成田からたった12時間。ブリュッセル空港に降り立つと、焼きたてのワッフルとチョコレートの甘い香りが空気に溶け込み、石畳の広場には中世の面影を残す建物が並びます。グランプラスの黄金の装飾が夕日に輝き、ベルギービールの泡が立つグラスを手に、路地裏のカフェで時間を忘れる——これがベルギーです。小さな国土にギュッと詰まった美食・芸術・歴史の宝石箱。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。
ベルギーってどんな国?基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式国名 | ベルギー王国(Kingdom of Belgium) |
| 首都 | ブリュッセル |
| 言語 | オランダ語(北部)、フランス語(南部)、ドイツ語(東部)※英語も広く通じる |
| 通貨 | ユーロ(EUR)|1ユーロ=約165円(2026年2月) |
| 時差 | -8時間(サマータイム時は-7時間) |
| フライト時間 | 成田→ブリュッセル直行便で約12時間 |
| ビザ | 90日以内の観光は不要(パスポート残存3ヶ月以上) |
| 電圧・プラグ | 230V/50Hz|Cタイプ(丸ピン2本) |
ベルギーは九州ほどの面積に、ヨーロッパの魅力がぎゅっと凝縮された国です。EU本部があり「ヨーロッパの心臓」と呼ばれるブリュッセル、中世の街並みが完璧に保存されたブルージュ、ダイヤモンド産業とルーベンスの街アントワープ——電車でわずか1時間圏内に、まったく違う表情の都市が点在しています。パスポートさえあれば、今すぐ予約できる距離です。
ベルギー旅行の費用|予算別プラン完全ガイド
「ヨーロッパって高いんでしょ?」——そう思いますよね。でも実は、工夫次第でベルギーは意外とリーズナブルに楽しめる国なんです。航空券のセール時期を狙えば、往復7万円台も夢じゃない。ここでは3泊5日を想定した、リアルな予算をすべてお見せします。
航空券:時期と予約タイミングで3倍差
| シーズン | 往復料金(エコノミー) | 特徴 |
|---|---|---|
| オフシーズン(11月〜3月) | 7〜12万円 | クリスマス前後を除けば最安。冬のベルギーも魅力的! |
| 春・秋(4〜5月、9〜10月) | 10〜15万円 | 気候が最高。ベストシーズンでこの価格はお得 |
| 夏(6〜8月) | 13〜18万円 | フェスティバル多数。早割必須 |
| 年末年始・GW | 18〜25万円 | クリスマスマーケットは絶景だが高額 |
✈️ 裏ワザ:経由便で半額も可能
直行便(ANA)は快適ですが高め。ドバイ経由(エミレーツ)やイスタンブール経由(ターキッシュエアラインズ)なら5〜9万円で行けることも。時間に余裕があるなら断然おすすめです。Skyscannerで「最安値月」検索をかけると、驚きの価格が見つかります。
宿泊費:ロケーション重視か、コスパ重視か
| 宿タイプ | 1泊料金 | 3泊合計 |
|---|---|---|
| ドミトリー(ホステル) | 2,000〜4,000円 | 6,000〜12,000円 |
| ビジネスホテル(中心部) | 8,000〜15,000円 | 24,000〜45,000円 |
| 3つ星ホテル(駅近) | 12,000〜20,000円 | 36,000〜60,000円 |
| ブティックホテル(高級) | 25,000〜50,000円 | 75,000〜150,000円 |
ブリュッセルやブルージュは観光地価格ですが、Booking.comで「直前割引」や「連泊割」を使えばかなりお得に。グランプラス徒歩5分のホテルが1泊1万円以下で泊まれることもあります。Airbnbでアパート丸ごと借りるのも、グループ旅行ならコスパ最強です。
食費:ベルギーは美食天国、でも工夫次第で節約可
| 食事シーン | 予算目安 | おすすめ |
