タンザニア旅行完全ガイド|費用・観光・グルメ【2026年最新】

アフリカ大陸の東端、タンザニア。セレンゲティの夕暮れ時、地平線まで広がるサバンナを真っ赤に染める夕陽。遠くから聞こえるライオンの唸り声。キリマンジャロの頂に輝く万年雪。ザンジバル島の白砂ビーチに打ち寄せる透き通ったエメラルドグリーンの波。スパイスの香りが漂うストーンタウンの迷路のような路地。これがタンザニアです。野生動物の王国とインド洋の楽園、アフリカの大自然と豊かな文化が共存する、地球上でもっとも感動的な旅先のひとつ。この記事を読み終えるころには、きっとあなたもフライトを検索しているはずです。

タンザニアは、アフリカ旅行の初心者にも経験者にも満足度が高い国です。なぜなら「サファリ」「ビーチリゾート」「登山」「文化体験」すべてが一度の旅で叶うから。ケニアやボツワナと比べても国立公園の種類が多く、セレンゲティとンゴロンゴロの2大スポットだけでビッグファイブ(ライオン・ゾウ・サイ・バッファロー・ヒョウ)すべてに出会える確率は90%以上。ザンジバル島はモルディブに匹敵する美しさでありながら物価は半分以下。さらに、アフリカ最高峰キリマンジャロ登頂にチャレンジできるのはここだけ。今、日本人旅行者の間で「次はタンザニア」という声が急増中なのも納得です。

この記事では、タンザニア旅行の費用、絶対に外せない観光スポット、現地で食べるべきグルメ、ベストシーズン、ビザ・通信などの実用情報まで、すべてを網羅します。正直に言います。タンザニア旅行は人生観が変わります。野生動物の圧倒的な生命力、大自然のスケール感、現地の人々の温かさ。日本では絶対に味わえない体験が、ここにはあります。

タンザニア基本情報

項目 内容
正式国名 タンザニア連合共和国(United Republic of Tanzania)
首都 ドドマ(経済中心地はダルエスサラーム)
公用語 スワヒリ語、英語
通貨 タンザニアシリング(TZS)1円 = 約25シリング(2026年2月現在)
時差 日本より6時間遅い(日本12時 = タンザニア6時)
フライト時間 成田・羽田から乗り継ぎで約18〜22時間(ドーハ経由・ドバイ経由が主流)
ビザ 観光目的の場合、50USドル(オンライン申請可能)
宗教 キリスト教約40%、イスラム教約35%、伝統宗教
電圧・プラグ 230V、50Hz / タイプBF・B3(変換プラグ必須)
面積 約94.5万km²(日本の約2.5倍)

日本の2.5倍の国土に、120以上の民族が暮らす多民族国家。英語が公用語なので、観光地では英語が通じます。ビザもオンラインで簡単取得できるようになり、以前よりずっと行きやすくなりました。今がチャンスです。

タンザニア旅行の費用

「アフリカって高そう」と思っていませんか?実際のところ、タンザニア旅行の費用は旅のスタイル次第で大きく変わります。サファリツアーに参加すると高額になりますが、ザンジバル島滞在をメインにすれば東南アジア旅行と同じくらいの予算で楽しめます。ここでは3つのスタイル別に、航空券からホテル、現地費用まで詳しく解説します。

航空券の相場(往復)

航空会社・経由地 価格帯(往復) 特徴
カタール航空(ドーハ経由) 12〜18万円 サービス良好、乗り継ぎスムーズ
エミレーツ航空(ドバイ経由) 13〜19万円 快適な機内設備、ドバイでの乗り継ぎ時間を楽しめる
エチオピア航空(アディスアベバ経由) 10〜15万円 最安値狙いならこれ、アフリカ最大手
ターキッシュエアラインズ(イスタンブール経由) 11〜17万円 機内食が美味しい、イスタンブール観光も楽しめる

セール時期(4〜5月、11月)なら往復10万円以下も狙えます。GW・夏休み・年末年始はプラス5〜8万円と考えておくと良いでしょう。ダルエスサラーム着とキリマンジャロ空港着では価格が若干異なりますが、サファリメインならキリマンジャロ空港、ザンジバル島メインならダルエスサラームがおすすめです。

宿泊費の目安(1泊あたり)

