ソロモン諸島旅行ガイド
太平洋戦争の記憶と秘境ダイビングを完全攻略
南太平洋に浮かぶソロモン諸島は、手付かずの自然と深い歴史が交錯する秘境です。第二次世界大戦の激戦地ガダルカナル島には、今も戦争の記憶が色濃く残り、海底に沈む戦艦や戦闘機が歴史を物語っています。一方で、世界有数の透明度を誇る海では、色鮮やかなサンゴ礁や多様な海洋生物が訪れる者を魅了します。
観光客がほとんど訪れないこの島々では、伝統文化が色濃く残り、地元の人々の温かいホスピタリティに触れることができます。近代的なリゾートはほとんどなく、素朴な雰囲気の中で本物の南太平洋体験ができるのが最大の魅力です。ダイビング愛好家にとっては、レック(沈船)ダイビングの聖地として知られ、世界中からダイバーが集まります。
このガイドでは、ソロモン諸島への旅行を計画する方に向けて、基本情報から観光スポット、予算、ベストシーズン、実用情報まで徹底的に解説します。秘境だからこそ知っておくべき情報を網羅し、忘れられない旅の実現をサポートします。
ソロモン諸島の基本情報
国の概要
ソロモン諸島は、南太平洋メラネシアに位置する島国で、約900の島々から構成されています。首都はガダルカナル島にあるホニアラで、人口は約70万人です。公用語は英語ですが、現地ではピジン英語や約70の地域言語が話されています。
正式国名: ソロモン諸島
首都: ホニアラ(ガダルカナル島)
人口: 約70万人
面積: 約28,400平方キロメートル
公用語: 英語
通貨: ソロモン諸島ドル(SBD) 1 SBD = 約17円
宗教: キリスト教(約95%)
気候は熱帯雨林気候で、年間を通じて高温多湿です。平均気温は27〜30度で、11月から4月が雨季、5月から10月が乾季となります。台風シーズンは11月から4月で、この時期は天候が不安定になることがあります。
アクセス方法
日本からソロモン諸島への直行便はなく、オーストラリアやニュージーランド、フィジー経由でアクセスします。最も一般的なルートは、成田・羽田からブリスベンやシドニーを経由し、ソロモン航空でホニアラに向かうルートです。
主要ルート1: 東京 → ブリスベン(カンタス航空、約9時間) → ホニアラ(ソロモン航空、約3時間)
主要ルート2: 東京 → シドニー(カンタス航空、約9.5時間) → ホニアラ(ソロモン航空、約3.5時間)
主要ルート3: 東京 → ナンディ(フィジー・エアウェイズ、約9時間) → ホニアラ(ソロモン航空、約2時間)
所要時間: 乗り継ぎ時間を含めて約18〜24時間
ホニアラのヘンダーソン国際空港は市内中心部から約10キロの位置にあり、タクシーで約20分です。空港は小規模で施設は限られていますが、両替所やカフェなどの基本的なサービスは利用できます。
ビザと入国要件
日本国籍の旅行者は、90日以内の観光目的の滞在であればビザは不要です。ただし、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要で、復路の航空券または次の目的地への航空券の提示が求められます。
入国時の必要書類:
- パスポート(残存有効期間6ヶ月以上)
- 復路または次の目的地への航空券
- 滞在費用の証明(クレジットカード、現金など)
- 宿泊先の予約証明(ホテル予約確認書など)
入国審査では滞在目的や滞在先を尋ねられることがあります。英語での簡単なコミュニケーションができれば問題ありません。税関では、タバコやアルコールの持ち込み制限があり、植物や動物製品の持ち込みは厳しく制限されています。
旅行予算ガイド
バジェット旅行(1日100〜150 SBD / 約1,700〜2,550円)
宿泊
ソロモン諸島にはバックパッカー向けのホステルやドミトリーはほとんどありませんが、ゲストハウスや格安ホテルを利用すれば1泊40〜60 SBD(約680〜1,020円)程度に抑えることができます。設備は基本的なものが多く、エアコンなしの扇風機のみの部屋が一般的です。
おすすめ: Honiara Hotel、Lime Lounge Hostel、現地の家族経営ゲストハウス
食事
地元のマーケットで食材を購入して自炊するか、ローカルフードスタンドで食事をすれば、1食10〜20 SBD(約170〜340円)で済みます。主食はタロイモやキャッサバ、魚料理が中心です。中華料理の持ち帰り店も安価で利用しやすいです。
1日の食費目安: 30〜50 SBD(約510〜850円)
