ペルー旅行完全ガイド|費用・観光・グルメ【2026年最新】

標高3,400m。アンデス山脈の澄んだ空気を吸い込んだ瞬間、胸がいっぱいになります。目の前には雲海に浮かぶマチュピチュ遺跡。朝日に照らされた石壁が黄金色に輝き、リャマがのんびりと草を食べている。そして夜には、リマの海岸沿いで潮風に吹かれながら、絶品セビーチェ(魚介のマリネ)にレモンをギュッと搾る――。ペルーは、五感すべてを揺さぶる「地球の奇跡」でした。日本からは遠いけれど、その距離を超える感動が、ここには確実にあります。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

  1. ペルー基本情報 — 行く前に知っておきたいこと
  2. ペルー旅行の費用 — どれくらい予算があればいい?
    1. 航空券の相場
    2. ホテル・宿泊費の目安
    3. 現地での1日あたりの費用
    4. 総予算(6泊8日の場合)
  3. 絶対に外せない観光スポット — ここに行かなきゃペルーじゃない
    1. マチュピチュ遺跡 — 天空の都市で人生が変わる
    2. レインボーマウンテン(ヴィニクンカ) — 虹色の絶景に息を呑む
    3. クスコ — インカ帝国の心臓部
    4. ナスカの地上絵 — 謎のメッセージを空から見る
    5. ワカチナ — 砂漠のオアシスでサンドボード
    6. その他の見逃せないスポット
  4. ペルーの絶品グルメ — 食の宝庫で舌鼓
    1. 絶対に食べるべきペルー料理
    2. 世界が認める名店
    3. 食のエリアガイド
  5. ペルーで体験すべきこと — 旅をもっと深く
    1. インカ・トレイル — 自分の足でマチュピチュを目指す
    2. アマゾン・ジャングルツアー — 野生の王国へ
    3. 料理教室 — ペルー料理を自分で作る
    4. その他のおすすめ体験
  6. ペルーのベストシーズン — いつ行くべき?
  7. リマ — 美食とアートの首都
    1. リマの見どころ
  8. 実用情報 — 旅を快適にするために
    1. Wi-Fi・通信事情
    2. 空港アクセス
    3. 旅行に役立つスペイン語フレーズ
    4. 治安と注意事項
    5. チップ文化
    6. 持っていくべきもの
  9. モデルコース — 6泊8日で巡るペルー黄金ルート
  10. お土産 — ペルーの思い出を持ち帰る
  11. まとめ — さあ、ペルーへ飛び立とう

ペルー基本情報 — 行く前に知っておきたいこと

項目 内容
首都 リマ(Lima)
公用語 スペイン語、ケチュア語、アイマラ語
通貨 ヌエボ・ソル(PEN)1ソル ≈ 40円
時差 日本より−14時間(サマータイムなし)
フライト時間 約25〜30時間(乗り継ぎ1〜2回)
ビザ 観光目的で183日以内の滞在なら不要
気候 リマは砂漠気候、クスコは高地気候、アマゾンは熱帯雨林
ベストシーズン 5〜9月(乾季)

ビザ不要で半年も滞在できるのは、南米の中でも珍しい好条件。パスポートと航空券さえあれば、明日にでも出発できてしまいます。フライトは確かに長いですが、その先に待っているのは、あなたが想像する以上の絶景と感動です。

ペルー旅行の費用 — どれくらい予算があればいい?

正直に言います。ペルー旅行は決して安くありません。でも、その代わりに得られるものは、お金では測れないほどの価値があります。航空券、ホテル、現地費用を含めて、どのスタイルでどれくらいかかるのか、リアルな金額で見ていきましょう。

航空券の相場

時期・クラス 片道料金 往復料金
オフシーズン(エコノミー) 7〜10万円 14〜20万円
ハイシーズン(エコノミー) 12〜18万円 24〜36万円
ビジネスクラス 30〜50万円 60〜100万円

航空券を安くする裏技

メキシコシティやロサンゼルス経由を選ぶと、直行便よりも5〜8万円安くなることがあります。乗り継ぎ時間が長くても、その都市でトランジット観光を楽しめば一石二鳥。また、火・水曜日出発は週末発より1〜3万円安い傾向があります。Googleフライトで「柔軟な日程」検索をすれば、最安値の日がひと目で分かります。