宿泊タイプ 価格(1室/泊) 具体例
ドミトリー(ザンジバル) 800〜1,500円 バックパッカー向けホステル
ゲストハウス(ストーンタウン) 2,000〜4,000円 プライベートルーム、朝食付き
中級ホテル(ダルエスサラーム) 5,000〜10,000円 プール・レストラン付き
ビーチリゾート(ザンジバル) 15,000〜40,000円 オールインクルーシブ、プライベートビーチ
サファリロッジ(セレンゲティ等) 30,000〜100,000円 3食付き、ゲームドライブ込み

サファリロッジは高額に見えますが、実は3食付き・サファリツアー代込み・送迎込みなので、すべて別払いのホテルと比較すればコスパは悪くありません。ザンジバル島の中級ホテルなら、モルディブの半額以下でビーチリゾート体験ができます。

現地での1日あたりの費用

費目 節約 スタンダード リッチ
食費(3食) 1,000円 3,000円 8,000円
移動費 500円 2,000円 5,000円
アクティビティ 2,000円 5,000円 15,000円
その他 500円 2,000円 5,000円

サファリツアーの料金目安

セレンゲティ+ンゴロンゴロ5日間のサファリツアーは、1人あたり20万〜40万円が相場です。これには宿泊、食事、専用車、ガイド、国立公園入場料がすべて含まれています。グループツアーなら20万円前後、プライベートツアーなら30万円以上が目安。高額に見えますが、一生に一度の体験と考えれば決して高くはありません。

タンザニア旅行 総費用まとめ(7泊9日の場合)

節約旅行

18〜25万円

ザンジバル中心、ゲストハウス

航空券12万 + ゲストハウス2.4万 + 現地費3万 + サファリ日帰り1万

スタンダード

35〜50万円

サファリ3日 + ザンジバル4日

航空券15万 + サファリ20万 + ザンジバルホテル6万 + 現地費5万

リッチ旅行

70〜120万円

ラグジュアリーサファリ + 高級リゾート

航空券18万ビジネス + サファリ50万 + リゾート20万 + 現地費10万 + キリマンジャロ登山20万

スタンダードプランで35〜50万円。これはヨーロッパ周遊と同じくらいの予算です。実は、タンザニア旅行は思っているほど高くありません。サファリに参加せず、ザンジバル島だけなら20万円台でも十分楽しめます。逆に、一生に一度の贅沢としてラグジュアリーサファリに参加すれば、どんな高級リゾートにも負けない感動が待っています。予算に応じて柔軟にプランを組めるのがタンザニアの魅力です。

絶対に外せない観光スポット

タンザニアは、国全体が巨大な自然博物館のようなもの。セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ保護区、キリマンジャロ、ザンジバル島——どれも世界遺産級の名所ばかり。ここではメインスポットを詳しく、その他をグリッド形式で紹介します。

セレンゲティ国立公園 — 地球最大の野生動物の楽園

見渡す限りの大草原。地平線まで続くサバンナを、何千頭ものヌーの大群が移動する。ライオンが草むらに身を潜め、獲物を狙う。チーターが時速100キロで疾走し、シマウマを追いかける。ゾウの家族がゆっくりと水場へ向かう。これが、セレンゲティです。

セレンゲティ国立公園は、面積約14,750km²(四国の約0.8倍)。ここには約300万頭の野生動物が生息し、毎年「グレートマイグレーション(大移動)」が起こります。150万頭のヌーと20万頭のシマウラが、雨を求めて北へ南へと大移動する姿は、地球上で最も壮大な自然現象のひとつ。7〜10月には、マラ川を渡るヌーの群れと、それを狙うワニの攻防が見られます。テレビで見たあの光景が、目の前で繰り広げられるのです。

サファリカーに乗って草原を走ると、まるで別の惑星に来たかのよう。360度見渡す限りの大自然。草を食むキリン、岩の上で昼寝をするライオン、木陰で休むゾウの群れ。どこを見ても野生動物だらけ。ガイドが「あそこにヒョウがいる」と指さす方向を双眼鏡で覗くと、木の上で獲物を食べているヒョウが。こんな体験、人生で何度できるでしょうか?

