ウルグアイ旅行完全ガイド|費用・観光・グルメ【2026年最新】

太陽の光を浴びながら大西洋の風に吹かれて、牧草地帯を歩く牛たちを眺める。コロニア・デル・サクラメントの石畳の路地からは、アルゼンチンタンゴのメロディーが流れてくる。モンテビデオの市場には、肉厚のアサードの匂いが立ち込め、マテ茶を片手にした地元の人たちが楽しそうに談笑している。日本からは遠いけれど、ここには「南米のスイス」と称される穏やかで洗練された空気が流れています。

ウルグアイ。南米大陸の中では決してメジャーな旅行先ではないかもしれません。でも、この国にはアルゼンチンやブラジルといった大国に挟まれながらも、独自の文化と歴史を育んできた魅力があふれています。

治安が良く、インフラが整っていて、食事が美味しい。そして何より、世界遺産の街並みや美しいビーチ、のんびりとした田園風景が旅人を迎えてくれます。読み終わるころには、きっとウルグアイ行きの航空券を検索しているはずです。

  1. ウルグアイってどんな国?
  2. ウルグアイ旅行にかかる費用
    1. 航空券の相場
    2. 宿泊費の目安
    3. 食費・観光費など
    4. 旅行スタイル別の予算例(7日間)
  3. 絶対に訪れたい観光スポット
    1. コロニア・デル・サクラメント — 世界遺産のコロニアル都市
    2. モンテビデオ — 洗練された首都
    3. プンタ・デル・エステ — 南米のリビエラ
    4. プンタ・デル・ディアブロ — 自由奔放なサーファーの楽園
    5. その他の注目スポット
  4. ウルグアイで絶対に食べたいグルメ
    1. 代表的なウルグアイ料理
    2. 飲み物とカフェ文化
    3. おすすめグルメスポット
  5. ウルグアイでしかできない体験
    1. エスタンシアで牧場ステイ
    2. タンゴ鑑賞とタンゴレッスン
    3. ワイナリーツアー
    4. カーニバル (Carnaval) に参加
  6. ベストシーズンはいつ?
  7. 旅行前に知っておきたい実用情報
    1. ビザと入国
    2. 通貨と両替
    3. 通信とインターネット
    4. 空港から市内へのアクセス
    5. 使えるスペイン語フレーズ
    6. 治安と注意事項
    7. チップの習慣
    8. 電圧とプラグ
    9. 水と衛生
  8. モデルプラン — 7日間で巡るウルグアイ
    1. 1日目: 日本出発 → モンテビデオ到着
    2. 2日目: モンテビデオ観光
    3. 3日目: モンテビデオ → コロニア・デル・サクラメント
    4. 4日目: コロニア → モンテビデオ → プンタ・デル・エステ
    5. 5日目: プンタ・デル・エステ観光
    6. 6日目: プンタ・デル・エステ → モンテビデオ
    7. 7日目: モンテビデオ → 出発
  9. お土産はコレ!ウルグアイで買うべきもの
    1. おすすめのお土産
  10. まとめ — ウルグアイで、心動かす旅を

ウルグアイってどんな国?

ウルグアイは南米大陸の南東部に位置する小さな国です。面積は日本の約半分、人口はわずか350万人ほど。国土の大部分は緩やかな丘陵と牧草地で、「牛の国」としても知られています。

でも、ただの牧畜国ではありません。首都モンテビデオは南米有数の洗練された都市で、コロニア・デル・サクラメントは世界遺産に登録された美しいコロニアル都市。プンタ・デル・エステは南米のセレブが集うリゾート地として名高い場所です。

項目 詳細
正式国名 ウルグアイ東方共和国 (República Oriental del Uruguay)
首都 モンテビデオ (Montevideo)
公用語 スペイン語
通貨 ウルグアイ・ペソ (UYU) ※1米ドル = 約40ペソ
時差 日本より12時間遅い (サマータイム時は11時間)
フライト時間 約30時間〜35時間(乗り継ぎ含む)
ビザ 観光目的で90日以内の滞在ならビザ不要
気候 温暖湿潤気候(南半球のため季節は日本と逆)