交通
ホニアラ市内の移動は、ローカルバス(バス代は一律2〜5 SBD / 約34〜85円)やシェアタクシーを利用します。シェアタクシーは1回10 SBD(約170円)程度です。長距離移動は公共交通機関が限られているため、相乗りや地元の船を利用するのが経済的です。
1日の交通費目安: 10〜20 SBD(約170〜340円)
観光・アクティビティ
戦跡巡りや博物館訪問などは比較的安価です。国立博物館の入場料は無料、戦跡ツアーは現地ガイドと交渉すれば1日50〜100 SBD(約850〜1,700円)程度で案内してもらえます。ダイビングは含めず、陸上の無料スポットを中心に観光します。
1日のアクティビティ費用: 20〜40 SBD(約340〜680円)
ミドルレンジ旅行(1日300〜500 SBD / 約5,100〜8,500円)
宿泊
中級ホテルやビジネスホテルを利用すると、1泊120〜200 SBD(約2,040〜3,400円)程度です。エアコン完備、Wi-Fi、ホットシャワーなどの設備が整っており、快適に過ごせます。朝食付きのプランも多く、利便性が高いです。
おすすめ: Heritage Park Hotel、Solomon Kitano Mendana Hotel、King Solomon Hotel
食事
ホテルのレストランやカフェ、中華料理店、西洋料理店などで食事を楽しめます。1食30〜60 SBD(約510〜1,020円)が目安で、新鮮な魚料理や国際料理を味わえます。アルコールを含めると1食あたりの予算は少し上がります。
1日の食費目安: 100〜150 SBD(約1,700〜2,550円)
交通
専用タクシーや空港送迎サービスを利用します。タクシーは1回20〜50 SBD(約340〜850円)で、1日チャーターする場合は200〜300 SBD(約3,400〜5,100円)程度です。島間移動は国内線フライトを利用することもあり、片道50〜150 SBD(約850〜2,550円)です。
1日の交通費目安: 50〜100 SBD(約850〜1,700円)
観光・アクティビティ
ダイビング1回(機材込み)は100〜200 SBD(約1,700〜3,400円)、戦跡ツアーやシュノーケリングツアーは50〜150 SBD(約850〜2,550円)です。ガイド付きツアーを利用することで、より深く歴史や自然を理解できます。
1日のアクティビティ費用: 100〜200 SBD(約1,700〜3,400円)
ラグジュアリー旅行(1日800 SBD以上 / 約13,600円以上)
宿泊
高級リゾートやブティックホテルを利用すると、1泊300〜600 SBD(約5,100〜10,200円)以上です。ガダルカナル島のコーラル・シー・リゾートや、離島のエコリゾートでは、プライベートビーチや専属ガイド、スパサービスなどが利用できます。
おすすめ: Coral Sea Resort & Casino、Tavanipupu Private Island Resort、Sanbis Resort
食事
高級レストランやリゾート内のダイニングで、フレンチやイタリアン、地元料理のコースメニューを楽しめます。1食80〜150 SBD(約1,360〜2,550円)で、ワインやカクテルと共に贅沢な時間を過ごせます。
1日の食費目安: 200〜350 SBD(約3,400〜5,950円)
交通
専用車やプライベートボート、ヘリコプターチャーターを利用します。プライベートボートチャーターは1日500〜1,000 SBD(約8,500〜17,000円)、ヘリコプターは1時間2,000 SBD(約34,000円)以上です。移動自体が特別な体験となります。
1日の交通費目安: 150〜300 SBD(約2,550〜5,100円)
観光・アクティビティ
プライベートダイビングツアー、専属ガイド付き戦跡ツアー、豪華クルーズなどを利用します。プライベートダイビングは1回300〜500 SBD(約5,100〜8,500円)、プライベートツアーは1日500〜1,000 SBD(約8,500〜17,000円)です。
1日のアクティビティ費用: 300〜500 SBD(約5,100〜8,500円)
必見観光スポット
ガダルカナル島
ガダルカナル島は、ソロモン諸島最大の島であり、首都ホニアラがあります。第二次世界大戦の激戦地として知られ、戦争の記憶が色濃く残る地です。美しい自然と歴史遺産が共存し、訪れる者に深い感動を与えます。
