エルサルバドル旅行完全ガイド2025|観光・費用・治安を徹底解説

太平洋の波が砕ける火山の黒砂ビーチ、標高2,000メートルの雲霧林から響く野鳥のさえずり、色とりどりのハンモックが揺れる山の集落で焙煎されたコーヒーの香り。エルサルバドルは、中米で最も小さな国でありながら、驚くほど多様な表情を持つ冒険の宝庫です。日本からはまだ知る人ぞ知る秘境ですが、だからこそ、観光地化されていない本物の中米文化とマヤ遺跡、世界トップクラスのサーフィン、そして中米一の治安改善率を誇る新しい安全な旅が待っています。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

  1. エルサルバドルってどんな国?基本情報
  2. エルサルバドル旅行の予算はどれくらい?費用の目安
    1. 航空券の相場(往復)
    2. 宿泊費の相場(1泊あたり)
    3. 旅行スタイル別!合計予算の目安(5泊7日)
  3. 絶対行くべき!エルサルバドルの観光スポット
    1. ホヤ・デ・セレン遺跡(Joya de Cerén)— 中米のポンペイ
    2. サンタ・アナ火山(Volcán Santa Ana)— 中米一のエメラルド火口湖
    3. エル・トゥンコ(El Tunco)— サーファーの聖地
    4. スチトト(Suchitoto)— コロニアル建築の宝石
    5. ルタ・デ・ラス・フローレス(Ruta de las Flores)— 花の道
    6. その他の見逃せないスポット
  4. 食べなきゃ損!エルサルバドルの絶品グルメ
    1. エルサルバドルの国民食
    2. スイーツ&ドリンク
    3. エルサルバドルのグルメエリア
  5. エルサルバドルならではの文化体験
    1. コーヒー農園ツアー
    2. サーフレッスン
    3. マヤ遺跡でのガイドツアー
    4. ローカル市場での買い物
    5. ホームステイ・ボランティア体験
  6. エルサルバドル国内の他の見どころ
  7. いつ行く?エルサルバドルのベストシーズン
  8. 旅の実用情報:エルサルバドル旅行の準備
    1. ビザ・入国情報
    2. 通信・インターネット
    3. 空港アクセス・国内移動
    4. 現地で使える簡単スペイン語フレーズ
    5. 治安・安全対策
    6. チップ・支払い文化
    7. 持ち物チェックリスト
  9. まとめ:エルサルバドルで、想像を超える中米を体験しよう

エルサルバドルってどんな国?基本情報

項目 詳細
正式名称 エルサルバドル共和国(Republic of El Salvador)
首都 サンサルバドル(San Salvador)
人口 約650万人
面積 21,041 km²(四国とほぼ同じ)
公用語 スペイン語
通貨 米ドル(USD)+ビットコイン(法定通貨)
時差 日本より−15時間(サマータイムなし)
ビザ 90日以内の観光は不要
宗教 カトリック約50%、プロテスタント約38%
気候 熱帯性気候(乾季11月〜4月、雨季5月〜10月)

世界初のビットコイン法定通貨国として2021年に話題になったエルサルバドル。通貨が米ドルなので両替の心配もなく、四国サイズの小さな国に火山、マヤ遺跡、サーフビーチ、高原コーヒー農園が全て詰まっています。さらに2022年以降の治安劇的改善により、「中米で最も安全な旅先」として欧米旅行者の間で再評価が進んでいます。

エルサルバドル旅行の予算はどれくらい?費用の目安

中米旅行と聞くと高いイメージがあるかもしれませんが、実はエルサルバドルはコスパ抜群の旅先。物価は日本の約半分以下で、米ドルが使えるため為替計算も簡単。航空券は乗り継ぎ必須ですが、現地での食事は1食300円から、ホテルも清潔なゲストハウスなら1泊2,000円以下で快適に過ごせます。それでは具体的な費用を見ていきましょう。

航空券の相場(往復)

時期 経由ルート 価格目安
オフシーズン(5〜11月) アメリカ経由(LA・ヒューストン) 11〜15万円
ハイシーズン(12〜4月) アメリカ経由(LA・ヒューストン) 16〜22万円
直前予約 メキシコシティ経由 18〜25万円
早割・セール時 アメリカ・メキシコ経由 9〜12万円

