日本からたった6時間。飛行機を降りた瞬間、ジャスミンの甘い香りが漂い、黄金に輝く寺院がそびえ立ち、屋台からはパッタイを炒める香ばしい音が聞こえてくる——。
タイは「微笑みの国」なんて言葉だけでは語りきれません。行くたびに好きになる、何度でも戻りたくなる国です。
世界中の旅行者を虜にする圧倒的なコスパ、スパイシーで中毒性のあるタイ料理、どこまでも透明なアンダマン海のビーチ——。物価は日本の約3分の1で、贅沢なホテルも驚くほどリーズナブル。初めての海外旅行にも、何度目かのアジアにも、タイはいつでも最高の選択肢です。
この記事では、費用、観光スポット、グルメ、ベストシーズンから実用情報まで、タイ旅行のすべてをまとめました。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。
タイの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フライト時間 | 東京→バンコク 約6〜7時間 / 関空→バンコク 約5時間40分 |
| 時差 | −2時間(日本が正午のときタイは午前10時) |
| ビザ | 不要(30日以内の観光)。パスポート残存6ヶ月以上+帰国便の航空券が必要 |
| 通貨 | タイバーツ(THB/฿) 1バーツ ≒ 約4〜4.5円 |
| 言語 | タイ語。観光地では英語が通じる。日本語メニューがある店も多い |
| 電圧 / プラグ | 220V / A・B・Cタイプ混在(Aタイプ対応が多く、変換プラグなしで使える場合あり) |
| 治安 | 観光地は概ね良好。深南部3県(パッターニー等)に外務省レベル3あり |
ビザ不要で30日間滞在OK。パスポートと航空券さえあれば、今すぐ行けます。LCCの直行便も多く、週末弾丸旅行からロングステイまで自由自在です。

タイ旅行の費用|4泊5日でいくらかかる?
タイ旅行最大の魅力は圧倒的なコストパフォーマンス。物価は日本の約3分の1で、1食200〜300円の絶品タイ料理、1泊3,000円台の清潔なホテル、1回500円の極上タイマッサージ。「安いのにクオリティが高い」を体感できる国です。
航空券
| カテゴリ | 往復の相場 |
|---|---|
| LCC(AirAsia・Thai Lion・Scoot・Peachなど) | 2〜5万円(セール時は1.5万円前後も) |
| 大手航空(ANA・JAL・タイ国際航空) | 5〜10万円 |
ホテル(1泊あたり)
| カテゴリ | 1泊の相場 |
|---|---|
| ゲストハウス・ドミトリー | 500〜1,500円 |
| 中級ホテル(3〜4つ星) | 3,000〜8,000円 |
| 高級ホテル(5つ星) | 10,000円〜(日本の半額以下で5つ星に泊まれる!) |
4泊5日のトータル費用
節約旅行
5〜8万円
LCC + ゲストハウス + 屋台飯
スタンダード
8〜15万円
LCC + 中級ホテル + レストラン
リッチ旅行
15〜30万円
大手航空 + 5つ星リゾート + スパ三昧
アジアの中でもタイはコスパ最強の旅先。LCCならセール時に往復2万円台、現地の食事は1食100〜300円。日本では1万円以上するような5つ星ホテルのスパが3,000〜5,000円で楽しめます。
バンコクで絶対行きたい観光スポット
王宮&ワット・プラケオ(エメラルド寺院)
タイ観光の最初に訪れるべき場所。1782年に建てられた王宮の敷地内に、タイで最も格式高い寺院ワット・プラケオがあります。翡翠でできた本尊「エメラルド仏」は、季節ごとに国王自らが衣替えをする国宝中の国宝。金色に輝く建築群は息をのむ美しさです。入場料500バーツ(約2,000円)。
ワット・アルン(暁の寺)
チャオプラヤ川のほとりにそびえる、高さ75mの大仏塔。三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台としても知られ、朝日や夕日に照らされた姿は圧巻。塔の途中まで登ることができ、川沿いのパノラマビューを楽しめます。対岸のワット・ポーから渡し船(4バーツ≒16円)でアクセス。

