飛行機の窓から見下ろすと、そこには信じられないほど深い緑の絨毯が広がっていました。コスタリカの熱帯雨林です。降り立った首都サンホセの空港では、湿った熱気とともに色鮮やかなオオハシの鳴き声が出迎えてくれます。この国は、国土の4分の1が国立公園や保護区という、地球上で最も「自然が守られている場所」のひとつ。ビーチでサーフィンを楽しんだ翌日には火山の麓でハイキング、夜は満天の星空の下でスローライフ——これがコスタリカの日常です。読み終わるころには、きっとあなたもフライトを検索しているはず。
コスタリカってどんな国?基本情報
中米のど真ん中、太平洋とカリブ海に挟まれた小さな国・コスタリカ。面積は九州と四国を足したくらいしかありませんが、その中に活火山、熱帯雨林、ビーチ、雲霧林という驚くべき自然のバリエーションが詰まっています。しかも「軍隊を持たない国」として有名で、国家予算の多くを教育と環境保護に投じてきた結果、中米で最も治安が良く、識字率は97%超え。旅行者にとっても安心して旅ができる国です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | コスタリカ共和国(República de Costa Rica) |
| 首都 | サンホセ(San José) |
| 公用語 | スペイン語(観光地では英語が通じる) |
| 通貨 | コスタリカ・コロン(CRC)/ 1円 = 約5コロン(2026年2月) |
| 時差 | 日本より-15時間(日本が正午ならコスタリカは前日21時) |
| フライト時間 | 約20〜24時間(アメリカ経由が一般的) |
| ビザ | 90日以内の観光は不要(パスポート残存6か月以上) |
| 宗教 | カトリックが約75% |
| 電圧・プラグ | 110V / 60Hz(Aタイプ、日本と同じ形状だが変圧器推奨) |
ビザ不要、治安良好、英語も比較的通じる。コスタリカは中南米初心者にとって、じつは最高の入り口なんです。
コスタリカ旅行の費用は?予算別プラン
「中米の旅行って高いんじゃないの?」そう思っていませんか。たしかに航空券は安くないですが、現地の物価は日本の6〜7割程度。宿と食事を工夫すれば、意外とリーズナブルに楽しめます。逆に、エコロッジやリゾートに泊まれば極上のリトリート体験も可能。ここでは節約・スタンダード・リッチの3パターンで、5泊7日の予算を試算してみました。
航空券の相場(東京↔サンホセ往復)
| 時期 | 経由便(一般的) | 備考 |
|---|---|---|
| オフシーズン(5〜11月) | 10万〜14万円 | 雨季だが午後スコールのみ、狙い目 |
| ハイシーズン(12〜4月) | 15万〜22万円 | 乾季で快適、年末年始は高騰 |
| GW・お盆 | 18万〜26万円 | 早期予約で割安に |
※主な経由地:ロサンゼルス、ヒューストン、メキシコシティ、パナマシティ。アメリカ経由の場合はESTA(電子渡航認証)が必要です。
宿泊費の相場(1泊あたり)
| タイプ | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドミトリー(バックパッカー向け) | 1,500〜3,000円 | 共用キッチン・交流の場 |
| ゲストハウス個室 | 4,000〜7,000円 | アットホーム、朝食付きも多い |
| 中級ホテル | 8,000〜15,000円 | 清潔・WiFi完備・プール付き多数 |
| エコロッジ・リゾート | 2万〜5万円 | 森の中、オールインクルーシブも |
食費の目安(1日あたり)
| スタイル | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| ローカル食堂中心 | 1,500〜2,500円 | ソーダ(食堂)でカサード(定食) |
| カフェ・中級レストラン | 3,000〜5,000円 | 観光地のおしゃれカフェやシーフード |
| 高級レストラン・ディナー | 6,000〜10,000円 | ワイン付きフルコース |