航空券の狙い目

雨季(5〜10月)の火曜・水曜出発便が最安です。アメリカン航空やユナイテッド航空のセールを狙えば、乗り継ぎ込みで10万円台前半も可能。メキシコシティやグアテマラシティ経由便も選択肢に入れると、さらに料金が下がることがあります。ESTA(アメリカ経由)が有効期限内なら追加費用も不要。

宿泊費の相場(1泊あたり)

宿泊タイプ 設備・特徴 価格目安(米ドル)
ドミトリー エアコン・共用バスルーム $8〜15(約1,200〜2,000円)
ゲストハウス個室 プライベートバス・朝食付き $20〜35(約3,000〜5,000円)
3つ星ホテル エアコン・WiFi・プール付き $40〜70(約6,000〜10,000円)
ブティックホテル コロニアル建築・レストラン付き $80〜150(約12,000〜22,000円)
サーフリゾート オーシャンフロント・プール・レストラン $100〜250(約15,000〜37,000円)

旅行スタイル別!合計予算の目安(5泊7日)

節約旅行

18〜24万円

ゲストハウス+ローカル移動

  • 航空券: 11〜15万円
  • 宿泊: $25×5泊=$125(約1.8万円)
  • 食費: $15×7日=$105(約1.5万円)
  • 交通・観光: $120(約1.8万円)

スタンダード

28〜38万円

快適ホテル+ツアー参加

  • 航空券: 16〜20万円
  • 宿泊: $60×5泊=$300(約4.5万円)
  • 食費: $30×7日=$210(約3万円)
  • 交通・観光: $250(約3.7万円)

リッチ旅行

45〜65万円

ブティック宿+プライベートツアー

  • 航空券: 18〜22万円
  • 宿泊: $120×5泊=$600(約9万円)
  • 食費: $50×7日=$350(約5万円)
  • 交通・観光: $450(約6.7万円)

嬉しいポイント:ローカルバスは$0.25〜、市場の食事は$2〜5で本場のププサ(国民食)が食べられます。中米の中でも物価が安く、同じ予算で東南アジアより贅沢な旅ができる隠れたコスパ国です。

絶対行くべき!エルサルバドルの観光スポット

四国サイズの小さな国に、火山、マヤ遺跡、サーフビーチ、コロニアル都市、雲霧林が全部詰まっているのがエルサルバドルの魅力。「こんなに近いのに全部違う景色」というのが、訪れた誰もが口にする感想です。ここでは絶対外せない厳選スポットを紹介します。

ホヤ・デ・セレン遺跡(Joya de Cerén)— 中米のポンペイ

「中米のポンペイ」と呼ばれる世界遺産、ホヤ・デ・セレン。西暦600年頃、ロマ・カルデラ火山の噴火によって一瞬で火山灰に埋もれたマヤの農村集落です。他のマヤ遺跡が神殿や王墓を中心にしているのに対し、ここは「普通の人々の暮らし」がそのまま凍結された世界唯一の遺跡。

遺跡に足を踏み入れると、土壁の住居、トウモロコシの貯蔵庫、蒸し風呂(テマスカル)、果ては夕食の準備途中だった土器まで、1400年前の日常がそのまま残されています。窓から差し込む光の角度まで計算された住居の設計、共同の蒸し風呂を中心にした集落レイアウト、そして火山灰の下から現れた足跡。これらが語るのは、高度に組織化された平和な農村社会の姿です。

ガイドツアー(英語・スペイン語)に参加すると、「なぜこの村が放棄されたのに、隣の村は残ったのか」「火山噴火の数時間前、人々は何をしていたのか」といった謎に迫る解説が聞けます。遺跡を出る頃には、教科書の中のマヤ文明が、血の通った人々の暮らしに変わっているはずです。

基本情報

  • 場所:サンサルバドルから北西35km(車で約40分)
  • 入場料:外国人$3、写真撮影追加$1
  • 営業時間:火〜日 9:00〜16:00(月曜休館)
  • 所要時間:ガイドツアー込みで1.5〜2時間
  • ベストシーズン:乾季(11〜4月)、遺跡全体が見やすい

サンタ・アナ火山(Volcán Santa Ana)— 中米一のエメラルド火口湖

標高2,381メートル、エルサルバドル最高峰のサンタ・アナ火山。その頂上に広がるのは、信じられないほど鮮やかなエメラルドグリーンの火口湖です。Instagram で見たことがあるかもしれませんが、実物はその何倍も美しい。

