パナマ旅行完全ガイド|費用・観光・グルメ【2026年最新】

飛行機がトクメン国際空港に降り立つと、カリブ海の潮風が頬を撫で、空港の外に出た瞬間、真っ青な空と椰子の木が目に飛び込んでくる。太平洋とカリブ海、2つの大洋に挟まれたこの小さな国は、世界で最も戦略的な場所に位置しながら、日本人にはまだまだ「秘境」。運河で有名なこの国には、運河以外にも驚くほどの魅力が詰まっています。熱帯雨林のジャングル、先住民の村、カラフルなコロニアル建築、そしてラテンアメリカとは思えないほど発展した大都市。読み終わるころには、きっとフライトを検索しているはずです。

パナマってどんな国?

中米と南米をつなぐ細長い国、パナマ。地図で見ると「え、こんなに細いの?」と驚くかもしれません。幅がわずか80kmほどしかない場所もあり、その狭い場所に世界最重要の海運路であるパナマ運河が走っています。でも、パナマは運河だけじゃありません。首都パナマシティは中南米でもトップクラスの近代都市で、高層ビルが林立し、まるでマイアミかシンガポールのよう。一方で30分も車を走らせれば、そこには熱帯雨林とカラフルな鳥たち、先住民の暮らす村。この「超近代」と「大自然」の共存こそが、パナマの最大の魅力です。

パナマの公用語はスペイン語ですが、首都では英語が驚くほど通じます。アメリカとの歴史的な関係もあり、英語教育が進んでいるためです。通貨は米ドルが公式通貨として流通しているので、日本から両替してきたドルがそのまま使えるのも旅行者にとっては嬉しいポイント。「中南米は治安が心配…」と思うかもしれませんが、パナマシティの観光エリアは夜でも比較的安全で、中南米初心者でも安心して旅ができる国です。

基本情報

項目 内容
首都 パナマシティ(Panama City)
公用語 スペイン語(英語も広く通じる)
通貨 バルボア(PAB)= 米ドル(USD)※米ドルが公式流通
時差 -14時間(日本が正午ならパナマは前日22時)
フライト時間 日本から直行便なし。乗り継ぎで18〜24時間
ビザ 180日以内の観光は不要(パスポート残存6ヶ月以上)
電圧 110V/60Hz、Aタイプ(日本と同じ形状)
気候 熱帯性気候。年間平均気温27〜32℃

ビザ不要、米ドルが使える、電圧も日本と同じ。実は中南米の中でもかなり旅しやすい国なんです。パスポートさえあれば、思い立ったらすぐに行けます。

パナマ旅行の費用

「中南米は遠いから高いんじゃ…?」と思いますよね。確かに航空券は安くはありませんが、現地での滞在費が驚くほどリーズナブルなので、トータルで見ると東南アジア旅行+αくらいの予算で十分楽しめます。特にホテルと食事のコスパが素晴らしい。高級ホテルでも1泊1万円前後、ローカル食堂なら1食300円台から。「ラテンアメリカは物価が安い」というイメージ通りです。

航空券の相場

時期 往復料金(エコノミー) 備考
オフシーズン(5〜11月) 12万〜18万円 雨季だが午前中は晴れが多い
ハイシーズン(12〜4月) 18万〜28万円 乾季で最も人気
年末年始・GW 25万〜40万円 繁忙期、早期予約必須

主な経由地はアメリカ(ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク)、またはメキシコシティ。アメリカ経由の場合はESTAが必要です。個人的には、メキシコシティ経由がおすすめ。アエロメヒコは料金が安く、メキシコシティの空港も快適。乗り継ぎ時間が長ければ、メキシコシティ観光も楽しめます。

ホテルの相場

タイプ 1泊料金 特徴
ドミトリー 1,500〜3,000円 バックパッカー向け、カスコ地区に多い
エコノミーホテル 4,000〜7,000円 清潔、Wi-Fi・エアコン完備
中級ホテル 7,000〜12,000円 プール付き、朝食込みも多い
高級ホテル 12,000〜25,000円 5つ星、運河ビュー、スパ付き

