チリ旅行完全ガイド|費用・観光・グルメ【2026年最新】

成田から約25時間。長いフライトの果てに降り立ったサンティアゴの空気は、驚くほど澄んでいます。眼前には雪を抱いたアンデス山脈が壁のようにそびえ、南太平洋から吹く風が頬をなでる――。南北4,300kmにわたって伸びる「世界で最も細長い国」チリは、アタカマ砂漠の絶景、パタゴニアの氷河、イースター島のモアイ像、そして世界一の星空まで、地球上の”極限の美”を一国で体験できる奇跡のような国です。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

  1. チリってどんな国? 基本情報
  2. チリ旅行の費用はいくら? 予算別プラン
    1. 航空券の相場
    2. ホテル代の目安
    3. 食費・交通費・観光費の内訳
    4. 総額シミュレーション(6泊8日)
  3. チリの絶景観光スポット10選
    1. アタカマ砂漠|世界一乾燥した大地で見る奇跡の絶景
    2. パイネ国立公園(パタゴニア)|氷河と湖と岩峰の絶景トレッキング
    3. イースター島(ラパ・ヌイ)|モアイ像が並ぶ太平洋の孤島
    4. ヴァルパライソ|カラフルな港町の迷宮散歩
    5. その他の必見スポット
  4. チリグルメ|海と山の恵みを堪能
    1. 絶対に食べたいチリ料理10選
    2. チリワインの世界|コスパ最強の本場体験
    3. チリスイーツ&ドリンク
    4. グルメスポット:サンティアゴの市場&レストラン
  5. チリの都市ガイド|サンティアゴだけじゃない
    1. サンティアゴ|アンデス山脈を望む首都
    2. その他の主要都市
  6. ベストシーズンはいつ? チリの気候と服装
    1. エリア別ベストシーズン
    2. 季節別の魅力とおすすめ度
    3. 服装と持ち物アドバイス
  7. チリ旅行の実用情報|通信・交通・言語
    1. 通信環境:eSIM vs SIMカード
    2. 空港から市内へのアクセス
    3. 市内交通:地下鉄とバスが便利
    4. スペイン語フレーズ集
    5. お金の話:通貨と支払い方法
    6. 安全対策と注意事項
  8. チリ旅行モデルプラン3選
    1. プラン1: 初めてのチリ|サンティアゴ&アタカマ 6泊8日
    2. プラン2: 絶景ハンター|パタゴニア&イースター島 10泊12日
    3. プラン3: 縦断チャレンジ|北から南まで大周遊 14泊16日
  9. チリのお土産&ショッピング
    1. おすすめお土産リスト
    2. ショッピングスポット
  10. まとめ|今すぐチリ行きフライトを検索しよう

チリってどんな国? 基本情報

項目 詳細
正式名称 チリ共和国(Republic of Chile)
首都 サンティアゴ(Santiago)
人口 約1,920万人(2024年)
面積 約75.6万km²(日本の約2倍)
公用語 スペイン語
通貨 チリペソ(CLP)|1円 ≈ 7.5ペソ(2026年2月)
時差 日本より−13時間(サマータイム時は−12時間)
ビザ 90日以内の観光は不要
気候 地域によって大きく異なる(砂漠〜氷河まで)
電圧/プラグ 220V・50Hz|Cタイプ(変換プラグ必須)

パスポートさえあれば、3か月間もチリに滞在できます。ビザ不要で南米の絶景を巡れる――これほどアクセスしやすい南米の国は他にありません。南半球なので季節が日本と真逆という点だけ、頭に入れておきましょう。日本が夏ならチリは冬、日本が冬ならチリは夏です。

チリ旅行の費用はいくら? 予算別プラン

「南米って高いんじゃないの?」そう思っていませんか? 実は、チリ旅行は思ったより手が届きます。航空券が最大の出費ですが、現地の物価は日本より少し安く、工夫次第で予算を抑えることが可能です。ここでは、6泊8日のサンティアゴ&アタカマ周遊を想定した予算を3段階でシミュレーションします。

航空券の相場

時期 航空会社 経由地 料金(往復)
オフシーズン(5〜8月) アメリカン航空 ダラス 10〜14万円
通常シーズン(9〜11月) ユナイテッド航空 ヒューストン 14〜18万円
ハイシーズン(12〜2月) LATAM航空 リマ 18〜25万円
セール時 各社 8〜10万円も!