項目 詳細
入場料 1日70USドル(24時間有効)
ベストシーズン 大移動は7〜10月、乾季(6〜10月)は動物が水場に集まるため観察しやすい
アクセス アルーシャから車で約6〜7時間、または国内線で1時間
おすすめツアー 3泊4日のサファリツアーが主流、ンゴロンゴロとセットが定番

ンゴロンゴロ保護区 — 巨大クレーターの奇跡

約250万年前の火山噴火でできた、直径約20km、深さ600mの巨大クレーター。その底には、まるでノアの箱舟のように、あらゆる動物が共存しています。ライオン、ゾウ、サイ、バッファロー、カバ、フラミンゴ——ビッグファイブがすべて揃うのは、世界でもンゴロンゴロくらいです。

クレーターの縁から見下ろすと、眼下には緑豊かな草原と湖が広がり、まるで楽園のよう。サファリカーでクレーターの底に降りると、そこには約25,000頭もの動物が暮らしています。草原ではシマウマとヌーが草を食み、湖にはピンク色のフラミンゴの大群が羽を休める。そして、草むらにはライオンが。クレーターという閉じた環境の中で、自然の食物連鎖が完璧に成立している——それがンゴロンゴロの奇跡です。

特に朝のサファリは格別です。朝霧の中、クレーターの底に降りていくと、朝日に照らされた草原が黄金色に輝く。動物たちが活動を始め、ライオンが狩りをする姿や、ゾウの家族が水場に向かう姿を目撃できるかもしれません。セレンゲティとは違った、濃密な動物密度と美しい景観が、ンゴロンゴロの魅力です。

項目 詳細
入場料 1日70USドル + クレーター入場料300USドル(車1台あたり)
ベストシーズン 6〜9月(乾季で動物観察しやすい)
アクセス アルーシャから車で約3時間
滞在時間の目安 クレーター内のサファリは6時間まで(ルールで制限あり)

キリマンジャロ — アフリカ最高峰への挑戦

標高5,895m。アフリカ大陸最高峰にして、世界七大陸最高峰のひとつ。赤道直下にありながら、山頂には万年雪が輝く——それがキリマンジャロです。「登山経験がなくても登れる」と言われますが、決して簡単ではありません。高山病との戦い、連日の長時間歩行、氷点下の山頂アタック。しかし、頂上ウフルピークに立ったときの達成感は、人生最高の瞬間になるはずです。

登山ルートは主に5つ。初心者に人気なのはマラングルート(5〜6日)とマチャメルート(6〜7日)です。マラングルートは山小屋泊で比較的楽ですが、高度順応が難しく成功率は約65%。マチャメルートはテント泊ですが、ゆっくり高度を上げるため成功率は約80%と高め。どちらを選ぶにせよ、ガイド・ポーター・コックが同行してくれるので、登山装備と体力さえあれば大丈夫です。

山頂アタックは深夜0時スタート。ヘッドライトだけを頼りに、真っ暗な中をひたすら登る。息が切れ、足が重く、高山病で頭が痛い。でも、諦めずに登り続けると、東の空が少しずつ明るくなり、やがて太陽が地平線から昇る。そして、目の前にはウフルピークの看板。そこには「CONGRATULATIONS! YOU ARE NOW AT UHURU PEAK, TANZANIA 5,895M AMSL AFRICA’S HIGHEST POINT」の文字。その瞬間、すべての苦しみが報われます。タンザニアに来たなら、ぜひ挑戦してほしいです。

項目 詳細
登山費用 15万〜30万円(ルート・日数により変動、ガイド・食事・テント込み)
ベストシーズン 1〜2月、7〜9月(乾季で天候安定)
日数 5〜9日間(ルートによる)
成功率 全体で約65〜70%(高度順応が鍵)

ザンジバル島 — インド洋の楽園

ターコイズブルーの海、白砂のビーチ、ヤシの木が揺れる風景——ここは本当にアフリカなのか?ザンジバル島は、タンザニア本土から約40km沖合に浮かぶインド洋の宝石です。かつて香辛料貿易で栄えたこの島は、アラブ・ペルシャ・インド・アフリカの文化が混ざり合い、独特の雰囲気を醸し出しています。

島の中心地ストーンタウンは、世界遺産に登録された旧市街。迷路のような細い路地、アラブ様式の木彫りドア、スパイスの香りが漂う市場——歩いているだけでタイムスリップしたような気分になります。かつて奴隷貿易の拠点だった暗い歴史もありますが、今では活気あふれる観光地として生まれ変わりました。

