メキシコ旅行完全ガイド|費用・観光・グルメ【2026年最新】

日本から直行便でたった13時間。飛行機を降りた瞬間、スパイシーなチリと焼きたてトルティーヤの香りが鼻をくすぐり、マリアッチの陽気な音色が空港ロビーに響きわたり、青い空と色鮮やかな建物が「ここはもう別世界だ」と教えてくれます。メキシコ――古代文明の神秘、カリブ海の透明度、そして世界中を魅了する「本場のタコス」。この国には、旅の興奮と驚きが詰まっています。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

メキシコってどんな国?基本情報

メキシコは北米大陸の南端に位置し、カリブ海と太平洋に囲まれた中南米最大級の国。人口は約1億3000万人で、スペイン語圏ではブラジルに次ぐ規模を誇ります。しかしこの国の本当の魅力は、数字だけでは語れません。マヤ・アステカ文明の遺跡、スペイン植民地時代のコロニアルタウン、そして現代メキシコのエネルギッシュな文化が交錯する、まさに「時空を超えた旅」ができる場所なのです。

項目 詳細
正式名称 メキシコ合衆国(United Mexican States)
首都 メキシコシティ(標高2,240m、世界最大級のメガシティ)
公用語 スペイン語(観光地では英語も通じる)
通貨 メキシコペソ(MXN) — 1ペソ=約8円(2026年2月時点)
時差 日本より−15時間(メキシコシティ)、カンクンは−14時間
ビザ 観光目的180日以内は不要(パスポート残存6か月以上)
電圧・プラグ 110V / 60Hz、Aタイプ(日本と同じだが変圧器推奨)
フライト時間 成田・羽田〜メキシコシティ直行便で約13時間

ビザ不要で180日も滞在できるメキシコ。パスポートさえあれば、今すぐ行けます。日本人にとってこれほど気軽に行ける「異世界」は、なかなかありません。

メキシコ旅行の費用はいくら?予算別プラン

「メキシコって遠いし、高そう…」と思っていませんか?実は、行き方とシーズンを選べば東京〜ヨーロッパよりもコスパが良いこともあるんです。直行便なら乗り継ぎのストレスゼロで、時間も体力も節約できます。ここでは、節約旅行からリッチ旅行まで、5泊7日の予算目安を徹底解説します。

航空券の費用目安

ルート 時期 価格帯 備考
成田・羽田〜メキシコシティ直行便(ANA/AeroMexico) オフシーズン(5〜6月、9〜10月) 10〜14万円 セール時は8万円台も
同上 ハイシーズン(12〜3月、7〜8月) 15〜25万円 年末年始・GWは最高値
成田〜カンクン直行便(Zipair) 通年 7〜12万円 LCC、荷物追加料金に注意
成田〜アメリカ経由〜メキシコシティ(1回乗り継ぎ) オフシーズン 8〜12万円 時間かかるが格安

航空券節約のコツ

ANAやAeroMexicoの公式サイトセールを狙えば、直行便でも8万円台になることがあります。また、Zipairのカンクン直行便は「カリブ海リゾート直行」という点で圧倒的にコスパ最強。メキシコシティ観光は国内線乗り継ぎで。スカイスキャナーやGoogle Flightsで価格アラートを設定しておけば、ベストなタイミングを逃しません。

ホテル・宿泊費の目安

タイプ 1泊料金 特徴
ドミトリー(ゲストハウス) 800〜1,500円 バックパッカー向け、共用バスルーム
エコノミーホテル 3,000〜6,000円 個室、清潔、シンプル
中級ホテル(3〜4つ星) 7,000〜15,000円 快適、朝食付き、観光地に好立地
高級ホテル(5つ星、リゾート) 20,000〜50,000円+ カンクンのオールインクルーシブ、極上体験

