石畳の道にカフェの甘い香りが漂い、ドナウ川が静かに流れ、夕暮れ時にはオレンジ色の光が中世の要塞を照らす。セルビア。聞き慣れない国名かもしれませんが、一度訪れたら忘れられない国です。物価は日本の3分の1、食事はボリューム満点、人々は驚くほどフレンドリー。ヨーロッパなのに、どこか懐かしさを感じる不思議な魅力があります。この記事を読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。
セルビアってどんな国?基本情報
バルカン半島の中央に位置するセルビアは、ヨーロッパの中でも特に知られざる魅力を持つ国。首都ベオグラードを中心に、中世の修道院、オスマン帝国時代の遺産、そして現代的な都市文化が共存しています。まずは基本データから見てみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 首都 | ベオグラード(Belgrade) |
| 公用語 | セルビア語(英語は観光地で通じる) |
| 通貨 | セルビア・ディナール(RSD)/1ディナール=約1.3円 |
| 時差 | -8時間(サマータイム時は-7時間) |
| フライト時間 | 約15〜17時間(経由便) |
| ビザ | 90日以内の観光は不要 |
| 治安 | 良好(観光エリアは安全) |
| 気候 | 大陸性気候(夏は暑く、冬は寒い) |
ビザ不要で90日滞在可能、しかも物価は日本の3分の1。ヨーロッパの中でも驚くほどコスパの良い旅先なんです。日本人観光客はまだ少なく、混雑とは無縁。穴場中の穴場です。
セルビア旅行の予算はどれくらい?
セルビア旅行の最大の魅力は、ヨーロッパなのに驚くほど安いこと。食事もホテルも、西ヨーロッパの半額以下。パリやロンドンと比べると、同じ予算で倍楽しめます。具体的な費用を見てみましょう。
航空券の相場
| 時期 | 価格帯(往復) | 備考 |
|---|---|---|
| オフシーズン (1〜3月、11〜12月) |
8万〜12万円 | ターキッシュエアラインズ、カタール航空など |
| ベストシーズン (4〜6月、9〜10月) |
10万〜15万円 | 人気シーズンだが予約は取りやすい |
| 夏季ハイシーズン (7〜8月) |
12万〜18万円 | 音楽フェス開催で需要増 |
おすすめ予約サイト: Skyscanner、Google Flights、エクスペディア。イスタンブールやドーハ経由が一般的です。直行便はないため、乗り継ぎ時間を考慮して余裕を持った計画を。
ホテルの相場
| グレード | 価格帯(1泊) | 特徴 |
|---|---|---|
| ホステル・ゲストハウス | 1,500〜3,000円 | ドミトリーなら1,000円台も |
| 3つ星ホテル | 4,000〜7,000円 | 清潔で立地良し。コスパ最高 |
| 4つ星ホテル | 7,000〜12,000円 | 朝食付き、市内中心部 |
| 高級ホテル(5つ星) | 12,000〜20,000円 | ドナウ川沿い、スパ付き |
驚くべきことに、1泊5,000円で快適な3つ星ホテルに泊まれます。しかもベオグラード中心部で。西ヨーロッパなら同グレードで15,000円以上するところ、セルビアなら3分の1。これが現実です。
総予算の目安(4泊5日の場合)
節約旅行
10万〜13万円
LCC経由便 + ホステル
- 航空券: 8万円
- 宿泊: 1.2万円(3,000円×4泊)
- 食費・観光: 2万円
スタンダード
15万〜20万円
通常便 + 3つ星ホテル
- 航空券: 12万円
- 宿泊: 2.4万円(6,000円×4泊)
- 食費・観光: 4万円
リッチ旅行
25万〜35万円
ビジネスクラス + 高級ホテル
- 航空券: 18万円
- 宿泊: 6万円(15,000円×4泊)
- 食費・観光・スパ: 8万円
お得ポイント
セルビアの物価は日本の約3分の1。レストランで豪華なディナーを食べても1人2,000円程度。ビール1杯は200円、カフェのコーヒーは150円。「ヨーロッパ旅行なのに、東南アジア並みの物価」という奇跡のようなコスパです。西ヨーロッパの半額以下の予算で、同等かそれ以上の体験ができます。