そして何より、ビーチが最高です。北部のヌングイビーチ、東部のパジェビーチ、南東のジャンビアニビーチ——どこも透明度抜群で、シュノーケリングやダイビングに最適。潮が引くと海の中を歩けるほど遠浅になり、現地の女性が海藻を収穫する光景も見られます。リゾートホテルに泊まれば、プライベートビーチでのんびり過ごせます。サファリで疲れた体を癒すには、これ以上の場所はありません。

項目 詳細
アクセス ダルエスサラームから国内線で30分、またはフェリーで2時間
ベストシーズン 6〜10月、12〜2月(乾季で海が穏やか)
おすすめビーチ ヌングイ(北部、賑やか)、パジェ(東部、カイトサーフィン)、ジャンビアニ(南東、静か)
見どころ ストーンタウン(世界遺産)、スパイスツアー、プリズン島、ジョザニフォレスト(レッドコロブス観察)

タランギーレ国立公園 — バオバブとゾウの楽園

セレンゲティやンゴロンゴロに比べて知名度は劣りますが、タランギーレ国立公園は「ゾウの楽園」として知られています。乾季(6〜10月)には約3,000頭ものゾウが水を求めてタランギーレ川に集まり、巨大なバオバブの木の下を悠然と歩く姿は圧巻です。

バオバブの木は樹齢1,000年を超えるものもあり、その太い幹と独特の枝ぶりは、まるで逆さまに植えられているよう。サファリカーで走っていると、突然目の前に巨大なバオバブが現れ、その下でゾウの家族がくつろいでいる——そんな光景に出会えます。セレンゲティほど混雑していないので、落ち着いてサファリを楽しみたい人におすすめです。

その他の見どころスポット

マニヤラ湖国立公園

ピンク色のフラミンゴの大群と、木登りライオンで有名。アルーシャから車で2時間、サファリの最初の目的地に最適

アルーシャ国立公園

メルー山の麓にある小さな国立公園。カヌーサファリやウォーキングサファリが楽しめ、初心者向け

ルアハ国立公園

タンザニア最大の国立公園。観光客が少なく、手つかずの大自然を満喫できる穴場。ライオンとワイルドドッグの遭遇率が高い

セルース動物保護区

世界最大級の動物保護区。ボートサファリでカバやワニを間近で観察できる。ダルエスサラームから国内線でアクセス

マフィア島

ザンジバルよりさらに静かな離島。ジンベエザメと泳げるダイビングスポットとして世界的に有名

ペンバ島

ザンジバルの北にある秘境の島。クローブ生産で有名。ダイビングポイントが豊富で、手つかずのサンゴ礁が美しい

タンザニアの魅力は、セレンゲティだけではありません。北部サーキット(セレンゲティ・ンゴロンゴロ・タランギーレ)が有名ですが、南部のルアハやセルースも素晴らしい。時間があれば、複数の国立公園を周遊するのがおすすめです。そして最後はザンジバル島で締めくくる——これが理想のタンザニア旅行です。

タンザニアで食べるべきグルメ

正直に言います。タンザニア料理は、日本人の口に合います。スパイスを使った味付けは東南アジア料理に近く、炭火で焼いた肉料理は日本の焼肉を思わせる。インド洋に面しているため、新鮮なシーフードも豊富。そしてザンジバル島では、アラブ・インド・アフリカの食文化が融合した独特の料理が楽しめます。

タンザニアの定番料理

料理名 どんな料理? 価格目安
ウガリ(Ugali) トウモロコシの粉を練った主食。もちもち食感で、シチューやスープと一緒に手で食べる 200〜400円
ニャマチョマ(Nyama Choma) 炭火焼き肉。ヤギ肉・牛肉・鶏肉をシンプルに塩焼きに。ジューシーで香ばしい、タンザニアのソウルフード 600〜1,200円
ピラウ(Pilau) スパイス炊き込みご飯。クミン・カルダモン・シナモンの香りが効いた、インド風ライス料理 300〜600円
ムチュジ(Mchuzi) カレー風シチュー。肉や豆をトマトとスパイスで煮込んだもの。ウガリと一緒に食べるのが定番 400〜800円
サモサ(Samosa) 三角形の揚げ春巻き。中身は挽肉や野菜。屋台で手軽に買える人気スナック 50〜150円
チパティ(Chapati) インド風の薄焼きパン。外はカリッ、中はもちもち。シチューをディップして食べる 100〜200円
ビリヤニ(Biryani) スパイス炊き込みご飯の豪華版。肉・野菜・レーズン・ナッツ入り。ザンジバルの名物 600〜1,000円
ココナッツビーンスープ ココナッツミルクと豆のスープ。まろやかで優しい味わい。朝食の定番 300〜500円