ヘンダーソンフィールド(ホニアラ国際空港)
現在のヘンダーソン国際空港は、太平洋戦争時に日米両軍が激しく争った戦略的要衝です。1942年、日本軍が建設を開始した飛行場を米軍が奪取し、その後の戦況を大きく左右しました。空港周辺には、当時の滑走路跡や記念碑が残されており、歴史を感じることができます。
アクセス: ホニアラ市内から車で約20分
国立博物館
ソロモン諸島の歴史、文化、自然を包括的に展示する博物館です。伝統的なカヌー、シェル貨幣、戦争遺物、民族衣装などが展示されており、ソロモンの多様な文化を学ぶことができます。入場料は無料で、英語の説明も充実しています。
営業時間: 月〜金 9:00〜16:30、土 9:00〜12:00
入場料: 無料
ビル記念碑(Bloody Ridge)
1942年9月、エドソンズ・リッジの戦いが行われた場所です。日本軍とアメリカ軍が激しく戦い、多くの犠牲者を出しました。現在は記念碑が建てられ、静かに歴史を伝えています。丘の上からはホニアラの街が一望でき、当時の戦略的重要性を実感できます。
アクセス: ホニアラ市内から車で約15分、徒歩でも行ける距離
ホニアラ中央市場
地元の生活を肌で感じられる活気あふれる市場です。新鮮な魚、トロピカルフルーツ、野菜、手工芸品などが売られており、地元民との交流も楽しめます。朝早くに訪れると、最も活気があります。
営業時間: 月〜土 6:00〜17:00(日曜定休)
マタニコウ滝
ホニアラから車で約30分の場所にある美しい滝です。ジャングルの中にあり、滝壺で泳ぐことができます。戦時中は日本軍の拠点があった地域で、現在も当時の遺構が残っています。ハイキングと自然散策を楽しむのに最適なスポットです。
アクセス: ホニアラから車で30分、ガイド同行推奨
アメリカン戦争記念碑
太平洋戦争で戦死したアメリカ軍兵士を追悼する記念碑です。海を見下ろす高台にあり、記念碑の周囲には各国の記念プレートが設置されています。静かで神聖な雰囲気の中、戦争の犠牲者に思いを馳せることができます。
アクセス: ホニアラ市内から車で約10分
マロボラグーン(アイアンボトムサウンド)
ガダルカナル島とフロリダ諸島の間に位置するマロボラグーンは、太平洋戦争時に多くの艦船が沈んだ海域で、「アイアンボトムサウンド(鉄底海峡)」として知られています。現在は世界有数のレックダイビングスポットとして、ダイバーの聖地となっています。
沈船ダイビング
海底には、日本の駆逐艦や輸送船、アメリカの戦艦など、50隻以上の船が眠っています。透明度が高く、沈船の周囲にはサンゴが育ち、魚が群れをなして泳いでいます。歴史と自然が融合した幻想的な光景は、ダイバーを魅了してやみません。
人気の沈船: 金剛丸、三川丸、USSアーロン・ワード、USSジョン・ペン
料金: 1ダイブ100〜200 SBD(約1,700〜3,400円)、機材レンタル込み
戦闘機の残骸
海底には、ゼロ戦やF4Fワイルドキャットなどの戦闘機の残骸も点在しています。比較的浅い場所にあるため、初心者ダイバーでもアクセスしやすいです。機体の一部や操縦席が残っており、戦争の生々しい痕跡を目の当たりにできます。
深度: 10〜30メートル、初心者から上級者まで対応
シュノーケリングツアー
ダイビング資格がない方でも、シュノーケリングで美しい海を楽しめます。浅瀬に沈む小型船や航空機の残骸を水面から観察できるツアーもあり、家族連れにも人気です。色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚の群れも見どころです。
料金: 半日ツアー50〜100 SBD(約850〜1,700円)
ボートツアー
マロボラグーンを巡るボートツアーでは、歴史的な海域を船上から見学できます。ガイドが戦闘の歴史や沈船の位置を解説し、理解を深めることができます。途中、無人島に立ち寄ってピクニックを楽しむツアーもあります。
料金: 半日ツアー80〜150 SBD(約1,360〜2,550円)
ケネディ島
ケネディ島は、後にアメリカ大統領となるジョン・F・ケネディが遭難した際に上陸した島として知られています。1943年、彼の指揮する魚雷艇PT-109が日本の駆逐艦に衝突され、乗組員と共にこの無人島に漂着しました。現在は記念碑が建てられ、歴史的な観光地となっています。
ケネディ記念碑