南米の中でも特に治安が安定していて、旅行しやすい国。それがウルグアイです。

ウルグアイ旅行にかかる費用

ウルグアイ旅行、いくらかかるんだろう? そう思いますよね。結論から言うと、南米旅行の中では決して安くはありません。でも、この国でしか味わえない体験を考えれば、納得の価格です。

航空券、宿泊費、食費、観光費、そして現地での移動費。すべてをまとめると、1週間の旅で25万円〜45万円が目安です。

航空券の相場

シーズン 往復料金 備考
オフシーズン (5〜8月) 15万円〜20万円 経由便、2回乗り継ぎ
ハイシーズン (12〜2月) 25万円〜35万円 夏のリゾートシーズン
年末年始 30万円〜40万円以上 繁忙期、早期予約推奨

ウルグアイへの直行便はありません。一般的には、アメリカ経由(ヒューストン、ニューヨーク、マイアミなど)またはヨーロッパ経由(マドリード、パリなど)でブエノスアイレスやサンパウロに飛び、そこから乗り継いでモンテビデオへ向かいます。

節約のコツ: アルゼンチンのブエノスアイレスまで飛んで、そこからフェリーでウルグアイのコロニア・デル・サクラメントやモンテビデオに渡る方法もあります。フェリーは片道3,000円〜5,000円ほどで、所要時間は1〜3時間。南米周遊を考えているなら、この手段はかなりお得です。

宿泊費の目安

宿泊タイプ 1泊あたりの料金 特徴
ホステル (ドミトリー) 1,500円〜2,500円 バックパッカー向け、共用設備
ゲストハウス (個室) 4,000円〜6,000円 朝食付きが多い
3つ星ホテル 8,000円〜12,000円 清潔で快適、朝食込み
4つ星ホテル 15,000円〜25,000円 設備充実、海辺のリゾートなど
高級ホテル / ブティックホテル 30,000円〜60,000円以上 プンタ・デル・エステの高級リゾート

モンテビデオやコロニアでは、清潔で居心地の良いゲストハウスやホテルが揃っています。プンタ・デル・エステはリゾート地のため料金が高めですが、その分、贅沢な滞在が楽しめます。

食費・観光費など

項目 料金目安
ローカル食堂 (1食) 500円〜1,000円
カフェでコーヒー 200円〜400円
中級レストラン (ディナー) 2,000円〜4,000円
高級レストラン (ディナー) 5,000円〜10,000円以上
市場でのショッピング 1,000円〜3,000円
博物館・美術館入場料 無料〜800円
タクシー (市内移動) 500円〜1,500円
バス (長距離、例: モンテビデオ→コロニア) 1,500円〜2,500円
フェリー (ブエノスアイレス→コロニア) 3,000円〜5,000円

ウルグアイは南米の中では物価が高めです。特に首都モンテビデオやリゾート地プンタ・デル・エステでは、食事やホテルの料金がヨーロッパ並みになることも。でも、その分、質が高くて安心して楽しめるのがウルグアイの魅力です。

旅行スタイル別の予算例(7日間)

節約旅行

25〜30万円

エコノミー航空券 + ホステル/ゲストハウス

食事はローカル食堂中心、長距離バス移動、公共交通機関を活用。学生やバックパッカー向け。

スタンダード

35〜45万円

エコノミー航空券 + 3つ星ホテル

快適な宿とバランスの取れた食事。中級レストランでディナーを楽しみ、観光にもゆとりを持つスタイル。

リッチ旅行

50〜80万円以上

ビジネスクラス + 高級ホテル

プンタ・デル・エステのリゾートホテル、グルメレストラン、プライベートツアーで優雅な旅を満喫。

自分の旅のスタイルに合わせて予算を組んでみてください。どのスタイルでも、ウルグアイの魅力は存分に味わえます。

絶対に訪れたい観光スポット

ウルグアイには、世界遺産の街並み、美しいビーチリゾート、静かな田園風景、そして洗練された都市の魅力が詰まっています。ここでは、絶対に外せないスポットを紹介します。