5泊7日の総予算(航空券込み)
節約旅行
18万〜25万円
ドミトリー + ローカル食
航空券12万 + 宿1.5万 + 食1万 + アクティビティ2万 + 雑費1.5万
スタンダード旅行
30万〜40万円
中級ホテル + バランス食
航空券15万 + 宿5万 + 食2万 + アクティビティ4万 + 雑費2万
リッチ旅行
50万〜80万円
エコロッジ + 極上体験
航空券20万 + 宿15万 + 食3万 + プライベートツアー10万 + 雑費3万
節約ポイント
航空券は5〜6月、9〜10月が狙い目。雨季ですが午後だけのスコールで観光には支障なし。宿はBooking.comで早期予約割引を狙う、食事はソーダ(地元食堂)で「カサード」を食べれば1食500〜800円で大満足。バス移動を活用すれば、レンタカーより大幅に節約できます。
絶対に外せない観光スポット
コスタリカは「自然の宝石箱」。火山、熱帯雨林、ビーチ、野生動物——これほど多様な自然が小さな国に凝縮されている場所は、世界でもまれです。ここでは定番から穴場まで、コスタリカでしか味わえない絶景と体験をご紹介します。
アレナル火山国立公園 — 活火山のエネルギーを全身で感じる
コスタリカを代表する絶景が、円錐形の美しいシルエットを持つアレナル火山です。標高1,657m、2010年まで活発に噴火していた活火山で、今も山頂からは時おり白い蒸気が立ち上ります。麓には天然温泉が湧き出し、森に囲まれた露天風呂で火山を眺めながら浸かる——これ以上の贅沢はありません。夕暮れ時、オレンジ色に染まる空を背景に火山がそびえ立つ光景は、まさに絶景。周辺にはジップラインやハイキングトレイル、吊り橋ツアーもあり、アクティビティ派も大満足です。
おすすめはタバコン温泉リゾート。熱帯雨林の中を流れる温泉川で、自然のジャグジーのような場所もあります。日帰り入浴も可能ですが、リゾート宿泊すればディナーと温泉セットのパッケージも。夜は満天の星空の下、温泉に浸かりながら火山を見上げる——こんな体験、日本ではできません。
マヌエル・アントニオ国立公園 — ビーチと熱帯雨林の奇跡の共存
「ビーチリゾートか、ジャングル探検か、どっちにしよう?」——そんな悩みを吹き飛ばしてくれるのが、マヌエル・アントニオ国立公園です。太平洋に面した白砂のビーチと、すぐ背後に迫る熱帯雨林が一体となった、信じられないほど美しい場所。ビーチでのんびり日光浴をしていると、突然目の前の木にナマケモノがぶら下がっていたり、リスザルが枝から枝へと飛び移ったり。野生動物との距離がこんなに近い国立公園は、世界でも珍しいです。
園内のトレイルを歩けば、イグアナ、アグーチ(げっ歯類)、カラフルな鳥たちに出会えます。ガイド付きツアーに参加すると、素人では見つけられない動物を次々と教えてくれるので超おすすめ。そして何より、エスパディージャ・ビーチの透明度は格別。シュノーケリングをすれば熱帯魚がすぐそこに。午前中に森を歩き、午後はビーチで泳ぐ——これがマヌエル・アントニオ流の過ごし方です。
モンテベルデ雲霧林保護区 — 天空の森を歩く
標高1,400mの高地に広がる「雲霧林」——その名の通り、森全体が雲に包まれた幻想的な世界です。常に霧が立ち込め、木々は苔に覆われ、足元にはシダ植物が生い茂る。まるで太古の地球にタイムスリップしたかのような神秘的な空間が、モンテベルデ雲霧林保護区です。ここは世界でも珍しい「雲霧林」という生態系を持ち、ケツァール(中米の聖なる鳥)をはじめ、ここでしか見られない固有種の宝庫。
見どころは吊り橋ツアー。森の樹冠(キャノピー)レベルに架けられた吊り橋を渡りながら、鳥や動物を観察できます。揺れる橋の上から見下ろす霧の森は、ちょっとスリリングだけど最高に美しい。夜のナイトウォークツアーに参加すれば、昼間は見られない夜行性の動物やカエル、昆虫たちに出会えます。ヘッドライトの光だけを頼りに森を歩く——冒険心がくすぐられる体験です。
トルトゥゲーロ国立公園 — ジャングルとカリブ海の秘境