ザンジバル島の名物グルメ

ザンジバルは「スパイスアイランド」と呼ばれるほど、香辛料の産地として有名です。クローブ、シナモン、ナツメグ、カルダモン——これらのスパイスを使った料理は、エキゾチックで癖になる美味しさ。そして、インド洋で獲れる新鮮なシーフードも見逃せません。

料理名 どんな料理? 価格目安
ザンジバルピザ 屋台で焼く薄い生地のクレープ風ピザ。中身は肉・卵・野菜・チーズなど。甘いバナナチョコ味もある 200〜400円
オクトパスカレー タコをココナッツミルクとスパイスで煮込んだカレー。タコが柔らかく、スパイシーで美味 800〜1,500円
ロブスター(グリル) 獲れたてロブスターを豪快に炭火焼き。レモンとガーリックバターで。最高の贅沢 2,000〜4,000円
ウラニ(Urojo) ザンジバルのストリートフード。スパイシースープに揚げパン、マンゴー、ライムを入れた不思議な一品 150〜300円
スパイスティー(カワ) シナモン・カルダモン・ジンジャー入りのスパイスミルクティー。甘くて香り高い 100〜200円

おすすめグルメスポット

フォロダニガーデン(ザンジバル)

ストーンタウンの海沿いにある屋台街。夕方から夜にかけて、シーフードBBQやザンジバルピザの屋台が並ぶ。地元の人と観光客で大賑わい

The Rock Restaurant(ザンジバル)

海の真ん中の岩の上に建つレストラン。満潮時は船でしか行けない絶景スポット。シーフード料理が絶品

Zanzibar Coffee House

ストーンタウンの老舗カフェ。コロニアル様式の建物で、本格的なコーヒーとケーキが楽しめる。朝食メニューも豊富

Khan’s Restaurant(ダルエスサラーム)

バーベキューが美味しいと評判のレストラン。ニャマチョマやティラピアのグリルが絶品。地元民にも人気

Slipway Shopping Centre(ダルエスサラーム)

海沿いのショッピングセンター内にレストランが多数。インド料理、イタリアン、シーフードなど選択肢豊富

サファリロッジのディナー

セレンゲティやンゴロンゴロのロッジでは、ビュッフェスタイルのディナーが楽しめる。星空の下での食事は一生の思い出

飲料水とアルコールについて

水道水は飲めません。必ずミネラルウォーター(500ml約100円)を購入しましょう。タンザニアのビールは「キリマンジャロビール」「セレンゲティビール」「サファリラガー」が有名。どれもすっきりした味わいで、暑い日にぴったり。ザンジバルはイスラム教徒が多いですが、観光地ではアルコールを提供するレストランもあります。

タンザニア料理は、日本ではまず食べられません。だからこそ、現地で思いっきり楽しんでください。ウガリを手で食べる体験、炭火で焼かれたニャマチョマの香り、フォロダニガーデンの屋台で地元の人と肩を並べながら食べるシーフードBBQ——これらはすべて、タンザニアでしか味わえない体験です。

タンザニアならではの体験

サファリツアー(ゲームドライブ)

タンザニアに来て、サファリをしないなんてありえません。早朝5時、まだ薄暗いうちにサファリカーに乗り込み、大草原へ。朝日が昇ると、草原が黄金色に輝き、動物たちが活動を始める。ライオンの狩り、ゾウの水浴び、キリンの食事——すべてが目の前で繰り広げられます。

ゲームドライブは、朝(6〜10時)と夕方(16〜19時)の2回が基本。動物たちが最も活発に動く時間帯です。専属ガイドが無線で情報を共有しながら、ビッグファイブや珍しい動物を探してくれます。「あそこにチーターがいる!」とガイドが叫べば、全員が双眼鏡を覗き込む。その興奮は、言葉では表せません。

バルーンサファリ(セレンゲティ)

一生に一度の贅沢をするなら、バルーンサファリです。早朝、熱気球に乗ってセレンゲティの上空へ。眼下には地平線まで続く大草原、移動するヌーの大群、草を食むシマウラの群れ。鳥の目線で見るサファリは、地上とはまったく別の世界です。