直行便はないため、アメリカ経由が一般的です。所要時間は約25〜30時間と長いですが、セール時なら往復10万円を切ることも。航空券比較サイトで「柔軟な日程」検索を使い、出発日を前後させるだけで数万円変わることもあります。

ホテル代の目安

宿泊タイプ 1泊あたり料金 6泊の合計
ドミトリー(ゲストハウス) 2,000〜4,000円 1.2〜2.4万円
エコノミーホテル 5,000〜8,000円 3〜4.8万円
中級ホテル(3〜4つ星) 10,000〜15,000円 6〜9万円
高級ホテル(5つ星) 20,000〜40,000円 12〜24万円

サンティアゴには清潔なゲストハウスが豊富にあり、バックパッカーには心強い選択肢です。一方、アタカマ砂漠のロッジは少し高めですが、満天の星空を独り占めできる特別な体験ができます。

食費・交通費・観光費の内訳

項目 節約 標準 リッチ
食費(1日) 1,500〜2,500円 3,000〜5,000円 6,000〜10,000円
国内移動(航空券) バス利用 8,000円 LCC 1.5万円 LATAM 3万円
市内交通(1日) 500〜800円 1,000〜1,500円 2,000〜3,000円
観光ツアー(合計) 2〜3万円 5〜7万円 10〜15万円
雑費・お土産 1万円 2〜3万円 5〜8万円

サンティアゴの地下鉄は1回120円ほどで、東京より安く快適です。アタカマ砂漠のツアーは必須出費ですが、月の谷サンセットツアー(約5,000円)や星空観測ツアー(約8,000円)は、一生モノの思い出になります。

総額シミュレーション(6泊8日)

節約旅行

18〜25万円

ゲストハウス + バス移動 + 自炊中心

スタンダード旅行

30〜40万円

中級ホテル + 国内線 + 現地ツアー

リッチ旅行

50〜80万円

高級ロッジ + プレミアムツアー + 本格ディナー

ヨーロッパ旅行とほぼ同額で、地球の反対側の絶景を制覇できます。セール航空券とゲストハウス泊を組み合わせれば、20万円台でも十分楽しめるのがチリの魅力です。

💡 節約ワザ

・航空券は3〜6か月前の予約でセール価格を狙う
・サンティアゴ〜アタカマはバス(約20時間)で8,000円と格安
・スーパーで食材を買って簡単な自炊で食費を半減
・無料の徒歩ツアー(Free Walking Tour)でサンティアゴ観光

チリの絶景観光スポット10選

チリは「縦に長すぎる国」です。北はアタカマ砂漠、中央はワイン産地、南はパタゴニアの氷河、そして西には太平洋上のイースター島――。一度の旅行ですべてを回るのは不可能なので、テーマを絞るのが賢明です。ここでは王道から秘境まで、チリを代表する絶景を紹介します。

アタカマ砂漠|世界一乾燥した大地で見る奇跡の絶景

サンティアゴから国内線で約2時間、標高2,400mのアタカマ砂漠は「地球上で最も火星に近い場所」と呼ばれています。年間降水量わずか0.1mm――雨がほとんど降らないこの地は、昼は灼熱、夜は満天の星空が広がる極限の世界です。

まず訪れるべきは月の谷(Valle de la Luna)。風と雨の浸食が生んだ奇岩群は、まるで月面のようなSF的光景です。サンセットツアーに参加すれば、岩肌がオレンジ、ピンク、紫へと変化する魔法の瞬間に立ち会えます。砂丘の頂上に立ち、地平線まで広がる荒野を眺めていると、「地球ってこんなに広かったんだ」と実感します。

もう一つの必見スポットがタティオ間欠泉(Géiseres del Tatio)。標高4,320mの高地で、早朝5時に出発するツアーに参加します。夜明け前の気温はマイナス10度以下。凍てつく寒さの中、突如として大地から湯気が噴き上げる光景は圧巻です。朝日が昇ると間欠泉が黄金色に輝き、この世のものとは思えない美しさに言葉を失います。ツアー後には温泉プールで体を温められるのも嬉しいポイント。