|---|---|---|
| 朝食(カフェ) | 5〜10ユーロ(800〜1,600円) | クロワッサン+コーヒーで優雅に |
| ランチ(カジュアル) | 12〜18ユーロ(2,000〜3,000円) | フリッツ(フライドポテト)専門店が絶品 |
| ディナー(レストラン) | 25〜50ユーロ(4,000〜8,000円) | ムール貝+ベルギービールは必須体験 |
| ストリートフード | 3〜8ユーロ(500〜1,300円) | ワッフル、チョコレート、フリッツ |
| スーパー自炊 | 1日20ユーロ(3,300円) | DelhaizeやCarrefourで食材調達 |
正直に言います。ベルギー旅行の60%は「食」です。チョコレート、ワッフル、ビール、ムール貝——我慢したら後悔します。ただし、ランチタイムの「本日のメニュー(Plat du Jour)」を狙えば、ディナーの半額で同じ料理が食べられます。これ、現地民の常識です。
移動費・観光費:鉄道パスが超お得
| 項目 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| 空港→市内(電車) | 9ユーロ(1,500円) | ブリュッセル中央駅まで20分 |
| 都市間移動(ブリュッセル⇔ブルージュ) | 15ユーロ(2,500円) | 片道1時間、快適な列車旅 |
| 市内交通(1日券) | 8ユーロ(1,300円) | メトロ・トラム・バス乗り放題 |
| 美術館入場料(平均) | 12〜15ユーロ(2,000〜2,500円) | マグリット美術館、王立美術館など |
| ベルギーレイルパス(10回券) | 89ユーロ(14,700円) | 国内どこでも乗り放題!複数人シェア可 |
🚄 鉄道パスの裏ワザ
ベルギーは東京23区より小さい国土。ブリュッセルを拠点に、ブルージュ、ゲント、アントワープに日帰りできます。Rail Pass(10回分の乗車券)を2〜3人でシェアすれば、1回あたり900円で移動できる計算。個別チケットの半額以下です。駅の窓口で「Rail Pass, please」で購入可能。
総額シミュレーション:3泊5日の予算別プラン
🎒 節約旅行
12〜18万円
経由便+ホステル+自炊中心
- 航空券:7万円(経由便)
- 宿泊:1.2万円(ドミトリー)
- 食費:2万円(朝自炊・昼外食)
- 移動・観光:1.5万円
- その他:5,000円
✈️ スタンダード
20〜30万円
直行便+3つ星ホテル+外食
- 航空券:12万円(直行便)
- 宿泊:4.5万円(駅近ホテル)
- 食費:4万円(1日3食外食)
- 移動・観光:2万円
- お土産:1.5万円
🍾 リッチ旅行
35〜50万円
ビジネスクラス+高級ホテル
- 航空券:25万円(ビジネス)
- 宿泊:10万円(ブティックホテル)
- 食費:6万円(ミシュラン1回含む)
- 移動・観光:3万円
- ショッピング:3万円
東京〜沖縄の往復旅行とほぼ同じ予算で、ヨーロッパの美食と芸術を満喫できる——これがベルギー旅行の魅力です。3連休+有給2日で行けるアクセスの良さも◎。「いつか行きたい」じゃなくて、「今年行く」に変えましょう。
絶対外せない!ベルギーの観光スポット
小さな国なのに、世界遺産が15件。1時間電車に乗るだけで、まったく違う景色に出会える——それがベルギーです。中世の街並み、美術館、運河、ビール醸造所。ここでは「人生で一度は見るべき」厳選スポットを紹介します。
グランプラス(ブリュッセル)|世界で最も美しい広場
「世界で最も美しい広場」——作家ヴィクトル・ユゴーがそう絶賛したグランプラス。110m×68mの石畳の広場を、ゴシックとバロックの建築が囲みます。金箔で装飾された市庁舎、ギルドハウスの彫刻、夕暮れ時にライトアップされる黄金のファサード——写真で見るより、実物は100倍美しい。
