラマダン(断食月)の時期に訪れる機会があれば、貴重な文化体験ができます。日没後のイフタール(断食明けの食事)は、家族や友人が集まる特別な時間。一部のホテルやレストランでは、旅行者向けのイフタール・ビュッフェが開催され、普段は味わえない豪華な料理が並びます。ただし、ラマダン中は日中の飲食が公共の場で制限されるため、旅行計画には注意が必要です。
クウェート以外の見どころ
クウェートは小さな国ですが、首都クウェートシティ以外にも魅力的なエリアがあります。時間があれば足を延ばしてみてください。
ジャフラ(Al Jahra)
歴史的な要塞都市。1920年の戦いで有名な「レッドフォート(赤い砦)」があり、クウェートの独立史を学べます。
クウェートシティから車で約40分
フェイラカ島
古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡が残る考古学の島。美しいビーチもあり、歴史とリゾートが両方楽しめる。
フェリーで約20分
ワフラ(Al Wafrah)
砂漠の中にある小さな町。ラクダ市場や砂丘ドライブが楽しめる、砂漠体験の拠点。
クウェートシティから車で約1時間
クベイバール(Khubaibir)
海岸沿いのリゾートエリア。静かなビーチで海水浴やマリンスポーツを楽しめます。
クウェートシティから車で約45分
クウェートのベストシーズン
クウェートは砂漠性気候で、夏と冬の気温差が激しいのが特徴。旅行時期によって体験がまったく変わるので、目的に合わせてベストシーズンを選びましょう。
春(3〜5月)
気温は25〜35℃。まだ暑すぎず、観光にちょうどいい季節。砂嵐が起きることもあるので注意。
おすすめ度: ★★★☆☆
砂漠キャンプにベストな時期
夏(6〜9月)
猛暑シーズン(40〜50℃超)。屋外観光は厳しいが、モール巡りやインドア観光には問題なし。航空券が安い。
おすすめ度: ★☆☆☆☆
費用を抑えたい人向け
秋(10〜11月)
気温は20〜30℃で過ごしやすい。観光シーズンの始まり。すべてのアクティビティが快適に楽しめる。
おすすめ度: ★★★★☆
バランスの取れた時期
冬(12〜2月)
気温は10〜25℃で快適。観光に最適なシーズン。朝晩は冷えるので軽い上着が必要。
おすすめ度: ★★★★★
ベストシーズン(混雑注意)
結論:11月〜3月がベスト
クウェート旅行は冬(11〜3月)が圧倒的におすすめ。気候が快適で、砂漠キャンプもビーチも観光も全部楽しめます。夏(6〜9月)は航空券が安いですが、猛暑で屋外観光がほぼ不可能なので、初めての旅行にはおすすめしません。
旅の実用情報
ビザ・入国審査
日本国籍のパスポート保持者は、クウェート到着時に空港でアライバルビザ(到着ビザ)を取得できます。料金は3KWD(約1,470円)で、3か月間の滞在が可能。事前のビザ申請は不要なので、思い立ったらすぐに旅立てます。
入国時の注意事項
- パスポート残存期間は6か月以上必要
- イスラエルの入国スタンプがあると入国拒否される可能性あり
- 到着ビザの支払いは現金(KWD、USD)またはクレジットカード
- 復路の航空券とホテル予約証明の提示を求められることがある
通信・インターネット(eSIM)
クウェートでスマホを使うなら、eSIMがおすすめ。事前にアプリで購入しておけば、到着後すぐにネットが使えます。代表的なeSIMサービスは以下の通り。
| サービス名 | データ量 | 料金目安 |
|---|---|---|
| Airalo | 1GB(7日間) | $5(約750円) |
| Ubigi | 3GB(30日間) | $15(約2,250円) |
| 現地SIM(空港) | 5GB(15日間) | 5KWD(約2,450円) |
空港から市内へのアクセス
クウェート国際空港(KWI)から市内中心部まで約15km、車で20〜30分です。
| 移動手段 | 料金 | 所要時間 |
|---|---|---|