パナマシティのホテル選びで重要なのはエリア。カスコ・ビエホ(旧市街)は雰囲気抜群でレストランも多く、観光に便利。ベジャ・ビスタ地区は高層ホテルが並ぶビジネス街で、近代的な雰囲気が好きな人におすすめ。どちらのエリアも徒歩圏内に見どころが集まっているので、移動が楽です。

食事の相場

タイプ 料金目安 メニュー例
ローカル食堂 300〜600円 定食(アロス・コン・ポーヨ)、フルーツジュース
カジュアルレストラン 800〜1,500円 セビーチェ、サンコチョ、ビール
カフェ 400〜800円 コーヒー、サンドイッチ、スイーツ
中級レストラン 2,000〜4,000円 ステーキ、シーフード、ワイン
高級レストラン 5,000〜10,000円 コース料理、運河ビューのディナー

ローカル食堂(フォンダ)で食べれば1日の食費は1,000円台で十分。パナマ料理は米と豆、鶏肉や魚を使った素朴な味付けで、日本人の口にもよく合います。カスコ・ビエホのおしゃれなレストランでも、ランチなら1,000円前後で美味しい料理が楽しめます。

パナマ旅行の総予算(5泊7日)

節約旅行

18〜25万円

乗り継ぎ便 + ドミトリー/エコノミーホテル + ローカル食堂中心

スタンダード旅行

25〜35万円

乗り継ぎ便 + 中級ホテル + レストラン中心 + ツアー参加

リッチ旅行

40〜60万円

ビジネスクラス + 5つ星ホテル + 高級レストラン + プライベートツアー

航空券が予算の半分近くを占めるため、セール時期を狙うのがカギ。オフシーズン(5〜11月)なら航空券が安く、ホテルも空いているのでねらい目です。雨季といっても1日中降り続けることは少なく、午前中は晴れが多いので観光も十分楽しめます。

パナマの絶対外せない観光スポット

運河だけじゃないパナマの魅力。実際に訪れると、運河以外の見どころの多さに驚くはずです。カラフルなコロニアル建築、ジャングルに囲まれた先住民の村、カリブ海のビーチリゾート。1週間あっても足りないくらい、見どころが詰まっています。

パナマ運河(Panama Canal)

パナマといえば、やっぱりこれ。全長80kmにわたる世界最大級の運河です。1914年の開通以来、世界の物流を支え続けてきたこの運河は、今も1日40隻以上の船が通過しています。「運河なんて、見ても面白いの?」と思うかもしれませんが、実際に巨大なタンカーやコンテナ船が水門を通過する様子を見ると、その迫力に圧倒されます。まるで船がエレベーターに乗って上下するような、不思議な光景。

おすすめはミラフローレス水門(Miraflores Locks)。パナマシティから車で15分ほどの場所にあり、運河の仕組みを学べるビジターセンターと展望デッキがあります。展望デッキからは、巨大な船が水門に入り、水位が調整されて次の水門へ進む様子が間近で見られます。水位が上がっていく様子を見ていると、「人間の技術ってすごい…」と感動します。ビジターセンターには運河建設の歴史を紹介する博物館もあり、運河がいかに困難なプロジェクトだったかが分かります。

もっと特別な体験がしたいなら、運河を通過するボートツアーもおすすめ。半日ツアーや1日ツアーがあり、実際に船に乗って運河を通過できます。水門の中から見る景色は、展望デッキとはまったく違う迫力。周りを巨大な船に囲まれながら、ゆっくりと水位が上がっていく感覚は、他では味わえない体験です。

ミラフローレス水門の見学Tips

営業時間:8:00〜17:00(年中無休)
入場料:20ドル(大人)
ベストタイム:午前中(9:00〜11:00)は通過する船が多い
所要時間:1.5〜2時間
アクセス:パナマシティ中心部からタクシーで約15分、10〜15ドル

カスコ・ビエホ(Casco Viejo)

パナマシティの旧市街、カスコ・ビエホ。ここは、パナマで最もフォトジェニックな場所です。17〜18世紀に建てられたスペイン植民地時代のコロニアル建築が並び、カラフルな壁、アイアンのバルコニー、石畳の路地。まるでヨーロッパの古い街に迷い込んだよう。ユネスコ世界遺産にも登録されています。