島の中心部に建てられた記念碑には、PT-109の遭難事故とケネディの救助の経緯が記されています。ヤシの木に囲まれた静かな場所で、当時の出来事に思いを馳せることができます。記念碑の前には、ケネディが救助信号を刻んだとされるヤシの実のレプリカも展示されています。
アクセス: ホニアラからボートで約1時間
無人島体験
ケネディ島は小さな無人島で、白砂のビーチとエメラルドグリーンの海が広がります。島を一周するのに30分もかからず、プライベートビーチのような雰囲気でリラックスできます。シュノーケリングや海水浴を楽しむのに最適です。
持ち物: 飲料水、軽食、日焼け止め(島には施設がありません)
日帰りツアー
ホニアラから出発する日帰りツアーが人気です。ボートでケネディ島に向かい、島での自由時間を楽しんだ後、周辺の美しい島々を巡るコースが一般的です。ガイドが歴史的背景を詳しく説明してくれるため、より深く理解できます。
料金: 1日ツアー150〜250 SBD(約2,550〜4,250円)、ランチ・シュノーケリング用具込み
その他の観光スポット
テナル村
ホニアラから車で約1時間の伝統的な村。現地の人々の生活を体験でき、伝統的な家屋や手工芸品を見学できます。村人との交流も楽しめます。
ボナギビーチ
ホニアラから約10キロの美しいビーチ。週末には地元の人々で賑わい、海水浴やピクニックを楽しめます。レストランや売店もあり便利です。
ヴィルビーチリゾート
ホニアラ郊外のリゾートエリア。レストラン、バー、プールがあり、週末のリラックスに最適です。地元料理や西洋料理を楽しめます。
日本平和記念碑
太平洋戦争で戦死した日本兵を追悼する記念碑。ガダルカナル島の高台にあり、静かに祈りを捧げることができます。日本人訪問者も多いです。
ギゾ島
西部州の中心地で、美しいラグーンとダイビングスポットで知られます。ホニアラから国内線で約1時間。リゾート施設も充実しています。
ムンダ
ニュージョージア島の町で、戦時中の日本軍の飛行場跡があります。現在は空港として利用されており、周辺には戦跡が点在しています。
ソロモン諸島のグルメ
ソロモン諸島の料理は、新鮮な魚介類、タロイモやキャッサバなどの根菜、ココナッツを使った素朴な味わいが特徴です。西洋料理やアジア料理の影響も受けており、多様な食文化を楽しめます。
ココナッツカレー
ココナッツミルクをベースにしたマイルドなカレーで、魚や鶏肉と野菜を煮込みます。タロイモやキャッサバと一緒に食べるのが定番です。クリーミーで優しい味わいが特徴です。
価格: 20〜40 SBD(約340〜680円)
ポイ
タロイモを蒸して潰したペースト状の料理。主食として食べられ、シンプルな味わいですが栄養価が高いです。ココナッツクリームをかけて食べることが多く、甘みとコクが加わります。
価格: 10〜20 SBD(約170〜340円)
グリルフィッシュ
新鮮な魚をシンプルに炭火で焼いた料理。レモンやライム、ガーリックで味付けし、素材の旨みを引き出します。マヒマヒやスナッパーが人気です。
価格: 30〜60 SBD(約510〜1,020円)
ココナッツブレッド
ココナッツミルクを使った甘めのパンで、朝食やおやつとして人気です。焼きたては香ばしく、ふわふわの食感が楽しめます。市場やベーカリーで購入できます。
価格: 5〜10 SBD(約85〜170円)
バナナリーフ蒸し
魚や肉、野菜をバナナの葉で包んで蒸し焼きにする伝統料理。葉の香りが食材に移り、独特の風味を楽しめます。祭りや特別な日に作られることが多いです。
価格: 25〜50 SBD(約425〜850円)
フレッシュトロピカルジュース
パパイヤ、マンゴー、パイナップル、ココナッツなど、トロピカルフルーツを使ったフレッシュジュースが人気です。市場やカフェで新鮮な果物をその場で絞ってくれます。
価格: 5〜15 SBD(約85〜255円)
おすすめレストラン
Honiara Hotel Restaurant
ホニアラホテル内のレストランで、地元料理と西洋料理の両方を提供しています。シーフードが特に美味しく、景色も良好です。
価格帯: 40〜80 SBD(約680〜1,360円)
Lime Lounge
カジュアルなカフェ兼レストランで、サンドイッチ、パスタ、地元料理まで幅広いメニューがあります。Wi-Fiも利用でき、旅行者に人気です。
価格帯: 20〜50 SBD(約340〜850円)
Club Havannah