セルビアの絶対行くべき観光スポット
古代ローマ遺跡から中世の要塞、オスマン帝国の影響が残る街並みまで。セルビアには何千年もの歴史が層になって残っています。まずは外せない5つのスポットから。
ベオグラード要塞(カレメグダン)
ドナウ川とサヴァ川が合流する丘の上にそびえる、ベオグラードのシンボル。紀元前3世紀にケルト人が築いた砦を起源に、ローマ、ビザンツ、オスマン帝国、オーストリアと支配者が変わるたびに拡張されてきました。
石畳の道を歩いていくと、突然視界が開けます。眼下には二つの大河が悠々と流れ、対岸には新市街のビル群。夕暮れ時、オレンジ色の光が川面を染める瞬間は息を飲むほど美しい。地元の人たちはベンチに座ってワインを飲み、カップルは城壁に寄りかかってキスをする。観光地というより、ベオグラード市民の憩いの場所なんです。
要塞内には軍事博物館、動物園、カフェもあり、半日は余裕で過ごせます。特におすすめなのが城壁の上を歩くこと。風が心地よく、眺めは最高。「ヨーロッパってこういう景色だよな」と思わせてくれる場所です。
入場料: 無料(博物館は別途400ディナール/約520円)
アクセス: 共和国広場から徒歩15分
所要時間: 2〜3時間
聖サヴァ教会
真っ白なドームが青空に映える、世界最大級のセルビア正教会。そのスケールに圧倒されます。高さ79メートルのドームは遠くからでも見え、ベオグラードのランドマーク的存在。
建設が始まったのは1935年ですが、第二次世界大戦、ユーゴスラビア社会主義時代を経て、内装が完成したのは2020年。つまり85年かけて完成した教会なんです。中に入ると、天井一面に広がる黄金のモザイク画に言葉を失います。キリストと聖人たちの姿が、まるで天国から降りてきたように輝いている。
静寂の中、ろうそくの炎が揺れ、どこからか聖歌が聞こえてくる。宗教建築の荘厳さを肌で感じられる場所です。ベオグラードに来たら、ここは外せません。
入場料: 無料(寄付推奨)
アクセス: トラム7番でSveti Sava駅下車すぐ
服装: 肩と膝が隠れる服装(ショートパンツ・タンクトップ不可)
スカダルリヤ地区(ボヘミアン街)
石畳の小道にランタンが灯り、路上ミュージシャンがアコーディオンを奏でる。レストランからは炭火焼きの香ばしい匂いとワイングラスが触れ合う音。ベオグラードで最もロマンチックなエリア、それがスカダルリヤ地区です。
19世紀末から20世紀初頭、ここは芸術家や詩人たちのたまり場でした。今もその雰囲気は健在。壁にはアート作品、カフェには文学書、レストランでは伝統音楽の生演奏。「パリのモンマルトルのセルビア版」と言われるのも納得の雰囲気です。
おすすめの過ごし方は、夕方にふらりと訪れてカフェでコーヒーを飲み、夜はレストランでセルビア料理とラキヤ(伝統的な蒸留酒)を楽しむこと。ミュージシャンが目の前でセルビアの民謡を歌い、隣のテーブルの地元客が一緒に歌い出す。そんな光景に出会えるかもしれません。
場所: 共和国広場から徒歩10分
おすすめ時間帯: 夕方〜夜(19時以降がベスト)
おすすめ店: Tri Šešira(伝統料理)、Dva Jelena(生演奏あり)
ノヴィ・サド(Novi Sad)
ベオグラードから北へ約80km、ドナウ川沿いに広がるセルビア第2の都市。「セルビアのアテネ」と呼ばれる文化の中心地であり、ヨーロッパ最大級の音楽フェスティバル「EXIT Festival」の開催地としても有名です。
旧市街はオーストリア・ハンガリー帝国時代の建築が残り、カラフルな建物が並ぶ広場にはカフェのテラス席がずらり。ドナウ川対岸の丘にそびえるペトロヴァラディン要塞からの眺めは絶景。川を挟んで広がる街並みと、遠くまで続く平原。風が心地よく、時間が止まったように感じます。
ベオグラードよりも落ち着いた雰囲気で、地元の人たちは「ノヴィ・サドは住むには最高だ」と言います。カフェ文化が根付いていて、午後になるとみんなエスプレッソを片手におしゃべり。急かされることなく、ゆったりとした時間を過ごせる街です。