アタカマ砂漠の必須ツアー

月の谷サンセット 約5,000円
タティオ間欠泉(早朝) 約8,000円
アルティプラノ湖沼ツアー 約7,000円
星空観測ツアー 約8,000円

パイネ国立公園(パタゴニア)|氷河と湖と岩峰の絶景トレッキング

南米パタゴニアの象徴、トーレス・デル・パイネ国立公園。サンティアゴから国内線でプンタ・アレーナスへ飛び、さらにバスで5時間――アクセスは決して楽ではありませんが、たどり着いた先には地球上で最も美しい自然が待っています。

公園のシンボルは3本の花崗岩の塔「トーレス」。ミルキーブルーのペオエ湖を前景に、雪を抱いた岩峰がそびえる光景は、何度写真で見ても実物の迫力には敵いません。Wトレッキング(4〜5日)が定番ルートで、グレイ氷河、フレンチバレー、トーレス展望台を巡ります。キャンプ泊かロッジ泊かで料金は変わりますが、日本では絶対に見られない氷河のかけらが湖に浮かぶ光景に出会えます。

トレッキングの途中、グアナコ(野生のラマの仲間)やコンドルに遭遇することもしばしば。風が強く、天候が変わりやすいので、防水・防寒装備は必須です。「地球の果て」と呼ばれるパタゴニアで、自分の足で絶景を切り開く達成感は格別です。

イースター島(ラパ・ヌイ)|モアイ像が並ぶ太平洋の孤島

サンティアゴから西へ約3,700km、太平洋のど真ん中に浮かぶイースター島(Rapa Nui)。約900体ものモアイ像が点在するこの島は、世界で最も孤立した有人島の一つです。

飛行機を降りた瞬間、ポリネシアの空気に包まれます。島の東端にあるラノ・ララク採石場には、未完成のモアイが斜面に無数に横たわり、まるで巨人の墓場のよう。アフ・トンガリキには15体のモアイが一列に並び、朝日をバックにしたシルエットは息を呑む美しさです。

イースター島の魅力はモアイだけではありません。アナケナビーチの白砂、ラノ・カウ火口湖の絶景、オロンゴ儀礼村の遺跡――3〜4日滞在して、レンタカーやレンタサイクルでゆっくり島を巡るのがおすすめです。夜は満天の星空の下でポリネシア料理を楽しみ、古代文明のロマンに浸る――まさに「地球の秘境」体験です。

ヴァルパライソ|カラフルな港町の迷宮散歩

サンティアゴから西へバスで約1時間半、太平洋岸の港町ヴァルパライソは「天国の谷」を意味する世界遺産の街です。急斜面に建つカラフルな家々、100年以上前のケーブルカー「アセンソール」、壁一面を埋め尽くすストリートアート――この街は歩くだけでアート作品です。

丘の上から港を見下ろすと、赤、青、黄色、緑の家々が重なり合い、まるでレゴブロックで作った街のよう。迷路のような路地を歩けば、突然現れる絶景展望スポットや、おしゃれなカフェ、古本屋に出会えます。詩人パブロ・ネルーダの家「ラ・セバスティアーナ」は必見で、奇抜なインテリアと海を望むテラスが印象的です。

ヴァルパライソはサンティアゴから日帰りも可能ですが、できれば1泊して夜景を楽しみたいところ。丘の上のレストランで新鮮なシーフードとチリワインを味わいながら、キラキラ光る港の夜景を眺める――これ以上のロマンチックな夜はありません。