カリブ海側に位置するトルトゥゲーロは、「コスタリカのアマゾン」とも呼ばれる秘境。車道がなく、アクセスはボートのみという隔絶された場所です。運河を小型ボートで進んでいくと、両岸には熱帯雨林が迫り、ワニやカメ、サル、色鮮やかな鳥たちが次々と現れます。静かな水面をゆっくりと進む船から見る景色は、まさに探検家気分。
そしてこの公園の最大の見どころは、ウミガメの産卵(7〜10月)。夜のビーチで、巨大なアオウミガメやタイマイが砂浜に上がり、穴を掘って卵を産む姿を間近で見られます。ガイド付きツアーでのみ観察可能で、懐中電灯も赤いフィルター付き(ウミガメを驚かせないため)。自然の神秘を目の当たりにする、一生忘れられない体験です。
その他の見逃せないスポット
コルコバード国立公園
ナショナルジオグラフィック誌が「地球上で最も生物多様性に富んだ場所」と評した秘境ジャングル
ポアス火山国立公園
エメラルドグリーンの火口湖が美しい活火山、サンホセから日帰り可能
リオ・セレステ
神秘的なミルキーブルーの川と滝、火山性ミネラルが生み出す奇跡の色
サンタ・エレナ雲霧林保護区
モンテベルデより静かで穴場、野生のケツァール遭遇率高し
プエルト・ビエホ(カリブ海側)
レゲエが流れるヒッピーなビーチタウン、サーファーとバックパッカーの聖地
タマリンド・ビーチ
太平洋側の高級リゾート地、サーフィン・ヨガ・夕陽が最高
コスタリカで食べるべきグルメ
正直に言います。コスタリカ料理は、タイやイタリアのように「味で勝負」というタイプではありません。でも、だからこそ良いんです。シンプルで素朴、毎日食べても飽きない優しい味。そして何より、新鮮な食材が最高。完熟したマンゴー、パイナップル、パパイヤは、日本で食べるものとは別次元の甘さ。海沿いなら水揚げされたばかりのセビーチェ、山間部ならオーガニック野菜たっぷりのサラダ。自然豊かな国ならではの「食の豊かさ」がここにあります。
絶対食べたいコスタリカ料理
| 料理名 | どんな料理? | 価格目安 |
|---|---|---|
| ガジョ・ピント | ご飯と黒豆を炒めた国民食。朝食の定番で、卵やサワークリームと一緒に | 300〜600円 |
| カサード | ワンプレート定食。ご飯、豆、サラダ、プランテン、肉or魚が1皿に | 500〜1,000円 |
| セビーチェ | 生魚(タイやタコ)をライムでマリネ、玉ねぎ・パクチー・唐辛子で味付け。爽やか! | 800〜1,500円 |
| アロス・コン・ポジョ | チキンライス。コスタリカ版は野菜たっぷりでヘルシー | 600〜1,200円 |
| タマル | トウモロコシ生地に肉や野菜を包んでバナナの葉で蒸した伝統料理 | 400〜800円 |
| チチャロネス | カリカリに揚げた豚バラ肉、ビールのお供に最高 | 600〜1,000円 |
| パティ(Pati) | カリブ海側の名物、スパイシーな肉まんのような揚げパン | 200〜400円 |
| トレス・レチェス | 3種類のミルクをたっぷり染み込ませたスポンジケーキ、甘党必食のデザート | 400〜700円 |
コスタリカコーヒーは世界最高峰
コスタリカといえば、忘れてはいけないのがコーヒー。火山性土壌、標高の高さ、適度な降水量——コーヒー栽培に理想的な条件がすべて揃ったこの国のコーヒーは、世界でもトップクラスの品質を誇ります。特に「タラス地方」「中央盆地」「ウエスト・バレー」の3大産地は有名。
サンホセや観光地のカフェでは、豆の産地や焙煎度を選べる本格派も多数。おすすめはコーヒー農園ツアー。収穫から焙煎までのプロセスを見学し、淹れたてのコーヒーを試飲できます。特に「Café Britt」や「Doka Estate」のツアーは日本語ガイド対応もあり、初心者でも楽しめます。お土産にもぜひコスタリカ産コーヒー豆を。日本で飲むコーヒーが、ちょっと物足りなくなるかもしれません。
おすすめグルメスポット
ソーダ(Soda)
地元食堂。カサードが500円前後で食べられるコスパ最強スポット
メルカド・セントラル(サンホセ)
中央市場。フルーツジュース、タマル、コーヒーが格安で楽しめる庶民派天国