ホテル・宿泊費の目安

タイプ 1泊あたり 特徴
ドミトリー 1,000〜2,000円 バックパッカー向け。清潔で朝食付きも多い
ゲストハウス 2,500〜5,000円 個室。家族経営で温かい雰囲気
中級ホテル 6,000〜12,000円 Wi-Fi・朝食込み。立地良し
高級ホテル 15,000〜40,000円 5つ星。リマやクスコの絶景ホテル
特別宿泊 50,000円〜 マチュピチュ麓のサンクチュアリ・ロッジなど

クスコやリマではコロニアル調の歴史的建造物を改装したブティックホテルが人気。中庭に噴水があって、夜はキャンドルが灯されて、まるで映画の世界です。1泊1万円前後でこんな体験ができるのは、ペルーならではの贅沢。

現地での1日あたりの費用

項目 節約 標準 リッチ
食費(3食) 1,200〜2,000円 3,000〜5,000円 8,000〜15,000円
交通費 500〜1,000円 1,500〜3,000円 5,000〜10,000円
観光・アクティビティ 2,000〜4,000円 5,000〜10,000円 15,000〜30,000円
その他(買い物・雑費) 500〜1,000円 2,000〜5,000円 10,000円〜
合計 4,200〜8,000円 11,500〜23,000円 38,000〜65,000円

マチュピチュ入場料は約7,000円、列車往復は約15,000〜30,000円と高めですが、これは一生に一度の経験。ケチらずに行きましょう。レインボーマウンテンへのツアーは約5,000〜8,000円で、これもマストです。

総予算(6泊8日の場合)

節約旅行

20〜28万円

エコノミー + ゲストハウス + 現地食

スタンダード旅行

35〜50万円

エコノミー + 中級ホテル + 観光充実

リッチ旅行

60〜100万円

ビジネスクラス + 高級ホテル + VIPツアー

東京〜パリ往復のビジネスクラスと同じくらいの費用で、南米最大級の冒険ができると考えれば、決して高くはありません。むしろ、人生で一度は行くべき場所に、今このタイミングで行けるということ自体が、何よりの価値です。

絶対に外せない観光スポット — ここに行かなきゃペルーじゃない

ペルーには、教科書で見た「あの遺跡」だけでなく、カラフルな山、砂漠のオアシス、アマゾンのジャングルまで、あらゆる絶景が詰まっています。ここでは、絶対に外せない名所を詳しく紹介します。

マチュピチュ遺跡 — 天空の都市で人生が変わる

標高2,430mの尾根に、まるで空中に浮かんでいるかのように広がる石造りの都市。それがマチュピチュです。クスコから列車とバスを乗り継いで約4時間。長い道のりを経て、ついに目の前に現れた瞬間――言葉を失います。

朝5時起き、真っ暗な中をバスで登り、ゲートが開くのを待つ。そして遺跡に足を踏み入れると、霧がゆっくりと晴れていき、石壁が少しずつ姿を現す。この「霧が晴れる瞬間」を見るために、世界中から人が集まるのです。リャマが草を食べ、インカの石組みが太陽に照らされ、背後にはワイナピチュ山がそびえ立つ。この景色を前にして「来てよかった」と思わない人はいません。

遺跡内は広大で、太陽の神殿、インティワタナ(日時計)、段々畑など、見どころが無数にあります。ガイド付きツアー(約3,000〜5,000円)に参加すれば、インカ文明の謎や建築技術の秘密を詳しく解説してもらえます。体力に自信があるなら、ワイナピチュ山への登頂トレッキング(追加予約必須、約2,000円)も挑戦する価値あり。頂上から見下ろすマチュピチュは、まさに絶景中の絶景です。

マチュピチュ攻略のコツ

入場チケットは必ず事前予約(公式サイトで2〜3ヶ月前推奨)。現地購入はほぼ不可能です。また、午前6時入場が最も空いていて、霧が晴れる瞬間に立ち会えます。午後になると団体ツアー客で大混雑。リマ→クスコ→マチュピチュのルートが定番ですが、クスコで1〜2日滞在して高地順応してから行くのがベストです。