トレッキングは朝11時までに登山口に到着する必要があり(午後は天候が崩れやすい)、武装した国立公園レンジャーの同行が義務付けられています。登山道は整備されているものの、標高差約500メートルの急勾配が続き、往復約4時間。でも、ひと汗かいて火口縁に立ったとき、眼下に広がる硫黄色とエメラルドグリーンのコントラスト、そして360度のパノラマビューは、疲れを一瞬で忘れさせてくれます。

火口からは今でも白い噴気が立ち上り、硫黄の匂いが鼻をつきます。晴れた日には、太平洋、隣のイサルコ火山、さらには遠くグアテマラの火山群まで見渡せる絶景。下山後は、麓のコアテペケ湖(これまた青く美しい火口湖)でのんびりするのが定番ルートです。

基本情報

  • 場所:サンタ・アナ市街から北東13km、サンサルバドルから車で1.5時間
  • 入場料:外国人$6(レンジャー同行費込み)
  • 営業時間:毎日7:00〜11:00(11時以降の入山不可)
  • トレッキング時間:往復3.5〜4.5時間
  • 難易度:中級(急勾配あり、運動靴必須)
  • 持ち物:飲料水2L以上、日焼け止め、帽子、雨具

エル・トゥンコ(El Tunco)— サーファーの聖地

太平洋岸に伸びる火山性の黒砂ビーチ、エル・トゥンコ。ここは世界サーフィン連盟の公認大会が開かれるほどの世界クラスの波が立つサーフィンの聖地です。サーフィンをしない人でも、カラフルなビーチバー、ハンモックカフェ、サンセットビュー、そして国際色豊かなバックパッカーたちとの交流が楽しめます。

村の名前「エル・トゥンコ」は「豚の岩」の意味で、海に突き出た岩が豚の形に見えることから名付けられました。メインストリートは徒歩5分で端から端まで歩けるほど小さな村ですが、サーフショップ、ヨガスタジオ、オーガニックカフェ、ビーチバーが立ち並び、独特のチルな雰囲気が漂います。

サーフィン初心者でも、ボード+レッスンで$25〜40から体験可能。波が高すぎる日は、隣のエル・スンサル(El Sunzal)やラ・リベルタ(La Libertad)のビーチへ移動するのもあり。夕方になると、ビーチ沿いのバーで$3のビールを片手にサンセットを眺めるのが定番。「明日も波乗りして、また夕日見て、ププサ食べて…」という何もしない贅沢が味わえる場所です。

基本情報

  • 場所:サンサルバドルから南西42km(車で約1時間)
  • サーフィンレッスン:$25〜40(ボード・ウェットスーツ込み、2時間)
  • ボードレンタル:$10〜15/日
  • ベストシーズン:3〜10月(南西うねりが強い)
  • 宿泊:ゲストハウス$15〜、サーフリゾート$80〜

スチトト(Suchitoto)— コロニアル建築の宝石

石畳の坂道、パステルカラーのコロニアル建築、中央広場に面した白亜の教会。スチトトは「エルサルバドルで最も美しい村」として、週末になると首都サンサルバドルから多くの地元民が訪れる人気スポットです。

村の名前は先住民ナワト語で「花の鳥の場所」を意味し、その名の通り、カラフルなブーゲンビリアが咲き乱れる美しい高原の村。標高約400メートルの丘の上にあり、眼下にはスチトラン湖が広がります。メインストリートを歩けば、アートギャラリー、手工芸品店、伝統料理レストランが並び、まるで時間が止まったような穏やかな空気が流れています。

週末には中央広場で地元のアーティストによる音楽ライブやアートマーケットが開かれ、村全体が祝祭ムードに包まれます。スチトラン湖へのボートツアー($5〜10)に参加すれば、湖畔の滝や野鳥観察が楽しめます。特に11〜3月には、湖にピンクの藻が大量発生し、それを食べに集まる渡り鳥の群れが圧巻です。

基本情報

  • 場所:サンサルバドルから北東47km(車で約1時間)
  • おすすめ滞在時間:日帰りまたは1泊
  • 見どころ:サンタ・ルシア教会、アートギャラリー、スチトラン湖ボートツアー
  • 週末マーケット:土日10:00〜16:00頃(手工芸品・アート・食品)
  • 宿泊:ブティックホテル$40〜、コロニアル様式ホテル$80〜