マヌエル・アントニオのシーフードレストラン
ビーチ沿いで食べる新鮮なセビーチェとロブスターは格別
プエルト・ビエホのカリブ料理
ココナッツミルクで煮込んだライス&ビーンズ、カリブ海の味
モンテベルデのオーガニックカフェ
標高1,400mで飲む自家栽培コーヒーとアボカドトースト、最高の朝食
ファーマーズマーケット
週末限定の青空市場、完熟フルーツとオーガニック野菜が激安
コスタリカならではの体験・アクティビティ
コスタリカは「見る」だけでなく「体験する」国。エコツーリズム発祥の地として、自然を壊さずに楽しむアクティビティが充実しています。ジップラインで森の樹冠を滑空したり、ラフティングで急流を下ったり、野生動物を間近で観察したり——アドレナリンと感動が入り混じる体験が、あなたを待っています。
ジップライン(キャノピーツアー)— 森を空中散歩
熱帯雨林の樹冠(キャノピー)をワイヤーで滑空するジップラインは、コスタリカが世界に広めたアクティビティ。モンテベルデやアレナルのツアーでは、最長500m超のラインもあり、時速60kmで森の上を飛ぶ爽快感はたまりません。眼下には緑の絨毯、視線を上げれば青空——鳥になった気分を味わえます。恐怖心より興奮が勝つので、高所恐怖症の人でも意外と大丈夫。ガイドがしっかり装備を調整してくれるので安全性も高いです。
ホエールウォッチング — クジラとイルカに会いに行く
太平洋岸のウビータやドレイク湾は、世界有数のホエールウォッチングスポット。7〜11月と12〜4月には、ザトウクジラが繁殖と出産のために訪れます。ボートツアーに参加すれば、巨大なクジラがジャンプする「ブリーチング」や、親子クジラが泳ぐ姿を目撃できるチャンス。イルカの群れに囲まれることも珍しくありません。海の王者を目の前にすると、人間の小ささを実感します——でもそれが最高に気持ちいい。
サーフィン — 初心者も上級者も満足の波
コスタリカは世界的なサーフィン大国。太平洋側には年間を通して良質な波が立ち、初心者向けの穏やかなビーチから、プロ級の大波まで揃っています。タマリンド、サンタ・テレサ、ハコなどのビーチタウンには、サーフショップやスクールが充実。1日体験レッスンなら50〜80ドルほどで、ボードレンタル込み。インストラクターが優しく教えてくれるので、初めてでも立てる確率高し。サーフィン後は、ビーチ沿いのカフェでフレッシュジュースを飲みながらチルアウト——これぞ南国ライフ。
ナマケモノ・サンクチュアリ訪問
コスタリカのアイドル的存在、ナマケモノ。野生でも高確率で見られますが、ナマケモノ保護施設を訪問すれば、もっと近くで観察できます。カウィータ近郊の「Sloth Sanctuary」では、孤児や怪我をしたナマケモノを保護・リハビリしており、ガイドツアーで彼らの生態を学べます。ゆっくり動く姿、愛らしい顔、意外と長い爪——見れば見るほど癒されます。施設の入場料は保護活動に使われるので、社会貢献にもなる体験です。
その他のおすすめアクティビティ
ホワイトウォーター・ラフティング
パクアレ川やレベンタソン川の急流を下る、スリル満点の川下り
温泉巡り
アレナル周辺には天然温泉が多数、タバコン・エコターマレス・バルディが有名
バードウォッチング
900種以上の鳥類が生息、ケツァール・トゥーカンなど色鮮やかな鳥の宝庫
ヨガ&ウェルネスリトリート
ノサラやサンタ・テレサはヨガリトリートの聖地、心身デトックス
ナイトツアー
モンテベルデやトルトゥゲーロで夜の森を探検、カエル・ヘビ・夜行性動物に遭遇
カカオ農園ツアー
チョコレートの原料カカオの収穫から製造まで体験、試食も楽しい
地方都市・エリアガイド
コスタリカの魅力は首都サンホセだけにあらず。太平洋岸、カリブ海岸、山岳地帯——それぞれがまったく違う表情を持っています。ビーチリゾートでのんびりするもよし、秘境の村でディープな体験をするもよし。ここでは、サンホセ以外の主要エリアをご紹介します。
ラ・フォルトゥーナ(アレナル火山麓)
アレナル火山観光の拠点となる町。温泉リゾート、ジップライン、吊り橋、滝など見どころ満載。レストランやホテルも充実しており、数日滞在してのんびり過ごすのがおすすめ。