レインボーマウンテン(ヴィニクンカ) — 虹色の絶景に息を呑む

SNSで一躍有名になった、まるでペンキを塗ったような虹色の山。それがヴィニクンカ、通称レインボーマウンテンです。標高5,200m。ペルーで最も高い観光スポットと言っても過言ではありません。

クスコから車で約3時間、登山口に到着。そこからさらに片道2〜3時間のトレッキング。空気が薄く、すぐに息が上がりますが、一歩一歩登るごとに、虹色の地層が姿を現していくのが、たまらなくワクワクします。そして頂上に立った瞬間――赤、黄色、緑、紫のストライプが山全体を覆い、360度どこを見渡しても絶景。寒さも疲れも吹き飛びます。

この色は、鉱物の堆積による自然現象。何百万年もかけて形成されたこの景色を、いま自分の目で見ている――そう思うと、鳥肌が立ちます。ツアー料金は約5,000〜8,000円で、朝3時出発、夕方帰着の日帰りプラン。高山病対策として、コカ茶を飲んで水分補給をこまめに。辛いけれど、登る価値は100%あります。

クスコ — インカ帝国の心臓部

標高3,400m、アンデス山脈の谷間に広がる古都クスコ。かつてインカ帝国の首都として栄えたこの街は、石畳の路地、コロニアル様式の建物、そしてインカの石組みが混在する奇跡の街です。

中心部のアルマス広場に立つと、周囲をカテドラル(大聖堂)やコンパニーア・デ・ヘスス教会が囲み、夜にはライトアップされて幻想的な雰囲気に。広場のベンチに座って、地元の人たちが行き交うのを眺めているだけで、時間がゆっくりと流れていくのを感じます。

クスコの見どころは、サクサイワマン遺跡(巨石を隙間なく積み上げた驚異の建築技術)、サン・ブラス地区(アーティストの工房やカフェが並ぶおしゃれエリア)、サン・ペドロ市場(色とりどりのフルーツや民芸品が並ぶローカル市場)など。歩くだけで楽しい街です。

夜はペーニャ(フォルクローレ音楽ライブ)を楽しむのがおすすめ。ケーナ(縦笛)やチャランゴ(小型ギター)の音色が響き、ダンサーがカラフルな衣装で踊る。観客も巻き込んで一緒に踊るので、旅の思い出に最高です。

ナスカの地上絵 — 謎のメッセージを空から見る

砂漠の大地に描かれた巨大な図形。ハチドリ、サル、クモ、宇宙飛行士――これらが何のために描かれたのか、今も謎に包まれています。地上からは見えず、空からしか全体像が分からない。それがナスカの地上絵の最大の謎です。

リマから車で約7時間、またはイカからバスで約2時間。ナスカの街に着いたら、セスナ機での遊覧飛行(約15,000〜20,000円、30分)に参加します。離陸して数分後、パイロットが「右側、ハチドリ!」と叫ぶと、窓の下に全長96mの巨大なハチドリの絵が現れます。そのあとも次々と、サル、クジラ、宇宙飛行士が登場。セスナがぐるぐる旋回するので酔いやすいですが、この感動は他では絶対に味わえません。

誰が、なぜ、どうやって描いたのか――宇宙人説、雨乞いの儀式説、天文カレンダー説など諸説ありますが、答えは出ていません。この「謎のまま」という状態が、逆にロマンを掻き立てます。地上絵を見た後は、ナスカの博物館で出土品や研究成果を見学するのもおすすめ。

ワカチナ — 砂漠のオアシスでサンドボード

砂丘の真ん中にぽつんと現れる青い湖。まるで映画のワンシーンのような光景が、ワカチナです。イカの街から車で10分ほどの場所にある、南米屈指のオアシスリゾート。

ここでの目玉アクティビティは、サンドバギー+サンドボード。バギーに乗って砂丘を爆走し、絶叫しながら急斜面を登り降り。そして高さ100m以上の砂丘の頂上から、サンドボードで一気に滑り降りる――スリル満点です。夕暮れ時のツアーに参加すれば、砂漠に沈む夕日を拝むこともできます。オレンジ色に染まる砂丘と湖のコントラストは、息を呑むほど美しい。

ツアー料金は約2,000〜3,000円で、2〜3時間のプラン。ナスカの地上絵と組み合わせて1泊2日で回るのが定番ルートです。湖畔にはレストランやホテルもあり、砂漠の夜を過ごすのも格別の体験。