ルタ・デ・ラス・フローレス(Ruta de las Flores)— 花の道

西部の高原地帯を走る約35kmのルート、「ルタ・デ・ラス・フローレス(花の道)」。その名の通り、道沿いには色とりどりの花が咲き乱れ、コーヒー農園、アート村、滝、手工芸品市場が点在する、エルサルバドルで最もフォトジェニックなドライブルートです。

ルート上の主要な村は5つ:ナワサルコ(Nahuizalco、先住民工芸)、サルコアティタン(Salcoatitán、花祭り)、フアユア(Juayúa、週末フードフェス)、アパネカ(Apaneca、コーヒー農園)、アタコ(Ataco、ウォールアート)。特にアタコは、村中の壁という壁がカラフルな壁画で埋め尽くされた「アートの村」として有名で、Instagram映え間違いなしのスポットです。

週末にフアユアを訪れるなら、名物の「ガストロノミック・フェスティバル」(毎週土日開催)をお見逃しなく。中央公園に屋台が並び、グリルした肉、伝統料理、トロピカルフルーツのフレッシュジュースが$2〜5で楽しめます。コーヒー農園ツアー($15〜30)に参加すれば、焙煎体験やバリスタ体験も可能。標高1,200メートルの高原で育つコーヒー豆の香りは、一度嗅いだら忘れられません。

基本情報

  • 場所:サンサルバドルから西へ車で1.5〜2時間
  • 移動手段:レンタカーまたはツアー参加推奨(バスは不便)
  • おすすめ滞在:1泊2日(各村をゆっくり回る)
  • ベストシーズン:1〜2月(花の見頃)
  • フアユア週末フェス:毎週土日10:00〜18:00頃

その他の見逃せないスポット

タスマル遺跡(Tazumal)

エルサルバドル最大のマヤ遺跡。登れるピラミッドがあり、頂上からの眺めは圧巻。入場料$3。

モンテクリスト国立公園

雲霧林の中のトレッキング。ケツァール(幻の鳥)やハウラーモンキーに出会えることも。

コアテペケ湖(Lago de Coatepeque)

火山の火口に形成された青く美しい湖。湖畔のレストランでセビーチェを食べながらのんびり。

エル・ボケロン国立公園

首都近郊の火山クレーター。遊歩道が整備され、手軽にハイキングが楽しめる。入場無料。

ラ・プエルタ・デル・ディアブロ

「悪魔の扉」と呼ばれる巨大な岩の裂け目。頂上からの360度ビューは絶景。スリル満点。

ペリコ島(Isla de Méndez)

太平洋の小さな島。マングローブツアー、釣り、シーフード料理が楽しめる隠れスポット。

食べなきゃ損!エルサルバドルの絶品グルメ

正直に言います。エルサルバドル旅行の40%は「食」です。

中米料理というと、タコスやブリトーを想像するかもしれませんが、エルサルバドル料理は独自の進化を遂げています。主食はトウモロコシ、豆、チーズ、そして新鮮なシーフード。ププサ(Pupusa)という国民食を食べずして、エルサルバドルを語ることはできません。ここでは絶対食べるべき料理を紹介します。

エルサルバドルの国民食

料理名 どんな料理? 価格目安
ププサ(Pupusa) トウモロコシの生地にチーズ・豆・豚肉を詰めて焼いたエルサルバドルのソウルフード。ジュウジュウ焼ける音と香ばしい匂いがたまらない! 酸味のあるカーテン(酢漬けキャベツ)とトマトソースで食べる。 $0.50〜1/枚
ユカ・フリタ(Yuca Frita) 揚げたキャッサバ芋に豚の皮揚げ(チチャロン)とカーテンを添えて。外はカリッ、中はホクホク。ビールとの相性抜群。 $2〜4
ソパ・デ・パタ(Sopa de Pata) 牛の足、トリッパ(胃袋)、ユカ、トウモロコシが入った濃厚スープ。二日酔いに効くと地元民に愛される一杯。コラーゲンたっぷりで美容にも◎ $4〜6
カルネ・アサーダ(Carne Asada) 炭火で焼いた牛肉ステーキ。ライス、豆、サラダ、トルティーヤがセットに。肉厚でジューシー、ライムを絞って豪快にかぶりつく! $6〜10
セビーチェ・デ・カマロネス 新鮮なエビをライムでマリネし、トマト、玉ねぎ、パクチーと和えた前菜。海沿いのレストランで食べると格別。太平洋の恵み。 $5〜8
プラタノス・フリトス(Plátanos Fritos) 揚げたプランテン(調理用バナナ)にクリームとフリホーレス(豆ペースト)を添えて。甘じょっぱい最強の組み合わせ。 $2〜3
パン・コン・ポジョ(Pan con Pollo) チキンサンドイッチのエルサルバドル版。鶏肉、ピクルス野菜、サルサを柔らかいパンで挟んだ軽食。屋台で$3、朝食や小腹が空いたときに最適。 $2.50〜4

