レバノン旅行完全ガイド2025|観光・費用・治安を徹底解説

地中海の青い海がキラキラと輝き、ベイルートの街角からはシナモンとバラ水の甘い香りが漂ってくる。古代フェニキアの遺跡に触れ、レバノン杉の森を歩き、夜には中東最高峰のナイトライフが待っている——。中東の「パリ」と呼ばれたこの国は、今まさに再び輝きを取り戻そうとしています。戦火の記憶を乗り越え、驚くほど温かい人々と豊かな文化が旅人を迎えてくれる国。それがレバノンです。読み終わるころには、きっとあなたも「中東の宝石」を訪れたくなっているはずです。

レバノンってどんな国?基本情報

項目 内容
正式名称 レバノン共和国(Lebanese Republic)
首都 ベイルート(Beirut)
公用語 アラビア語(英語・フランス語も広く通じる)
通貨 レバノン・ポンド(LBP)※米ドルも広く使える
時差 日本より7時間遅れ(サマータイムあり)
フライト時間 約16〜18時間(乗り継ぎ1〜2回)
ビザ 到着時に取得(1ヶ月無料、延長可能)
宗教 イスラム教・キリスト教(18の宗派が共存)
人口 約540万人
面積 約10,452km²(岐阜県ほど)

四国よりも小さな国土に、地中海沿岸のリゾート、標高3,000m級の山脈、古代遺跡、そして世界遺産が詰まっている。こんなにコンパクトなのに、これほど多彩な魅力を持つ国はなかなかありません。パスポートさえあれば、到着時にビザを取得できるので、思い立ったらすぐに行けるのも魅力です。

レバノン旅行の費用はどれくらい?

中東というと「高そう」と思われがちですが、レバノンは意外にもコスパが良い旅行先。経済状況の変化により、以前よりも手頃な価格で楽しめるようになっています。特に食事や宿泊費は日本の地方都市と同じか、それ以下で楽しめることも。ただし航空券は乗り継ぎが必須なので、早めの予約が鍵です。

航空券の目安(東京発・往復)

航空会社 経由地 料金目安
エミレーツ航空 ドバイ 10〜15万円
カタール航空 ドーハ 9〜14万円
ターキッシュエアラインズ イスタンブール 8〜12万円
エティハド航空 アブダビ 9〜13万円

お得な予約のコツ

旅行の3〜4ヶ月前に予約すると最安値が狙えます。特にターキッシュエアラインズは頻繁にセールを実施しており、運が良ければ8万円台も。また、カタール航空は機内サービスが素晴らしく、長時間フライトでも快適に過ごせるのでおすすめです。

ホテル・宿泊費の目安(1泊)

タイプ 特徴 料金
ホステル・ゲストハウス ドミトリー、共用キッチン 1,500〜3,000円
ビジネスホテル シンプル、朝食付き 4,000〜8,000円
中級ホテル プール、レストラン付き 8,000〜15,000円
高級ホテル・リゾート 海辺のリゾート、スパ付き 20,000円〜

5泊6日の旅行総額(目安)

バックパッカー

12〜16万円

航空券8万+ホステル1.5万+食費・交通費2.5万+観光費1万

スタンダード

20〜28万円

航空券12万+中級ホテル4万+食費・交通費5万+観光費2万

リッチ旅行

40〜60万円

航空券15万+高級ホテル10万+食費7万+プライベートツアー8万

食事代はレストランのディナーで1,500〜3,000円程度。ストリートフードなら500円以下で本格的なレバノン料理が楽しめます。タクシーやUberも安く、市内の移動は1回300〜800円程度。ヨーロッパ旅行と比べると、半分以下の予算で充実した体験ができるのがレバノンの魅力です。

絶対に訪れたい!レバノンの観光スポット

ベイルート(Beirut)— 再生する中東のパリ

紺碧の地中海に面した首都ベイルート。かつて「中東のパリ」と呼ばれたこの都市は、内戦の傷跡を乗り越え、今また文化とエネルギーに溢れる街に生まれ変わっています。朝は地中海の潮風で目覚め、昼は遺跡巡り、夜はルーフトップバーでカクテルを楽しむ——。古代と現代が混ざり合う、唯一無二の都市体験がここにあります。

ハマーム地区は必見です。オスマン時代の伝統的なトルコ式浴場が修復され、モダンなスパとして生まれ変わったこのエリアでは、大理石の床の上でマッサージを受けられます。アラビアンナイトの世界に入り込んだような、非日常的な体験が待っています。