カスコ・ビエホの魅力は、「まだ完成していない」こと。一部は美しく修復され、おしゃれなカフェやブティックホテルが並ぶ一方で、崩れかけた廃墟のような建物も残っています。この「修復中」の雰囲気が、逆に味わい深い。朝の散歩では地元の人々が広場でコーヒーを飲み、夕暮れ時には観光客がルーフトップバーで運河を眺めながらカクテルを楽しんでいます。

特に見逃せないのが、プラザ・デ・ラ・インデペンデンシア(独立広場)。カスコ・ビエホの中心にある広場で、周りにはカテドラル、大統領官邸、カフェが並びます。夜にはライトアップされた建物が幻想的。カテドラルは白い外観と2つの鐘楼が美しく、内部も荘厳な雰囲気。ここで写真を撮らずには帰れません。

もう一つ、カスコで絶対に訪れたいのがアマドール・コーズウェイ(Amador Causeway)沿いの遊歩道。ここからはパナマシティの高層ビル群と運河、そして太平洋が一望できます。夕暮れ時、空がオレンジ色に染まる中、ビル群のシルエットが浮かぶ景色は息をのむ美しさ。「パナマに来てよかった」と心から思える瞬間です。

カスコ・ビエホ散策のコツ

歩きやすい靴必須:石畳が多く、ヒールは避けるべき
ベスト時間帯:夕方16:00〜19:00。暑さが和らぎ、夕日が美しい
治安:観光エリアは比較的安全だが、夜遅くは避ける
所要時間:2〜3時間(カフェ休憩含む)
おすすめカフェ:Café Unido(パナマ産コーヒーが絶品)、Super Gourmet(ルーフトップから運河が見える)

サンブラス諸島(San Blas Islands)

カリブ海に浮かぶ365の島々。白い砂浜、透き通るターコイズブルーの海、椰子の木。まさに「天国のような場所」です。サンブラス諸島は、先住民族グナ族が自治する特別な場所。彼らは独自の文化を守りながら、観光客を迎え入れています。

サンブラス諸島へは、パナマシティから日帰りツアーまたは1泊2日のツアーで訪れるのが一般的。車で山道を3時間ほど走り、そこから小型ボートで島へ。ツアーには島巡り、シュノーケリング、グナ族の村訪問が含まれます。海の透明度は驚異的で、ボートの上から海底の魚やサンゴが見えるほど。シュノーケリングでは色鮮やかな熱帯魚に囲まれ、まるで水族館の中にいるよう。

グナ族の村では、伝統的な高床式の茅葺き屋根の家が並びます。女性たちが鮮やかな伝統衣装「モラ」を着て、手作りの工芸品を販売しています。モラは色とりどりの布を何層にも重ねて作るアップリケで、その精巧な技術に驚かされます。お土産に買って帰れば、パナマの思い出が詰まった特別な一品になります。

1泊2日のツアーでは、無人島に近い小さな島のロッジに宿泊。電気も水道もない素朴な宿ですが、夜には満天の星空が広がり、波の音だけが聞こえる静寂。朝はハンモックに揺られながら朝日を眺める。都会の喧騒を忘れ、自然とともに過ごす時間は、人生で最高の贅沢です。

サンブラス諸島ツアーの注意点

ツアー料金:日帰り120〜180ドル、1泊2日250〜350ドル
含まれるもの:送迎、ボート、ランチ、島巡り、シュノーケリング
持ち物:日焼け止め(環境に優しいもの)、水着、タオル、サングラス、現金(村での買い物用)
注意:ATMや電気がない島が多い。現金を十分に持参
予約:事前予約必須(特に乾季は混雑)

ボカス・デル・トロ(Bocas del Toro)

カリブ海沿岸のビーチリゾート、ボカス・デル・トロ。ここはパナマのもう一つの顔。サーファー、バックパッカー、ダイバーが集まる、自由でのんびりした雰囲気の島です。メインの島、イスラ・コロン(Isla Colón)にはカラフルな木造家屋が並び、レゲエ音楽が流れるバー、ビーチフロントのホステルが点在します。