メキシコのホテルは日本と比べて圧倒的にコスパ良し。特にメキシコシティやオアハカなどの内陸都市では、1泊5,000円でも十分清潔で快適な部屋に泊まれます。一方、カンクンなどのリゾート地は高めですが、オールインクルーシブ(食事・ドリンク込み)を選べば、食費を気にせず楽しめます。

5泊7日の総額シミュレーション

節約旅行

12〜18万円

乗り継ぎ便 + ゲストハウス + ローカル食堂中心

  • 航空券: 8万円(経由便)
  • 宿泊: 2万円(1泊4,000円×5泊)
  • 食費: 1.5万円(1日3,000円)
  • 観光・交通: 1万円

スタンダード旅行

25〜35万円

直行便 + 中級ホテル + バランス良く観光

  • 航空券: 12万円(直行便オフシーズン)
  • 宿泊: 5万円(1泊1万円×5泊)
  • 食費: 3万円(1日6,000円)
  • 観光・ツアー: 4万円
  • お土産・雑費: 1万円

リッチ旅行

50〜80万円+

ビジネスクラス + 高級リゾート + プライベートツアー

  • 航空券: 30万円(ビジネスクラス)
  • 宿泊: 20万円(1泊4万円×5泊、カンクン5つ星リゾート)
  • 食費: 5万円(高級レストラン中心)
  • プライベートツアー: 8万円
  • お土産・スパ: 3万円

スタンダードプランなら東京〜沖縄の往復フライト+リゾートホテルとほぼ同じ金額で、異国情緒たっぷりのメキシコ旅行が叶います。オフシーズンを狙えば、さらにコスパ最強。「いつか行きたい」と思っているなら、今が絶好のチャンスです。

絶対に外せない観光スポット

メキシコの魅力は「多様性」にあります。古代遺跡、コロニアルタウン、カリブ海のビーチ、現代アートの聖地…。1週間では足りないほど見どころだらけですが、ここでは「メキシコに行ったら絶対に体験すべき」スポットを厳選してご紹介します。

チチェン・イッツァ — 新・世界七不思議の古代遺跡

ユカタン半島のジャングルに突如現れるピラミッド「エル・カスティーヨ」。春分・秋分の日には太陽の光が階段に映り込み、羽を持つ蛇の神「ククルカン」が降臨したかのような影が浮かび上がります。この瞬間を目撃するために、世界中から旅人が集まるのです。遺跡の敷地内を歩けば、1000年以上前のマヤ文明の高度な天文学・数学に圧倒されます。球技場の音響効果は現代の技術でも再現困難と言われるほど。ガイドツアーに参加すれば、この「音の魔法」を体験できます。

カンクンから日帰りツアーで行けるため、ビーチリゾートと組み合わせるのが定番ルート。朝早く出発すれば、観光客が少ない静寂の中で遺跡を独り占めできます。ピラミッドの前に立つと、「ここは本当に地球なのか?」と錯覚するほど、異次元の空気が流れています。

訪問のベストタイミング

春分・秋分(3月20日前後、9月22日前後)の「ククルカンの降臨」は一生モノの体験ですが、めちゃくちゃ混雑します。静かに遺跡を楽しみたいなら、11〜2月の乾季がおすすめ。夏(6〜10月)は雨季で蒸し暑く、スコールに注意。

カンクン — カリブ海の楽園リゾート

「世界で最も美しいビーチ」と称されるカンクン。透明度30メートル超のターコイズブルーの海、真っ白なパウダーサンド、そして年間300日晴天という奇跡のような気候。オールインクルーシブリゾートに泊まれば、朝から晩まで食べて飲んで泳いで…の無限ループが楽しめます。ホテルゾーンのビーチは公共なので、宿泊者以外も自由に利用OK。ダイビングやシュノーケリングでカラフルな熱帯魚と泳いだり、ジェットスキーやパラセーリングでアドレナリン全開にしたり。夜はクラブで朝まで踊り明かすこともできます。