コルニッシュ(海岸遊歩道)を夕暮れ時に歩くのもおすすめ。ジョギングする人、釣りをする人、家族連れがのんびりと海を眺めている光景は、とても平和で温かい。夕日が地中海に沈む瞬間、空がオレンジからピンクに染まる美しさは、何度見ても感動します。

夜はマール・ミハエル地区(Mar Mikhael)のバー巡りへ。古い倉庫をリノベーションしたバーやアートギャラリーが立ち並び、ベイルートの若者文化の中心地となっています。生演奏があるバーも多く、アラビア音楽のライブを聴きながら地元のビール「アルマザ」を飲む夜は最高です。

バールベック(Baalbek)— 圧倒的な古代ローマ遺跡

ベイルートから車で約2時間、ベカー高原にそびえ立つのがバールベック遺跡。世界遺産に登録されたこの古代ローマ神殿は、中東で最も保存状態の良いローマ遺跡のひとつです。紀元前1世紀に建てられた「ジュピター神殿」の柱は、高さ22メートル。その迫力は写真では伝わりません。実際に立ってみると、古代ローマ人の技術力と美意識に圧倒されます。

特に驚くのは、バッカス神殿の精密な装飾。2,000年前の彫刻がほぼ完璧に残っており、葡萄の蔓やバッカス(酒の神)の顔が鮮明に刻まれています。石造りの天井を見上げると、重厚感と芸術性が融合した、まさに「神殿」と呼ぶにふさわしい空間に圧倒されます。

夏には遺跡の中でバールベック国際フェスティバルが開催され、世界的なアーティストが古代の神殿でコンサートを行います。星空の下、2,000年の歴史を持つ遺跡で音楽を聴く体験は、一生の思い出になるはずです。

ビブロス(Byblos/ジュベイル)— 世界最古の街のひとつ

ベイルートから北へ約40km、地中海沿いに佇む古代都市ビブロス。紀元前5000年から人が住んでいたとされ、「世界最古の継続的に人が住む都市」のひとつです。フェニキア人が使った港、十字軍の城、オスマン時代のスーク(市場)が同じ街に存在する、まさに「生きた博物館」。

旧市街を歩くと、石畳の小道の両側にはアンティークショップやカフェが並びます。海を見下ろす十字軍の城に登れば、地中海の青と古代遺跡の茶色のコントラストが美しく、時間が止まったような静けさに包まれます。

ビブロスは「アルファベット発祥の地」とも言われています。フェニキア文字がここから世界に広まり、ギリシャ文字、ラテン文字へと進化していった。そう考えると、この小さな港町が人類の文明に与えた影響の大きさに驚かされます。夕方、港のシーフードレストランで新鮮な魚料理を食べながら、歴史に思いを馳せる時間は格別です。

カディーシャ渓谷と神の杉の森(Qadisha Valley & Cedars of God)

レバノン北部の山岳地帯に広がるカディーシャ渓谷は、世界遺産に登録された聖なる谷。キリスト教の修道士たちが何世紀にもわたって隠れ住んだ洞窟や修道院が、切り立った崖に点在しています。ハイキングコースを歩くと、谷底から湧き出る清らかな水の音と、鳥のさえずりだけが聞こえる静寂の世界。

そして渓谷の上には、レバノンの象徴「神の杉」が聳え立っています。樹齢1,000年を超える杉の木々は、かつてソロモン王の神殿やフェニキアの船に使われた伝説の木。現在は約400本が保護されており、森の中に足を踏み入れると、巨大な杉の幹と枝が作り出す荘厳な空間に包まれます。

冬にはこのエリアがスキーリゾートに変身します。ファラヤ・ムザール(Faraya Mzaar)では、午前中にスキーを楽しみ、午後にはベイルートの海で泳ぐ、という「1日で雪と海を両方楽しむ」贅沢な体験が可能。これができるのは、世界でも数カ国しかありません。

ティール(Tyre/スール)— フェニキアの港湾都市

レバノン南部、地中海に面した古代都市ティール。紀元前2750年に建設されたこの街は、かつてフェニキア文明の中心地として繁栄し、紫色の染料「ティリアン・パープル」の産地として知られていました。今も残るローマ時代の競技場や列柱道路を歩くと、古代の栄華が目の前に蘇ります。

遺跡だけでなく、現代のティールも魅力的。旧市街の狭い路地には色とりどりの建物が並び、市場では新鮮な魚介類や野菜が売られています。海岸沿いのカフェで地元の人々とおしゃべりしながら、甘いアラビックコーヒーを飲む時間は、旅の疲れを癒してくれます。

その他の注目スポット

ジェイタ洞窟(Jeita Grotto)