アクセス: ベオグラードからバスで1.5時間(500ディナール/約650円)
所要時間: 日帰り可能、1泊推奨
見どころ: ペトロヴァラディン要塞、自由広場、ドナウ公園
ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院(世界遺産)
12世紀に建てられた中世セルビアの修道院。ユネスコ世界遺産に登録されている、セルビア正教会の精神的な支柱です。山の中にひっそりと佇むこの修道院は、俗世から切り離された静寂に包まれています。
白い壁と赤い屋根のコントラストが美しく、内部には12〜13世紀のフレスコ画が残されています。鮮やかな青と金色で描かれた聖人たちの姿は、800年以上前のものとは思えないほど色鮮やか。修道士が静かに祈りを捧げる姿を見ていると、時間が数百年前に戻ったような錯覚を覚えます。
場所: クラリェヴォ近郊(ベオグラードから約200km)
アクセス: ベオグラードから車で約3時間、ツアー利用推奨
入場料: 無料(寄付推奨)
その他の見逃せないスポット
ニシュ(Niš)
ローマ皇帝コンスタンティヌス生誕の地。ドクロの塔が有名
ドリナ川の家(Drina River House)
川の真ん中に浮かぶ小屋。SNS映え抜群の絶景スポット
ズラティボル(Zlatibor)
セルビアのスイス。山岳リゾートで冬はスキー、夏はハイキング
スボティツァ(Subotica)
ハンガリー国境の街。アールヌーヴォー建築が美しい
タラ国立公園(Tara National Park)
ドリナ川渓谷の大自然。ヨーロッパ最後の原生林の一つ
アヴァラ山(Avala Mountain)
ベオグラード郊外。展望塔からの360度パノラマビュー
セルビア料理とグルメガイド
正直に言います。セルビア旅行の30%は「食」です。肉料理のボリュームは日本の倍、パンはふかふか、チーズはコクがあり、デザートは甘すぎるけどクセになる。そして何より安い。日本なら3,000円のコース料理が、セルビアなら1,000円以下。これ、本当です。
絶対食べたいセルビア料理
| 料理名 | どんな料理? | 価格 |
|---|---|---|
| チェヴァピ (Ćevapi) |
ジュージュー焼けた小さなソーセージをピタパンに挟んで。玉ねぎとカイマック(クリームチーズ)が相性抜群 | 300〜500ディナール (400〜650円) |
| プレスカヴィツァ (Pljeskavica) |
巨大ハンバーグパティ。直径20cmもある肉の塊をパンに挟んで豪快に。チーズ入りもおすすめ | 400〜600ディナール (520〜780円) |
| サルマ (Sarma) |
キャベツの葉で包んだ肉詰めロール。トマトソースでコトコト煮込んだ家庭の味 | 500〜700ディナール (650〜910円) |
| カラジョルジェヴァ・シュニツェル (Karađorđeva šnicla) |
チーズとハムを巻いた豚カツを揚げたもの。切ると中からチーズがトロ〜リ | 600〜900ディナール (780〜1,170円) |
| アイヴァル (Ajvar) |
焼きパプリカのペースト。パンに塗って食べると止まらない。お土産にも最適 | 200〜400ディナール (260〜520円) |
| ブレク (Burek) |
パイ生地にひき肉やチーズを詰めたもの。朝食の定番。熱々をかぶりつく幸せ | 150〜300ディナール (200〜390円) |
| ショプスカサラダ (Šopska salata) |
トマト、キュウリ、玉ねぎにフェタチーズをたっぷり。さっぱりして肉料理の箸休めに | 300〜500ディナール (390〜650円) |
| ラキヤ (Rakija) |
プラムやブドウから作る蒸留酒。アルコール度数40%超のセルビアの魂。食前酒に | 200〜400ディナール (260〜520円/1杯) |
味のポイント: セルビア料理は「肉」が主役。グリルした肉の香ばしさ、チーズのコク、パプリカの甘み。味付けはシンプルですが、素材の味がしっかり。日本人の口に合う、安心する味です。