広場に面したカフェでベルギービールを頼んで、ただ座って眺める。それだけで至福の時間です。2年に一度(偶数年の8月)には、広場全体が「フラワーカーペット」で埋め尽くされるイベントも。75万本のベゴニアで描かれる巨大絨毯は、まさに圧巻。
📍 アクセス&入場情報
ブリュッセル中央駅から徒歩5分|入場無料(24時間開放)|夜のライトアップ(21:00頃〜)が特におすすめ。周辺にチョコレート専門店が密集しているので、帰り道に必ず寄りましょう。Neuhaus(ノイハウス)本店はグランプラスから徒歩1分です。
ブルージュ歴史地区|「天井のない美術館」
ブリュッセルから電車で1時間。中世の街並みがそのまま残るブルージュに到着すると、まるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。運河に沿って並ぶレンガ造りの家々、石畳の路地、鐘楼から響く鐘の音——映画『ブルージュ』の舞台になったこの街は、街全体が世界遺産です。
マルクト広場の鐘楼(ベルフォート)に登れば、366段の階段の先に、赤レンガ屋根の絶景が広がります。運河クルーズ(30分・12ユーロ)で水上から街を眺めるのも最高。ガイドが「この橋は1300年に建てられた」と説明するたび、歴史の重みを感じます。
ブルージュはチョコレートの聖地でもあります。The Chocolate Line(チョコレートライン)では、バラ味やワサビ味の変わり種チョコが試食できる。伝統的なプラリネなら、Dumon(デュモン)がおすすめ。店主が目の前で一粒ずつ箱に詰めてくれる体験は、お土産以上の価値があります。
🚂 日帰り?宿泊?
ブリュッセルから日帰り可能ですが、ブルージュは夜と早朝が本番。観光客が去った夕暮れ以降、静まり返った運河沿いを歩くと、中世の幻想世界に迷い込んだよう。1泊するなら、運河沿いのB&B(民宿)がおすすめ。朝食のクロワッサンを運河を眺めながら食べる贅沢、忘れられません。
アントワープ中央駅|「世界で最も美しい駅」
駅なのに観光スポット?——そう、アントワープ中央駅は「鉄道の大聖堂」と呼ばれる豪華絢爛な建築です。1905年完成のネオ・バロック様式の駅舎は、大理石の柱、ステンドグラス、黄金の装飾で埋め尽くされています。ホームに降りる階段さえ、まるで宮殿。
駅の周辺にはダイヤモンド街が広がり、世界のダイヤモンド取引の80%がこの街で行われています。ルーベンスハウス(画家ルーベンスの邸宅兼アトリエ)、ノートルダム大聖堂(ルーベンスの祭壇画が圧巻)、ステーン城——アントワープは芸術の街でもあります。
ファッション好きなら、MoMu(モード博物館)とドリース・ヴァン・ノッテンの本店は必訪。ベルギーはファッションの最前線でもあるんです。カフェ文化も洗練されていて、Normo(ノルモ)のスペシャルティコーヒーは東京の有名店に匹敵するクオリティ。
その他の必見スポット(グリッド形式)
🎨 マグリット美術館(ブリュッセル)
シュルレアリスムの巨匠マグリットの世界最大コレクション。『光の帝国』は必見
🏰 グラヴェンステーン城(ゲント)
12世紀の古城。拷問博物館や武器コレクションが中世マニア垂涎
👦 小便小僧(ブリュッセル)
想像の10分の1のサイズで驚くが、1000着以上の衣装コレクションは見応えあり
⚛️ アトミウム(ブリュッセル)
1958年万博のシンボル。鉄の結晶を1650億倍にした未来的建築
🌿 セルクラースの像(ブリュッセル)
撫でると幸運が訪れる伝説の像。腕の部分が金色にピカピカ
🍺 カンティヨン醸造所(ブリュッセル)
伝統的ランビックビールの醸造所見学。試飲付きツアーが最高
ベルギーグルメ完全ガイド|食べなきゃ後悔する絶品料理
もう一度言います。ベルギー旅行の60%は「食」です。チョコレート、ワッフル、フリッツ(フライドポテト)、ムール貝、そして300種類以上のビール——美食大国フランスの隣にありながら、ベルギー料理は「素朴で力強い美味しさ」が魅力。ミシュランの星付きレストランから、路地裏の屋台まで、全部が当たりです。