全長9kmの鍾乳洞。ボートで地下河川を進む幻想的な体験

アンジャル(Anjar)

ウマイヤ朝時代の遺跡。シリアとの国境近くにある隠れた宝石

トリポリ(Tripoli)

レバノン第2の都市。マムルーク朝時代の建築と活気あるスーク

ハリッサ(Harissa)

巨大な聖母マリア像。ロープウェイでアクセス、ベイルートの絶景

シドン(Sidon/サイダ)

十字軍の海の城と伝統的なスークが残る美しい港町

ベシャッレ(Bcharre)

詩人ジブラン・ハリール・ジブランの故郷。山岳リゾート

レバノン料理を堪能しよう

正直に言います。レバノン旅行の最大の楽しみは「食」です。

地中海とアラブの食文化が融合したレバノン料理は、オリーブオイル、レモン、ハーブをふんだんに使った健康的で美味しい料理の宝庫。前菜(メゼ)だけで20種類以上並ぶこともあり、目移りしてしまうほど。新鮮な野菜、ジューシーなグリル肉、香り高いスパイス——。一度食べたら、日本に帰ってからも恋しくなる味です。

絶対に食べたいレバノン料理

料理名 どんな料理? 価格目安
フムス(Hummus) ひよこ豆のペースト。クリーミーでオリーブオイルたっぷり 300〜600円
タブーレ(Tabbouleh) パセリとブルグル(挽き割り小麦)のサラダ。レモンが爽やか 400〜700円
ファットゥーシュ(Fattoush) 揚げパンが入った野菜サラダ。ザクザク食感が楽しい 500〜800円
シャワルマ(Shawarma) 回転する肉の塊をそぎ落としてピタパンに挟む。レバノンのソウルフード 300〜500円
キッベ(Kibbeh) ひき肉とブルグルのコロッケ。外はカリッ、中はジューシー 400〜800円
マナキーシュ(Manakish) レバノン風ピザ。ザータル(ハーブミックス)をのせて焼く朝食の定番 200〜400円
ファラフェル(Falafel) ひよこ豆のコロッケ。サクサクでスパイシー。ベジタリアンにも人気 250〜450円
バクラヴァ(Baklava) パイ生地にナッツとシロップ。甘くてサクサク、幸せになれるスイーツ 300〜600円
グリルミックス(Mixed Grill) 羊肉・鶏肉・ケバブの盛り合わせ。炭火の香りがたまらない 1,500〜2,500円
アラック(Arak) アニス風味の蒸留酒。水を加えると白く濁る「ライオンのミルク」 500〜1,000円

メゼ(Meze)スタイルで楽しもう

レバノン料理の醍醐味は「メゼ」と呼ばれる前菜の数々。レストランに行ったら、まずはメゼの盛り合わせを注文しましょう。小皿に少しずつ盛られた料理を、ピタパンで挟んだり、そのままつまんだりしながら楽しむスタイルが本場流。友達や家族とシェアしながら食べると、会話も弾んで最高です。

おすすめレストラン&グルメエリア

ジェマイゼ地区(Gemmayzeh)

トレンディなカフェとレストランが集まるベイルートの美食エリア

ハムラ通り(Hamra)

老舗から新店まで。シャワルマ屋台も多く、食べ歩きが楽しい

スーク・エル・タイエブ(Souk el Tayeb)

毎週土曜開催のファーマーズマーケット。地元食材と手作り料理

ビブロスの漁港

朝獲れた魚を使ったシーフードレストラン。海を眺めながら絶品料理

トリポリの甘味店街

バクラヴァやクナーファなど、レバノンスイーツの聖地

ベカー高原のワイナリー

シャトー・クサラなど世界的評価のレバノンワインを試飲

意外かもしれませんが、レバノンはワインの産地でもあります。ベカー高原で栽培されるブドウから作られるレバノンワインは、フランスやイタリアのワインに引けを取らない品質。特に「シャトー・クサラ」や「シャトー・ムザール」は世界的にも評価が高く、現地で飲むと驚くほどリーズナブル。ワイナリーツアーに参加して、ワインと料理のペアリングを楽しむのもおすすめです。

レバノンのベストシーズンはいつ?