約1時間のフライトの後は、サバンナの真ん中でシャンパンブレックファスト。テーブルクロスが敷かれたテーブル、フルーツ、パン、シャンパン——大自然の中での朝食は、人生最高の贅沢です。料金は約600〜800USドル(約9〜12万円)と高額ですが、後悔はしません。絶対に。

スパイスツアー(ザンジバル)

ザンジバルはかつて「世界のスパイス貿易の中心地」でした。今でも島の至るところでクローブ、シナモン、バニラ、カルダモンが栽培されています。スパイスツアーに参加すれば、農園を歩きながら、スパイスがどのように育つのかを学べます。

ガイドが木からクローブをもぎ取り、「これを嗅いでみて」と手渡してくれる。シナモンの木の皮を剥いて香りを楽しむ。バニラビーンズを実際に見て、その高価さに納得する。ツアーの最後には、フルーツの試食とスパイスティーが振る舞われます。料金は約20〜30USドル(3,000〜5,000円)。半日で楽しめる人気アクティビティです。

ダイビング・シュノーケリング(ザンジバル、マフィア島)

インド洋の透明度は抜群。ザンジバル島周辺やマフィア島では、色とりどりのサンゴ礁と熱帯魚が楽しめます。特にマフィア島は、ジンベエザメと一緒に泳げることで有名。10〜3月のシーズン中は、高確率で遭遇できます。

シュノーケリングなら、ヌングイビーチやムネンバ環礁がおすすめ。ボートで15分ほど沖に出ると、そこは魚の楽園。クマノミ、ウミガメ、エイ、カラフルな熱帯魚が泳ぐ姿を間近で見られます。ダイビングライセンスがあれば、さらに深い海へ。沈船ダイブやドリフトダイブも楽しめます。

マサイ族の村訪問

セレンゲティやンゴロンゴロ周辺には、マサイ族が暮らす村があります。伝統的な赤い布を身にまとい、槍を持って牛を飼う彼らの暮らしは、何百年も前から変わっていません。村を訪問すれば、伝統的なダンスを見せてもらったり、手作りのアクセサリーを購入したりできます。観光地化されている部分もありますが、彼らの文化に触れる貴重な機会です。

その他のアクティビティ

サンセットクルーズ(ザンジバル)

伝統的なダウ船に乗って夕陽を眺めるクルーズ。海に沈む夕陽とシルエットになるヤシの木が、絵画のように美しい

プリズン島ツアー(ザンジバル)

巨大なゾウガメが暮らす小島。ボートで15分。ゾウガメに餌をあげたり、一緒に写真を撮ったりできる

ジョザニフォレスト(ザンジバル)

ザンジバル固有種のレッドコロブスモンキーが見られる森。可愛い猿たちが木々を飛び回る姿に癒される

カイトサーフィン(パジェビーチ)

遠浅で風が強いパジェビーチは、カイトサーフィンの聖地。初心者向けのレッスンもあり

ストーンタウン散策

迷路のような路地を歩き、古い建物や市場を見て回る。アラブ様式の木彫りドアは必見

ナイトゲームドライブ

夜行性の動物を探すサファリ。ライトに照らされるハイエナやヤマアラシなど、昼とは違う顔が見られる

タンザニアは「見る」だけでなく「体験する」旅先です。サファリで野生動物を間近で見る、バルーンで空を飛ぶ、スパイス農園で香りを楽しむ、ダウ船で夕陽を眺める——どれもタンザニアでしかできない体験。帰国してから「あれもやっておけば良かった」と後悔しないよう、時間とお金が許す限り、やりたいことは全部やってください。

タンザニア旅行のベストシーズン

タンザニアは赤道に近いため、年間を通して温暖です。しかし、雨季と乾季があり、旅の目的によってベストシーズンが変わります。サファリメインなら乾季、ザンジバルメインなら雨季以外ならいつでもOK。ここでは季節ごとの特徴を詳しく解説します。

3〜5月(大雨季)

おすすめ度: ★☆☆☆☆

気候: 気温25〜30度、降水量多い
メリット: 航空券・ホテルが安い、観光客少ない、緑豊かで景色が美しい
デメリット: 道がぬかるんでサファリがキャンセルになることも、蚊が多い

避けたほうが無難。ただし予算重視ならあり

6〜10月(乾季)

おすすめ度: ★★★★★

気候: 気温20〜28度、ほとんど雨が降らない
メリット: サファリに最適、動物が水場に集まる、グレートマイグレーション(7〜10月)が見られる
デメリット: 観光客が多い、料金が高め

サファリメインなら絶対この時期!