その他の見逃せないスポット

聖なる谷(ウルバンバ渓谷)

オリャンタイタンボやピサックなど、インカ遺跡が点在する美しい渓谷

アレキパ

白い火山岩で造られた「白い街」。コルカ渓谷のコンドル観察が人気

チチカカ湖

標高3,800mの世界最高所の湖。ウロス島の葦の家に宿泊できる

プーノ

チチカカ湖の玄関口。アイマラ文化とフォルクローレ音楽の中心地

イキトス(アマゾン)

ペルーアマゾンの拠点。ジャングルツアーやピンクイルカに会える

パラカス国立保護区

バジェスタス諸島クルーズでアシカやペンギン、海鳥を間近に観察

ペルーの絶品グルメ — 食の宝庫で舌鼓

正直に言います。ペルー旅行の30%は「食」です。世界的に評価されるペルー料理は、海の幸、山の幸、アマゾンの食材が融合した、まさに美食の国。リマには世界のベストレストラン50にランクインする名店が複数あり、屋台の料理でさえレベルが高い。ここでは、絶対に食べるべきペルーグルメを紹介します。

絶対に食べるべきペルー料理

料理名 どんな料理? 価格目安
セビーチェ(Ceviche) 新鮮な魚介をレモン汁でマリネ。玉ねぎ、コリアンダー、唐辛子と混ぜた爽やかな一皿 800〜2,000円
ロモ・サルタード(Lomo Saltado) 牛肉と野菜を炒めた中華風ペルー料理。ご飯とフライドポテトが添えられる 600〜1,500円
アヒ・デ・ガジーナ(Aji de Gallina) 鶏肉をクリーミーな黄色いソースで煮込んだ優しい味わい。ペルーのソウルフード 600〜1,200円
クイ(Cuy) アンデス名物の天竺ネズミ料理。丸ごと焼かれて出てくる。味は鶏肉に近い 1,500〜3,000円
アンティクーチョ(Anticucho) 牛の心臓を串焼きにした屋台の定番。スパイシーで柔らかい 200〜500円
パパ・ア・ラ・ワンカイーナ(Papa a la Huancaina) 茹でたじゃがいもにクリーミーなチーズソースをかけた前菜。クセになる味 300〜800円
チチャ・モラーダ(Chicha Morada) 紫トウモロコシのジュース。甘酸っぱくてフルーティー。食事のお供に最高 150〜300円
ピスコサワー(Pisco Sour) ペルーの国民的カクテル。ピスコ(ブドウの蒸留酒)とレモン汁、卵白、砂糖のカクテル 400〜800円

セビーチェは絶対に昼に食べるべきです。ペルーでは「セビーチェは朝に仕入れた魚で作り、昼に食べるもの」という文化があり、夜には提供しない店も多い。リマの海岸沿いで、潮風を感じながら食べるセビーチェは格別。レモンの酸味と魚の旨味が口の中で弾け、「これが本物か!」と感動します。

世界が認める名店

Central(セントラル)

世界ベストレストラン1位獲得。ペルーの標高別食材を使った芸術的コース料理

Maido(マイド)

日系ペルー料理の最高峰。寿司とペルー食材の融合が驚異的

Astrid y Gastón

ペルー料理界のレジェンド、ガストン・アクリオのフラッグシップ

La Mar(ラ・マール)

リマのミラフローレス地区にあるセビーチェの名店。行列必至

これらの名店は予約必須。特にCentralとMaidoは数ヶ月前から予約が埋まります。でも、その価値は絶対にあります。コース料理は1人1万5千円〜3万円ほどですが、世界トップレベルの料理を現地で味わえると考えれば、決して高くありません。

食のエリアガイド

ミラフローレス地区(リマ)

高級レストランが集中。海沿いの遊歩道にはカフェやバーも多数

バランコ地区(リマ)

アート&カフェの街。隠れ家的レストランやクラフトビール店が人気

サン・ペドロ市場(クスコ)

地元民が通う市場。フルーツジュースや揚げ物を格安で堪能

アルマス広場周辺(クスコ)