カンクンから少し足を延ばせば、プラヤ・デル・カルメンやトゥルム遺跡など、個性豊かなスポットが点在。特にトゥルムは「崖の上の遺跡×カリブ海」という絶景コンボで、インスタ映え間違いなしです。また、カンクン沖の「イスラ・ムヘーレス島」では、野生のジンベエザメと一緒に泳げるツアーも(6〜9月限定)。

セノーテで神秘の泉を体験

カンクン近郊には「セノーテ」と呼ばれる天然の泉が6,000以上も点在。石灰岩の地下に広がる透明な地下水の世界で、光のカーテンが差し込む幻想的な景色はまさに別世界。ダイビングライセンス不要のシュノーケリングでもOK。グラン・セノーテ、イキル・セノーテ、ドス・オホス・セノーテなど、それぞれ個性が違うので、複数訪れるのがおすすめです。

メキシコシティ — 歴史と現代が交錯する巨大都市

標高2,240メートル、人口2,200万人超のメガシティ。アステカ帝国の首都「テノチティトラン」の上に建設された都市で、古代遺跡とスペイン植民地時代の建築、そして現代メキシコの活気がぎゅっと凝縮されています。ソカロ(中央広場)は世界最大級の広場で、目の前にそびえるカテドラルはラテンアメリカ最古の教会。その地下には、発掘されたアステカ遺跡「テンプロ・マヨール」が眠っています。

メキシコシティの魅力は「アート」にもあります。フリーダ・カーロの青い家「カサ・アズール」は、彼女の生涯と作品を知ることができる必見スポット。ディエゴ・リベラの壁画が圧巻の国立宮殿、ルイス・バラガン邸など、アート好きにはたまりません。また、ポランコ地区やコンデサ地区には、おしゃれなカフェやレストラン、ブティックが集まり、「メキシコのブルックリン」と呼ばれるヒップなエリアです。

死者の日(11月1〜2日)は必見

映画『リメンバー・ミー』で有名になった「死者の日(Día de Muertos)」。この時期にメキシコシティを訪れると、街中がカラフルな骸骨の装飾で埋め尽くされ、巨大パレードが開催されます。死を「祝う」メキシコの文化を体感できる、年に一度のビッグイベントです。

テオティワカン遺跡 — 太陽と月のピラミッド

メキシコシティから北へ約50キロ。紀元前2世紀から6世紀にかけて栄えた謎の古代都市「テオティワカン」。その中心にそびえる「太陽のピラミッド」は、高さ65メートル、エジプトのピラミッドに匹敵する規模を誇ります。頂上まで登ると、眼下に広がる「死者の大通り」と「月のピラミッド」が一望でき、古代都市の壮大さに言葉を失います。登り切った瞬間、風が吹き抜けて「ここに神々がいたのかもしれない」と本気で思えるほど、神聖な空気が漂っています。

早朝に訪れると、朝日がピラミッドを照らす「黄金の時間」に出会えます。観光客も少なく、静寂の中で遺跡を独り占めできる贅沢な体験。メキシコシティからは日帰りツアーが多数出ているので、ぜひスケジュールに入れてください。

グアナファト — カラフルなおとぎの国

「メキシコで最も美しい街」と言われるグアナファト。丘陵地帯に広がるカラフルな家々が、まるでレゴブロックを積み上げたような景観を作り出しています。ピピラの丘から見下ろす夕暮れ時の街並みは、息をのむ美しさ。オレンジ、ピンク、イエロー、ブルー…色とりどりの壁が夕日に照らされて輝く瞬間は、一生忘れられない記憶になるでしょう。

グアナファトはかつて銀の採掘で栄えた街で、地下には迷路のようなトンネルが張り巡らされています。このトンネルを車で走る体験は、まるで映画の中に入り込んだよう。また、「口づけの小道」は恋人たちの聖地で、向かい合うバルコニーから恋人同士がキスをすると幸せになれるという伝説が。ロマンチックな街歩きが楽しめます。