絶対食べるべき!ベルギー名物料理トップ10
| 料理名 | どんな料理? | 相場 |
|---|---|---|
| ムール・フリット Moules-frites |
バケツ一杯のムール貝(白ワイン蒸し)+山盛りフリッツ。ベルギー人のソウルフード | 18〜25ユーロ |
| ワーテルゾーイ Waterzooi |
クリーム仕立ての鶏肉シチュー。ゲント発祥のやさしい味わい | 15〜22ユーロ |
| カルボナード Carbonnade |
牛肉のビール煮込み。ビールの苦味とコクが染み込んだ絶品 | 18〜28ユーロ |
| フリッツ Frites |
「フレンチフライ」の元祖はベルギー!2度揚げでカリッ・ホクッ | 3〜5ユーロ |
| ベルギーワッフル Gaufres |
ブリュッセル風(軽め)とリエージュ風(甘め)の2種。焼きたてが最高 | 3〜7ユーロ |
| チョコレート Chocolat |
プラリネ(ガナッシュ入りチョコ)発祥の地。ゴディバもベルギー発 | 100gで5〜15ユーロ |
| ストゥンプ Stoemp |
マッシュポテトと野菜の混ぜ物。ソーセージと一緒に食べる家庭料理 | 12〜18ユーロ |
| ホワイトアスパラガス | 春限定(4〜6月)の旬の味。バターソースで至福のひととき | 20〜30ユーロ |
| クロケット Croquettes |
エビやチーズのクリームコロッケ。外カリ中トロの黄金比 | 8〜15ユーロ |
| スペキュロス Speculoos |
シナモン風味のクッキー。コーヒーのお供に最高 | 5ユーロ(箱) |
ベルギービール|300種類から選ぶ至福の一杯
ベルギーには約200の醸造所があり、生産されるビールは300種類以上。ピルスナー、エール、ランビック(自然発酵ビール)、トラピストビール(修道院ビール)——それぞれに専用グラスがあり、泡の立て方まで哲学があります。
初心者におすすめは、ヒューガルデン・ホワイト(小麦ビール、さわやか)、デュベル(黄金色の悪魔、アルコール8.5%)、シメイ・ブルー(トラピストビールの最高峰)。デリリウムカフェ(ブリュッセル)なら、2000種類以上のビールから選べます。メニューが電話帳並みの厚さで笑えます。
🍺 ビール初心者の注意点
ベルギービールはアルコール度数が高い(6〜12%)のでご注意を。見た目は可愛くても、3杯で日本酒3合分。「Duvel(デュベル)」は「悪魔」という意味で、飲みやすいのに翌日ガツンと来ます。でも、それも含めて最高の体験。ビール醸造所ツアー(試飲付き)は、ワイナリー訪問のビール版で超楽しいですよ。
チョコレート聖地巡礼|有名店リスト
🍫 ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)
「チョコレート界のピカソ」。Bean to Barの先駆者。1粒500円でも納得の芸術品
🍫 ノイハウス(Neuhaus)
プラリネ発祥の老舗(1857年創業)。グランプラス本店は必訪
🍫 ヴィタメール(Wittamer)
王室御用達。パティスリーも併設。マカロンも絶品
🍫 ザ・チョコレートライン(The Chocolate Line)
ブルージュの革命児。コーラ味・わさび味など変わり種が面白い
🍫 レオニダス(Leonidas)
庶民派の人気店。量り売りでリーズナブル。ばらまき土産に最適
🍫 ゴディバ(GODIVA)本店
日本でも有名だが本場は別格。限定品とソフトクリームが狙い目
おすすめグルメエリア
🍴 イロ・サクレ地区(ブリュッセル)
グランプラス裏手の迷路のようなレストラン街。ムール貝の名店が密集
🥖 サント・カトリーヌ地区(ブリュッセル)
シーフード専門レストラン&おしゃれカフェの宝庫。地元民御用達
🍺 デリリウムビレッジ(ブリュッセル)
路地裏に突如現れるビール天国。2000種類のビールメニュー