その他の必見スポット

マーブルカテドラル

パタゴニアの大理石洞窟。エメラルドグリーンの湖に浮かぶ神秘的な造形美

チロエ島

カラフルな高床式教会群が並ぶ世界遺産の島。ペンギンコロニーも

エルキ渓谷

ピスコ(ぶどうの蒸留酒)の産地。天文台で世界一の星空観測体験

プコン

活火山ビジャリカ登山と温泉の町。アドベンチャー好きに人気

コンセプシオン

学生の街。ストリートアートとライブ音楽が盛んな文化的な都市

フェルナンド・デ・ノローニャ

※ブラジル領だが、チリからアクセス可。手つかずの楽園ビーチ

チリグルメ|海と山の恵みを堪能

正直に言います。チリ旅行の30%は「食」です。4,300kmの海岸線を持つチリは世界屈指のシーフード大国で、同時にアンデス山脈の恵みも受ける食の宝庫。さらに世界5位のワイン生産国として、食事のたびにワインが進みます。サンティアゴの市場で食べる生牡蠣、港町の海鮮スープ、アサード(BBQ)――チリの胃袋は、あなたを裏切りません。

絶対に食べたいチリ料理10選

料理名 説明 価格目安
エンパナーダ チリの国民食。牛肉、チーズ、シーフードなど具材豊富なパイ包み 200〜500円
パステル・デ・チョクロ とうもろこしのマッシュで覆った肉パイ。ほんのり甘くてホクホク 800〜1,500円
カスエラ チキンまたはビーフの野菜たっぷりスープ。チリの家庭の味 600〜1,000円
セビーチェ 生の魚介をレモンとコリアンダーでマリネ。プリプリの食感が最高 1,000〜2,000円
チョリジャーナ 牛肉、玉ねぎ、フライドポテトを鉄板で炒めたボリューム満点料理 1,200〜1,800円
ロモ・ア・ラ・ポブレ ステーキに目玉焼き、フライドポテト、オニオンをのせた豪快な一皿 1,500〜2,500円
クラント チロエ島名物。肉、魚介、野菜を蒸し焼きにした伝統料理 2,000〜3,500円
チュペ・デ・マリスコス 海鮮クリームシチュー。パンと一緒に食べる濃厚な幸せ 1,200〜2,000円
コンプレト チリ風ホットドッグ。アボカド、トマト、マヨで山盛りトッピング 400〜700円
アサード 炭火で豪快に焼く牛肉BBQ。週末の定番イベント 2,000〜4,000円

チリワインの世界|コスパ最強の本場体験

チリといえばワイン。サンティアゴ周辺には世界的に有名なワイナリーが点在し、日帰りワインツアーが大人気です。カサブランカ渓谷、マイポ渓谷、コルチャグア渓谷――それぞれ異なるテロワール(土地の個性)を持ち、赤ワインから白ワイン、スパークリングまで多彩です。

驚くべきはそのコスパ。レストランで1本1,500円から高品質なワインが飲めます。日本で3,000円するワインが、現地では半額以下。スーパーでも1本500円から購入でき、ホテルで毎晩ワインパーティーも夢ではありません。

特におすすめの品種はカルメネール。チリ独自の赤ワイン品種で、ベリーのような果実味とスパイシーな余韻が特徴です。コンチャ・イ・トロ、サンタ・リタ、エラスリスといった有名ワイナリーを訪れ、試飲しながらぶどう畑を散策する――至福のひとときです。

おすすめワイナリーツアー

コンチャ・イ・トロ(Concha y Toro) 約3,000円
サンタ・リタ(Santa Rita) 約2,500円
カサブランカ渓谷周遊ツアー 約8,000円

チリスイーツ&ドリンク

マンハール(Manjar)

チリ版キャラメルクリーム。パンに塗ってもアイスにかけても最高

アルファホーレス

マンハールをクッキーで挟んだ伝統菓子。お土産にも人気

ピスコサワー

ぶどうの蒸留酒ピスコをレモンで割ったカクテル。さっぱり爽快

モテ・コン・ウエシージョ

小麦とドライフルーツの冷たいデザート飲料。夏の定番

グルメスポット:サンティアゴの市場&レストラン

メルカード・セントラル(中央市場)は、サンティアゴのグルメの聖地です。天井の高いアールヌーヴォー建築の中に、魚介専門の屋台がひしめき合い、朝から活気に満ちています。生牡蠣、ウニ、巨大なウニ丼(エリソス)、海鮮スープのパイラ・マリーナ――どれも新鮮で驚くほど安い。1,000円もあれば、豪華なランチが楽しめます。