その他の必見スポット

オアハカ — 先住民文化と美食の街

モーレソースの発祥地。カラフルな民芸品とサポテカ遺跡モンテ・アルバン。日曜市は圧巻。

サンミゲル・デ・アジェンデ — アート&リゾートタウン

コロニアル建築とアートギャラリーが共存。欧米の富裕層が集まる隠れ家リゾート。

パレンケ遺跡 — ジャングルに眠るマヤ遺跡

密林に埋もれた神殿。「碑文の神殿」の壁画は必見。冒険心をくすぐる秘境感。

ロスカボス — 太平洋側の高級リゾート

カンクンの対極、セレブ御用達。断崖絶壁のアーチ「エル・アルコ」が象徴。

チアパス高地 — 先住民の村サン・クリストバル

標高2,200mの高地に広がる伝統文化。カラフルな民族衣装と手織り布に感動。

プエブラ — タラベラ焼きの街

青と白のタイルで彩られた教会群。チョコレート発祥の地でもあり、モーレ・ポブラーノは絶品。

メキシコ料理の魅力 — タコスだけじゃない!

正直に言います。メキシコ旅行の50%は「食」です。2010年、メキシコ料理はユネスコ無形文化遺産に登録されました。それほど奥深く、多様で、そして美味しい。「タコスでしょ?」と思っているあなた、甘いです。メキシコ料理の世界は、想像を遥かに超える豊かさなのです。

絶対に食べるべきメキシコ料理

料理名 どんな料理? 価格目安
タコス(Tacos) トルティーヤに具を挟んだメキシコの国民食。牛・豚・魚介・野菜…何でもOK。ライムを絞ってサルサをかけてガブリ。 1個50〜150円
タコス・アル・パストール 縦に回転するケバブ風の豚肉を削ぎ落としてトルティーヤに。パイナップルの甘みが絶妙。メキシコシティで必食。 1個80〜120円
ケサディーヤ(Quesadilla) トルティーヤにチーズと具を挟んで焼いたメキシコ版ホットサンド。トロ〜リとろけるチーズがたまらない。 200〜400円
モーレ(Mole) チョコレートとスパイスを使った複雑なソース。鶏肉やターキーにかけて。オアハカやプエブラが本場。 600〜1,200円
ポソーレ(Pozole) ホミニー(巨大トウモロコシ)と豚肉のスープ。赤・緑・白の3種類。身体に染み渡る優しい味。 400〜800円
セビチェ(Ceviche) 新鮮な魚介をライムでマリネ。カンクンなど沿岸部で必食。キンキンに冷えたビールと最高の相性。 600〜1,000円
チレス・エン・ノガダ ポブラノ唐辛子に肉詰め、クルミソースとザクロをトッピング。メキシコ国旗の三色を表現した芸術品。 800〜1,500円
タマル(Tamales) トウモロコシ粉の生地を蒸した伝統料理。バナナの葉で包まれ、具はチキン・豚肉・甘いバージョンも。 150〜300円
エロテ(Elote) 焼きトウモロコシにマヨネーズ・チーズ・チリパウダーをまぶした屋台の定番。ビールのお供に最高。 100〜200円
チュロス 揚げパンにシナモンシュガーとチョコレートソース。本場メキシコのチュロスは別格の美味しさ。 100〜250円

テキーラ&メスカル — メキシコの魂

メキシコといえばテキーラ。でも、ショットでクイッと飲むだけではありません。本場メキシコでは、じっくり味わうプレミアムテキーラが主流。ブランコ(無色透明)、レポサド(樽熟成2か月〜1年)、アニェホ(樽熟成1年以上)と、熟成度によって味わいが全く違います。テキーラの産地ハリスコ州では、アガベ畑の見学ツアーや蒸溜所訪問も人気。

そしてもう一つ、忘れてはいけないのがメスカル。オアハカを中心に造られる蒸溜酒で、スモーキーな香りが特徴。ボトルの中に芋虫(グサノ)が入ったバージョンもあり、勇気ある人はぜひチャレンジを。マルガリータやパロマなどのカクテルも、本場で飲むと格別です。