スイーツ&ドリンク

オルチャータ(Horchata)

モロ(ホオズキの一種)とライスミルクで作る甘い飲み物。ププサと一緒に飲むのが定番。$1〜2

ミヌータス(Minutas)

かき氷にフルーツシロップ、練乳をかけた路上スイーツ。暑い日の救世主。$1〜2

エルサルバドル産コーヒー

火山性土壌で育った高品質アラビカ種。香り高く、フルーティーな酸味が特徴。$1.50〜3/杯

アティード(Atole)

トウモロコシ粉で作る温かい飲み物。朝食に飲む伝統的な一杯。$1〜1.50

ピルスナー(Pilsener)

エルサルバドルの国民ビール。軽くてスッキリ、暑い日にゴクゴク飲める。$1.50〜3

クティクス・デ・ピニャ

パイナップル、パネラ(未精製砂糖)を発酵させた伝統的な甘酒のような飲み物。$1〜2

エルサルバドルのグルメエリア

サンサルバドル – エスカロン地区

高級レストラン、カフェ、バー、ブティックが集まるトレンディエリア。モダンなエルサルバドル料理が楽しめる。

サンサルバドル – メルカド・セントラル

ローカル市場。ププサ、ユカフリタ、フレッシュジュースが$1〜3で食べられる。地元の味を体験するならここ。

エル・トゥンコ – ビーチフロントレストラン

新鮮なシーフード、セビーチェ、魚のグリルが絶品。サンセットを見ながらのディナーは最高。

フアユア – 週末フードフェスティバル

毎週末開催のグルメ屋台祭り。グリル肉、伝統料理、スイーツが$2〜5で食べ歩きできる。

サンタ・テクラ – ププサ通り

首都近郊のププサ激戦区。地元民が通う名店がずらり。本物のププサを食べるならここ。

ルタ・デ・ラス・フローレス – コーヒー農園カフェ

自家焙煎コーヒーと手作りスイーツが楽しめる。高原の景色を眺めながらのカフェタイムは至福。

食事のワンポイントアドバイス

ププサは1人3〜4枚が目安。ププサの具材はチーズ(queso)、豆(frijoles)、豚肉(chicharrón)、ロロコ(loroco、ハーブの一種)が定番。おすすめは「Pupusa Revuelta(ミックス)」で、チーズ+豆+豚肉の組み合わせ。現地人は朝食でププサを食べることが多く、専門店は朝7時から開いています。夜遅くまで営業している屋台もあり、サッカー観戦後のププサは格別です。

エルサルバドルならではの文化体験

観光スポットを回るだけじゃもったいない。エルサルバドルには「ここでしか体験できない」文化とアクティビティがあります。マヤの伝統、サーフカルチャー、コーヒー文化、そして地元民との交流。旅の思い出に残るのは、こうした「人との出会い」や「体験」だったりします。

コーヒー農園ツアー

エルサルバドルは世界有数のコーヒー生産国で、特に火山性土壌で育つアラビカ種は高品質。ルタ・デ・ラス・フローレス周辺の農園では、収穫からプロセス、焙煎、テイスティングまでを体験できるツアーが$15〜30で参加可能です。

農園の主人が「このコーヒーチェリーを摘んでごらん」と声をかけてくれ、赤く熟した実を一粒一粒手で収穫。その後、パルピング(果肉除去)、乾燥、焙煎の工程を見学し、最後に自分で焙煎した豆でコーヒーを淹れる。香りが部屋に広がった瞬間、「これが本物のコーヒーか」と感動するはずです。