少しリッチな夜を過ごすなら、ラスタリア地区がおすすめ。石畳の路地にモダンなビストロやワインバーが並び、地元の若者やカップルで賑わいます。コース料理とワインペアリングで5,000円ほど――東京の半額以下で、本格的なチリ料理とワインを堪能できます。

チリの都市ガイド|サンティアゴだけじゃない

チリは南北に長いため、各都市の個性がまったく違います。サンティアゴは政治・経済の中心ですが、北部の砂漠地帯、中部のワイン産地、南部の湖水地方とパタゴニア――それぞれに異なる魅力があります。ここでは主要都市とアクセス方法を紹介します。

サンティアゴ|アンデス山脈を望む首都

人口約700万人のサンティアゴは、近代的な高層ビルと歴史的建築が共存する魅力的な首都です。地下鉄網が発達しており、観光に便利。サン・クリストバルの丘に登れば、街を一望しながらアンデス山脈の雪景色を眺められます。

アルマス広場周辺には大聖堂や中央郵便局、歴史博物館が集まり、徒歩で観光可能。ベジャビスタ地区にはパブロ・ネルーダの家「ラ・チャスコーナ」があり、詩人の奇抜な美学に触れられます。夜はラスタリア地区でワインバーめぐりを楽しむのが定番です。

その他の主要都市

ヴァルパライソ

カラフルな港町。サンティアゴからバスで1.5時間

日帰り可、1泊推奨

ラ・セレナ

ビーチリゾート&天文台の街。サンティアゴから飛行機1時間

2〜3泊

サン・ペドロ・デ・アタカマ

アタカマ砂漠観光の拠点。サンティアゴから飛行機2時間

3〜4泊

プエルト・モンtt

湖水地方の玄関口。チロエ島への起点。飛行機1.5時間

2泊

プンタ・アレーナス

パタゴニアの玄関口。世界最南端の都市の一つ。飛行機3.5時間

1泊(トーレス・デル・パイネへの中継点)

イースター島(ハンガロア)

モアイの島。サンティアゴから飛行機5時間

3〜4泊

ベストシーズンはいつ? チリの気候と服装

南半球のチリは、日本と季節が真逆です。さらに南北4,300kmにわたるため、地域によって気候が劇的に異なります。「チリ全土のベストシーズン」は存在しません。訪れたいエリアに合わせて時期を選ぶのが賢明です。

エリア別ベストシーズン

エリア ベストシーズン 気候の特徴
サンティアゴ 9月〜11月、3月〜5月 春と秋が快適。夏は暑く、冬は肌寒い
アタカマ砂漠 4月〜11月 年中晴天。夏は40℃超、冬は昼夜の寒暖差大
パタゴニア 12月〜2月 南半球の夏。冬は極寒で施設が閉鎖される
イースター島 10月〜4月 温暖な海洋性気候。夏は快適、冬はやや雨が多い
湖水地方 12月〜3月 夏は温暖。冬は雨が多く寒い

季節別の魅力とおすすめ度

春(9月〜11月)

おすすめ度: ★★★★★

サンティアゴは花が咲き誇り、気温も快適。アタカマも訪れやすい時期。航空券も比較的安い。

夏(12月〜2月)

おすすめ度: ★★★★☆

パタゴニアのベストシーズン。サンティアゴは暑いが、ビーチリゾートが楽しめる。ただし航空券高騰。

秋(3月〜5月)

おすすめ度: ★★★★★

ワイン産地は収穫の季節で美しい。気候も穏やか。観光客が減り始め、落ち着いて観光できる。

冬(6月〜8月)

おすすめ度: ★★★☆☆

サンティアゴ近郊でスキーが楽しめる。航空券が最安値。ただしパタゴニアは極寒で不向き。

結論:9月〜11月(春)か3月〜5月(秋)がベスト。サンティアゴとアタカマ砂漠を両方楽しめ、気候も快適で航空券も比較的安い時期です。パタゴニアに行きたいなら、12月〜2月の夏一択ですが、航空券とホテルの予算は高めに設定しましょう。