コロニア・デル・サクラメント — 世界遺産のコロニアル都市

ウルグアイで最も美しい街。それがコロニア・デル・サクラメントです。石畳の路地、パステルカラーの壁、緑に覆われた古い教会。まるで時間が止まったような、どこか懐かしい風景がここにはあります。

17世紀にポルトガル人によって築かれたこの街は、スペインとポルトガルの文化が混ざり合った独特の雰囲気を持っています。1995年にユネスコ世界遺産に登録されて以来、世界中から旅行者が訪れるようになりました。

旧市街を歩いていると、青い空と白い壁、赤い屋根のコントラストが目に飛び込んできます。カフェのテラスでコーヒーを飲みながら、のんびりと街を眺める。そんな贅沢な時間が、この街では当たり前のように流れています。

灯台に登れば、リオ・デ・ラ・プラタ川の向こうにアルゼンチンのブエノスアイレスが見えます。夕暮れ時には、川面がオレンジ色に染まり、街全体がロマンチックな雰囲気に包まれます。カップルで訪れるなら、この時間帯は外せません。

アクセス情報

モンテビデオからバスで約2時間30分、料金は片道500ペソ(約1,500円)。ブエノスアイレスからはフェリーで約1時間、片道1,000ペソ〜1,500ペソ(約3,000円〜5,000円)。日帰りも可能ですが、夕暮れと朝の静けさを味わうなら1泊するのがおすすめです。

モンテビデオ — 洗練された首都

ウルグアイの首都モンテビデオは、南米の中でも特に落ち着いた雰囲気を持つ都市です。高層ビルが並ぶ近代的なエリアと、歴史的な建物が残る旧市街が共存していて、歩いているだけで様々な表情を見せてくれます。

街の中心部にある「独立広場 (Plaza Independencia)」は、モンテビデオのシンボル。広場の地下には、ウルグアイ独立の英雄ホセ・アルティガスの霊廟があります。ここから旧市街へ続く「サランディ通り (Calle Sarandí)」には、カフェやショップ、レストランが並び、観光客と地元の人たちで賑わっています。

港エリアの「メルカド・デル・プエルト (Mercado del Puerto)」は、ランチタイムに訪れたい場所。ここでは、炭火で焼かれたアサード(肉のグリル)の香りが市場全体に立ち込めています。カウンターに座ってステーキやソーセージを頼めば、目の前で豪快に焼いてくれます。マテ茶を片手に談笑する地元の人たちと一緒に、ウルグアイの食文化を肌で感じられる場所です。

ランブラ(海岸通り)を散歩するのもモンテビデオの楽しみ方のひとつ。全長22キロにもおよぶ海岸沿いの遊歩道は、ジョギングやサイクリングをする人、マテ茶を飲みながらおしゃべりする人、犬を連れて散歩する人でいつも賑わっています。夕方には大西洋に沈む夕日が美しく、地元の人たちも集まってきます。

ソリス劇場 (Teatro Solís)

1856年に建てられた歴史ある劇場。ガイドツアーで内部見学が可能。豪華な内装は必見です。

ポシートス・ビーチ (Playa Pocitos)

市内からアクセス良好なビーチ。夏にはたくさんの人が日光浴を楽しんでいます。

カビルド (Cabildo)

旧市庁舎で現在は博物館。ウルグアイの歴史を学べます。

パラシオ・サルボ (Palacio Salvo)

独立広場に面した歴史的な高層ビル。かつては南米で最も高い建物でした。

プンタ・デル・エステ — 南米のリビエラ

「南米のリビエラ」「南米のモナコ」と称されるリゾート地、プンタ・デル・エステ。ここはウルグアイの中でも特別な場所です。夏のシーズン(12月〜2月)には、アルゼンチンやブラジルのセレブたちが集まり、高級ヨットが停泊し、ナイトライフが華やかに繰り広げられます。

プンタ・デル・エステの象徴と言えば、「指のモニュメント (Los Dedos / La Mano)」。ブラバ海岸の砂浜から巨大な指が突き出ているこの彫刻は、チリの芸術家マリオ・イラルサバルの作品です。青い空と白い砂浜に映える不思議なアート作品は、インスタグラムでも大人気。朝から夕方まで、写真を撮る観光客で賑わっています。