11〜12月(小雨季)

おすすめ度: ★★★☆☆

気候: 気温25〜30度、午後にスコールがある程度
メリット: 観光客が少ない、料金が安い、緑が美しい
デメリット: 時々雨が降る、道がぬかるむことも

コスパ重視ならおすすめ

1〜2月(短い乾季)

おすすめ度: ★★★★☆

気候: 気温25〜32度、晴天が多い
メリット: ヌーの出産シーズン(南セレンゲティ)、天候が安定、キリマンジャロ登山にも最適
デメリット: 気温が高い

6〜10月に次ぐベストシーズン

目的別ベストシーズン

目的 ベストシーズン 理由
サファリ(ビッグファイブ) 6〜10月 乾季で動物が水場に集まる、草が短く視界良好
グレートマイグレーション 7〜10月 ヌーの大移動、マラ川渡河が見られる
ヌーの出産シーズン 1〜2月 南セレンゲティで何千頭もの赤ちゃんヌーが誕生
キリマンジャロ登山 1〜2月、7〜9月 晴天率が高く、山頂アタックの成功率アップ
ザンジバルビーチ 6〜10月、12〜2月 雨が少なく海が穏やか、シュノーケリング日和
ジンベエザメ(マフィア島) 10〜3月 ジンベエザメの出現率が高い

結論: サファリメインなら6〜10月、特に7〜9月がベスト。グレートマイグレーションを見たいなら7〜10月。ヌーの出産シーズンを見たいなら1〜2月。ザンジバルでビーチリゾートを楽しむなら、雨季(3〜5月)以外ならいつでもOKです。キリマンジャロ登山は1〜2月か7〜9月が鉄板。

ただし、ベストシーズンは料金も高く、観光客も多い。もし予算を抑えたいなら、11月や12月前半の小雨季もおすすめです。午後にスコールが降る程度で、サファリには十分楽しめます。そして何より、料金が20〜30%安くなります。

実用情報 — ビザ・通信・交通

ビザ取得方法

日本国籍の場合、タンザニア入国にはビザが必要です。以前は空港でのアライバルビザが主流でしたが、現在はオンライン申請が推奨されています。

項目 詳細
ビザ種類 観光ビザ(シングルエントリー)
料金 50USドル(約7,500円)
有効期間 90日間(シングルエントリー)
申請方法 オンライン申請(eVisa)または空港でアライバルビザ
申請サイト https://eservices.immigration.go.tz/visa/
必要書類 パスポート(残存6ヶ月以上)、証明写真、往復航空券、宿泊予約
処理期間 約5〜10営業日(オンライン申請の場合)

アライバルビザの注意点

空港でのアライバルビザ取得も可能ですが、混雑時には1〜2時間待つことも。事前にオンラインで取得しておけば、到着後すぐに入国審査を通過できます。特にハイシーズン(7〜9月)は事前申請を強く推奨します。

予防接種と健康対策

タンザニア入国には黄熱病の予防接種証明書(イエローカード)が必要です。また、マラリアのリスクがあるため、予防薬の服用を検討してください。

項目 詳細
黄熱病予防接種 必須(証明書の提示を求められることあり)
マラリア予防薬 推奨(特にサファリエリア)
その他推奨ワクチン A型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフス
虫除け対策 長袖・長ズボン着用、DEET配合の虫除けスプレー必携

通信手段(SIM・eSIM・Wi-Fi)

タンザニアでは、現地SIMカードまたはeSIMを使うのが最もコスパが良いです。主要都市やサファリロッジではWi-Fiも使えますが、速度は遅め。

通信手段 料金目安 特徴
現地SIM(Vodacom) 5GB/7日 約1,500円 最大手、ダルエスサラーム空港で購入可能、エリアカバー広い
現地SIM(Airtel) 5GB/7日 約1,200円 料金が安い、主要都市では問題なし
eSIM(Airalo等) 3GB/7日 約1,000円 事前購入可能、設定簡単、SIMフリースマホ必須
ホテル・ロッジWi-Fi 無料〜有料 速度遅い、サファリロッジでは衛星回線のため不安定

おすすめはeSIM(Airalo)または現地SIM(Vodacom)。到着後すぐに使いたいならeSIMを事前購入、コスパ重視なら空港でVodacomのSIMを購入しましょう。セレンゲティなど国立公園内は電波が弱いですが、ロッジ周辺では使えることが多いです。