海沿いのリゾートレストランで、新鮮なシーフードとステーキが自慢です。サンセットを眺めながらの食事は格別です。週末は混雑するため予約推奨です。
価格帯: 60〜120 SBD(約1,020〜2,040円)
文化体験とアクティビティ
伝統文化体験
カスタムダンス
ソロモン諸島の伝統的なダンスで、祝祭や歓迎の際に披露されます。色鮮やかな衣装を身にまとい、太鼓のリズムに合わせて踊る姿は圧巻です。一部のホテルやツアーでは、観光客向けのパフォーマンスを見ることができます。
鑑賞機会: ホテルイベント、文化祭、村の訪問ツアー
シェル貨幣作り
ソロモン諸島では、貝殻を使った伝統的な貨幣が今でも一部地域で使用されています。村を訪れると、職人が貝殻を削り、磨いて貨幣を作る様子を見学できます。体験ツアーでは、実際に貝殻を加工する体験もできます。
体験料: 30〜60 SBD(約510〜1,020円)
伝統的なカヌー作り
一本の木をくり抜いて作る伝統的なカヌーは、今でも島民の重要な交通手段です。カヌー作りの工程を見学したり、完成したカヌーに乗って海に出るツアーもあります。海上での景色は格別です。
体験料: 50〜100 SBD(約850〜1,700円)
アウトドアアクティビティ
ジャングルトレッキング
ガダルカナル島の内陸部には、手付かずの熱帯雨林が広がっています。ガイド付きトレッキングでは、滝や川、野生動物を観察しながら大自然を満喫できます。戦時中の塹壕や防空壕など、歴史的な遺構も見学できます。
所要時間: 半日〜1日、料金: 80〜150 SBD(約1,360〜2,550円)
フィッシングツアー
ソロモン諸島の海は、マグロ、カジキ、バラクーダなど大物魚の宝庫です。フィッシングツアーでは、経験豊富なガイドが最適なポイントに案内してくれます。釣った魚をその場で調理して食べることもできます。
所要時間: 半日〜1日、料金: 200〜400 SBD(約3,400〜6,800円)
カヤッキング
静かなラグーンや川をカヤックで巡るツアーは、自然を間近に感じられます。マングローブ林の中を漕いだり、無人島に上陸して休憩したり、自由度の高いアクティビティです。初心者でも安心して楽しめます。
所要時間: 2〜4時間、料金: 50〜100 SBD(約850〜1,700円)
他の主要都市・島
ギゾ島
西部州の州都で、美しいラグーンと豊かな海洋生物で知られています。ホニアラから国内線で約1時間、ダイビングやシュノーケリングの拠点として人気です。透明度の高い海には、色鮮やかなサンゴ礁や多種多様な魚が生息しています。
PT-109 沈没地点
ケネディ大統領のPT-109が沈んだ地点の近くで、ダイビングツアーが行われています。歴史的な場所を訪れることができます。
ダイビング料金: 150〜250 SBD(約2,550〜4,250円)
マロボホール
海底に開いた神秘的な穴で、ダイビングの人気スポットです。深いブルーの水中世界と、周囲に群れる魚たちの姿は圧巻です。
マライタ島
ソロモン諸島で二番目に大きな島で、人工島ラウ・ラグーンが有名です。伝統文化が色濃く残り、シェル貨幣が今でも使用されている地域です。独自の文化と生活様式を体験できます。
ラウ・ラグーン
人工島が浮かぶラグーンで、伝統的な高床式の家屋が並びます。カヌーで島を巡り、地元の人々と交流する貴重な体験ができます。
アウキ
マライタ島の主要都市で、市場や伝統文化センターがあります。シェル貨幣の取引が行われる様子を見学できます。
レンネル島
世界遺産に登録されているレンネル島は、世界最大の隆起環礁です。テガノ湖は塩水湖として世界最大級で、独自の生態系を持っています。手付かずの自然が残る秘境中の秘境です。
テガノ湖
独自の固有種が生息し、学術的にも貴重な湖です。カヌーツアーで湖を巡り、バードウォッチングや自然観察を楽しめます。
アクセス: ホニアラから国内線で約1.5時間、アクセスは限定的
ベストシーズンと気候
乾季(5月〜10月)
観光のベストシーズンです。降水量が少なく、晴天の日が多いため、ダイビングやシュノーケリング、トレッキングなどのアクティビティに最適です。海の透明度も高く、快適に過ごせます。特に6月から9月は気温も比較的低く、過ごしやすいです。
平均気温: 26〜29度
降水量: 月100〜150mm程度
おすすめアクティビティ: ダイビング、シュノーケリング、トレッキング、観光全般
雨季(11月〜4月)