サンホセからバスで4〜5時間
ケポス&マヌエル・アントニオ
太平洋岸の人気リゾート地。国立公園へのアクセス拠点で、ビーチ沿いには高級リゾートからバックパッカー宿まで多数。サーフィン、シュノーケリング、ナイトライフも充実。
サンホセからバスで3〜4時間
タマリンド
「コスタリカのバリ島」と呼ばれる高級ビーチリゾート。サーフィン、ヨガ、おしゃれカフェ、夕陽が美しいビーチバー——大人のリゾートステイにぴったり。
リベリア空港から車で1時間
サンタ・テレサ&マルパイス
ニコヤ半島南端のヒッピータウン。世界中のサーファーとヨギが集まる隠れ家的ビーチ。未舗装路が多く秘境感たっぷり、デジタルデトックスに最適。
フェリー+車で半日、アクセスやや難
プエルト・ビエホ(カリブ海側)
レゲエが流れるカリブ海のビーチタウン。アフロ・カリビアン文化が色濃く、ココナッツ風味の料理やラスタカラーの建物が並ぶ独特の雰囲気。バックパッカーに人気。
サンホセからバスで4〜5時間
モンテベルデ&サンタ・エレナ
標高1,400mの高原リゾート。雲霧林トレッキング、コーヒー農園、チーズ工場など見どころ多数。涼しく過ごしやすいので避暑地としても人気。
サンホセからバスで4時間(未舗装路あり)
ベストシーズンはいつ?季節別ガイド
コスタリカは熱帯気候ですが、標高差が大きいため地域によって気候が異なります。一般的には乾季(12〜4月)がベストシーズンと言われますが、雨季にも雨季の魅力があります。ここでは季節ごとの特徴をご紹介します。
乾季(12月〜4月)★★★★★
気候:晴天率が高く雨が少ない。太平洋側は特に快適。
メリット:ビーチ、トレッキング、野生動物観察すべてに最適。年末年始は欧米からの観光客で賑わう。
デメリット:航空券・宿が高騰。人気スポットは混雑。
おすすめ度:★★★★★
雨季序盤(5月〜6月)★★★★☆
気候:午後にスコールが降るが、午前中は晴れることが多い。
メリット:緑が生き生きとして美しい。観光客が減り価格も下がる。ウミガメ産卵シーズン開始。
デメリット:午後の予定は雨に注意。
おすすめ度:★★★★☆
雨季本番(7月〜11月)★★★☆☆
気候:降水量が多く、カリブ海側は特に雨が続く。ただし1日中降るわけではない。
メリット:航空券・宿が最安。ホエールウォッチング(7〜11月)、ウミガメ産卵観察のベストシーズン。森は最も緑豊か。
デメリット:道路が悪化、アクセス困難な場所も。
おすすめ度:★★★☆☆
小乾季(7月中旬〜8月)★★★★☆
気候:雨季の中の「小さな乾季」。晴れ間が増え、観光しやすくなる。
メリット:雨季料金のまま、比較的良い天気。穴場シーズン。
デメリット:カリブ海側はあまり恩恵なし。
おすすめ度:★★★★☆
結論:初めてのコスタリカなら12〜4月の乾季がベスト。ただし、予算重視ならあえて雨季を狙うのもアリです。午前中観光して、午後のスコールは宿やカフェで過ごす——そんなゆったりした旅も、コスタリカならではの楽しみ方です。
旅の実用情報
通信手段(WiFi・SIM・eSIM)
コスタリカの主要都市やリゾート地では、ホテル・カフェ・レストランのほとんどで無料WiFiが使えます。ただし速度はまちまち。安定したネット環境が必要なら、eSIMまたは現地SIMの購入がおすすめ。
| 手段 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| eSIM(Airalo, Holafly等) | 7日5GB: 約1,500円〜 | 日本で事前購入、空港到着後すぐ使える |
| 現地SIM(Kolbi, Movistar) | 10日10GB: 約2,000円 | 空港や街中で購入可能、SIMフリー端末必須 |
| WiFiレンタル | 1日約1,000円〜 | 複数人でシェア可、充電の手間あり |
空港アクセス(サンホセ国際空港)
正式名称は「フアン・サンタマリーア国際空港(SJO)」。首都サンホセ中心部から約20km、車で30〜40分の距離です。