ベオグラードのおすすめグルメエリア
スカダルリヤ地区
伝統料理 + 生演奏。観光客向けだが雰囲気は最高
予算: 1,500〜3,000円/人
ゼムン地区(Zemun)
ドナウ川沿いのシーフードレストラン街。魚料理が美味
予算: 1,200〜2,500円/人
サヴァマラ地区(Savamala)
若者が集まるヒップなエリア。クラフトビール、カフェ多数
予算: 800〜2,000円/人
クネズ・ミハイロ通り
歩行者天国のメインストリート。カフェ、ファストフード充実
予算: 500〜1,500円/人
グルメの豆知識
セルビアでは「スラヴァ」という家族の守護聖人を祝う伝統があります。友人に招待されたら超ラッキー。家庭料理が並び、ラキヤが振る舞われ、家族総出でもてなしてくれます。セルビア人のホスピタリティは世界トップクラス。「もう食べられない」と言っても、さらに料理が運ばれてきます(笑)。
セルビアならではの文化体験
観光スポットを巡るだけでは、セルビアの本当の魅力には出会えません。地元の人たちと同じように過ごし、文化に触れることで、旅はもっと深くなります。
カフェ文化を体験
セルビア人はカフェが大好き。朝、昼、夜、いつ行ってもカフェは満席。エスプレッソ1杯を2時間かけて飲みながら、友人とおしゃべり。日本のようにパソコンで作業している人はほぼいません。純粋に「人と話す場所」なんです。
おすすめは午後3時ごろ、クネズ・ミハイロ通りのカフェテラスに座ること。行き交う人々を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを飲む。セルビアの時間の流れを感じられます。
スパヴァ(Splavs)でナイトライフ
ベオグラードの夜は「スパヴァ」から始まります。ドナウ川やサヴァ川に浮かぶ船を改造したクラブ・バーで、夏は特に賑わいます。ターボフォーク(セルビアのポップミュージック)が大音量で流れ、地元の若者たちが踊り、飲み、朝まで騒ぐ。
川に浮かんでいるので、風が涼しく、夜景も最高。入場料は無料〜500ディナール(約650円)、ビール1杯200〜300ディナール(260〜390円)。「ベオグラードは東欧のベルリン」と呼ばれるほどナイトライフが充実しています。
温泉とウェルネス
意外かもしれませんが、セルビアは温泉大国。国内に30以上の温泉地があり、ローマ時代から湯治文化が根付いています。特に有名なのがヴルニャチカ・バニャ(Vrnjačka Banja)。美しい公園に囲まれたスパリゾートで、温泉、マッサージ、泥パックなど本格的なウェルネス体験ができます。
EXIT Festival(音楽フェス)
毎年7月、ノヴィ・サドのペトロヴァラディン要塞で開催されるヨーロッパ最大級の音楽フェスティバル。世界中からDJ、ロックバンド、ヒップホップアーティストが集結。中世の要塞がステージになり、ドナウ川を見下ろしながら音楽に酔いしれる。チケットは4日間通しで150ユーロ前後(約24,000円)。
セルビアの他の都市・エリア
ベオグラードだけがセルビアではありません。地方にこそ、セルビアの本当の姿があります。時間に余裕があれば、ぜひ足を伸ばしてみてください。
ノヴィ・サド(Novi Sad)
「セルビアのアテネ」。文化の中心地でカフェ文化が根付く美しい街
ベオグラードからバスで1.5時間
ニシュ(Niš)
ローマ皇帝コンスタンティヌス生誕の地。古代遺跡と中世建築が残る
ベオグラードからバスで3時間
ズラティボル(Zlatibor)
「セルビアのスイス」。山岳リゾートで自然を満喫。冬はスキー場
ベオグラードから車で3.5時間
スボティツァ(Subotica)
ハンガリー国境の街。色鮮やかなアールヌーヴォー建築が美しい
ベオグラードからバスで3時間
コパオニク国立公園
セルビア最大のスキーリゾート。夏はハイキング、冬はスキー
ベオグラードから車で4時間
ウヴァツ峡谷
蛇行する川と断崖絶壁の絶景。ボートツアーが人気
ベオグラードから車で3.5時間
セルビアのベストシーズンはいつ?