ビーチは大きく分けて2つ。大西洋に面した「ブラバ海岸 (Playa Brava)」は波が高く、サーフィンに最適。一方、リオ・デ・ラ・プラタ川に面した「マンサ海岸 (Playa Mansa)」は穏やかで、家族連れに人気です。どちらのビーチも、真っ白な砂浜と透き通った水が美しく、夏には多くの人が日光浴やマリンスポーツを楽しんでいます。

夜になると、プンタ・デル・エステはまた違った顔を見せます。高級レストランではシーフードやステーキを堪能し、バーやクラブでは朝まで音楽が流れています。カジノで運試しをするのも楽しみのひとつ。リゾート地ならではの開放的な雰囲気が、この街にはあります。

オフシーズンは静かで穏やか

夏のハイシーズンは華やかですが、料金も高く混雑します。オフシーズン(5月〜9月)なら、ホテルもレストランもリーズナブル。静かなビーチを独り占めして、のんびりとした滞在を楽しめます。

プンタ・デル・ディアブロ — 自由奔放なサーファーの楽園

プンタ・デル・エステとは対照的に、ヒッピー的な自由な雰囲気が漂うビーチリゾート、プンタ・デル・ディアブロ(悪魔の岬)。ここは、開発されすぎていない自然のままのビーチと、のんびりとした時間が魅力です。

砂の道、素朴な小屋のようなレストラン、サーフボードを抱えた若者たち。プンタ・デル・ディアブロには、リゾート地特有の華やかさはありませんが、その代わり、ありのままの海と自然を楽しめます。夏にはバックパッカーやサーファーが集まり、ビーチでバーベキューをしたり、焚き火を囲んで語り合ったりする姿が見られます。

サーフィン初心者でも楽しめる波質で、サーフスクールもあります。夕方には、大西洋に沈む夕日を眺めながらマテ茶を飲む。そんな贅沢で自由な時間が、プンタ・デル・ディアブロでは流れています。

その他の注目スポット

カサプエブロ (Casapueblo)

プンタ・デル・エステ近郊にある白い建物の美術館兼ホテル。サントリーニ島を思わせる絶景スポット。

カルメロ (Carmelo)

ワイナリーが点在する小さな町。タナ種のワインを楽しめます。

カボ・ポロニオ (Cabo Polonio)

電気も水道もない秘境ビーチ。アシカのコロニーと灯台が見どころ。

サルト (Salto)

ウルグアイ北部の都市。温泉リゾートとして知られています。

コロニア・スイサ (Colonia Suiza)

スイス移民が築いた小さな村。毎週日曜日には市場が開かれます。

ラ・パロマ (La Paloma)

静かなビーチリゾート。灯台と美しい夕日が魅力です。

ウルグアイで絶対に食べたいグルメ

正直に言います。ウルグアイ旅行の楽しみの30%は「食」です。この国は牛肉の生産国として世界的に有名で、質の高い肉料理が驚くほどリーズナブルに楽しめます。そして、スペインやイタリアの影響を受けた多彩な料理文化も魅力です。

街を歩けば、炭火で焼かれた肉の香りが漂い、カフェではエスプレッソの香りが立ち込める。市場には新鮮な魚介類が並び、パン屋にはできたてのメディアルナ(クロワッサン)が並んでいます。ここでは、ウルグアイで絶対に味わいたいグルメを紹介します。