サーフレッスン

エル・トゥンコやエル・スンサルのビーチでは、初心者向けサーフレッスンが$25〜40(ボード・ウェットスーツ込み、2時間)で受けられます。インストラクターは英語対応可能で、波の読み方、パドリング、ボードの立ち方を丁寧に教えてくれます。

初日は波に飲まれて海水を飲みまくりますが、2日目には少しずつボードに立てるようになり、3日目には数秒間のライディングに成功。「人生で初めて波に乗れた!」という達成感は、忘れられない旅の思い出になります。レッスン後は、ビーチバーでビールを飲みながらサーファー仲間と交流するのが定番。

マヤ遺跡でのガイドツアー

ホヤ・デ・セレンやタスマル遺跡では、英語またはスペイン語のガイドツアー($5〜10)に参加することを強くおすすめします。ガイドなしで見ると「ただの古い石」ですが、ガイド付きだと「1400年前の人々の暮らし」が見えてきます。

「この住居の窓の配置を見てください。夏至の日には、太陽光が祭壇をちょうど照らすように設計されています」「この壺に残った炭化したトウモロコシから、当時の食生活が分かったんです」といった解説を聞くと、遺跡が生きた歴史として蘇ります。

ローカル市場での買い物

サンサルバドルのメルカド・セントラル(中央市場)や、スチトト、アタコの週末マーケットでは、手工芸品、織物、陶器、コーヒー豆、ハチミツ、手作り石鹸など、エルサルバドルの伝統文化が詰まった商品が並びます。

値札がついていない商品は交渉可能。「Cuánto cuesta?(いくら?)」と笑顔で聞けば、売り手のおばちゃんが「Para ti, precio especial(あなたには特別価格よ)」と値引きしてくれることも。言葉が通じなくても、ジェスチャーと笑顔で何とかなるのが市場の魅力。お土産を買うだけでなく、地元の人との交流が旅の醍醐味です。

ホームステイ・ボランティア体験

スチトトやアタコ周辺では、ホームステイプログラム($15〜25/泊、食事込み)に参加できます。地元の家庭に滞在し、一緒に料理を作り、農作業を手伝い、夜は家族団らんでスペイン語を教えてもらう。ホテルでは絶対に味わえない、本物のエルサルバドルの暮らしを体験できます。また、環境保護や教育支援のボランティアプログラムに参加し、現地の人々と一緒に活動することで、旅がより深く、意味のあるものになります。

エルサルバドル国内の他の見どころ

エルサルバドルは小さな国ですが、地域ごとに全く異なる魅力があります。首都サンサルバドルを拠点に、日帰りや1泊でアクセスできる隠れた名所を紹介します。

ラ・ウニオン(La Unión)

東部の港湾都市。フォンセカ湾のマングローブツアー、メアンゲラ島(Isla Meanguera)へのボート遠足、新鮮なシーフード料理が楽しめる。

サンサルバドルから車で約3時間

サン・ミゲル(San Miguel)

国内第3の都市。サン・ミゲル火山のトレッキング、カーニバル(11月開催、国内最大)、活気あるナイトライフが魅力。

サンサルバドルから車で約2時間

アウアチャパン(Ahuachapán)

西部の地熱地帯。ロス・アウサレス地熱公園(間欠泉・泥火山)、温泉、コーヒー農園ツアー。「中米の箱根」のような雰囲気。

サンサルバドルから車で約1.5時間

ペリキン(Perlquín)

北東部の山岳地帯。内戦の歴史を伝える博物館、エル・モソテ記念館、モンテクリスト国立公園へのアクセス拠点。静かな高原の村。

サンサルバドルから車で約3.5時間

ラ・パルマ(La Palma)

北部国境近くの芸術の村。カラフルな壁画、木彫り工芸品、手描きの家具が有名。「エルサルバドルのアート心臓部」。

サンサルバドルから車で約2.5時間

バラ・デ・サンティアゴ(Barra de Santiago)

西海岸のマングローブ保護区。カヌーツアー、バードウォッチング、静かなビーチ、ロッジ滞在。エコツーリズムの穴場。

サンサルバドルから車で約2時間

いつ行く?エルサルバドルのベストシーズン

エルサルバドルは熱帯気候で、乾季(11月〜4月)と雨季(5月〜10月)がはっきり分かれています。旅の目的によってベストシーズンが変わるので、それぞれの季節の特徴を見てみましょう。