おすすめグルメエリア

メキシコシティ — コヨアカン地区

フリーダ・カーロゆかりの街。市場ではタコス・タマル・フルーツジュース天国。日曜市は大賑わい。

オアハカ — ベニート・フアレス市場

モーレ、チャプリネス(バッタのフライ)、オアハカチーズ。食のディープなメキシコを体験。

プラヤ・デル・カルメン — 5番街

ビーチ沿いのレストラン街。セビチェ、フィッシュタコス、カクテル片手に夕日を眺める至福。

グアダラハラ — トラケパケ地区

マリアッチ発祥の地。ビリア(羊肉のスープ)、トルタ・アオガーダ(酢豚パン)が名物。

サルサの辛さに注意!

メキシコのサルサは種類豊富ですが、辛さはピンキリ。特に「ハバネロ」入りは激辛なので、最初は少量から試しましょう。「Picante(ピカンテ)?」と聞かれたら「Un poco(少しだけ)」と答えるのが無難です。

メキシコならではの体験・文化

メキシコ旅行の醍醐味は、「ここでしかできない体験」にあります。遺跡やビーチだけでなく、メキシコ独自の文化・伝統・体験があなたを待っています。

ルチャ・リブレ(メキシカンプロレス)観戦

派手なマスクと華麗な空中技。メキシコのプロレス「ルチャ・リブレ」は、単なるスポーツではなくメキシコ文化そのもの。メキシコシティのアレナ・メヒコやアレナ・コリセオで毎週末開催され、地元ファンと観光客が一体となって大熱狂。レスラーたちは「テクニコ(正義の味方)」と「ルード(悪役)」に分かれて戦い、観客は容赦なくヤジを飛ばします。会場でマスクやグッズを買えば、気分はもうメキシカン。

メルカド(市場)巡り

メキシコの市場は、五感をフルに刺激する大冒険。カラフルなフルーツ、スパイスの香り、肉や魚の威勢の良い売り声、民芸品の色彩…。メキシコシティのラ・シウダデラ市場では手織りの毛布やアレブリヘ(カラフルな木彫り動物)が並び、オアハカの市場では虫料理やチョコレートの実演販売も。値段交渉も楽しみの一つです。

ソチミルコの運河クルーズ

メキシコシティ郊外のソチミルコは、アステカ時代の運河が今も残る世界遺産。カラフルな小舟「トラヒネラ」に乗り込み、マリアッチの生演奏を聴きながら運河を進む体験は、まさにメキシコの陽気さ全開。週末は地元家族で大賑わい、タコスやビールの屋台船がやってきて、船上パーティーが始まります。

テマスカル(伝統サウナ)で浄化体験

古代マヤ・アステカ時代から続く伝統的な蒸し風呂「テマスカル」。ドーム型の小屋の中で、高温の蒸気とハーブの香りに包まれながら、シャーマンのガイドで心身を浄化します。スピリチュアルな体験を求める旅人に人気で、トゥルムやオアハカで体験可能。

アレブリヘ作りワークショップ

オアハカの伝統工芸「アレブリヘ」。カラフルに彩られた幻想的な動物彫刻で、一つひとつ手作り。オアハカやメキシコシティのワークショップで、自分だけのアレブリヘを作れます。お土産にも最適。

その他のおすすめ体験

テキーラ工場ツアー(ハリスコ州)

アガベ畑からテキーラができるまでを見学。試飲も楽しめる。

ホエールウォッチング(ロスカボス、バハ・カリフォルニア)

冬(12〜3月)はザトウクジラが大接近。圧巻の大迫力。

バルーンフライト(テオティワカン)

早朝、気球から眺める遺跡は絶景。一生の思い出になる体験。

カカオ農園ツアー(タバスコ州)