🧇 リエージュ旧市街
リエージュ風ワッフル発祥の地。日曜朝市(La Batte)が最高
ベルギーでしかできない体験|文化・アクティビティ
🎨 美術館巡り|フランダースの巨匠たちに会いに
ベルギーはルーベンス、ブリューゲル、ヴァン・エイクといった「フランドル派」の本場。ベルギー王立美術館(ブリュッセル)では、ブリューゲルの『イカロスの墜落』やルーベンスの大作を至近距離で鑑賞できます。マグリット美術館は、シュルレアリスムの世界にどっぷり浸かれる空間。
ゲントの聖バーフ大聖堂には、ヴァン・エイク兄弟の『ヘントの祭壇画』(1432年完成)があります。この絵を見るために世界中から人が集まる——それほどの傑作です。入場料12ユーロを払う価値、100%あります。
🏛️ EU本部見学|ヨーロッパの中枢を覗く
ブリュッセルはEU本部、NATO本部がある「ヨーロッパの首都」。欧州議会(Parlamentarium)は無料で見学でき、インタラクティブな展示でEUの仕組みを学べます。多言語対応(日本語あり)なので安心。政治に興味がなくても、建物の近未来的なデザインだけで一見の価値あり。
🚴 自転車で巡るフランダースの田園風景
ベルギーは平坦な土地が多く、自転車大国。ブルージュやゲント周辺では、レンタサイクル(1日15ユーロ)で郊外の風車や古城を巡るサイクリングが人気です。菜の花畑やチューリップ畑が広がる春(4〜5月)は絶景。ダム(Damme)という小さな村まで運河沿いをサイクリング(片道7km)するルートが最高に気持ちいい。
🎄 クリスマスマーケット|冬のベルギーは魔法の国
11月末〜1月初旬、ベルギー各都市で開催されるクリスマスマーケットは、ヨーロッパ屈指の規模と美しさ。ブリュッセルのグランプラスに巨大なクリスマスツリーとスケートリンクが出現し、屋台でホットワイン(グリューワイン)を飲みながら夜景を楽しむ——映画のワンシーンです。
ブルージュのマーケットも幻想的。凍った運河、雪化粧の中世建築、温かい光に包まれた屋台——インスタ映え確実です。航空券が高い時期ですが、この景色を見たら納得します。
🎭 タンタンの世界に浸る
ベルギー生まれの漫画『タンタンの冒険』。ブリュッセルには「ベルギー漫画センター」があり、タンタンをはじめスマーフ、ラッキールークなどベルギー漫画の歴史を展示。街中の壁には巨大な漫画壁画(50か所以上)が描かれ、「漫画の小径」めぐりも人気です。子供向けと侮るなかれ、アートとしての完成度が高い。
ブリュッセル以外の魅力的な都市
🏰 ゲント|「ベルギーの隠れた宝石」
ブルージュほど観光地化されておらず、地元の暮らしが感じられる学生都市。運河沿いの夜景はブルージュを超えるとの声も。ヴァン・エイクの『ヘントの祭壇画』、グラヴェンステーン城、ベルフォート——見どころ満載なのに観光客が少ない穴場です。
🚂 ブリュッセルから電車で40分
💎 アントワープ|「ファッションとダイヤモンドの街」
ルーベンスの故郷であり、アントワープ6(ファッションデザイナー集団)の聖地。MoMu(モード博物館)、ダイヤモンド博物館、美しすぎる中央駅——1日では足りない魅力。カフェ文化も洗練されていて、コーヒー好きは必訪。
🚂 ブリュッセルから電車で50分
🌊 オステンド|「ベルギーの湘南」
北海に面したビーチリゾート。夏は海水浴客で賑わい、冬は荒涼とした海が美しい。シーフードレストランが絶品で、特に北海シュリンプのクロケットは絶対食べるべき。王室の避暑地だった歴史もあり、優雅な雰囲気。
🚂 ブリュッセルから電車で1時間15分
🏞️ デュルビュイ|「世界最小の町」
人口500人の小さな町。石畳の路地、古城、川沿いのカフェ——おとぎ話の世界。アルデンヌ地方の森に囲まれ、ハイキングやカヤックも楽しめます。ブリュッセルからの日帰りツアーが人気。
🚗 ブリュッセルから車で1時間半
🍺 ルーヴェン|「ビールの首都」