レバノンは四季がはっきりしており、季節によって全く違う顔を見せてくれます。海でのんびりしたいのか、古代遺跡を巡りたいのか、スキーをしたいのか——。目的によってベストシーズンが変わるのも面白いところ。とはいえ、観光全般を楽しむなら春と秋が最高です。

春(3〜5月)

★★★★★

気温20〜25℃、花が咲き乱れる最高の季節。遺跡巡りにもハイキングにも最適。カディーシャ渓谷の新緑が美しい。

夏(6〜8月)

★★★★☆

気温30℃超え、海沿いは蒸し暑い。ビーチリゾートを楽しむなら最高。山岳地帯は涼しく避暑に最適。音楽フェス多数。

秋(9〜11月)

★★★★★

気温20〜26℃、観光のベストシーズン。空が澄んで遺跡の写真が美しく撮れる。ワイナリーの収穫祭も開催。

冬(12〜2月)

★★★☆☆

気温10〜15℃、山岳地帯はスキーシーズン。ベイルートは雨が多いが観光客が少なく静か。ホテルも安い。

結論:春(4〜5月)と秋(9〜10月)が最高のベストシーズン。

特に4月下旬から5月は、野生の花が咲き乱れ、気温も快適で最高です。バールベック遺跡やビブロスを巡るのに最適な季節。一方、9月下旬から10月は夏の暑さが和らぎ、海もまだ泳げるほど暖かい。どちらも航空券やホテルが比較的安く、混雑も少ないのでおすすめです。

レバノンでしかできない体験

レバノン杉の森でトレッキング

国旗にも描かれているレバノン杉。樹齢1,000年を超える巨木が立ち並ぶ「神の杉の森」でのトレッキングは、レバノンでしか体験できない特別な時間です。標高2,000mの清涼な空気の中、静寂に包まれて歩く森は、まさに聖地。古代から神聖視されてきた理由が、肌で感じられます。

ハマームで伝統的なトルコ式風呂体験

ベイルートのハマーム地区では、オスマン時代から続く伝統的なトルコ式浴場が体験できます。大理石の床に寝転び、スチームで体を温めた後、専門スタッフによる全身スクラブとマッサージ。疲れた体が芯からほぐれ、肌もツルツルになる至福の時間。中東文化を五感で味わえる体験です。

ワイナリーツアーでレバノンワインを堪能

ベカー高原のワイナリーを訪れて、世界的に評価されるレバノンワインを試飲。ブドウ畑を眺めながら、シャトー・クサラやシャトー・ムザールの芳醇な赤ワインを味わう体験は格別です。ワインと相性抜群のレバノン料理のペアリングランチも最高。意外と知られていない「ワイン大国レバノン」の魅力に驚かされます。

ベイルートのナイトライフを満喫

「中東で最もパーティが楽しい都市」と言われるベイルート。マール・ミハエル地区やジェマイゼ地区には、おしゃれなルーフトップバーやクラブが集まり、週末は朝まで賑わっています。DJがアラブ音楽とEDMをミックスした独特のサウンドで盛り上げるクラブは、ここでしか体験できないエネルギーに満ちています。

ジェイタ洞窟でボート遊覧

世界最大級の鍾乳洞のひとつ、ジェイタ洞窟。地下河川をボートで進むと、幻想的にライトアップされた鍾乳石が次々と現れます。自然が何千年もかけて作り上げた芸術作品に、圧倒されること間違いなし。洞窟の中の静寂と神秘的な雰囲気は、まるで別世界に迷い込んだよう。

レバノンの治安と安全情報

「レバノンって危なくないの?」これは多くの人が心配することです。確かに過去には内戦があり、隣国シリアとの国境付近には不安定な地域もあります。しかし、ベイルート、ビブロス、バールベック、ティールなど主要な観光地は比較的安全で、多くの旅行者が訪れています。

渡航前に必ず確認すること

外務省の海外安全ホームページで最新の危険情報を確認してください。特にシリアとの国境地帯、南部の一部地域には「レベル3:渡航中止勧告」が出ている場合があります。観光で訪れるのは主要都市と西部の海岸沿いに限定し、国境付近には近づかないようにしましょう。

また、政治情勢は変化しやすいため、渡航前に最新情報をチェックし、現地では政治集会やデモには近づかないこと。たびレジ(外務省の海外安全情報配信サービス)に登録しておくと、緊急時に情報が届くので安心です。

旅行者が気をつけるべきこと

項目 注意点
スリ・置き引き 混雑した市場やバスでは貴重品に注意。リュックは前に抱える
タクシー Uberやメーター付きタクシーを利用。乗る前に料金交渉を
服装 ベイルートはリベラルだが、宗教施設では肌を隠す服装を
写真撮影 軍事施設や政府関連施設の撮影は厳禁。人を撮る時は許可を
飲料水 ミネラルウォーターを購入。水道水は避ける
詐欺 観光地での法外な値段提示に注意。事前にリサーチを