ボカスの魅力は、その多様性。サーフィン、ダイビング、シュノーケリング、ジャングルトレッキング、ナマケモノウォッチング…やりたいことが尽きません。特に人気なのが、スターフィッシュ・ビーチ(Starfish Beach)。その名の通り、遠浅の海にオレンジ色のヒトデが無数に転がっています。水中メガネをつけて海に入れば、ヒトデだけでなく色鮮やかな魚たちも見られます。

もう一つ外せないのが、レッド・フロッグ・ビーチ(Red Frog Beach)。ジャングルの中を10分ほど歩くと、美しいビーチにたどり着きます。名前の由来は、このエリアに生息する赤いカエル。運が良ければ、ジャングルで見つけられるかもしれません。ビーチ沿いにはバーがあり、ハンモックでカクテルを飲みながら波の音を聞く。何もしない贅沢を満喫できます。

ボカスへのアクセスは、パナマシティから国内線で1時間、または陸路とフェリーで8時間ほど。島に着いたら、ボートタクシーやレンタルバイク、自転車で移動します。時間があれば、2泊3日は滞在したい場所。夜はバーで他の旅行者と交流し、昼はビーチでのんびり。パナマシティの喧騒を忘れ、島時間を楽しめます。

ボカス・デル・トロのおすすめアクティビティ

スターフィッシュ・ビーチツアー:25〜35ドル(ボート、シュノーケリング込み)
ダイビング:1ダイブ40〜60ドル(ライセンスコース300ドル〜)
サーフィンレッスン:30〜50ドル(ボード込み)
ナマケモノサンクチュアリ:8ドル(保護施設入場料)
アクセス:パナマシティからAir Panama便で1時間(往復150〜200ドル)

その他の見逃せないスポット

バリオ・チノ(Barrio Chino)

中南米最大級のチャイナタウン。本格中華料理とカラフルな中華門

アンコン・ヒル(Ancon Hill)

パナマシティを一望できる丘。早朝ハイキングで野鳥観察も

バイオムジオ・ブリッジウォーク

熱帯雨林の樹冠を歩く吊り橋。高さ40mから見るジャングルは圧巻

エンベラ族の村

ジャングルに暮らす先住民族の村。伝統ダンスと手作り工芸品

パナマ・ビエホ(Panama Viejo)

1671年の海賊襲撃で廃墟となった旧市街跡。世界遺産

メトロポリタン国立公園

都市の中のジャングル。ナマケモノやイグアナに出会える

パナマの絶品グルメ

正直に言います。パナマ旅行の30%は「食」です。カリブ海の新鮮なシーフード、スペインの影響を受けた料理、そして先住民の伝統食。多様な文化が融合したパナマ料理は、素朴ながら滋味深い味わい。日本人の口にもよく合います。

これだけは食べたい!パナマ名物料理

料理名 どんな料理? 価格目安
セビーチェ(Ceviche) 新鮮な魚介をライムと玉ねぎで和えた爽やかな一品。カリブ海の味 5〜12ドル
サンコチョ(Sancocho) 鶏肉と根菜のスープ。ほっこり優しい味。パナマの国民食 4〜8ドル
ロパ・ビエハ(Ropa Vieja) 牛肉をトマトソースで煮込んだ料理。ライスと一緒に 6〜10ドル
アロス・コン・ポーヨ(Arroz con Pollo) チキンとライスを一緒に炊き込んだ定番。サフランの香り 5〜9ドル
パタコネス(Patacones) 青バナナを潰して揚げたチップス。カリカリの食感がクセになる 2〜4ドル
カリマニョーラ(Carimañola) ユッカ芋で肉を包んで揚げたコロッケ風。朝食の定番 1〜3ドル
タマル(Tamal) トウモロコシ粉で鶏肉を包み、バナナの葉で蒸した伝統食 2〜4ドル
マリスコス(Mariscos) シーフードの盛り合わせ。エビ、タコ、イカが豪華に 12〜25ドル