代表的なウルグアイ料理

料理名 どんな料理? 価格目安
アサード (Asado) 炭火でじっくり焼いた牛肉のグリル。ウルグアイの国民食。ジューシーで柔らかい肉は感動もの。 1,500円〜3,000円
チビート (Chivito) 薄切りステーキ、ハム、チーズ、卵、トマト、レタスが挟まった巨大なサンドイッチ。ボリューム満点。 800円〜1,500円
エンパナーダ (Empanada) 牛肉、チーズ、ハムなどを包んで揚げたり焼いたりしたパイ。軽食にぴったり。 150円〜300円 (1個)
ミラネサ (Milanesa) 薄切り肉にパン粉をつけて揚げたカツレツ。イタリア風。付け合わせはフライドポテトが定番。 700円〜1,200円
パリーシャ (Parrilla) 様々な部位の肉やソーセージを盛り合わせたグリルプレート。シェアして食べるのが楽しい。 2,000円〜4,000円
チョリパン (Choripán) グリルしたソーセージをパンに挟んだホットドッグ風の料理。チミチュリソースをかけて。 300円〜500円
フルタス・デ・マール (Frutas de Mar) シーフードのミックス。エビ、ムール貝、イカなどがたっぷり。海沿いのレストランで。 1,500円〜3,000円
ドゥルセ・デ・レチェ (Dulce de Leche) 牛乳と砂糖を煮詰めた甘いキャラメルソース。パンに塗ったり、デザートにかけたり。 200円〜 (瓶入り)

ウルグアイでは、とにかく肉料理のクオリティが高い。牛肉はグラスフェッド(牧草飼育)が基本で、脂が少なく、赤身の旨みが濃厚です。炭火でシンプルに焼いただけのアサードを食べれば、「これが本物の肉か」と感動すること間違いなしです。

飲み物とカフェ文化

ウルグアイと言えば「マテ茶 (Mate)」。南米全体で飲まれているこのお茶は、ウルグアイでは特に日常的です。街を歩けば、マテ茶のセットを持ち歩く人をたくさん見かけます。専用の容器にお湯を注ぎ、金属製のストローで飲む独特のスタイル。少し苦いですが、慣れると癖になる味です。

カフェ文化も盛ん。エスプレッソやカプチーノはもちろん、「コルタード (Cortado)」というエスプレッソに少量のミルクを加えた飲み物が人気です。カフェに座ってのんびり過ごす時間は、ウルグアイならではの贅沢。

飲み物 説明 価格
マテ茶 (Mate) ウルグアイの国民的飲み物。少し苦いが健康効果も高い。 カフェで200円〜
コルタード (Cortado) エスプレッソに少量のミルク。朝の定番。 200円〜300円
タナ・ワイン (Tannat) ウルグアイを代表する赤ワイン。力強い味わい。 1,000円〜3,000円
メディア・イ・メディア (Medio y Medio) 白ワインとスパークリングワインを半々で混ぜた飲み物。食前酒に。 400円〜700円
クラフトビール 近年人気のクラフトビール。地元醸造所の個性的な味が楽しめる。 400円〜800円

おすすめグルメスポット

メルカド・デル・プエルト (Mercado del Puerto) — モンテビデオ

港の市場。炭火焼きの肉が名物。ランチタイムは地元の人と観光客で大賑わい。

エル・パレンケ (El Palenque) — モンテビデオ

地元で人気のパリーシャ専門店。ボリューム満点の肉盛りを堪能できます。

ラ・ボデギータ (La Bodeguita) — コロニア

石畳の路地にあるレストラン。雰囲気抜群で、パスタと肉料理が美味しい。

ロ・デ・テレ (Lo de Tere) — プンタ・デル・エステ

シーフード専門レストラン。新鮮な魚介類が楽しめます。

ウルグアイでしかできない体験

観光スポットを巡るだけでは物足りない。せっかくウルグアイに来たなら、この国でしか味わえない体験をしてみたい。そんな旅人におすすめの特別な体験を紹介します。

エスタンシアで牧場ステイ

ウルグアイの国土の約80%は牧草地。その広大な草原に点在するのが「エスタンシア (Estancia)」と呼ばれる牧場です。ここでは、伝統的な牧場生活を体験できます。

朝、鳥のさえずりで目を覚ます。馬に乗って牧場を散策し、牛や羊の世話を手伝う。昼食には、炭火で焼いたアサードとマテ茶。夜には満天の星空の下で、ギターの音色を聞きながら焚き火を囲む。都会では味わえない、自然との一体感がここにはあります。