ベイルートやビブロスなどの観光地では、地元の人々はとてもフレンドリーで親切です。困っていると助けてくれることも多く、むしろ「温かさ」に驚くはず。常識的な注意を払っていれば、安全に旅行を楽しめます。現地の人とのコミュニケーションを恐れず、旅を楽しんでください。

レバノン旅行の実用情報

インターネット・通信(eSIM推奨)

レバノンではeSIMが圧倒的に便利です。空港到着前にスマホで設定しておけば、到着後すぐにネットが使えます。現地SIMカードを買う手間もなく、言葉の壁もありません。

サービス プラン例 価格
Airalo 3GB / 7日間 約1,200円
Ubigi 5GB / 30日間 約2,000円
現地SIMカード(touch/Alfa) 10GB / 30日間 約1,500円

ベイルートのカフェやホテルでは無料Wi-Fiが使えることが多いですが、移動中や遺跡でGoogle Mapsを使いたい場合はeSIMが必須。特にUberを呼ぶ時やレストランを探す時に重宝します。

空港から市内へのアクセス

レバノンの玄関口はベイルート・ラフィク・ハリーリ国際空港。市内中心部まで約9kmと近く、アクセスは簡単です。

方法 所要時間 料金
タクシー(空港専用) 20〜30分 2,000〜3,000円(要交渉)
Uber / Careem 20〜30分 1,000〜1,500円
シャトルバス(一部ホテル) 30〜40分 無料〜1,000円

Uberが最もおすすめ。料金が事前に分かり、ぼったくりの心配もありません。空港のWi-Fiを使ってアプリで配車すれば、スムーズにホテルまで行けます。

知っておくと便利なアラビア語フレーズ

レバノンでは英語やフランス語が広く通じますが、アラビア語(レバノン方言)で挨拶すると、地元の人は驚くほど喜んでくれます。簡単なフレーズを覚えておくと、旅がもっと楽しくなります。

日本語 アラビア語(レバノン方言) 発音
こんにちは مرحبا マルハバ
ありがとう شكراً シュクラン
はい / いいえ أي / لا エー / ラー
すみません عفواً アフワン
いくらですか? قديش؟ アッディーシュ?
美味しい! طيب كتير タイエブ・クティール
さようなら مع السلامة マア・ッサラーマ

通貨と支払い方法

レバノンの公式通貨はレバノン・ポンド(LBP)ですが、経済状況の影響で米ドルが広く使われています。レストラン、ホテル、タクシーなどほとんどの場所でドルが受け入れられるので、日本で米ドルに両替していくのが最も便利です。

支払い方法 使える場所
米ドル現金 ほぼ全ての場所(最も便利)
レバノン・ポンド現金 小さな商店、市場、タクシー
クレジットカード 高級ホテル、一部レストラン(手数料がかかることも)
ATM ベイルート市内に多数(引き出しは米ドルが主流)

両替のコツ

日本で米ドルに両替して持っていくのがベスト。現地で円からレバノン・ポンドに両替するのは不利なレートになることが多いです。小額紙幣(1ドル、5ドル、10ドル)を多めに用意しておくと、タクシーや小さな買い物の時に便利です。

チップの習慣

レバノンではチップの習慣があります。レストランでは会計の10〜15%程度、タクシーではお釣りの小銭を渡す程度で大丈夫。ホテルのポーターには1〜2ドル程度が目安です。

電源プラグとコンセント

レバノンの電圧は220V、50Hzで、プラグタイプはC型とD型。日本の電化製品を使う場合は、変換プラグと変圧器が必要です。スマホやノートPCの充電器は大抵が100〜240V対応なので、変換プラグだけあれば充電できます。

まとめ:地中海の宝石、レバノンへ

地中海の青い海、古代フェニキアの歴史、レバノン杉の森、そして温かい人々。レバノンは「中東」というイメージを覆す、驚きに満ちた国です。シナモンとバラ水の甘い香り、ジューシーなシャワルマの味、夕暮れ時のコルニッシュで感じる潮風——。読み始めた時に感じた、あの五感の記憶を、あなた自身の体験にしてみませんか?

戦火の記憶を乗り越え、再び輝きを取り戻そうとしているこの国には、他のどの国にもない強さと温かさがあります。ベイルートの夜景、バールベック遺跡の壮大さ、ビブロスの石畳、レバノン杉の森——。どれもが、一生心に残る景色になるはずです。

そして何より、レバノン料理の美味しさには絶対に驚かされます。フムス、タブーレ、キッベ、シャワルマ、バクラヴァ——。帰国後、きっとレバノンレストランを探したくなるはずです(笑)。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。

パスポートを手に取って、航空券を探してみてください。中東の宝石、レバノンが、あなたを待っています。

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