セルビアは四季がはっきりしていて、それぞれの季節に魅力があります。でも、「いつ行くのがベストか?」と聞かれたら、答えは明確です。
春(3〜5月)
★★★★☆
気温15〜25℃。花が咲き乱れ、街が最も美しい季節。イースター祭りも開催。混雑少なめ。
おすすめ度: 高い
夏(6〜8月)
★★★★★
気温25〜35℃。音楽フェス、川沿いのスパヴァ、野外カフェが最高。ただし暑い。観光のベストシーズン。
おすすめ度: 最高
秋(9〜11月)
★★★★★
気温10〜20℃。紅葉が美しく、収穫祭でワインと食事が豊富。個人的に最もおすすめ。
おすすめ度: 最高
冬(12〜2月)
★★★☆☆
気温-5〜5℃。雪景色のベオグラード、クリスマスマーケット。スキーリゾートも楽しめる。ただし寒い。
おすすめ度: 中
結論:5〜6月、9〜10月がベスト
気温が穏やかで、観光しやすく、混雑も少ない。特に9〜10月の秋は、紅葉、収穫祭、ワインフェスティバルが重なり、食とワインを楽しむには最高のタイミング。航空券も夏より安い。7月に音楽フェス目当てなら夏一択ですが、それ以外なら春か秋をおすすめします。
セルビア旅行の実用情報
ここからは、旅の準備に必要な実用的な情報をまとめます。知っておくと安心です。
ビザ・入国情報
日本国籍のパスポートを持っていれば、90日以内の観光はビザ不要。パスポートの有効期限は入国時に3ヶ月以上必要です。入国審査は簡単で、「観光目的」と伝えればスムーズに通過できます。
通貨・両替・クレジットカード
セルビアの通貨はセルビア・ディナール(RSD)。1ディナール=約1.3円(2025年現在)。ユーロも一部で使えますが、レートが悪いのでディナールへの両替がおすすめ。
- 両替: 空港、銀行、両替所で可能。街中の両替所がレート良し
- ATM: 市内に多数。国際キャッシュカードで引き出し可能
- クレジットカード: ホテル、レストラン、スーパーで使える。Visa・Mastercardが主流
- 現金: 小さな店、市場、カフェでは現金のみの場合も。1日5,000円分程度の現金があると安心
通信・インターネット(eSIM推奨)
セルビアでスマホを使うならeSIMが圧倒的に便利。空港でSIMカードを買う手間も、設定の面倒もなし。日本で事前に購入して、現地に着いたらすぐ使えます。
| 手段 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|
| eSIM(おすすめ) | 事前購入、設定簡単、即開通。Airalo、Ubigi、Holaflyなど | 1GB/7日: 500〜800円 3GB/14日: 1,200〜1,800円 |
| 現地SIMカード | 空港や街中で購入。Telenor、Yettel、A1など。安いが手間かかる | 5GB/30日: 1,000〜1,500ディナール (1,300〜1,950円) |
| WiFiレンタル | 日本で借りて持参。複数人でシェア可能だが重い | 1日800〜1,200円 |
おすすめ: Airalo(eSIM)。アプリで購入、数分で開通、チャージも簡単。ヨーロッパ周遊プランもあるので、複数国訪れる場合は特に便利です。
空港アクセス(ベオグラード)
ベオグラード・ニコラ・テスラ空港は市内から約18km。アクセス方法は以下の通り。
| 手段 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|
| A1エアポートバス | 約30〜40分 | 400ディナール(約520円) |
| タクシー | 約25分 | 2,000〜3,000ディナール(2,600〜3,900円) |