パナマ料理の特徴は、米・豆・鶏肉・魚介が中心のシンプルな味付け。香辛料はあまり使わず、素材の味を活かしています。だからこそ、日本人にも食べやすい。特にセビーチェは絶対に外せません。カリブ海の新鮮な魚を使ったセビーチェは、ライムの酸味と玉ねぎの甘みが絶妙。ビールとの相性も抜群です。

パナマのスイーツ&ドリンク

名前 説明 価格目安
ラスパオ(Raspao) かき氷にカラフルなシロップと練乳。暑い日にぴったり 1〜2ドル
チチェメ(Chicheme) トウモロコシのミルク飲料。シナモンの香りが優しい 1〜2ドル
フラン(Flan) カラメルソースのプリン。濃厚でなめらか 2〜4ドル
ピピン(Pipín) カリブ海の青いカクテル。ラム、ココナッツ、パイナップル 5〜8ドル
パナマ産コーヒー 高地栽培の高品質コーヒー。ボケテ産が特に有名 2〜5ドル

パナマのコーヒーは世界的にも評価が高く、特にボケテ地方で栽培されるゲイシャ種は、コーヒー愛好家の間で「幻のコーヒー」と呼ばれています。カスコ・ビエホのカフェで、パナマ産コーヒーを飲みながら石畳の街を眺める時間は格別です。

おすすめグルメスポット

メルカド・デ・マリスコス

シーフード市場。2階の食堂で獲れたての魚介を安く食べられる

カスコ・ビエホのレストラン街

おしゃれなビストロからローカル食堂まで。雰囲気抜群

アルブルック・モール周辺

フードコートでパナマ各地の料理を手軽に楽しめる

マルティニカ通り(Via Argentina)

各国料理が集まる美食エリア。イタリアン、和食、ペルー料理も

パナマならではの体験

パナマは観光スポットを巡るだけじゃもったいない。この国でしかできない特別な体験が待っています。

熱帯雨林でバードウォッチング

パナマは世界有数のバードウォッチングの聖地。国土の3分の2が熱帯雨林で、970種以上の鳥類が生息しています。特に有名なのが、ケツァールやオオハシ、ハチドリ。鮮やかな色彩の鳥たちが、ジャングルの中を飛び回る姿は圧巻です。

おすすめはソベラニア国立公園(Soberanía National Park)。パナマシティから車で40分ほどで、ガイド付きツアーに参加すれば、朝の数時間で30種類以上の鳥に出会えます。早朝5時出発のツアーが多く、朝日が昇る中、鳥たちのさえずりを聞きながらジャングルを歩く体験は忘れられません。

先住民の村でホームステイ

パナマには7つの先住民族が暮らしており、彼らの伝統文化は今も守られています。エンベラ族やグナ族の村を訪れ、伝統ダンスを見たり、工芸品作りを体験したり、一緒に食事をしたり。1泊2日のホームステイプログラムもあり、電気も水道もない生活を体験できます。

エンベラ族の村は、ジャングルの奥深く、カヌーでしか行けない場所にあります。村に着くと、伝統的な腰布をまとった人々が迎えてくれます。彼らは顔や体に植物の染料で模様を描く習慣があり、希望すれば体験もできます。夜は焚き火を囲んで、伝統音楽を聴きながら星空を眺める。都会では決して味わえない、貴重な時間です。

コーヒー農園ツアー

パナマのコーヒーは世界最高峰。特にボケテ地方のゲイシャ種は、1杯数千円で取引されることも。ボケテの農園では、コーヒーの栽培から焙煎、試飲までを体験できるツアーがあります。標高1,200〜1,800mの高地で育つコーヒー豆は、華やかな香りとフルーティーな味わい。農園の景色も美しく、緑の山々に囲まれた農園は絵画のよう。

夜のジャングルツアー

ジャングルは昼と夜でまったく違う顔を見せます。夜のジャングルツアーでは、ナマケモノ、カエル、夜行性の鳥、昆虫など、昼間は見られない生き物に出会えます。ガイドが懐中電灯で照らすと、木の上でゆっくり動くナマケモノ、鮮やかな色のカエル、光る目のワニ。都会では絶対に見られない、野生の世界です。