観光客向けレストランが多いが、伝統料理を手軽に楽しめる

高山病対策にコカ茶を

クスコやマチュピチュなど高地では、コカ茶(Mate de Coca)を飲むのが定番。コカの葉をお湯で煮出したお茶で、高山病の予防・緩和に効果があります。苦みはなく、ハーブティーのようにさっぱりとした味。レストランやホテルで無料提供されることも多いので、遠慮なくいただきましょう。

ペルーで体験すべきこと — 旅をもっと深く

観光スポットを巡るだけでは、ペルーの本当の魅力は分かりません。インカの末裔と触れ合い、伝統音楽を聴き、アマゾンの森を歩く――そんな「体験」こそが、一生の思い出になります。

インカ・トレイル — 自分の足でマチュピチュを目指す

列車ではなく、自分の足で4日間かけてマチュピチュを目指すトレッキングルート、それがインカ・トレイルです。1日の定員は500人(ガイド・ポーター含む)で、予約は数ヶ月前から埋まる人気ぶり。

標高2,700mのスタート地点から出発し、峠を越え、ジャングルを抜け、インカ時代の遺跡を通過しながら進みます。3日目の朝、標高4,215mの峠を越えた瞬間の達成感は格別。そして最終日の早朝、太陽の門(インティプンク)からマチュピチュを見下ろす瞬間――これは列車で来た人には絶対に味わえない感動です。

ツアー料金は約6万〜10万円で、食事・テント・ポーター込み。体力に自信がなくても、ガイドがペース配分してくれるので完歩できます。ただし高地トレッキングなので、事前にクスコで2〜3日の高地順応は必須です。

アマゾン・ジャングルツアー — 野生の王国へ

ペルーの60%はアマゾン熱帯雨林。イキトスやプエルト・マルドナードから、ジャングルツアーに参加すれば、ピンクイルカ、ナマケモノ、カピバラ、色鮮やかなインコなど、野生動物に出会えます。

早朝、ボートに乗ってアマゾン川を進む。霧が立ち込める中、鳥の鳴き声が響き、水面にピンクイルカが顔を出す――まるでドキュメンタリーの世界です。夜にはワニを探すナイトサファリ、樹上にロッジを構えて泊まるツアーもあります。

2泊3日のツアーで約2万〜5万円。イキトスは飛行機でしかアクセスできない「陸の孤島」ですが、その分、手つかずの自然が残っています。プエルト・マルドナードはクスコから飛行機で1時間とアクセスしやすく、短期間でもアマゾン体験ができます。

料理教室 — ペルー料理を自分で作る

リマやクスコには、旅行者向けのペルー料理教室がたくさんあります。セビーチェ、ロモ・サルタード、ピスコサワーの作り方を教えてもらい、自分で作って食べる――これが意外と楽しい。

市場で食材を一緒に買いに行くところからスタートするクラスもあります。ペルー特有の食材(アヒ・アマリージョ(黄色い唐辛子)、ウアカタイ(ハーブ)など)を知り、調理法を学べば、帰国後も自宅でペルー料理を再現できます。

半日クラスで約3,000〜6,000円。英語またはスペイン語対応が多いですが、実演形式なので言葉が分からなくても大丈夫。旅の途中で参加すれば、食事の楽しみが倍増します。

その他のおすすめ体験

フォルクローレ音楽ライブ

クスコやプーノのペーニャで、伝統音楽とダンスを鑑賞。観客参加型で盛り上がる

ウロス島ホームステイ

チチカカ湖の葦でできた浮島に宿泊。現地住民の暮らしを体験

コンドル観察(コルカ渓谷)

翼を広げると3m超の巨大コンドルが目の前を滑空する迫力

サーフィン(マンコラ)

北部ビーチリゾート。年間を通して温暖で波質良好

ペルーのベストシーズン — いつ行くべき?