ワット・ポー(涅槃仏寺院)
全長46m、高さ15mの巨大な黄金の涅槃仏が横たわる、バンコク最古の寺院。その圧倒的なスケールに、誰もが思わず「おぉ…」と声を漏らします。また、ワット・ポーはタイ古式マッサージの総本山。境内併設のマッサージ場で本場のマッサージを体験できます(30分260バーツ≒約1,000円)。
チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット
世界最大級の屋外マーケット。約1万5000もの店舗が並び、洋服、雑貨、アート、食べ物まで何でも揃います。毎週土日のみ開催。1日では回りきれないスケールなので、お目当てのセクションを事前にチェックしておくのがコツです。BTS「モーチット駅」からすぐ。

タイ料理|世界が認めた絶品グルメ
タイ料理はCNNの「世界で最もおいしい料理ランキング」で常に上位を独占。甘い・辛い・酸っぱい・しょっぱいが一口で同時に押し寄せる衝撃は、一度味わうとクセになります。しかも1食100〜300円という驚きの価格帯。

トムヤムクン
世界三大スープのひとつ。エビの旨味と酸味・辛味のハーモニーが絶品。屋台で約150円〜
パッタイ
タイ風焼きそば。甘辛いタマリンドソースにエビ・卵・もやし。ライム絞りが最高。約100円〜
グリーンカレー
ココナッツミルクの甘さと青唐辛子の辛さが融合。ジャスミンライスとの相性が抜群
カオニャオ・マムアン
マンゴーともち米のデザート。ココナッツミルクをかけて食べる、甘党の天国
おすすめの食エリア

ヤワラート(中華街)はバンコク屈指のストリートフードエリア。夕方になると通り沿いに屋台がずらりと並び、シーフードのグリルやフカヒレスープ、マンゴースイーツが楽しめます。オートーコー市場は「タイで最も美しい市場」と評される高級食材の宝庫。南国フルーツの試食天国です。
タイでしかできない体験
極上のタイマッサージ
ユネスコ無形文化遺産に登録されたタイ古式マッサージ。2時間のフルボディマッサージが1,000〜2,000円という驚きの価格。バンコクの「Health Land」やチェンマイの「女性専用刑務所マッサージ(旧Lila Thai Massage)」が特に人気です。旅の疲れを癒す最高の贅沢。
水上マーケットで船上ショッピング
バンコク近郊のダムヌン・サドゥアック水上マーケットや、よりローカルなアンパワー水上マーケットでは、小舟に乗りながらパッタイやココナッツアイスを買える非日常体験が待っています。アンパワーは週末限定で、蛍鑑賞ツアーも人気。
ムエタイ観戦
タイの国技ムエタイ(タイ式ボクシング)は、バンコクのルンピニー・スタジアムやラジャダムナン・スタジアムで毎週開催。会場の熱狂的な雰囲気と迫力ある試合は、格闘技ファンでなくても興奮間違いなし。観光客向けの体験レッスンもあります。

バンコクだけじゃない!タイの魅力的なエリア

チェンマイ
「北方のバラ」と称される古都。300以上の寺院が点在し、ナイトバザールは毎晩お祭り気分。山岳民族の村を巡るトレッキングや、象保護施設での体験も人気。
バンコクから飛行機で約1時間15分
プーケット
「アンダマン海の真珠」と呼ばれるタイ最大の島。パトンビーチのナイトライフ、カロンビーチの静かな波音、オールドタウンのカラフルな街並み。昼も夜も楽しい。
バンコクから飛行機で約1時間20分
クラビ&ピピ島
映画『ザ・ビーチ』の舞台になったピピ・レイ島のマヤベイは必見。切り立つ石灰岩の崖とエメラルドの海は「この世の楽園」そのもの。シュノーケリングの透明度も抜群。
バンコクから飛行機で約1時間30分
アユタヤ
バンコクから日帰りで行ける世界遺産の古都。木の根に取り込まれた仏頭(ワット・マハタート)は、タイで最も有名な写真スポットのひとつ。自転車で遺跡巡りが楽しい。
バンコクから電車で約1時間30分
ベストシーズンはいつ?

