パラグアイ旅行完全ガイド2025|観光・費用・治安を徹底解説

静寂と情熱の間——乾いた大地にアルパの音色が響き、夜になればギターの弦がチャランゴの音と絡み合う。南米のど真ん中、海を持たない国パラグアイ。ブラジルとアルゼンチンに挟まれたこの国は、観光客がまだ少ない「南米最後の秘境」として、じわじわと旅好きの間で話題になっています。ここにあるのは、派手な観光地ではなく、本物の南米の暮らし。アスンシオンの街角でテレレ(冷たいマテ茶)を分け合う人々の笑顔、イグアス国立公園の轟音と水しぶき、先住民グアラニー族が伝える伝統工芸の技——この記事を読み終わるころには、きっとあなたも「知られざる南米」を旅したくなっているはずです。

パラグアイ基本情報

項目 詳細
正式名称 パラグアイ共和国(República del Paraguay)
首都 アスンシオン(Asunción)
公用語 スペイン語、グアラニー語(二言語国家)
通貨 グアラニー(Guaraní / PYG)
1米ドル = 約7,200グアラニー(2025年1月時点)
時差 日本より−12時間(サマータイムあり:10月〜3月は−13時間)
ビザ 90日以内の観光は不要(パスポート残存6ヶ月以上必要)
電圧・プラグ 220V/50Hz、Cタイプ(ヨーロッパ型2ピン)
宗教 カトリック(約90%)、グアラニー信仰と融合
人口 約710万人(2024年推定)

ビザ不要で90日間も滞在できるパラグアイ。スペイン語圏でありながら、先住民グアラニー族の言語も公用語という珍しい二言語国家です。物価も南米の中では比較的安く、長期滞在にもおすすめ。いまこそ、観光化されていない「本物の南米」を体験できる絶好のチャンスです。

パラグアイ旅行の費用

「南米って高そう…」と思っていませんか? 実は、パラグアイは南米の中でも驚くほど物価が安い国のひとつ。航空券がネックですが、現地での滞在費は東京で暮らすよりはるかに安く、3食外食しても日本のランチ1回分程度で済むことも。ここでは、航空券からホテル、食費まで、旅のスタイル別に具体的な金額をシミュレーションしてみましょう。

航空券の費用

航空会社 経由地 片道料金 往復料金
アメリカン航空 ダラス経由 10〜13万円 18〜24万円
コパ航空 パナマシティ経由 12〜15万円 22〜28万円
LATAM航空 サンパウロ経由 11〜14万円 20〜26万円
エミレーツ航空+接続便 ドバイ+ブエノスアイレス経由 14〜18万円 26〜34万円

お得に航空券を取るコツ

11月〜3月の南米ハイシーズンを避けると、往復18万円前後で取れることも。また、ブエノスアイレス(アルゼンチン)やサンパウロ(ブラジル)までの便を取り、陸路・国内線で入国する方法もあり、経由地を楽しむなら一石二鳥です。Skyscannerで「最安月」検索をすると、4〜5月、8〜9月が狙い目。

ホテルの費用

タイプ 設備・特徴 1泊料金
ドミトリー バックパッカー向け、共有キッチン・ラウンジあり 800〜1,500円
格安ホテル 個室、シャワー・WiFi付き、エアコン無しも 2,500〜4,000円
中級ホテル 朝食付き、エアコン、市内中心地 5,000〜8,000円
高級ホテル プール、スパ、レストラン併設、5つ星 12,000〜20,000円

パラグアイのホテルは、アスンシオン中心部でも1泊3,000〜4,000円でクリーンな個室に泊まれるのが魅力。シェラトンやインターコンチネンタルなどの国際チェーンも1万円台で宿泊可能です。治安面を考えると、セントロ(旧市街)よりも新市街エリアのホテルがおすすめ。

7泊8日の総費用シミュレーション

節約バックパッカー

23〜28万円

航空券エコノミー + ドミトリー

  • 航空券: 18〜22万円
  • 宿泊(7泊): 6,000〜10,000円
  • 食費・交通費: 2〜3万円
  • 観光・アクティビティ: 1〜2万円

スタンダード旅行

30〜38万円

航空券 + 中級ホテル + レストラン

  • 航空券: 20〜26万円
  • 宿泊(7泊): 3.5〜5.6万円
  • 食費・交通費: 4〜5万円
  • 観光・アクティビティ: 2〜3万円

リッチ旅行

45〜60万円

ビジネスクラス + 5つ星ホテル

  • 航空券: 30〜40万円
  • 宿泊(7泊): 8.4〜14万円
  • 食費・交通費: 5〜6万円
  • 観光・ツアー: 3〜5万円

航空券が全体の6〜7割を占めるパラグアイ旅行。現地では驚くほど安く、レストランで肉料理をガッツリ食べても1,000円以下、ローカル食堂なら300〜500円で大満足のランチが食べられます。治安が良くないエリアもあるため、宿泊費はケチりすぎず、安全なエリアのホテルを選ぶのが賢明です。