チョコレートの原料カカオの収穫〜加工を体験。手作りチョコも。

他都市・エリアガイド

メキシコは広大です。メキシコシティとカンクンだけでは、この国の魅力の10%も見られません。ここでは、足を延ばす価値のある都市・エリアをご紹介します。

グアダラハラ — メキシコ第2の都市

マリアッチとテキーラの故郷。スペイン植民地時代の美しい建築が残り、「メキシコのパリ」とも呼ばれる洗練された街。週末には巨大市場リベルタ・メルカドが開催され、メキシコ全土から商品が集まります。

アクセス: メキシコシティから飛行機1時間、バス7時間

モンテレイ — メキシコの産業都市

高層ビルと山々が共存する近代都市。マクロプラザは世界最大級の広場で、週末は大道芸やコンサートで賑わいます。ガルシア洞窟やコーラ・デ・カバージョの滝など、自然観光も充実。

アクセス: メキシコシティから飛行機1.5時間

プエルト・バジャルタ — 太平洋のリゾート

ハリウッドスターが愛したリゾート地。ビーチと山に囲まれ、サンセットの美しさは世界屈指。マレコン(海岸遊歩道)には彫刻が並び、アートな雰囲気。サーフィンやダイビングも人気。

アクセス: メキシコシティから飛行機1.5時間

メリダ — ユカタン州の州都

「ユカタンの白い街」と呼ばれるコロニアルタウン。チチェン・イッツァへの玄関口でもあり、マヤ遺跡巡りの拠点に最適。日曜日には中央広場でマリアッチやダンスイベントが開催され、お祭り気分を味わえます。

アクセス: カンクンからバス4時間、飛行機45分

タスコ — 銀の街

山の斜面に白い家が連なる美しい街。かつて銀鉱山で栄え、今も銀細工職人が集まります。サンタ・プリスカ教会のバロック建築は圧巻。銀アクセサリーを格安でゲットできるショッピング天国。

アクセス: メキシコシティからバス3時間

イスラ・ムヘーレス — カリブの離島

カンクンからフェリー20分の小さな島。「女性の島」という名の通り、穏やかでのんびりした雰囲気。シュノーケリングやジンベエザメツアー(夏季)が人気。レンタルゴルフカートで島を一周する体験も楽しい。

アクセス: カンクンからフェリー20分

メキシコのベストシーズンはいつ?

メキシコは国土が広いため、地域によって気候が大きく異なります。ここでは、一般的なベストシーズンと、季節ごとの特徴をご紹介します。

春(3月〜5月)

★★★★☆

気温が上がり始め、乾季の終わり。3月はチチェン・イッツァで春分の「ククルカンの降臨」が見られる特別な時期。ただし、欧米の春休みと重なるため、カンクンは混雑&高騰。メキシコシティや内陸部はベストシーズン。

平均気温: 20〜28℃

夏(6月〜8月)

★★☆☆☆

雨季に突入し、午後にスコールが降ることが多い。ただし1日中雨が降るわけではなく、朝は快晴なことがほとんど。カンクンではジンベエザメツアーが解禁(6〜9月)。航空券はオフシーズン価格で狙い目。蒸し暑さは覚悟を。

平均気温: 24〜32℃、湿度高め

秋(9月〜11月)

★★★★★

雨季が終わり、天気が安定。航空券も安く、観光客も少ないベストシーズン。11月1〜2日の「死者の日」はメキシコ最大のイベントで、街中が骸骨デコレーションで彩られます。この時期を狙うなら早めの予約必須。

平均気温: 20〜28℃、快適

冬(12月〜2月)

★★★★★

乾季で晴天率が高く、湿度も低く快適。ビーチリゾートも遺跡観光も最高のコンディション。ただし、クリスマス〜年末年始は欧米観光客が殺到し、航空券・ホテルが高騰。1月中旬〜2月がコスパ良し。ロスカボスではホエールウォッチングも。