乾季前半(11月〜1月)

おすすめ度:★★★★★

気温:25〜30℃、降水量:ほぼゼロ、湿度:低め

ベストシーズン!雨がほとんど降らず、気温も快適。花が咲き乱れ、ルタ・デ・ラス・フローレスが最も美しい時期。クリスマス〜年末年始は混雑。

乾季後半(2月〜4月)

おすすめ度:★★★★☆

気温:28〜34℃、降水量:ほぼゼロ、湿度:低め

暑いが雨は降らない。3〜4月は最も暑く、日中は35℃超えも。サーフィンのベストシーズン(南西うねり)。セマナサンタ(聖週間、3月末〜4月)は国内旅行者で混雑。

雨季前半(5月〜7月)

おすすめ度:★★★☆☆

気温:26〜30℃、降水量:午後にスコール、湿度:高め

午後にスコールがあるが、朝は晴れることが多い。観光客が少なく、航空券・ホテルが安い。緑が濃く、滝が豪快。朝型観光がおすすめ。

雨季後半(8月〜10月)

おすすめ度:★★☆☆☆

気温:25〜29℃、降水量:多い、湿度:非常に高い

雨が多く、道路の冠水も。ハリケーンシーズン(9〜10月)は要注意。旅行は避けたほうが無難。ただし、最安値の航空券が見つかる可能性あり。

結論:ベストシーズンはいつ?

観光のベストシーズンは11月〜2月。雨がほとんど降らず、気温も快適で、花が美しく、全ての観光地を快適に回れます。サーフィン目的なら3〜10月(南西うねりが強い)。予算重視なら5〜7月(航空券・ホテルが安く、朝は晴れることが多い)。9〜10月のハリケーンシーズンは避けたほうが安全です。

旅の実用情報:エルサルバドル旅行の準備

ビザ・入国情報

日本人は90日以内の観光目的ならビザ不要。パスポート残存期間は入国時6ヶ月以上が推奨されています。エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの4カ国は「CA-4協定」を結んでおり、この4カ国間の移動は国内移動扱いです(合計90日まで滞在可能)。

入国時には往復航空券の提示を求められることがあります。また、アメリカ経由の場合はESTA(電子渡航認証、$21、2年間有効)が必要です。メキシコ経由の場合、メキシコでのトランジットビザは不要ですが、入国審査を通過する場合は電子許可(FMM)が必要になることがあります。

通信・インターネット

おすすめはeSIM(1週間$10〜20、5〜10GB)。Airalo、Holafly、Ubigi などのアプリで購入でき、空港到着後すぐに使えます。SIMカードを入れ替える必要がなく、日本の番号も同時に使えるので便利。

現地SIMカードも選択肢。主要キャリアはClaro、Tigo、Movistar で、空港や街中のキャリアショップで購入可能($5〜10、データプラン別)。WiFiはホテル、カフェ、レストランで無料提供されていることが多いですが、速度は遅め。

空港アクセス・国内移動

エルサルバドルの国際空港はモンセニョール・オスカル・アルヌルフォ・ロメロ国際空港(SAL、通称サンサルバドル空港)のみ。首都サンサルバドルから南東約45kmに位置します。

空港→サンサルバドル市内の移動手段:

  • タクシー:空港の公式タクシー(黄色)で$25〜30、所要40分〜1時間。メーター制ではないので事前交渉必須。
  • Uber:$15〜20と割安だが、空港の規制により乗車場所が限定される(到着ロビーから徒歩5分ほど)。
  • シャトルバス:一部ホテルが提供(要予約)。$10〜15/人。
  • ローカルバス:$0.25と激安だが、大荷物があると難しい。治安面でもおすすめしません。

国内移動:ローカルバス($0.25〜2)が主要都市を結んでいますが、時刻表がなく、治安面でも不安あり。観光ならUber、レンタカー、またはツアー参加が安全。レンタカーは1日$30〜60(国際免許証必要)。