パラグアイのおすすめ観光スポット

パラグアイの魅力は、「観光地」ではなく「体験」にあります。世界遺産の遺跡、南米最大級のダム、グアラニー族の伝統が息づく村——ガイドブックに載っていない場所にこそ、この国の本当の姿がある。ここでは、絶対に外せないスポットと、まだ日本人がほとんど訪れていない穴場をご紹介します。

トリニダー遺跡とヘスース遺跡(世界遺産)

首都アスンシオンから南東へバスで4時間。赤土の大地に、朽ちかけた石造りの教会が静かに佇んでいます。ここは17〜18世紀、イエズス会宣教師がグアラニー族と共に築いた「ミッション集落」の跡。トリニダー遺跡では、当時のバロック建築の柱や壁画が残り、ヘスース遺跡では未完成の大聖堂が空に向かって手を伸ばしたように建っています。

朝日が昇ると、遺跡の石壁がオレンジに染まり、風が吹き抜ける音だけが聞こえる——まるで時が止まったかのような静寂。観光客はほとんどおらず、あなた一人でこの世界遺産を独占できることも珍しくありません。ガイドツアー(スペイン語のみ)もありますが、ゆっくり自分のペースで歩くのがおすすめ。遺跡の中で腰を下ろし、300年前の歴史に思いを馳せる——そんな贅沢な時間が、ここにはあります。

アクセス情報

アスンシオンのバスターミナルからエンカルナシオン行きバスで約4時間(料金約800円)。エンカルナシオンで下車後、ローカルバスまたはタクシー(約500円)でトリニダー遺跡へ。入場料は約300円、ヘスース遺跡も同じチケットで入れます。日帰りも可能ですが、エンカルナシオンに1泊してゆっくり回るのがベスト。

イタイプダム — 世界最大級の水力発電ダム

ブラジルとの国境、シウダー・デル・エステ近くにそびえる巨大建造物。全長7.7km、高さ196m、年間発電量はパラグアイとブラジルの電力需要の大半を賄う——それがイタイプダムです。中国の三峡ダムに次ぐ世界第2位の発電量を誇り、その圧倒的なスケールに言葉を失います。

ダム見学ツアー(無料・要予約)では、内部の巨大タービンや制御室を見学可能。特に夜のライトアップツアーは必見で、ダム全体が青・緑・オレンジに染まり、パラナ川の水が光を反射する光景は圧巻です。ツアーは英語・スペイン語・ポルトガル語対応で、所要時間は約2時間。週末は混雑するため、平日の訪問がおすすめ。

ツアー予約方法

公式サイト(https://www.itaipu.gov.py)から事前予約が必要。パスポート持参必須。シウダー・デル・エステからタクシーで約30分(片道1,000円程度)。ダム見学後、イグアスの滝(ブラジル側)にも近いので、セットで訪れる旅行者が多いです。

アスンシオン旧市街 — コロニアル建築とリバーサイド

パラグアイ川沿いに広がる首都アスンシオンの旧市街(セントロ)。カラフルなコロニアル建築、歴史ある大聖堂、活気あふれる市場——南米らしい混沌とした街並みが、ここには残っています。特にパンテオン・デ・ロス・エロエス(英雄霊廟)は、パリのアンヴァリッドを模した白亜の建物で、内部の静寂と厳かな雰囲気が印象的です。

旧市街の中心にあるメルカド・クアトロは、庶民の台所。野菜、肉、魚、民芸品が所狭しと並び、売り子の元気な声が飛び交います。ただし、スリや置き引きが多発するエリアでもあるため、貴重品は最小限に、リュックは前に抱えて歩くこと。昼間の訪問が基本です。

リバーフロントエリアのコスタネラ通りは、夕暮れ時の散歩に最適。パラグアイ川に沈む夕日を眺めながら、露店で焼きトウモロコシやエンパナーダ(具入りパイ)を買って、ベンチに座って一休み——地元の人々と同じように、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。

チャコ地方 — 野生動物とグアラニー文化の大地

パラグアイ国土の西半分を占めるチャコ地方。乾燥した平原、灼熱の太陽、地平線まで続くサバンナ——ここは「南米のアウトバック」とも呼ばれる秘境中の秘境です。舗装道路は少なく、野生のアルマジロ、カピバラ、ジャガーが生息し、先住民グアラニー族の村が点在しています。