| Uber / Bolt | 約25分 | 1,500〜2,500ディナール(1,950〜3,250円) |
おすすめ: A1バスが最もコスパ良し。市内中心部(スラヴィア広場)まで直行。30分おきに運行。荷物が多い場合はUberが便利。
現地での移動手段
- 徒歩: ベオグラード中心部は徒歩で十分。クネズ・ミハイロ通りは歩行者天国
- トラム・バス: 1回券89ディナール(約116円)。BusPlus ICカードが便利
- タクシー / Uber: Uberが安全で料金明確。市内移動は300〜800ディナール(390〜1,040円)
- レンタカー: 地方都市を回るなら便利。国際免許証が必要
使えるセルビア語フレーズ
セルビア語は難しいですが、簡単な挨拶を覚えると喜ばれます。英語は若い世代と観光エリアで通じます。
| セルビア語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| Zdravo | ズドラヴォ | こんにちは |
| Hvala | フヴァーラ | ありがとう |
| Molim | モリム | お願いします / どういたしまして |
| Izvinite | イズヴィニテ | すみません |
| Doviđenja | ドヴィジェニャ | さようなら |
| Koliko košta? | コリコ・コシュタ? | いくらですか? |
治安・注意事項
セルビアの治安はヨーロッパの中でも良好。ベオグラード、ノヴィ・サドなど主要観光地は夜でも比較的安全です。ただし、最低限の注意は必要。
注意すべきポイント
- スリ: 混雑したバス・トラム、観光地では荷物に注意
- 白タク: 空港でぼったくりタクシーあり。Uber利用が安全
- 両替詐欺: 街中の非公式両替所は避ける。銀行か正規両替所で
- 水道水: 飲用可能だが、ミネラルウォーター推奨
- コソボ問題: 政治的な話題は避けるのが無難
セルビア人は親切でフレンドリー。道を聞けば丁寧に教えてくれますし、困っていると助けてくれます。「東欧は怖い」というイメージは完全に誤解。実際に訪れると、安心して旅できる国だと実感するはずです。
まとめ:セルビアは「知られざるヨーロッパの宝石」
石畳の道に響く靴音、カフェのエスプレッソの香り、ドナウ川の夕焼け、炭火で焼けるチェヴァピの香ばしい匂い。セルビアで感じたすべてが、あなたの記憶に残り続けるでしょう。
物価は日本の3分の1、料理はボリューム満点、人々は温かく、歴史は深い。 ヨーロッパの中でこれほどコスパが良く、それでいて本物の文化体験ができる国は他にありません。まだ日本人観光客は少なく、混雑とは無縁。「自分だけが知っている特別な場所」という感覚を味わえます。
ベオグラードの要塞から眺めるドナウ川の夕暮れ、スカダルリヤ地区で聞く伝統音楽の生演奏、ノヴィ・サドのカフェでゆっくり流れる時間。セルビアは「効率」や「便利さ」とは対極にある国。でもだからこそ、旅の本質—「知らない世界に触れ、自分の視野が広がる瞬間」—を感じられるんです。
パリやロンドンのような華やかさはないかもしれません。でも、セルビアには「本物」があります。観光客向けに作られた体験ではなく、地元の人たちが今も大切にしている文化。それに触れられるのが、セルビア旅行の最大の魅力です。
「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。フライトを検索して、セルビアへ飛び立ちましょう。

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