服装と持ち物アドバイス

基本の服装

  • 重ね着できる服: 昼夜の寒暖差が激しいため、薄手のレイヤーを複数枚
  • 防寒着: アタカマ砂漠の早朝やパタゴニアでは必須
  • 防水ジャケット: パタゴニアや湖水地方では突然の雨に備えて
  • 歩きやすい靴: トレッキングする場合は防水の登山靴
  • 帽子&サングラス: アタカマ砂漠の日差しは強烈
  • 日焼け止め(SPF50+): 高地の紫外線は日本の数倍

高山病対策

アタカマ砂漠(標高2,400m)やアンデス山脈では高山病のリスクがあります。到着初日は激しい運動を避け、水分を多めに摂取。コカ茶(マテ・デ・コカ)を飲むと症状が和らぎます。頭痛がひどい場合は、薬局で高山病薬「ソロチ・ピル」を購入可能。

チリ旅行の実用情報|通信・交通・言語

通信環境:eSIM vs SIMカード

チリではeSIMが圧倒的に便利です。空港でSIMカードを買うこともできますが、事前にeSIMを購入しておけば、到着した瞬間からネットが使えます。

方法 料金目安 メリット/デメリット
eSIM(Airalo等) 3GB/7日: 1,200円
10GB/30日: 3,500円
即日開通、面倒な手続き不要。スマホがeSIM対応必須
現地SIM(Entel/Movistar) 10GB/30日: 2,000円前後 空港や街中で購入可。パスポート提示必要、設定が必要
日本のローミング 1日1,980円〜(キャリアによる) 設定不要で楽だが高額。短期なら選択肢
Wi-Fiレンタル 1日1,500円前後 複数人でシェア可。充電とデバイス持ち歩きが面倒

おすすめはAiralo、Holafly、UbigiなどのeSIMアプリ。日本で設定しておけば、チリに着陸した瞬間からGoogle Mapsや翻訳アプリが使えます。

空港から市内へのアクセス

サンティアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港は市内中心部から約15km。アクセス方法は3つです。

方法 所要時間 料金 特徴
空港バス(Centropuerto/Turbus) 30〜40分 約250円 最安。主要ホテルエリアに停車
Uber/Cabify(配車アプリ) 20〜30分 1,500〜2,500円 快適で安全。深夜便におすすめ
公式タクシー 20〜30分 2,500〜4,000円 空港カウンターで固定料金購入。ぼったくり防止

UberかCabifyが最もおすすめ。料金が事前に分かり、クレジットカード決済なので現金不要。ドライバーの評価も見られるので安心です。

市内交通:地下鉄とバスが便利

サンティアゴの地下鉄(Metro)は清潔で安全、時間も正確です。6路線が市内を網羅し、ほとんどの観光地にアクセス可能。運賃は時間帯によって変動しますが、1回120〜150円ほど。BIPカード(交通系ICカード)を購入すれば、地下鉄もバスもタッチ決済で乗れます。

交通手段 料金 特徴
地下鉄(Metro) 120〜150円/回 観光の主力。ラッシュ時は混雑
バス(Transantiago) 約100円/回 路線が複雑。BIPカード必須
Uber/Cabify 5km: 600〜1,000円 夜や複数人なら便利

スペイン語フレーズ集

チリでは英語が通じる場所は限られます。基本のスペイン語フレーズを覚えておくと、旅がスムーズになります。

日本語 スペイン語 発音
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
すみません Disculpe ディスクルペ
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント・クエスタ?
これをください Esto, por favor エスト・ポル・ファボール
トイレはどこ? ¿Dónde está el baño? ドンデ・エスタ・エル・バーニョ?
美味しい! ¡Delicioso! デリシオッソ!
助けて! ¡Ayuda! アユダ!