チャコ地方への入口となるのがフィラデルフィアという町。ここはドイツ系メノナイト移民が開拓した町で、整然とした街並み、ドイツパン屋、酪農文化が残り、パラグアイの他の地域とはまったく異なる雰囲気。エコツアーに参加すれば、4WDで大平原を駆け抜け、野生動物を間近で観察できます。夜は満天の星空の下でキャンプ——都会の喧騒を忘れ、自然と一体になる体験ができます。

チャコ旅行の注意点

チャコ地方は公共交通機関が限られ、ツアー参加が基本。アスンシオンから長距離バスでフィラデルフィアまで約6時間(片道1,500円)。日中の気温は40度を超えることもあるため、水分・日焼け止め・帽子は必須。蚊も多いので、虫除けスプレーと長袖も忘れずに。乾季(4〜9月)の訪問がおすすめです。

その他の見どころ(グリッド形式)

サン・ベルナルディーノ

アスンシオンから東へ50km。イパカライ湖畔のリゾート地。週末はビーチバレーやBBQを楽しむ地元民で賑わう。ドイツ系移民が多く、ビール文化が根付いている。

アレグア

陶器の町として有名。カラフルな陶器の壺や食器が並ぶ工房を見学可能。職人が一つひとつ手作りする様子は圧巻。お土産に最適。

サルト・クリスタル滝

シウダー・デル・エステ郊外の隠れた滝。高さ45m、エメラルドグリーンの滝壺で泳げる穴場スポット。観光客が少なく、自然のままの姿が残る。

カアクペ

パラグアイ最大の巡礼地。毎年12月8日には数十万人がバジリカ大聖堂を訪れる。青と白の美しい教会は写真映え抜群。

パラグアイのグルメ — 肉とマンジョカの国

正直に言います。パラグアイ旅行の30%は「食」です。南米有数の牛肉生産国でありながら、アルゼンチンやブラジルほど観光地化されていないため、驚くほど安く、質の良い肉が食べられます。そして忘れてはいけないのが、グアラニー伝統の芋文化。マンジョカ(キャッサバ)やトウモロコシを使った素朴な料理が、パラグアイの食卓を彩ります。

絶対に食べたいパラグアイ料理

料理名 どんな料理? 価格目安
アサード ジュウジュウと炭火で焼く牛肉のBBQ。カリッと香ばしく、肉汁がジュワッと溢れる。塩だけのシンプルな味付けが最高 800〜1,500円
ソパ・パラグアージャ 「スープ」という名のコーンブレッド。外はサクッ、中はモチッとした食感。チーズと玉ねぎ入りで朝食にぴったり 200〜400円
チパ マンジョカ粉とチーズのパン。モチモチで、焼きたては絶品。路上売りのおばちゃんから買うのが通 50〜100円
ミラネサ 牛肉または鶏肉のカツレツ。サクサクの衣にジューシーな肉。ライスとサラダがセットで大満足 500〜800円
エンパナーダ 肉・チーズ・野菜を包んだパイ。揚げたてはアツアツで手が火傷しそう。屋台で買って公園で頬張るのが最高 100〜200円
ボリ・ボリ チーズとコーンボールが入ったスープ。ホッとする優しい味。雨の日に食べたい郷土料理 300〜500円
マンジョカ・フリータ 揚げたキャッサバ芋。外はカリッ、中はホクホク。塩を振っただけでビールが進む進む 150〜300円

パラグアイならではのドリンク

パラグアイで最も愛されている飲み物、それはテレレです。マテ茶の冷たいバージョンで、大きなグアンパ(牛の角で作った容器)に氷とハーブを入れ、ボンビージャ(金属ストロー)で飲みます。公園でも、バスの中でも、オフィスでも、パラグアイ人は一日中テレレを飲んでいます。友人や家族と回し飲みするのがパラグアイ流。観光客も「一口どう?」と勧められたら、ぜひ試してみてください。少し苦いけれど、ハーブの爽やかさが暑い日にぴったりです。

もうひとつ、パラグアイを代表するアルコールがカーニャ(サトウキビの蒸留酒)。ストレートで飲むと喉が焼けるような強さですが、カクテルベースにすると美味。ライムとソーダで割った「カニャ・リモナーダ」は、暑い日の夕暮れに最高の一杯です。