空港アクセスと国内移動

移動手段 料金目安 特徴
空港タクシー(ダルエスサラーム) 市内まで約2,000〜3,000円 事前に料金交渉必須、ホテル送迎が安心
国内線(ダルエスサラーム→ザンジバル) 片道約5,000〜10,000円 所要30分、Precision Air、Coastal Aviationなど
フェリー(ダルエスサラーム→ザンジバル) 片道約3,500〜5,000円 所要2時間、Azam Marine(高速船)
サファリツアー車両 ツアー料金に含まれる 専用サファリカー、ガイド付き
ダラダラ(乗合バス) 50〜200円 現地の足、安いが混雑・スリ注意

現地で使える基本フレーズ(スワヒリ語)

日本語 スワヒリ語 発音
こんにちは Jambo ジャンボ
ありがとう Asante アサンテ
どういたしまして Karibu カリブ
さようなら Kwaheri クワヘリ
はい Ndiyo ンディヨ
いいえ Hapana ハパナ
いくらですか? Bei gani? ベイ ガニ?
問題ない Hakuna Matata ハクナ マタタ

「ハクナ マタタ」は「ライオンキング」で有名になったフレーズですが、タンザニアでは本当によく使われます。「問題ない」「心配するな」「大丈夫」といった意味。現地の人に「Jambo!」と声をかければ、笑顔で「Jambo!」と返してくれます。

注意事項と安全対策

スリ・置き引きに注意

ダルエスサラームやアルーシャなど都市部では、スリや置き引きが多発しています。貴重品は肌身離さず、バッグは前に抱える、夜の一人歩きは避ける、といった基本的な対策を徹底してください。サファリツアー中やザンジバル島のリゾートエリアは比較的安全です。

水道水は飲まない

タンザニアの水道水は飲用に適していません。必ずミネラルウォーターを購入してください。歯磨きもミネラルウォーターを使うのが安心です。また、生野菜や氷にも注意。サファリロッジや高級ホテルの食事は衛生管理がしっかりしているので問題ありません。

野生動物に近づかない

サファリ中は絶対に車外に出ないでください。ライオンやゾウは見た目以上に危険です。ガイドの指示に従い、動物との適切な距離を保ちましょう。また、ロッジ内でもサルやイノシシが出ることがあるので、食べ物を部屋に放置しないように。

タンザニアは、基本的な注意を守れば安全に旅行できる国です。サファリツアーに参加すれば移動も宿泊も手配してくれるので、初めてのアフリカでも安心。ザンジバル島は観光地化されているため、さらに安全度が高いです。ただし、都市部では日本と同じ感覚でいると危険なので、貴重品管理と夜間の行動には十分注意してください。

まとめ — タンザニアで人生が変わる

セレンゲティの夕暮れ時、地平線まで広がるサバンナを真っ赤に染める夕陽。遠くから聞こえるライオンの唸り声。ザンジバル島の白砂ビーチに打ち寄せる透き通った波。スパイスの香りが漂うストーンタウンの路地。この記事の冒頭で描いたあの光景を、あなたも必ず目にすることができます。

タンザニア旅行は、間違いなく人生を変える体験です。サファリカーの窓から見た野生のライオン。ンゴロンゴロのクレーターで朝日を浴びながら見たゾウの群れ。キリマンジャロの山頂で見た満天の星空。ザンジバル島の透き通った海でシュノーケリングした記憶——これらはすべて、帰国してからも何度も思い出す、かけがえのない宝物になります。

費用は確かに安くはありません。でも、サファリで見た動物たちの生命力、大自然のスケール感、現地の人々の温かさ、それらを全部ひっくるめて考えれば、決して高くはないはずです。むしろ、「もっと早く来ればよかった」と思うでしょう。日本では絶対に味わえない感動が、タンザニアにはあります。

「いつか行きたい」と思っているなら、今すぐ計画を始めてください。航空券を検索し、ツアー会社に問い合わせをし、パスポートの残存期間を確認する。その一歩が、あなたの人生を変える旅の始まりです。セレンゲティの大草原が、ンゴロンゴロのクレーターが、キリマンジャロの頂が、ザンジバル島の白砂ビーチが、あなたを待っています。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。

ハクナ マタタ(Hakuna Matata)— 心配いらない。

さあ、タンザニアへ。

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