Google翻訳アプリのオフライン機能をダウンロードしておくと、ネットがない場所でも翻訳できて便利です。

お金の話:通貨と支払い方法

チリの通貨はチリペソ(CLP)。2026年2月現在、1円 ≈ 7.5ペソです。レストランやホテルではクレジットカードが広く使えますが、小さな屋台や市場では現金のみの場合も。

  • 両替: 空港やサンティアゴ市内の両替所でUSドルや日本円から両替可能。レートは市内の方が良い
  • ATM: 「Redbanc」マークのATMで国際キャッシュカードで引き出し可。手数料は1回500〜800円
  • クレジットカード: VISAとMasterCardはほぼどこでも使える。AmexとDinersは使えない店も
  • チップ: レストランは10%が目安(サービス料が含まれていない場合)。タクシーは不要

💡 クレジットカードの注意

チリでカード決済する際、「Peso or Dollar?」と聞かれることがあります。必ず「Peso(ペソ)」を選びましょう。ドル決済を選ぶと、店側の不利なレートで換算され、数%損します(DCC: Dynamic Currency Conversionと呼ばれる罠)。

安全対策と注意事項

チリは南米の中では比較的治安が良い国ですが、サンティアゴの一部エリアやヴァルパライソではスリや置き引きに注意が必要です。

安全のための基本ルール

  • 夜間の一人歩きは避ける(特にサンティアゴ中心部)
  • スマホを歩きながら操作しない(ひったくりのターゲットになる)
  • 貴重品は分散して持つ(パスポートのコピーも携帯)
  • 高級ブランド品や大量の現金は持ち歩かない
  • 地下鉄ではリュックを前に抱える
  • タクシーはUber/Cabifyを優先(流しのタクシーはぼったくりリスクあり)
  • デモや抗議活動には近づかない

アタカマ砂漠やパタゴニアでは、自然災害のリスクも考慮しましょう。天候の急変、高山病、トレッキング中の怪我など。必ず海外旅行保険に加入し、緊急連絡先を控えておくことをおすすめします。

チリ旅行モデルプラン3選

「チリに行きたいけど、どう周ればいいの?」そんな疑問に答えるため、3つのモデルプランを用意しました。初めてのチリ旅行、絶景ハンター向け、そして秘境探検家向け――あなたの旅のスタイルに合わせて選んでください。

プラン1: 初めてのチリ|サンティアゴ&アタカマ 6泊8日

【Day 1】成田→サンティアゴ(機内泊)

アメリカ経由でサンティアゴへ。機内で映画を見ながら長旅を楽しむ

【Day 2】サンティアゴ到着・市内観光

午前中に到着。ホテルで荷物を預け、アルマス広場、大聖堂、中央市場でランチ。夜はラスタリア地区でワイン

【Day 3】ヴァルパライソ日帰り観光

バスで1.5時間。カラフルな街をアセンソールで巡り、ネルーダの家を訪問。海鮮ランチを堪能

【Day 4】サンティアゴ→アタカマ砂漠

国内線で2時間。午後は月の谷サンセットツアーで奇岩と夕日を満喫

【Day 5】アタカマ砂漠終日観光

早朝5時出発でタティオ間欠泉ツアー。午後はアルティプラノ湖沼ツアーでフラミンゴとエメラルドの湖を見学。夜は星空観測ツアー

【Day 6】アタカマ→サンティアゴ

午前中はゆっくり街散策。午後の便でサンティアゴへ戻る。最後のディナーはアサード(BBQ)レストランで

【Day 7-8】サンティアゴ→帰国(機内泊)