おすすめレストラン&食エリア

ロマ・サン・ヘロニモ地区

アスンシオンの高級住宅街。おしゃれなカフェ、イタリアン、和食レストランが集まるグルメエリア。治安も良く、夜の散歩も安心。

メルカド・クアトロ周辺

庶民派グルメの宝庫。ローカル食堂で300円ランチ、屋台でチパやエンパナーダ、フレッシュフルーツジュース。昼間のみ営業が多い。

パセオ・カルメリータス

ショッピングモール内のフードコート。世界各国料理が揃い、エアコン完備。パラグアイ料理の専門店もあり、初心者にも安心。

エンカルナシオンのビーチフロント

パラナ川沿いのレストラン街。川風を感じながらアサードやピザを楽しめる。週末は生バンド演奏も。夕日を見ながらの食事が最高。

パラグアイならではの文化体験

グアラニー語に触れる — 二言語国家の不思議

パラグアイは南米で唯一、先住民の言語が公用語として生き続けている国です。スペイン語とグアラニー語、両方が日常的に使われ、街中の標識も二言語表記。大統領のスピーチでさえ、グアラニー語で始まることがあります。市場やバスの中では、おばちゃんたちがグアラニー語で賑やかにおしゃべり。その独特の響きに耳を傾けてみてください。

簡単なフレーズを覚えると、地元の人々との距離がグッと縮まります。「Mba’éichapa」(こんにちは)、「Aguyje」(ありがとう)、「Jajai porã」(美味しい)——拙いながらもグアラニー語で挨拶すると、パラグアイ人の顔がパッと明るくなり、「おお、グアラニー語話せるのか!」と喜んでくれます。

ニャンドゥティ(蜘蛛の巣レース)の工房見学

イタグア(Itauguá)という小さな町は、ニャンドゥティと呼ばれる伝統レース編みで有名です。グアラニー語で「蜘蛛の巣」を意味するこのレースは、色とりどりの糸で幾何学模様を描く繊細な工芸品。熟練の職人が一針一針、何日もかけて作り上げます。

イタグアの工房では、職人が実演しながら作業工程を見せてくれます。「こんなに細かい作業、どうやって覚えたの?」と尋ねると、「母から娘へ、何世代も受け継いできた技術なのよ」と誇らしげに答えてくれました。小さなコースターから大きなテーブルクロスまで、その場で購入可能。自分だけのお土産を選ぶ楽しみがあります。

ポルカとグアラニア — パラグアイ音楽の世界

パラグアイの夜、街角から聞こえてくるのはアルパ(パラグアイハープ)の柔らかな音色。ヨーロッパのポルカとグアラニーの伝統音楽が融合した「ポルカ・パラグアージャ」は、哀愁と情熱が混ざり合った独特のリズム。もうひとつの代表的なジャンルが「グアラニア」で、ギターとアルパが奏でる甘美なメロディに、スペイン語の歌詞が乗ります。

アスンシオンのレストランやバーでは、週末になるとライブ演奏が行われます。地元の人々は手拍子を打ち、歌い、踊り、旅行者もその輪に引き込まれます。言葉はわからなくても、音楽は国境を越える——そんなことを実感できる瞬間です。

パラグアイの他都市・エリア紹介

エンカルナシオン

「南のビーチリゾート」。パラナ川沿いのビーチ、カーニバルで有名。トリニダー遺跡への拠点にもなる。アルゼンチンとの国境にあり、週末は賑やか。

アスンシオンからバスで4〜5時間

シウダー・デル・エステ

「南米の香港」。ブラジル・アルゼンチンとの三国国境。イタイプダムへのアクセス拠点。免税ショッピング天国だが、治安には要注意。

アスンシオンからバスで5〜6時間

コンセプシオン

パラグアイ川沿いの港町。のんびりとしたリバーサイドの雰囲気。ボートツアー、釣り、エコツーリズムが楽しめる。パンタナール湿原への入口。

アスンシオンからバスで5時間

ビジャリカ

ドイツ系移民が開拓した町。美しい湖、教会、ビール文化。週末の避暑地として地元民に人気。静かでのんびりとした雰囲気。

アスンシオンからバスで2.5時間

パラグアイのベストシーズン

南半球に位置するパラグアイは、日本と季節が逆。乾季と雨季がはっきり分かれ、訪れる時期によって体験が大きく変わります。あなたが何を優先するか——快適さ、イベント、安さ——それによってベストシーズンは変わります。

春(9月〜11月)

★★★★☆ おすすめ度

気温が徐々に上がり、花が咲き始める季節。雨も少なく、観光に最適。航空券もハイシーズンより安い。ただし11月後半は急に暑くなることも。

夏(12月〜2月)