降水量が多く、特に1月から3月は台風のリスクがあります。ただし、雨季でも一日中雨が降り続くことは少なく、スコールのような短時間の激しい雨が特徴です。観光客が少なく、宿泊費が安くなることもあります。
平均気温: 27〜31度
降水量: 月200〜300mm以上
注意点: 台風の可能性、海の透明度低下、道路の冠水
月別のおすすめ
6月〜8月
最もおすすめの時期。晴天が多く、海の透明度が高い。ダイビングやシュノーケリングに最適。観光客も多い。
9月〜10月
乾季の後半で、まだ良いコンディション。観光客が減り始め、ゆったりと観光できる。
11月〜12月
雨季の始まり。スコールが増えるが、短時間で止む。宿泊費が安くなり始める。
1月〜3月
雨季のピーク。台風のリスクあり。海の透明度が低下し、アクティビティが制限される可能性。避けるのが無難。
実用情報
通貨と両替
ソロモン諸島の通貨はソロモン諸島ドル(SBD)で、1 SBD = 約17円です(レートは変動します)。空港や銀行、一部のホテルで両替できますが、レートは銀行が最も有利です。クレジットカードはホテルやレストランで利用できますが、現金が必要な場面も多いです。
ATM: ホニアラ市内に数台あり。国際カード(Visa、Mastercard)対応
両替: 空港、銀行、一部ホテル
チップ: 不要(サービス料が含まれる場合が多い)
インターネットと通信
Wi-Fiはホテルやカフェで利用できますが、速度は遅いことが多いです。携帯電話は、Our TelkomやBMobileのSIMカードを購入すれば、データ通信が可能です。空港や市内のショップで購入でき、料金は比較的安価です。
SIMカード: 空港、市内ショップで購入可能(20〜50 SBD)
データ料金: 1GB = 約30〜50 SBD
Wi-Fi: ホテル、カフェで利用可。速度は遅め
健康と安全
ソロモン諸島ではマラリアのリスクがあるため、予防薬の服用や蚊に刺されない対策が必要です。水道水は飲用不可のため、ミネラルウォーターを購入してください。日差しが強いため、日焼け止めや帽子、サングラスは必携です。
推奨予防接種: A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、破傷風
マラリア対策: 予防薬服用、虫除けスプレー、長袖長ズボン着用
医療施設: ホニアラに国立病院あり。重症の場合はオーストラリアへ搬送
交通手段
ホニアラ市内ではタクシーやローカルバスが主な交通手段です。タクシーはメーター制ではなく、事前に料金交渉が必要です。島間の移動は国内線フライトやフェリー、ボートを利用します。レンタカーもありますが、道路状況が悪い場所も多いため、運転には注意が必要です。
タクシー: 市内1回20〜50 SBD、チャーター1日200〜300 SBD
ローカルバス: 2〜5 SBD、頻繁に運行
国内線: ソロモン航空が主要島間を運航
レンタカー: 1日100〜150 SBD、国際免許証必要
言語とコミュニケーション
公用語は英語ですが、日常会話ではピジン英語や地域言語が使われています。観光地やホテルでは英語が通じますが、地方では英語が通じにくいこともあります。簡単な英語のフレーズを覚えておくと便利です。
よく使うフレーズ:
- Hello(こんにちは)
- Thank you(ありがとう)
- How much?(いくらですか?)
- Where is…?(…はどこですか?)
まとめ
ソロモン諸島は、手付かずの自然と深い歴史が交錯する南太平洋の秘境です。第二次世界大戦の激戦地ガダルカナル島には、戦争の記憶が色濃く残り、海底に沈む戦艦や戦闘機が歴史を物語ります。世界有数の透明度を誇る海では、レックダイビングやシュノーケリングを通じて、美しいサンゴ礁と多様な海洋生物に出会えます。
観光客がほとんど訪れないこの島々では、伝統文化が息づき、地元の人々の温かいホスピタリティに触れることができます。マロボラグーンの沈船、ケネディ島の記念碑、伝統的な村の訪問など、他では得られない貴重な体験が待っています。
ベストシーズンは5月から10月の乾季で、快適な気候の中で観光やダイビングを楽しめます。予算に応じたプランを立て、事前にしっかりと準備をすることで、忘れられない秘境の旅が実現します。歴史、自然、文化が融合したソロモン諸島で、一生の思い出を作りましょう。

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