パナマの他都市・エリア紹介

パナマシティだけじゃない。時間があれば、他の都市やエリアも訪れてみてください。それぞれに個性があり、違った魅力が待っています。

ボケテ(Boquete)

「パナマのスイス」と呼ばれる高原リゾート。コーヒー農園、温泉、トレッキング

アクセス:パナマシティからバスで6〜7時間、または国内線で1時間

コロン(Colón)

カリブ海側の港町。パナマ運河のカリブ側起点。免税ショッピングゾーン

アクセス:パナマシティから列車で1時間、またはバスで1.5時間

エル・バジェ(El Valle)

休火山のカルデラにできた町。温泉、ジップライン、奇岩「寝仏」が有名

アクセス:パナマシティからバスで2.5時間

サンタ・カタリナ(Santa Catalina)

太平洋側のサーフィンの聖地。コイバ国立公園へのダイビング拠点

アクセス:パナマシティからバスで7時間

ペダシ(Pedasí)

小さな漁村。近くのイグアナ島は野生のイグアナだらけ

アクセス:パナマシティからバスで5〜6時間

ポルトベロ(Portobelo)

カリブ海のコロニアル都市遺跡。スペイン植民地時代の要塞が残る世界遺産

アクセス:パナマシティからバスで3時間

ベストシーズンはいつ?

パナマは熱帯性気候で、年間を通じて暖かいですが、乾季と雨季がはっきり分かれています。旅の目的に合わせてベストシーズンを選びましょう。

12〜4月(乾季)

おすすめ度 ★★★★★

晴天続き、湿度低め。観光に最適だが、航空券・ホテルは高め。クリスマス〜年末年始、カーニバル(2〜3月)は特に混雑

5〜8月(雨季前半)

おすすめ度 ★★★★☆

午後にスコールがあるが、午前中は晴れ。観光客少なめで料金も安い。狙い目シーズン

9〜11月(雨季後半)

おすすめ度 ★★★☆☆

雨が多く、ジャングルは緑が濃い。バードウォッチングには最適。ビーチリゾートは避けた方が無難

結論:初めてのパナマ旅行なら、12〜4月の乾季がベスト。特に1月〜3月は天候が安定しています。コスパ重視なら、5〜8月の雨季前半。午前中に観光し、午後は室内やカフェで過ごせば問題ありません。

実用情報

ネット・通信環境

パナマシティの主要エリアでは4Gが普通に使えます。ホテル、カフェ、レストランではWi-Fiが無料で提供されていることが多く、通信環境は良好。旅行者におすすめなのは、現地SIMカードまたはeSIMです。

方法 料金 メリット・注意点
eSIM(おすすめ) 5GB/7日間: 1,500〜2,500円 日本で事前購入、空港到着後すぐ使える。Airalo、Holafly等
現地SIM 4GB/30日間: 10〜15ドル 空港や街中のキャリアショップで購入。Claro、Movistarが主要
ポケットWi-Fi 1日1,200〜1,800円 複数人でシェア可能。バッテリー管理が必要

空港アクセス

トクメン国際空港(Tocumen International Airport)は、パナマシティ中心部から約24km。アクセス方法は以下の通りです。

方法 料金 所要時間 備考
タクシー(黄色) 30〜40ドル 30〜40分 メーター制。深夜は+5ドル
Uber 15〜25ドル 30〜40分 空港到着エリアで乗車可能
空港バス 1.25ドル 45〜60分 6:00〜22:00運行。荷物が多いと不便
シャトルバン(送迎) 15〜20ドル 40〜50分 ホテルが提供する場合も

初めての旅行なら、Uberかタクシーが安心。深夜便でも空港にタクシーは常駐しているので、心配いりません。

市内の移動手段

手段 料金目安 特徴
メトロ(地下鉄) 0.35ドル 2路線。清潔で安全。主要観光地はカバーされていない
メトロバス 0.25〜0.50ドル 市内全域をカバー。ICカード必須
タクシー 3〜10ドル(市内) 黄色いタクシーはメーター制。Uber併用がおすすめ
Uber 3〜12ドル(市内) 料金明確、クレカ決済可能。旅行者に人気