午前中はお土産ショッピング。夕方の便で帰国の途へ。翌日午後に成田着

予算: 30〜40万円(航空券込み)|初めてのチリ旅行ならこのプランが鉄板です。サンティアゴの文化とアタカマの絶景、両方を楽しめます。

プラン2: 絶景ハンター|パタゴニア&イースター島 10泊12日

【Day 1-2】サンティアゴ経由→プンタ・アレーナス→トーレス・デル・パイネ

サンティアゴで乗り継ぎ、プンタ・アレーナスへ。バスで5時間かけてパイネ国立公園へ

【Day 3-6】パタゴニア・Wトレッキング

4日間のトレッキングでトーレス展望台、フレンチバレー、グレイ氷河を巡る。キャンプまたはロッジ泊

【Day 7】プンタ・アレーナス→サンティアゴ→イースター島

バスと飛行機で移動。イースター島に夕方到着

【Day 8-9】イースター島でモアイ巡り

レンタカーでアフ・トンガリキの朝日、ラノ・ララク採石場、アナケナビーチを訪問。2日目はラノ・カウ火口湖とオロンゴ儀礼村

【Day 10-12】イースター島→サンティアゴ→帰国

サンティアゴで1泊してワイナリー訪問。翌日帰国

予算: 60〜80万円(航空券込み)|体力に自信があり、一生モノの絶景を求める人向け。パタゴニアの氷河とイースター島のモアイ、両方制覇できます。

プラン3: 縦断チャレンジ|北から南まで大周遊 14泊16日

チリを南北に縦断する究極のプラン。アタカマ砂漠、サンティアゴ、湖水地方、パタゴニアまで、すべてを制覇します。バックパッカーや長期休暇が取れる人向け。

  • Day 1-3: アタカマ砂漠(月の谷、タティオ間欠泉、星空観測)
  • Day 4-6: サンティアゴ&ヴァルパライソ&ワイナリーツアー
  • Day 7-8: プコン(火山トレッキング&温泉)
  • Day 9-10: チロエ島(世界遺産の教会とペンギンコロニー)
  • Day 11-14: トーレス・デル・パイネ(Wトレッキング)
  • Day 15-16: サンティアゴ経由で帰国

予算: 70〜100万円(航空券込み)|チリのすべてを体験したい欲張りプラン。長距離バスを駆使すれば、予算を抑えることも可能です。

チリのお土産&ショッピング

チリ旅行の締めくくりは、お土産選び。ワイン、ピスコ、ラピスラズリ(青い宝石)、民芸品――チリならではのアイテムが揃っています。

おすすめお土産リスト

チリワイン

500円〜3,000円。カルメネール品種がおすすめ。スーツケースで持ち帰り可

ピスコ

1,500円〜4,000円。ぶどうの蒸留酒。ピスコサワーが自宅で作れる

ラピスラズリ

2,000円〜10,000円。チリ産の青い宝石。アクセサリーや置物

マンハール(キャラメルクリーム)

300円〜800円。瓶詰めやチューブタイプ。甘党への定番土産

アルファホーレス

500円〜1,200円。マンハール入りクッキー。個包装で配りやすい

モアイ像グッズ

300円〜5,000円。イースター島で購入。木彫りやストーンのミニチュア

アルパカ製品

3,000円〜15,000円。マフラー、セーター、手袋。柔らかくて暖かい

コカ茶(マテ・デ・コカ)

500円〜1,000円。高山病対策のハーブティー。※日本への持ち込みは違法なので注意

⚠️ 持ち込み禁止品に注意

コカ茶(マテ・デ・コカ)は日本への持ち込みが違法です。現地で楽しむのはOKですが、お土産として持ち帰ることはできません。また、生肉製品(サラミ等)も検疫で没収される可能性があるので注意しましょう。

ショッピングスポット

場所 特徴
メルカード・セントラル 海鮮市場。ワインやピスコも購入可
ラ・ビガ中央市場 民芸品、アルパカ製品、ラピスラズリ
パティオ・ベジャビスタ おしゃれな工芸品ショップが集まるエリア
コスタネラ・センター 南米一高いビルの大型ショッピングモール
空港免税店 ワイン、ピスコ、チョコレートが豊富。最後の買い忘れに

まとめ|今すぐチリ行きフライトを検索しよう

25時間のフライトの先に広がるのは、アタカマの月世界、パタゴニアの氷河、イースター島のモアイ、そしてアンデスを望むサンティアゴの街並み――。チリは「地球上の極限の美」を一国で体験できる、まさに絶景の宝庫です。

「遠すぎる」と思っていたチリも、実はビザ不要で、予算30万円から旅できる現実的な旅先です。セール航空券を狙えば、さらに安く行けます。南半球の夏(12月〜2月)にパタゴニアの氷河を歩き、日本が冬の時に夏のビーチを楽しむ――季節が逆なのも、チリ旅行のユニークな魅力です。

サンティアゴの市場で生牡蠣を頬張り、アタカマ砂漠で世界一の星空を見上げ、ヴァルパライソのカラフルな街でワインに酔う。読み終わったあなたは、きっとフライトを検索しているはずです。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。地球の反対側で、あなたを待っている絶景がある――それがチリです。

¡Buen viaje! (ブエン・ビアへ!)

良い旅を。チリで会いましょう。

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