乾季(11月〜2月)
ベストシーズン。湿度が低く快適で、ビーチも最高。年末年始やロイクラトン祭りの時期は賑やか
おすすめ度 ★★★★★
暑季(3月〜5月)
35〜40℃の猛暑。ただし4月のソンクラーン(水かけ祭り)は世界最大の水かけバトルで一生の思い出に
おすすめ度 ★★★☆☆
雨季(6月〜10月)
スコールは短時間で止むことが多い。旅費が最安で混雑も少ない。緑が美しいシーズン
おすすめ度 ★★★☆☆
結論:乾季(11月〜2月)がベスト。特に12月〜1月は気候が最も快適です。ただし年末年始はハイシーズンで料金が上がるので、11月や2月が狙い目。ソンクラーン(4月13〜15日)を体験したいなら暑季もアリ。

旅の実用情報
スマホの通信手段
eSIMが最もおすすめ。7日間プランが500〜1,500円程度で、到着前にアクティベートしておけば空港到着と同時に使えます。タイの4G/5Gカバレッジは優秀で、離島でも通信に困ることはほぼありません。空港のSIMカウンターでプリペイドSIMを買うのも簡単です。
スワンナプーム空港→バンコク市内のアクセス
| 手段 | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
| エアポートレールリンク | 約30分 | 約200〜300円 |
| タクシー(メーター制) | 約30〜60分 | 約800〜1,500円 |
| Grab(配車アプリ) | 約30〜60分 | 約600〜1,200円 |
バンコク市内の移動はBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)が快適。渋滞を避けてスイスイ移動できます。チャオプラヤ川のエクスプレスボートも王宮エリアへのアクセスに便利。タクシーは必ずメーターを使ってもらうか、Grabアプリで呼ぶのが安心です。
覚えておくと便利なタイ語
| 日本語 | タイ語 | 読み方(カタカナ) |
|---|---|---|
| ありがとう | ขอบคุณ | コップンカー/クラップ |
| こんにちは | สวัสดี | サワディーカー/クラップ |
| いくらですか | เท่าไหร่? | タオライ? |
| おいしい! | อร่อย! | アロイ! |
| 辛くしないで | ไม่เผ็ด | マイペッ |
| お会計お願いします | เช็คบิลด้วย | チェックビン ドゥアイ |
注意しておきたいこと
安全に楽しむためのポイント
・王室への敬意は必須。王室を侮辱する言動は法律で禁じられています
・寺院ではドレスコードあり。肩と膝を隠す服装が必要(無料の貸出しがある寺院も多い)
・タクシーは必ずメーター使用を確認。拒否されたら別のタクシーに乗りましょう
・トゥクトゥクの「格安ツアー」は高額な宝石店や仕立屋に連れて行かれる定番の詐欺。乗るなら行き先を指定して
・水道水は飲めません。コンビニでミネラルウォーターを購入(約20〜40円)
・Grabアプリをインストールしておくとタクシー手配・フードデリバリーに超便利
まとめ|「何度でも戻りたくなる」タイへ
6時間のフライトで、時差はたった2時間。ビザ不要でパスポートだけで行ける。それなのに、降り立った瞬間から五感すべてを刺激する異世界が広がっている——それがタイです。
黄金に輝く王宮を見上げた時の荘厳な感動。屋台で食べた一杯60円のパッタイの衝撃的なおいしさ。ピピ島のエメラルドグリーンの海に飛び込んだ爽快感。タイマッサージで全身がほぐれていく至福の2時間。
バンコク、チェンマイ、プーケット、クラビ——ひとつの国に、都会もビーチも山も遺跡もすべてが詰まっている。「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。


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