| 手段 | 料金 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 公式タクシー(オレンジ色) | 約3,000〜4,000円 | 30〜40分 |
| Uber | 約2,000〜3,000円 | 30〜40分 |
| シャトルバス(予約制) | 約1,500円 | 1時間(複数箇所経由) |
| 路線バス | 約100円 | 1〜1.5時間 |
※深夜到着の場合は、安全のため事前予約の送迎サービスかUberがおすすめ。路線バスは荷物が多いと不便です。
国内移動手段
コスタリカは小さな国ですが、山がちな地形のため移動に時間がかかります。効率的に周るなら、レンタカーか国内線の利用がおすすめ。
| 手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| レンタカー | 自由度が高い、秘境も行ける | 道路が悪い場所多数、4WD推奨 |
| 長距離バス | 激安(1回500〜2,000円) | 時間がかかる、時刻表不正確 |
| 国内線(SANSA, Aerobell等) | 時短、遠方も楽々 | 料金高め(片道1万円〜) |
| シャトルバス(観光客向け) | ホテルtoホテル、快適 | 路線バスより高い(1回3,000円〜) |
役立つスペイン語フレーズ
観光地では英語が通じますが、ローカル食堂やバスではスペイン語のみの場合も。簡単なフレーズを覚えておくと、旅がもっと楽しくなります。
| 日本語 | スペイン語 | 発音 |
|---|---|---|
| こんにちは | ¡Hola! | オラ |
| ありがとう | Gracias | グラシアス |
| いくらですか? | ¿Cuánto cuesta? | クアント・クエスタ |
| これをください | Esto, por favor | エスト、ポル・ファボール |
| お勘定お願いします | La cuenta, por favor | ラ・クエンタ、ポル・ファボール |
| トイレはどこ? | ¿Dónde está el baño? | ドンデ・エスタ・エル・バーニョ |
| 助けて! | ¡Ayuda! | アユーダ |
| Pura Vida(万能挨拶) | Pura Vida | プーラ・ビーダ |
「Pura Vida(プーラ・ビーダ)」はコスタリカの国民的フレーズ。直訳は「純粋な人生」ですが、「こんにちは」「元気?」「最高!」「ありがとう」すべてに使える万能ワード。現地の人に言えば、笑顔で返してくれます。
治安・安全対策
コスタリカは中米では最も治安が良い国ですが、スリ・置き引きなどの軽犯罪は発生しています。以下の点に注意すれば、安全に旅行できます。
注意事項
- サンホセ市内は夜間の一人歩きを避ける(特にダウンタウン)
- バスターミナル周辺はスリ多発エリア、荷物は前に抱える
- ビーチで荷物を置いたまま泳がない(盗難多発)
- 高価な時計・アクセサリーは身につけない
- タクシーは公認(オレンジ色)かUberを利用
- レンタカーは車上荒らしに注意、貴重品は車内に残さない
- 野生動物には近づかない(特にヘビ、サル、ワニ)
- 海では離岸流(rip current)に注意、ライフガードのいるビーチで泳ぐ
基本的な注意を守れば、コスタリカは女性一人旅でも安全な国です。現地の人は親切でフレンドリー、困ったことがあれば助けてくれます。
チップ・サービス料
コスタリカのレストランでは、会計に10%のサービス料が含まれています(請求書に「Servicio 10%」と記載)。そのため追加のチップは不要ですが、サービスが良かった場合は5〜10%程度を上乗せすると喜ばれます。タクシーやホテルのポーターには、1〜2ドルのチップが一般的です。
モデルコース — 5泊7日で巡るコスタリカ
「コスタリカに行きたいけど、どう回ればいいの?」そんなあなたのために、初めてでも楽しめる王道ルートをご紹介します。火山、雲霧林、ビーチをバランス良く回る、欲張りプランです。
Day 1: 日本 → サンホセ到着