平均気温: 18〜26℃、朝晩冷える

結論:10月〜4月がベストシーズン

雨が少なく、気温も快適な乾季(11月〜4月)が一般的なベストシーズン。特に11月と1月中旬〜2月は航空券も比較的安く、観光客も少なめで狙い目です。一方、雨季(5〜10月)は航空券が安く、ジンベエザメやセノーテ体験には最適。ハリケーンシーズン(8〜10月)には注意が必要ですが、内陸部は影響を受けにくいです。

メキシコ旅行の実用情報

通信・インターネット事情

メキシコではeSIMが最も便利でコスパ最強。空港やホテルのWi-Fiもありますが、速度が不安定なことが多いため、移動中も使えるeSIMがおすすめです。

方法 料金目安 メリット・注意点
eSIM(Airalo / Ubigi) 5GB / 7日間: 1,200〜1,800円 SIM差し替え不要、即日利用OK。iPhone XS以降対応。
現地SIMカード(Telcel / AT&T Mexico) 5GB / 7日間: 1,000〜1,500円 空港やコンビニで購入可。SIMフリースマホ必須。
Wi-Fiレンタル 1日800〜1,200円 複数人でシェア可能。充電・持ち運びの手間あり。
ホテル・カフェWi-Fi 無料 移動中は使えない。セキュリティに注意。

空港アクセス・市内移動

メキシコシティ国際空港(MEX)からの市内アクセスは、公式タクシーまたはUberが安全で便利。白タクは避けましょう。

交通手段 料金目安 備考
Uber / DiDi(配車アプリ) 空港〜市内: 500〜800円 最もおすすめ。料金明確、安全、英語OK。
公式タクシー(Sitio Taxi) 空港〜市内: 800〜1,200円 空港ブースで前払い。安全だが割高。
メトロ(地下鉄) 1回: 40円 激安だがスリ多発。大荷物の観光客は避けるべき。
ADOバス(都市間移動) 例: メキシコシティ〜プエブラ: 800円 快適な長距離バス。予約はADO公式サイトで。

覚えておくと便利なスペイン語フレーズ

日本語 スペイン語 発音
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
お願いします Por favor ポルファボール
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント クエスタ?
英語話せますか? ¿Habla inglés? アブラ イングレス?
トイレはどこですか? ¿Dónde está el baño? ドンデ エスタ エル バーニョ?
美味しい! ¡Delicioso! デリシオソ!
お会計お願いします La cuenta, por favor ラ クエンタ、ポルファボール

治安・安全対策

メキシコの治安について

メキシコは地域によって治安状況が大きく異なります。観光地(カンクン、メキシコシティ、グアナファト、オアハカ)は比較的安全ですが、基本的な注意は必要です。以下のポイントを守れば、安全に旅行できます。

  • 夜間の一人歩きは避ける(特に人気のない路地)
  • 白タクに乗らない(Uber / DiDi / 公式タクシーのみ利用)
  • 高価なアクセサリーや時計を身につけない
  • スマホを路上で操作しない(ひったくり防止)
  • 現金は分散して持つ(財布に全額入れない)
  • 怪しい人に声をかけられても無視
  • 外務省の渡航情報を事前確認

チップ文化

メキシコではチップ(Propina)が一般的。サービス料が含まれていない場合は、以下が目安です。

場所 チップ目安
レストラン 合計金額の10〜15%
タクシー 基本不要(Uberなら端数切り上げ程度)
ホテル(ベルボーイ) 荷物1個につき20〜50ペソ(160〜400円)
ツアーガイド 100〜200ペソ(800〜1,600円)

持ち物チェックリスト

必須アイテム

  • パスポート(残存6か月以上)
  • クレジットカード(VISA / Mastercard)
  • 現金(米ドルまたはペソ)
  • 海外旅行保険証
  • 航空券の予約確認書(eチケット)