世界最大のビール会社「ABインベブ」の本拠地。ステラ・アルトワの故郷でもあります。ルーヴェン大学(1425年創立)の学生街で、活気あふれるバー文化。市庁舎の彫刻は圧巻の美しさ。
🚂 ブリュッセルから電車で25分
⚔️ ワーテルロー|歴史ファン必訪
ナポレオンが敗北した「ワーテルローの戦い」の古戦場。ライオンの丘に登れば、戦場を一望できます。博物館では3Dシアターで戦いを再現。歴史好きなら半日コース。
🚂 ブリュッセルから電車+バスで40分
ベルギー旅行のベストシーズン|いつ行くべき?
ベルギーは四季がはっきりしていて、それぞれに魅力があります。「絶対にこの時期!」というより、「何を優先するか」で決めるのが正解。気候・イベント・混雑度・料金——すべてを天秤にかけて、あなたに最適な時期を見つけましょう。
🌸 春(3〜5月)
おすすめ度:★★★★★
気温:10〜18℃|降水量:やや多め
4〜5月が最高!チューリップ畑、菜の花畑が満開。イースター(復活祭)の装飾が街を彩り、カフェのテラス席が解禁。ホワイトアスパラガスの旬で、レストランが特別メニューを出します。航空券も夏より安い。
注意:4月は雨が多いので折りたたみ傘必須
☀️ 夏(6〜8月)
おすすめ度:★★★★☆
気温:18〜25℃|降水量:少なめ
日照時間が長く(22時まで明るい)、音楽フェスやビール祭りが目白押し。ただし観光地は激混み&ホテル高騰。7月のオメガング祭(グランプラスの歴史パレード)は必見。
注意:冷房がないホテル多し。扇風機持参推奨
🍂 秋(9〜11月)
おすすめ度:★★★★★
気温:8〜16℃|降水量:やや多め
9〜10月が穴場のベストシーズン。紅葉が美しく、観光客が減り、航空券も下がる。ビールの新酒が出る時期で、醸造所イベントが多数。11月後半からクリスマスマーケット開始。
注意:11月は曇天・雨が多く「どんより」
❄️ 冬(12〜2月)
おすすめ度:★★★☆☆
気温:0〜7℃|降水量:中程度
クリスマスマーケット目当てなら最高。幻想的な雰囲気、ホットワイン、イルミネーション——冬のベルギーは魔法の国。ただし寒さは厳しく、日照時間も短い(16時には暗い)。
注意:1〜2月は観光オフシーズン。閉まる店も
🎯 結論:ベストシーズンは4〜5月 & 9〜10月
気候・料金・混雑のバランスが最高なのは春(4〜5月)と秋(9〜10月)。クリスマスマーケット体験なら12月、フェス好きなら7月。真冬(1〜2月)と真夏(8月)は避けるのが無難ですが、オフシーズンの静かなベルギーもまた魅力的。年中いつ行っても楽しめる国です。
旅行前に知っておきたい実用情報
📱 通信・Wi-Fi・eSIM
| 手段 | 料金 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| eSIM(Airalo、Holafly) | 1週間10GB:1,500円〜 | ★★★★★ 最も手軽 |
| 海外Wi-Fiレンタル | 1日1,000円〜(空港受取) | ★★★☆☆ 複数人なら◎ |
| 現地SIMカード | 20ユーロ〜(空港の自販機) | ★★★☆☆ SIMフリー端末必須 |
| フリーWi-Fi(カフェ・ホテル) | 無料 | ★★☆☆☆ セキュリティ注意 |
おすすめはeSIM。日本出発前にアプリで購入・設定すれば、現地到着時から即使えます。AiraloやHolaflyなら、ヨーロッパ周遊プラン(30日20GB:3,000円)がお得。ベルギー+フランス+オランダをまとめて周る人に最適です。
🚆 空港から市内へのアクセス
| 手段 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 電車(Airport Express) | 20分(ブリュッセル中央駅) | 9ユーロ |
| バス(Airport Line) | 30〜40分 | 7ユーロ |
| タクシー | 25分 | 45〜60ユーロ(定額制) |