★★★☆☆ おすすめ度

最も暑い季節。気温は30〜40度。クリスマス、新年、エンカルナシオンのカーニバル(2月)などイベントが多い。観光客も増え、航空券は高め。暑さ対策必須。

秋(3月〜5月)

★★★★★ おすすめ度

ベストシーズン! 気温は20〜28度で快適。雨も少なく晴天が続く。航空券が安く、観光地も空いている。遺跡巡り、自然探索に最適な時期。

冬(6月〜8月)

★★★☆☆ おすすめ度

乾季で晴天が多いが、朝晩は10度前後まで冷え込む。日中は20度前後で過ごしやすい。チャコ地方の探検には最適。オフシーズンで宿泊費が安い。

結論:3月〜5月の秋がベストシーズン。気温・天候・費用のバランスが最高です。イベントを楽しみたいなら夏(12〜2月)、予算を抑えたいなら冬(6〜8月)を狙いましょう。雨季(10月〜3月)は午後にスコールが降ることが多いので、傘と防水バッグをお忘れなく。

パラグアイ旅行の実用情報

通信・インターネット — eSIMが便利

パラグアイの主要通信会社はTigo、Personal、Claroの3社。アスンシオン市内や主要都市では4G/LTEが安定していますが、チャコ地方や田舎では電波が弱いことも。

旅行者におすすめなのはeSIM。Airalo、Holafly、UbigなどのeSIMサービスなら、日本で事前購入し、現地到着後すぐにネット接続可能。7日間3GBプランで約1,500円〜。空港やショッピングモールではフリーWiFiもありますが、セキュリティ面からVPN利用を推奨します。

空港アクセス — シルビオ・ペティロッシ国際空港

首都アスンシオンの玄関口シルビオ・ペティロッシ国際空港(ASU)は、市内中心部から北東へ約15km。アクセス方法は以下の3つです。

手段 所要時間 料金 メモ
タクシー 20〜30分 1,500〜2,000円 最も便利。メーター制。空港公式タクシー利用を推奨
Uber / Bolt 20〜30分 1,000〜1,500円 タクシーより安い。アプリで事前に料金確認可能
路線バス 40〜60分 100〜200円 最安だが、荷物が多いと不便。スリに注意

使える現地語フレーズ(スペイン語・グアラニー語)

日本語 スペイン語 グアラニー語
こんにちは Hola(オラ) Mba’éichapa(バエイチャパ)
ありがとう Gracias(グラシアス) Aguyje(アグイジェ)
いくらですか? ¿Cuánto cuesta?(クアント クエスタ)
美味しい Delicioso(デリシオソ) Jajai porã(ハハイ ポラ)
助けてください Ayúdame, por favor(アユダメ ポルファボール)

治安と注意事項

治安レベル:中〜やや低

パラグアイの治安は、エリアによって大きく異なります。観光地や新市街は比較的安全ですが、旧市街(セントロ)やバスターミナル周辺はスリ・ひったくりが多発。特に以下の点に注意してください。

  • 夜間の一人歩きは避ける(特にセントロ、メルカド・クアトロ周辺)
  • 貴重品は分散して持つ(パスポートはホテル金庫、コピーを携帯)
  • バスやタクシーでの置き引きに注意(荷物は常に目の届く場所に)
  • 高価なアクセサリー・腕時計は身につけない(現地の人も普段使いは質素)
  • シウダー・デル・エステは特に要注意(密輸や犯罪の温床、ガイド同行推奨)

それでも、パラグアイの人々はフレンドリーで親切です。困っていると助けてくれる人が多く、笑顔で「大丈夫?」と声をかけてくれます。過度に恐れず、でも油断せず、常識的な注意を払っていれば、安全に旅を楽しめます。

まとめ — 静寂と情熱の国、パラグアイへ

静寂の中に響くアルパの音色。炭火で焼ける肉の香ばしい匂い。テレレのグアンパを囲んで笑い合う人々の声。パラグアイは、派手な観光地ではありません。でもだからこそ、ここには「本物の南米」があります。観光化されていない遺跡、地元の人々が集まる市場、グアラニー族が守り続ける伝統——すべてが、あなたを「旅人」から「体験者」に変えてくれます。

ガイドブックに載っていない場所で迷い、言葉が通じなくても笑顔でコミュニケーションを取り、予想外の出会いに心を動かされる——それが旅の本質です。「いつか行きたい」ではなく、「行こう」と決めた今が、いちばんいいタイミングです。パラグアイの大地が、あなたを待っています。

この記事があなたのパラグアイ旅行の第一歩になりますように。Buen viaje(良い旅を)!

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