あると便利

  • 変圧器(日本110V→メキシコ110V、ほぼ不要)
  • 日焼け止め(SPF50以上推奨)
  • サングラス・帽子
  • 虫除けスプレー(ジャングル行くなら必須)
  • ウェットティッシュ

ビーチリゾートなら

  • 水着・ビーチサンダル
  • ラッシュガード(日焼け防止)
  • 防水ポーチ(スマホ保護)
  • シュノーケルセット(持参すると節約)

遺跡巡りなら

  • 歩きやすいスニーカー
  • 帽子・サングラス
  • 水筒(熱中症対策)
  • 羽織もの(標高高い場所は朝晩冷える)

モデルコース — 5泊7日メキシコ周遊

初めてのメキシコ旅行におすすめの、定番ルートをご紹介。遺跡・コロニアルタウン・カリブ海リゾートをバランス良く楽しめるプランです。

Day 1: 成田→メキシコシティ到着

ANA直行便で出発(13時間)。メキシコシティ到着後、Uberでホテルへ。標高2,240mなので、初日は無理せず街歩きとタコスディナーで順応を。ソカロ周辺のホテルが便利。

Day 2: メキシコシティ観光

午前: テンプロ・マヨール遺跡→国立宮殿(ディエゴ・リベラ壁画)→ソカロ散策。午後: 国立人類学博物館(マヤ・アステカの歴史を学ぶ)。夜: ルチャ・リブレ観戦でメキシコの熱気を体感。

Day 3: テオティワカン遺跡→グアナファト移動

早朝: テオティワカン遺跡へ日帰りツアー(太陽のピラミッド登頂)。午後: メキシコシティに戻り、バスでグアナファトへ移動(5時間)。夜: グアナファト到着、夜景を眺めながらディナー。

Day 4: グアナファト→カンクン移動

午前: グアナファト旧市街散策(ピピラの丘、口づけの小道、カラフルな街並み撮影)。午後: 空港へ移動、カンクン行きの飛行機(2.5時間)。夜: カンクン到着、ホテルゾーンのリゾートホテルへチェックイン。

Day 5: チチェン・イッツァ遺跡ツアー

終日: チチェン・イッツァ+セノーテ・イキル日帰りツアー。エル・カスティーヨを見学後、神秘的なセノーテで泳ぐ。夕方: カンクン帰着、ホテルでのんびりビーチタイム。

Day 6: カンクン自由行動→帰国便

午前: ビーチでシュノーケリングorプラヤ・デル・カルメンへ日帰りショッピング。午後: お土産購入、ホテルでリラックス。夜: カンクン空港から成田行き直行便(Zipair)で帰国。

Day 7: 成田到着

朝〜昼: 成田空港到着。メキシコの余韻に浸りながら帰宅。

このルートなら、メキシコのハイライトを一通り体験できます。もっとゆっくりしたい場合は、グアナファトを省いてカンクン滞在を長くするのもあり。オアハカやサンミゲル・デ・アジェンデを加えるなら、8〜10日間がおすすめです。

まとめ — さあ、メキシコへ飛び出そう

タコスの香ばしい匂い、マリアッチの陽気なメロディ、カリブ海のターコイズブルー、古代遺跡に刻まれた神秘…。メキシコは、あなたの「旅の常識」を覆す国です。日本からたった13時間で、こんなにも豊かな文化と自然と美食に出会えるなんて、信じられますか?ビザ不要で180日滞在可能、航空券もオフシーズンなら8万円台から。「いつか行きたい」と思っているなら、今が、いちばんいいタイミングです。

この記事を読んで、少しでも「メキシコ、行ってみたいかも」と思ったなら、ぜひフライトを検索してみてください。チチェン・イッツァのピラミッドに登り、カンクンのビーチで波の音を聞き、メキシコシティの市場でタコスを頬張る――そんな体験が、あなたを待っています。

メキシコは、旅人を裏切らない国です。準備を整えて、さあ、飛び出しましょう。¡Buen viaje!(良い旅を!)

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