| タクシー | 5〜8KWD(約2,450〜3,920円) | 20〜30分 |
| 配車アプリ(Careem/Talabat Go) | 4〜6KWD(約1,960〜2,940円) | 20〜30分 |
| 空港バス | 0.5KWD(約245円) | 40〜60分 |
おすすめは配車アプリ。料金が明確で、ぼったくりの心配がありません。クウェートではCareemとTalabat Goが広く使われています。
現地の交通手段
クウェート市内の移動は、配車アプリかレンタカーが便利です。公共バスもありますが、路線が複雑で旅行者には使いにくいかもしれません。
- 配車アプリ(Careem/Talabat Go):安くて便利。クウェートシティ内なら1〜3KWD(約490〜1,470円)で移動可能。
- レンタカー:1日30〜50KWD(約14,700〜24,500円)。国際免許証が必要。道路は広くて運転しやすい。
- タクシー:メーター制。ただし、配車アプリの方が安心。
使える現地語フレーズ
クウェートでは英語が広く通じますが、簡単なアラビア語を覚えておくと現地の人が喜んでくれます。
| 日本語 | アラビア語 | 発音 |
|---|---|---|
| こんにちは | السلام عليكم | アッサラーム・アライクム |
| ありがとう | شكراً | シュクラン |
| はい | نعم | ナアム |
| いいえ | لا | ラー |
| いくらですか? | بكم هذا؟ | ビカム・ハーザ? |
| さようなら | مع السلامة | マア・サラーマ |
治安と注意事項
クウェートは中東でも治安が非常に良い国です。凶悪犯罪はほとんどなく、夜でも比較的安全に出歩けます。ただし、イスラム教国家ならではのマナーやルールがあるので、しっかり守りましょう。
守るべきマナー・ルール
- 服装:肌の露出が多い服装(ノースリーブ、短パン、ミニスカート)は避ける。特に女性は注意。
- アルコール:クウェート国内でアルコールは全面禁止。持ち込みも違法で、罰則があります。
- 写真撮影:政府施設、軍事施設、人物(特に女性)の無断撮影は厳禁。
- 公共の場での行動:大声で騒ぐ、公共の場でのキスなど親密な行為は控える。
- ラマダン期間:日中の公共の場での飲食は避ける(レストランは昼間閉まっていることが多い)。
- 宗教施設:モスク見学時は肌を隠す服装で、靴を脱ぐこと。
特に女性旅行者は、現地の文化を尊重した服装を心がけてください。長袖・長ズボン(またはロングスカート)なら問題ありません。クウェート人女性の多くはアバヤ(黒い衣装)を着ていますが、旅行者は着る必要はありません。
治安は良いですが、貴重品管理は徹底しましょう。パスポートのコピーを持ち歩く、貴重品はホテルのセーフティボックスに預けるなど、基本的な対策は必須です。
まとめ:クウェートで、本物の中東に出会う
ペルシャ湾の青い海。砂漠に沈む夕陽。スパイスとコーヒーの香り。そして、心からの笑顔で迎えてくれるクウェートの人々——この国には、観光地化されていない「本物のアラブの世界」があります。
ドバイやアブダビのようなキラキラした近未来都市とは少し違う、もっと落ち着いた、でも確かな魅力がクウェートにはあります。モスクで学ぶイスラム文化、スークで体感する伝統、砂漠で見上げる満天の星空——これらすべてが、あなたの旅の記憶に深く刻まれるはずです。
費用も思ったより高くなく、ビザも空港で簡単に取れる。治安も良く、英語も通じる。「中東旅行はハードルが高い」と思っている人にこそ、クウェートはおすすめです。
「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。クウェートシティの輝く高層ビル群と、砂漠の静けさが、あなたを待っています。

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