ペルーは国土が広く、地域によって気候が全く異なります。リマは砂漠気候、クスコは高地気候、アマゾンは熱帯雨林。でも一般的に、5月〜9月の乾季がベストシーズンと言われています。季節ごとの特徴を見ていきましょう。

3〜5月(秋・雨季終盤)

★★★☆☆

雨季が終わりかけで、緑が美しい時期。マチュピチュは朝霧が幻想的。ただし午後に雨が降ることも。観光客は少なめで、航空券・ホテルが安い。

6〜8月(冬・乾季)

★★★★★

ベストシーズン! ほぼ雨が降らず、快晴が続く。マチュピチュやレインボーマウンテンのトレッキングに最適。ただし夜は冷え込むので防寒具必須。観光客が最も多く、予約は早めに。

9〜11月(春・乾季終盤)

★★★★☆

まだ乾季が続き、天気が安定している。観光客がやや減り始め、混雑を避けられる。花が咲き始め、景色が華やか。航空券も比較的安い。

12〜2月(夏・雨季)

★★☆☆☆

雨が多く、トレッキングは厳しい。ただしリマは夏で暖かく快適。アマゾンは水位が上がり、ボートツアーが充実。航空券は年末年始を除き安め。2月はインカ・トレイル閉鎖なので注意。

結論:6〜8月がベストですが、5月や9月もほぼ同等の好条件。むしろ混雑を避けたいなら、この時期がおすすめ。リマは1年中ほとんど雨が降らないので、海岸リゾートを楽しむなら夏(12〜2月)もあり。雨季でも午前中は晴れることが多いので、早起きして観光すれば問題ありません。

イベントに合わせるなら

6月24日の「インティ・ライミ(太陽の祭り)」はクスコ最大の祭り。インカ時代の儀式を再現した大規模なパレードが見られます。また、7月28日のペルー独立記念日前後は全国で盛大なお祝いムード。ただし観光地は大混雑なので、事前予約必須です。

リマ — 美食とアートの首都

太平洋に面したペルーの首都リマは、世界一の美食都市と称されるグルメの聖地。海沿いの崖に広がる高級住宅街ミラフローレス、アートとカフェの街バランコ、歴史地区の旧市街――それぞれが異なる魅力を持つ、多面的な都市です。

リマの見どころ

ミラフローレス地区

海沿いの遊歩道マレコンでサンセットを眺め、高級レストランで食事を楽しむ

バランコ地区

カラフルな壁画、ため息橋、隠れ家カフェ。リマで最もフォトジェニックなエリア

アルマス広場(旧市街)

世界遺産のコロニアル建築。大統領府、カテドラルが立ち並ぶ

ラルコ博物館

プレ・インカ時代の土器や織物を展示。庭園カフェも素敵

パラグライダー体験

ミラフローレスの崖から太平洋上空を飛ぶ。絶景フライトが約5,000円

ワカ・プクヤーナ遺跡

リマ市内にある巨大ピラミッド遺跡。ライトアップされた夜景も美しい

リマは「経由地」として扱われがちですが、最低2泊はして食べ歩きを楽しんでほしい。ミラフローレスのマレコン(遊歩道)で夕日を見ながらピスコサワーを飲み、世界トップクラスのレストランでディナーをする――これがリマの正しい過ごし方です。

実用情報 — 旅を快適にするために

Wi-Fi・通信事情

ペルーではホテル、カフェ、レストランで無料Wi-Fiが使えることが多いですが、速度は遅め。移動中や観光地でも使いたいなら、eSIMまたはSIMカードの購入がおすすめ。

方法 料金 メリット
eSIM(Airalo等) 7日間3GB 約1,500円〜 日本で事前購入・設定OK。SIM差し替え不要
現地SIM(Claro, Movistar) 30日間10GB 約2,000円 大容量で安い。空港や街中で購入可能
Wi-Fiルーター 1日約1,500円 複数人でシェア可能。充電の手間あり

空港アクセス

リマのホルヘ・チャベス国際空港から市内(ミラフローレス地区)まで約30〜60分。移動手段は以下の通り。

手段 料金 所要時間
タクシー(空港公式) 約2,500〜3,500円 30〜45分
Uber 約1,200〜2,000円 30〜45分
空港バス(Airport Express Lima) 約800円 60分

Uberが最もコスパ良し。アプリで料金が事前に分かり、ぼったくりの心配もありません。深夜や荷物が多い場合は、空港公式タクシーが安心です。

旅行に役立つスペイン語フレーズ

日本語 スペイン語 発音
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント・クエスタ?
これをください Esto, por favor エスト・ポル・ファボール
トイレはどこ? ¿Dónde está el baño? ドンデ・エスタ・エル・バーニョ?
助けて! ¡Ayuda! アユーダ!
おいしい Delicioso デリシオッソ
お会計お願いします La cuenta, por favor ラ・クエンタ・ポル・ファボール