| Uber | 25分 | 30〜45ユーロ |
圧倒的におすすめは電車。15分間隔で運行し、チケットは券売機で購入(クレカOK)。ブリュッセル中央駅まで直通20分で、グランプラスまで徒歩5分です。荷物が多い場合や深夜着ならUber。タクシーはぼったくり報告もあるので注意。
💳 支払い方法・チップ文化
ベルギーはキャッシュレス先進国。ほぼすべての店でクレジットカード(Visa、Mastercard)が使えます。ただし、€5以下の少額決済は現金のみの店も。ワッフル屋台やフリッツスタンドは現金率高めなので、€50ほど両替しておくと安心です。
チップ文化:基本的にサービス料込みですが、満足したら端数を切り上げる程度(€18.50の会計を€20で支払い、おつりを受け取らない)。高級レストランなら5〜10%が目安。カフェやバーは不要。
🗣️ 現地で使える簡単フレーズ
| 日本語 | フランス語(南部) | オランダ語(北部) |
|---|---|---|
| こんにちは | Bonjour(ボンジュール) | Hallo(ハロー) |
| ありがとう | Merci(メルシー) | Dank je(ダンキュ) |
| すみません | Excusez-moi(エクスキューゼ・モワ) | Sorry(ソーリー) |
| 英語話せますか? | Parlez-vous anglais? | Spreekt u Engels? |
| お会計お願いします | L’addition, s’il vous plaît | De rekening, alstublieft |
| 乾杯! | Santé!(サンテ) | Proost!(プロースト) |
ブリュッセルやブルージュの観光エリアでは英語がほぼ100%通じます。ただし、フランス語圏(南部)とオランダ語圏(北部)で言語が違うので、挨拶だけでも使い分けると喜ばれます。「Merci」「Dank je」は魔法の言葉。
⚠️ 治安・安全対策
⚠️ 注意が必要なエリア・状況
- ブリュッセル南駅周辺:夜間は避ける。スリ・置き引き多発
- メトロ車内:スリ注意。バッグは体の前に、ファスナーを閉める
- グランプラス周辺:観光客狙いのスリが多い。特に混雑時
- レストランのテラス席:バッグを椅子の背もたれにかけない
- ATM利用時:カードスキミングに注意。銀行内のATM推奨
ベルギーは西ヨーロッパの中では治安良好ですが、観光地のスリ・置き引きは日常茶飯事。パスポート・財布・スマホは分散管理。高額紙幣(€100、€200)は使いづらく偽札扱いされることもあるので、€50以下で両替を。夜の一人歩きは問題ありませんが、南駅周辺だけは避けましょう。
🔌 電圧・プラグ・持ち物リスト
ベルギーの電圧は230V/50Hz(日本は100V)。変圧器不要の機器(スマホ・PC・カメラ充電器)ならCタイププラグアダプターだけでOK。ドライヤーやヘアアイロンは海外対応品を。
🎒 持って行くべきもの
- Cタイプ変換プラグ(100均で購入可)
- 折りたたみ傘(年中使う可能性あり)
- エコバッグ(スーパーのレジ袋有料)
- ウェットティッシュ(レストランにおしぼりなし)
- 常備薬(頭痛薬・胃薬・絆創膏)
- モバイルバッテリー(観光で1日歩くと電池切れ)
- 防寒具(春秋でも朝晩冷える)
モデルコース|3泊5日で巡るベルギー王道プラン
【1日目】成田発→ブリュッセル着|グランプラス散策
- 11:00 成田発(ANA直行便)→ 15:30 ブリュッセル着
- 17:00 ホテルチェックイン(グランプラス徒歩圏)
- 18:00 グランプラス散策&夕日鑑賞
- 19:00 イロ・サクレ地区でムール・フリット夕食
- 21:00 グランプラスのライトアップ鑑賞→ホテル
【2日目】ブルージュ日帰り|中世の街を満喫
- 08:30 ブリュッセル中央駅→電車(1時間)→ブルージュ着
- 10:00 マルクト広場&鐘楼登頂(366段!)