アメリカ経由でサンホセ着(夕方〜夜着が多い)。空港からサンホセ市内のホテルへ移動。到着日はゆっくり休んで、翌日に備えましょう。時間があれば近くのスーパーで水やスナックを調達。
Day 2: サンホセ → モンテベルデ(雲霧林トレッキング)
朝バスでモンテベルデへ(4時間)。午後は雲霧林保護区でトレッキング、吊り橋ツアーやジップラインも楽しめます。夜はナイトウォークツアーでカエルや夜行性動物を観察。モンテベルデ泊。
Day 3: モンテベルデ → アレナル(火山&温泉)
午前中にコーヒー農園ツアーまたはバタフライガーデン見学。昼過ぎにアレナルへ移動(3時間)。午後は吊り橋ツアーやハイキング。夕方から温泉リゾートで火山を眺めながらリラックス。アレナル泊。
Day 4: アレナル → マヌエル・アントニオ(ビーチ&国立公園)
朝バスでマヌエル・アントニオへ(4〜5時間)。午後はビーチでのんびり、またはホテルのプールでリラックス。夕陽を見ながらビーチバーでカクテルを。マヌエル・アントニオ泊。
Day 5: マヌエル・アントニオ国立公園散策
朝から国立公園でガイド付きツアー。ナマケモノ、サル、イグアナなど野生動物を観察しながらトレイルを歩く。午後はエスパディージャ・ビーチでシュノーケリングや海水浴。マヌエル・アントニオ泊。
Day 6: マヌエル・アントニオ → サンホセ(帰国準備)
午前中は最後のビーチタイム。昼過ぎにサンホセへ移動(3〜4時間)。サンホセではメルカド・セントラルでお土産購入(コーヒー、チョコレート、民芸品)。サンホセ泊。
Day 7: サンホセ → 帰国
フライト時間に合わせて空港へ。アメリカ経由で日本へ(翌日着)。機内で旅の思い出に浸りながら帰国。
このコースなら、コスタリカの主要な見どころを効率よく回れます。もっと時間がある人は、カリブ海側のプエルト・ビエホやトルトゥゲーロを追加するのもおすすめです。
おすすめのお土産
旅の最後はお土産選び。コスタリカならではの品々を、家族や友人へ、そして自分へのご褒美にどうぞ。
コーヒー豆
タラス地方産など高品質な豆が1袋500円〜。スーパーでも買えるが、専門店の方が品質良し
チョコレート
オーガニックカカオ使用のBean-to-Barチョコ、「Sibö Chocolate」が有名
リサルタ・ソース
コスタリカの国民的辛いソース、料理にかけると現地の味が蘇る
サレロ牛車の民芸品
カラフルな伝統的牛車のミニチュア、コスタリカの象徴的工芸品
天然石鹸・オーガニックコスメ
ココナッツオイルやアロエベラ配合、自然派コスメが豊富
Pura Vida Tシャツ
コスタリカの合言葉がプリントされたTシャツ、ビーチタウンで購入可
まとめ — 今すぐコスタリカへ飛び立とう
緑の絨毯のような熱帯雨林、霧に包まれた神秘的な雲霧林、火山の麓で湧き出る天然温泉、透き通ったカリブ海のビーチ——コスタリカは、こんなに小さな国に、こんなにも多様な自然が詰まっているのかと驚かされる場所です。そしてそれ以上に印象的なのが、現地の人々の笑顔と「Pura Vida(プーラ・ビーダ)」の精神。「人生を純粋に楽しもう」という、この国の空気感が、旅人の心をほぐしてくれます。
コスタリカは、忙しい日常から離れて、自然とつながり直す場所。ジップラインで森を飛び、ビーチで波の音を聞き、温泉で満天の星を見上げる——そんな体験が、あなたの価値観を少しだけ変えてくれるかもしれません。「自然を守ること」「ゆっくり生きること」の大切さを、この国は教えてくれます。
読み終わったあなたは、もうフライトを検索しているかもしれませんね。「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。パスポートを手に取って、コスタリカ行きの航空券をポチッと。次の休暇は、地球の楽園で「Pura Vida」を体感しましょう。
さあ、コスタリカへ——自然が、あなたを待っています。
Pura Vida!

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