観光地では英語が通じることも多いですが、スペイン語で話しかけると現地の人は喜んでくれます。特に「Gracias」と「Delicioso」は必須フレーズ。

治安と注意事項

安全に旅するために

ペルーは観光地では比較的安全ですが、リマの旧市街や夜間の路地は注意が必要です。以下のポイントを守りましょう。

  • 貴重品は分散して持つ — パスポートのコピーを持ち歩き、原本はホテルの金庫に
  • 夜間の一人歩きは避ける — タクシーやUberを利用
  • スマホを路上で使わない — ひったくりのターゲットになりやすい
  • 公式タクシーを使う — 流しのタクシーは避け、Uber推奨
  • 高山病対策 — クスコ到着初日は激しい運動を避け、水分補給とコカ茶を
  • 水道水は飲まない — ミネラルウォーター必須

チップ文化

ペルーではチップが一般的。以下が目安です。

場面 チップ額
レストラン 会計の10%(サービス料込みの場合は不要)
タクシー 不要(端数を切り上げる程度)
ホテルポーター 荷物1個につき2〜5ソル(80〜200円)
ツアーガイド 1日ツアーで10〜20ソル(400〜800円)

持っていくべきもの

  • 防寒着 — クスコやマチュピチュは夜冷える(0〜5℃)
  • トレッキングシューズ — レインボーマウンテンやインカ・トレイル用
  • 日焼け止め・サングラス — 高地は紫外線が強い
  • 高山病薬 — ダイアモックス(医師処方)またはコカ茶
  • 常備薬 — 胃腸薬、頭痛薬、絆創膏
  • 雨具 — 雨季は必須、乾季でも念のため
  • 変圧器・変換プラグ — ペルーはAタイプとCタイプ、電圧220V

モデルコース — 6泊8日で巡るペルー黄金ルート

初めてのペルー旅行なら、このルートが鉄板。リマ→クスコ→マチュピチュ→リマの王道ルートで、ペルーの魅力を余すことなく体験できます。

日程 スケジュール
1日目 日本出発 → 乗り継ぎ(アメリカまたはメキシコ)
2日目 リマ到着。ミラフローレス地区散策、セビーチェランチ、ラルコ博物館
3日目 午前:バランコ地区観光。午後:クスコへ国内線移動。夜:アルマス広場散策
4日目 聖なる谷ツアー(オリャンタイタンボ、ピサック市場)。夜:オリャンタイタンボ泊
5日目 早朝列車でマチュピチュへ。終日観光。夕方:クスコ戻り
6日目 レインボーマウンテン日帰りツアー。夜:ペーニャでフォルクローレ鑑賞
7日目 クスコ → リマ。リマで最後のグルメ三昧。深夜便で帰国
8日目 日本到着

このプランでマチュピチュ、レインボーマウンテン、リマグルメ、クスコ文化の全てを体験できます。もう1〜2日余裕があれば、ナスカの地上絵やチチカカ湖を追加するのもおすすめ。

お土産 — ペルーの思い出を持ち帰る

アルパカ製品

マフラー、セーター、手袋。柔らかくて暖かい。クスコの市場で交渉を

ピスコ(蒸留酒)

ペルーの国民的お酒。空港の免税店で購入可能

チョコレート

ペルー産カカオは世界屈指の品質。パッケージもおしゃれ

マカ・サプリメント

アンデス原産のスーパーフード。粉末やカプセルで販売

ケーナ(縦笛)

フォルクローレ音楽の楽器。インテリアとしても素敵

アヒ・アマリージョ(唐辛子ペースト)

ペルー料理に欠かせない調味料。帰国後も自宅でペルー料理を再現

まとめ — さあ、ペルーへ飛び立とう

標高3,400mの空気、霧が晴れて姿を現すマチュピチュ、レインボーマウンテンの虹色の地層、セビーチェのレモンの香り、フォルクローレの音色――ペルーで体験したすべてが、あなたの人生の宝物になります。日本から遠く、費用もそれなりにかかる。でも、人生で一度は行くべき場所があるとすれば、それはペルーです。フライトを検索して、パスポートを手に取って、アンデスの風を感じに行きましょう。「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。

¡Buen viaje!(ブエン・ビアヘ!良い旅を!)

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