- 11:00 運河クルーズ(30分)
- 12:30 ランチ(地元レストランでワーテルゾーイ)
- 14:00 チョコレート専門店巡り(デュモン、チョコレートライン)
- 16:00 聖母教会(ミケランジェロの彫刻)
- 18:00 ブリュッセル帰着→デリリウムカフェでビール飲み比べ
【3日目】ブリュッセル市内観光|美術館&アトミウム
- 09:00 カフェで朝食(クロワッサン+カフェオレ)
- 10:00 マグリット美術館(2時間じっくり鑑賞)
- 12:30 サント・カトリーヌ地区でシーフードランチ
- 14:00 アトミウム見学(メトロで30分)
- 16:00 ギャルリー・サンテュベール(アーケード街でショッピング)
- 18:00 チョコレート専門店でお土産購入(ノイハウス、マルコリーニ)
- 19:30 高級レストランでカルボナード&ベルギービール
【4日目】ゲント半日観光→帰国
- 08:00 ホテルチェックアウト(荷物預け)
- 09:00 ブリュッセル→電車(40分)→ゲント着
- 10:00 聖バーフ大聖堂(ヘントの祭壇画鑑賞)
- 11:30 運河沿い散策&グラヴェンステーン城
- 13:00 ゲント→ブリュッセル帰着
- 14:00 ホテルで荷物回収→空港へ(電車20分)
- 17:00 ブリュッセル空港発→(機内泊)
【5日目】成田着
- 11:00 成田空港着→お疲れさまでした!
このプランなら、ベルギーの「美食・芸術・歴史」をすべて体験できます。もう1日余裕があるなら、アントワープ追加がおすすめ。5泊7日なら、ルクセンブルクやオランダのマーストリヒトまで足を伸ばせます。
まとめ|ベルギーで、人生が変わる旅を
焼きたてのワッフルの甘い香り、グランプラスの黄金の輝き、ベルギービールの泡が立つ音——ベルギーは五感すべてを刺激する国です。小さな国土に、世界遺産15件、300種類のビール、無数のチョコレート専門店、ルーベンスやマグリットの傑作が詰まっています。
成田から12時間。3泊5日で、中世の街並み、美術館、運河クルーズ、ミシュラン級グルメを全部体験できる。東京〜沖縄の往復旅行と同じくらいの予算で、ヨーロッパの美食と芸術を満喫できる——これがベルギー旅行の魅力です。
「いつか行きたい」——その「いつか」を、今年にしませんか?ベストシーズンの春(4〜5月)と秋(9〜10月)なら、航空券も手頃で気候も最高。クリスマスマーケットの幻想的な景色を見たいなら12月。いつ行っても、ベルギーはあなたを裏切りません。
「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。フライト検索を開いて、ベルギーの街角に立つ自分を想像してみてください。その一歩が、人生を変える旅の始まりになります。
※記事内の料金・情報は2026年2月時点のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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