エスタンシアの多くは宿泊施設も備えており、1泊2日の体験ツアーが人気です。料金は1人1泊15,000円〜30,000円ほどで、食事や乗馬体験が含まれています。モンテビデオから車で1〜2時間の場所にあるエスタンシアが多く、日帰りツアーもあります。

タンゴ鑑賞とタンゴレッスン

タンゴと言えばアルゼンチンのブエノスアイレスが有名ですが、実はウルグアイのモンテビデオもタンゴの発祥地のひとつ。街には「タンゲリア (Tanguería)」と呼ばれるタンゴバーが点在しています。

夜、暗いバーの中でバンドネオンの音が響き、ダンサーたちが情熱的に踊る。その場にいるだけで、南米の熱い空気を感じることができます。観光客向けのタンゴショーもあれば、地元の人たちが集まる本格的なミロンガ(タンゴダンスパーティー)もあります。

初心者向けのタンゴレッスンを提供しているスタジオもあるので、旅の思い出に挑戦してみるのもおすすめです。

ワイナリーツアー

ウルグアイのワインは国際的にも高く評価されています。特に「タナ (Tannat)」という品種は、ウルグアイを代表する赤ワインです。力強い味わいと豊かなタンニンが特徴で、肉料理との相性は抜群。

カルメロやカネロネスといった地域には、ワイナリーが点在しており、見学ツアーやテイスティングが楽しめます。ブドウ畑を散策し、醸造過程を学び、ワインと一緒に地元のチーズや生ハムを味わう。ワイン好きにはたまらない体験です。

カーニバル (Carnaval) に参加

ウルグアイのカーニバルは、世界最長のカーニバルとしてギネスに登録されています。毎年1月下旬から3月にかけて開催され、約40日間も続きます。

モンテビデオの街中では、カンドンベ(アフロ・ウルグアイの太鼓音楽)のリズムに合わせてパレードが繰り広げられます。色鮮やかな衣装を身にまとったダンサーたち、太鼓の音、歓声。街全体がお祭りムードに包まれます。

この時期にウルグアイを訪れるなら、ぜひカーニバルを体験してください。ブラジルのリオほど大規模ではありませんが、その分、地元の人たちと一緒に楽しめるアットホームな雰囲気があります。

ベストシーズンはいつ?

ウルグアイは南半球にあるため、季節は日本と真逆です。日本が夏の時、ウルグアイは冬。日本が冬の時、ウルグアイは夏です。旅行の目的に合わせて、訪れる時期を選びましょう。

春 (9月〜11月)

おすすめ度: ★★★★☆

気温は15〜23℃ほど。過ごしやすく、観光に最適。花が咲き始め、緑が美しい季節。観光客も少なめで、ホテルもリーズナブル。

夏 (12月〜2月)

おすすめ度: ★★★★★

気温は25〜30℃。ビーチリゾートを楽しむならこの時期。プンタ・デル・エステが最も賑わうシーズン。ただし料金は高め。

秋 (3月〜5月)

おすすめ度: ★★★★☆

気温は15〜22℃。紅葉が美しく、落ち着いた雰囲気。ワイナリーツアーにも最適。カーニバルの余韻が残る時期。

冬 (6月〜8月)

おすすめ度: ★★★☆☆

気温は8〜15℃。寒いが雪は降らない。航空券とホテルが最も安い時期。観光客が少なく、ゆっくり観光できる。

結論: ビーチリゾートを楽しむなら12月〜2月の夏がベスト。観光メインなら春(9〜11月)か秋(3〜5月)がおすすめ。予算を抑えたいなら冬(6〜8月)も悪くありません。

年末年始とカーニバル期間は要注意

12月下旬〜1月上旬と、カーニバル期間(1月下旬〜3月)は、ホテルや航空券が高騰します。早めの予約が必須。特にプンタ・デル・エステは、夏のハイシーズンには料金が2〜3倍になることも。