現地で使える簡単スペイン語フレーズ

日本語 スペイン語 発音
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
すみません Disculpe ディスクルペ
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント・クエスタ
トイレはどこ? ¿Dónde está el baño? ドンデ・エスタ・エル・バーニョ
英語は話せますか? ¿Habla inglés? アブラ・イングレス
お会計お願いします La cuenta, por favor ラ・クエンタ、ポル・ファボール
助けて! ¡Ayuda! アユダ
美味しい! ¡Delicioso! デリシオソ

治安・安全対策

2022年以降の治安改善について

エルサルバドルはかつて中米で最も治安が悪い国の一つでしたが、2022年3月に政府が「例外事態宣言」を発令し、ギャング組織を一斉摘発。その結果、殺人率が劇的に低下し、現在は中米で最も安全な旅先の一つとして再評価されています。観光地、ホテル、レストランエリアは日中・夜間ともに安全です。

ただし、以下の基本的な安全対策は守りましょう:

  • 夜間の一人歩きは避ける(特にサンサルバドル市内の中心部以外)
  • 高価なアクセサリーや時計は身につけない
  • スマホを路上で見せびらかさない(スリのターゲットになりやすい)
  • タクシーはUberか公式タクシーを利用(流しのタクシーは避ける)
  • 多額の現金を持ち歩かない(クレジットカード・デビットカードを活用)
  • 貴重品はホテルのセーフティボックスに
  • 外務省の海外安全情報を事前確認

観光地(スチトト、ルタ・デ・ラス・フローレス、エル・トゥンコ、遺跡など)は非常に安全で、昼夜問わず観光客が多く訪れています。常識的な注意を払えば、女性一人旅でも問題なく楽しめる国です。

チップ・支払い文化

エルサルバドルではチップは必須ではありませんが、良いサービスには10%程度のチップが慣習。高級レストランでは会計に既にサービス料10%が含まれていることもあるので、レシートを確認しましょう。

  • レストラン:10%(サービス料が含まれていない場合)
  • タクシー:チップ不要(ただし端数の切り上げは喜ばれる)
  • ホテルのポーター:$1〜2/個
  • ツアーガイド:$5〜10/日(満足度に応じて)

支払いは現金(米ドル)が主流ですが、ホテルやレストランではクレジットカード(Visa、Mastercard)も広く使えます。一部のカフェやショップではビットコインでの支払いも可能(世界初のビットコイン法定通貨国!)。

持ち物チェックリスト

必須アイテム

  • パスポート(残存期間6ヶ月以上)
  • 往復航空券(eチケット控え)
  • ESTA(アメリカ経由の場合)
  • クレジットカード(Visa/Mastercard推奨)
  • 現金(米ドル、$200〜500程度)
  • 海外旅行保険証
  • eSIM設定済みスマホ、または現地SIM用のSIMフリー携帯
  • 日焼け止め(SPF50以上推奨)
  • 虫除けスプレー(DEET配合)
  • 常備薬(胃腸薬、頭痛薬、絆創膏など)
  • 帽子・サングラス
  • 軽量レインジャケット(雨季は必須)
  • 運動靴・サンダル(トレッキング用とビーチ用)
  • モバイルバッテリー
  • 変換プラグ(Aタイプ、日本と同じ)

まとめ:エルサルバドルで、想像を超える中米を体験しよう

太平洋の波が砕ける黒砂ビーチ、火山の火口湖に映る青空、標高1,200メートルの高原で焙煎されるコーヒーの香り、1400年前の足跡が残るマヤ遺跡、そしてププサを焼く屋台から立ち上る湯気。エルサルバドルは、四国サイズの小さな国に、中米のすべてが詰まった驚きの連続です。

日本からはまだ知る人ぞ知る秘境ですが、だからこそ、観光地化されていない本物の中米文化、地元の人々との温かい交流、そして「自分だけの発見」が待っています。2022年以降の治安改善により、今が訪れるベストタイミング。欧米の旅行者はすでにこの変化に気づき、エルサルバドルを「次の旅先」として選び始めています。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。まだ混雑していない今だからこそ、エル・トゥンコの静かなビーチで波の音を聞き、スチトトの石畳を歩き、ホヤ・デ・セレンで1400年前の人々の暮らしに思いを馳せる。そんな贅沢な旅ができます。さあ、航空券を検索して、エルサルバドルで想像を超える中米を体験しましょう。¡Buen viaje!(良い旅を!)

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