旅行前に知っておきたい実用情報

ビザと入国

日本国籍のパスポート保持者は、観光目的で90日以内の滞在であればビザは不要です。入国時にパスポートの残存有効期間が6か月以上あることを確認してください。

入国カードは機内で配られるので、到着前に記入しておくとスムーズです。モンテビデオのカラスコ国際空港は小さく、入国審査も比較的スムーズに進みます。

通貨と両替

ウルグアイの通貨はウルグアイ・ペソ (UYU)。為替レートは変動しますが、2026年2月現在、1米ドル = 約40ペソ、1円 = 約0.25ペソです。

クレジットカード(Visa、MasterCard)は、ホテルやレストラン、ショッピングモールなどで広く使えます。ただし、小さな商店や市場では現金が必要なことも。ATMは街中に多くあり、国際キャッシュカードで現地通貨を引き出せます。

両替は空港や銀行、両替所で可能。米ドルからの両替が一般的ですが、日本円からの直接両替は難しい場合があるので、米ドルを持参するのが安心です。

通信とインターネット

ウルグアイでは、主要都市や観光地でWi-Fiが普及しています。ホテル、カフェ、レストランでは無料Wi-Fiが利用できることが多いです。

携帯電話を使いたい場合、eSIMやSIMカードの購入がおすすめ。空港や街中の携帯ショップで、プリペイドSIMカードを購入できます。主要キャリアはAncel、Movistar、Claro。1週間のデータプランは1,000円〜2,000円ほど。

日本でeSIMを事前購入しておけば、到着後すぐにインターネットが使えて便利です。

空港から市内へのアクセス

交通手段 料金 所要時間
タクシー 約1,500円〜2,500円 約30分
Uber 約1,200円〜2,000円 約30分
空港バス (Bus Copsa) 約400円 約40分

空港バスは安くて便利ですが、荷物が多い場合や深夜到着の場合は、タクシーやUberがおすすめです。

使えるスペイン語フレーズ

ウルグアイでは英語が通じる場所もありますが、スペイン語を少しでも話せると旅がぐっと楽しくなります。簡単なフレーズを覚えておきましょう。

日本語 スペイン語 読み方
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
すみません Disculpe ディスクルペ
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント・クエスタ?
英語は話せますか? ¿Habla inglés? アブラ・イングレス?
お会計をお願いします La cuenta, por favor ラ・クエンタ、ポル・ファボール
美味しい! ¡Delicioso! デリシオーソ!

治安と注意事項

ウルグアイは南米の中では治安が良好な国として知られています。ただし、観光客を狙ったスリや置き引きは発生しているため、基本的な注意は必要です。

安全に旅行するために

  • 貴重品はホテルのセーフティボックスに預ける
  • 人混みではバッグを前に抱える
  • 夜遅くの一人歩きは避ける(特にモンテビデオの旧市街)
  • 高価な時計やアクセサリーは身につけない
  • ATMを利用する際は周囲に注意
  • タクシーは流しではなく、アプリ(Uber)か信頼できる会社を利用

チップの習慣

ウルグアイではチップの習慣があります。レストランでは料金の10%程度が目安。サービス料が含まれている場合もあるので、伝票を確認しましょう。タクシーではおつりの小銭を渡すか、料金の5%程度。ホテルのポーターには荷物1つにつき50〜100ペソ程度が一般的です。

電圧とプラグ

ウルグアイの電圧は220V、周波数は50Hz。プラグはCタイプ(ヨーロッパ式の丸ピン2本)が主流ですが、一部ではAタイプ(日本と同じ)やFタイプも使われています。日本の電化製品を使う場合は、変圧器と変換プラグが必要です。

水と衛生

ウルグアイの水道水は基本的に飲用可能ですが、慣れない場合はミネラルウォーターを購入するのが安心です。レストランやカフェでは、ボトル入りの水を注文しましょう。

モデルプラン — 7日間で巡るウルグアイ

ウルグアイを7日間で効率よく巡るモデルプランを紹介します。このプランをベースに、自分好みにアレンジしてみてください。

1日目: 日本出発 → モンテビデオ到着

日本を出発し、乗り継ぎを経てモンテビデオのカラスコ国際空港に到着。空港からタクシーまたはUberで市内のホテルへ。到着後は軽く街を散歩して、時差ぼけ対策にカフェでコーヒーを。夜はメルカド・デル・プエルトでアサードを堪能。

2日目: モンテビデオ観光

午前中は旧市街を散策。独立広場、ソリス劇場、カビルドを見学。午後はランブラ沿いを散歩し、ポシートス・ビーチでのんびり。夜はタンゴバーで情熱的なショーを鑑賞。

3日目: モンテビデオ → コロニア・デル・サクラメント

朝、バスでコロニアへ(約2時間30分)。到着後、世界遺産の旧市街をゆっくり散策。石畳の路地、灯台、カフェでのんびり過ごす。夕暮れ時には灯台から夕日を眺める。コロニアに1泊。

4日目: コロニア → モンテビデオ → プンタ・デル・エステ

午前中はコロニアを散策。昼頃にバスでモンテビデオ経由でプンタ・デル・エステへ(約4時間)。到着後、ビーチでリラックス。夜は高級レストランでシーフードディナー。

5日目: プンタ・デル・エステ観光

午前中は「指のモニュメント」を訪れて写真撮影。その後、ブラバ海岸やマンサ海岸でビーチを満喫。午後はカサプエブロを見学。夜はカジノやバーでナイトライフを楽しむ。

6日目: プンタ・デル・エステ → モンテビデオ

午前中はプンタ・デル・エステでゆっくり過ごす。昼頃にバスでモンテビデオへ戻る。午後はショッピングやお土産探し。夜はアサードを食べ納め。

7日目: モンテビデオ → 出発

朝、ホテルをチェックアウト。時間があればランブラを散歩したり、カフェで最後のマテ茶を楽しんだり。空港へ向かい、帰国の途へ。

お土産はコレ!ウルグアイで買うべきもの

旅の楽しみのひとつがお土産探し。ウルグアイには、質の高い革製品、ワイン、マテ茶グッズなど、魅力的なお土産がたくさんあります。

おすすめのお土産

タナ・ワイン (Tannat)

ウルグアイを代表する赤ワイン。ボトル1本1,000円〜から購入可能。ワイナリーで買えば特別感もアップ。

革製品 (財布、ベルト、バッグ)

ウルグアイは良質な革製品で有名。職人技が光る商品が手頃な価格で手に入ります。

マテ茶セット

専用容器とボンビージャ(金属ストロー)のセット。デザインも豊富で、旅の思い出にぴったり。

ドゥルセ・デ・レチェ

甘いキャラメルソース。瓶詰めでスーパーで購入可能。パンに塗ったり、デザートに使ったり。

アルファホール (Alfajor)

クッキーにドゥルセ・デ・レチェを挟んだお菓子。スーパーやカフェで購入できます。

羊毛製品 (セーター、マフラー)

ウルグアイ産の羊毛は質が高く、暖かい。手編みのセーターやマフラーは冬のお土産に。

まとめ — ウルグアイで、心動かす旅を

太陽の光、大西洋の風、炭火で焼かれた肉の香り、石畳の路地に響くタンゴの音色。この記事の冒頭で描いた風景を、あなた自身の目で見て、肌で感じてください。

ウルグアイは、決してメジャーな旅行先ではありません。でも、だからこそ、ここには混雑していないビーチ、ゆったり流れる時間、そして地元の人たちとの温かい交流があります。観光地化されすぎていない、ありのままの南米の魅力がここにはあるのです。

世界遺産の街コロニア・デル・サクラメントで石畳を歩き、モンテビデオの市場で地元の人たちと肩を並べて肉を頬張り、プンタ・デル・エステのビーチで波の音を聞く。マテ茶を片手に、何も考えずただ景色を眺める。そんな贅沢な時間が、ウルグアイでは待っています。

治安が良く、インフラが整っていて、食事が美味しい。初めての南米旅行にもおすすめできる国です。そして、南米周遊の中継地としても最適。ブエノスアイレスからフェリーで渡れば、たった1時間で別の国を体験できます。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。

航空券を検索して、ホテルを予約して、ウルグアイへの旅を始めましょう。この記事があなたの旅の第一歩になれば、これ以上の喜びはありません。

ウルグアイで、心動かす旅を。

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