メトロとメトロバスを使うなら、ICカード(Tarjeta de Movilidad Integrada)を購入しましょう。空港やメトロ駅で購入でき、カード代2ドル+チャージ。観光にはUberが一番便利です。

覚えておきたいスペイン語フレーズ

日本語 スペイン語 発音
こんにちは Hola オラ
ありがとう Gracias グラシアス
すみません Disculpe ディスクルペ
いくらですか? ¿Cuánto cuesta? クアント・クエスタ
これをください Esto, por favor エスト・ポル・ファボール
トイレはどこ? ¿Dónde está el baño? ドンデ・エスタ・エル・バーニョ
英語話せますか? ¿Habla inglés? アブラ・イングレス
美味しい! ¡Delicioso! デリシオーソ

パナマシティでは英語が通じる場所も多いですが、ローカル食堂やタクシーではスペイン語だけのことも。簡単なフレーズを覚えておくと、コミュニケーションがスムーズです。

治安・注意事項

治安について

パナマシティの観光エリア(カスコ・ビエホ、ベジャ・ビスタ、マルベーヤ)は比較的安全ですが、貴重品管理は必須。夜遅くの一人歩きは避け、タクシーやUberを利用しましょう。カスコ・ビエホの裏路地や、サンタ・アナ地区は治安が悪いので近づかないこと。

水道水について

パナマシティの水道水は飲用可能と言われていますが、旅行者はミネラルウォーターを購入するのが無難。スーパーやキオスクで1ドル以下で買えます。

チップ文化

レストランでは10%のサービス料が会計に含まれていることが多いです。含まれていない場合は10〜15%のチップを。タクシーはチップ不要ですが、荷物を運んでもらった場合は1〜2ドル渡すと喜ばれます。

日差しと虫対策

赤道に近いため紫外線が強烈。日焼け止め(SPF50以上)、サングラス、帽子は必須です。ジャングルやビーチでは虫除けスプレーも忘れずに。特にサンブラス諸島やボカス・デル・トロでは、サンドフライ(小さな吸血バエ)に注意。

パナマ旅行のモデルプラン

初めてのパナマなら、こんなプランはいかがでしょうか。5泊7日で、パナマの魅力をぎゅっと詰め込んだルートです。

5泊7日モデルプラン

日程 内容
1日目(日本発) 成田/羽田 → 経由地(ヒューストンorメキシコシティ)→ パナマシティ着(深夜)
ホテルチェックイン、就寝
2日目 午前:パナマ運河ミラフローレス水門見学
午後:カスコ・ビエホ散策、カテドラル、独立広場
夕方:アマドール・コーズウェイで夕日鑑賞
夜:カスコでディナー
3日目 終日:サンブラス諸島日帰りツアー
島巡り、シュノーケリング、グナ族の村訪問
夜:パナマシティ帰着、カスコのバーでカクテル
4日目 午前:ソベラニア国立公園でバードウォッチング
午後:パナマ・ビエホ遺跡見学
夜:メルカド・デ・マリスコスでシーフードディナー
5日目 早朝:国内線でボカス・デル・トロへ(1時間)
終日:スターフィッシュ・ビーチツアー、ビーチでのんびり
夜:ボカス宿泊、バーで他の旅行者と交流
6日目 午前:レッド・フロッグ・ビーチ散策
午後:パナマシティへ戻る
夜:お土産ショッピング、最後のディナー
7日目 深夜:パナマシティ発 → 経由地 → 日本へ(機中泊)

もっと時間があれば、ボケテでコーヒー農園ツアーやトレッキング、エル・バジェで温泉、ペダシでイグアナ島訪問など、選択肢は無限大。自分だけのパナマ旅を組み立てるのも楽しみの一つです。

お土産・ショッピング

パナマならではのお土産を持ち帰れば、旅の思い出がより鮮やかに蘇ります。おすすめのお土産をご紹介。

モラ(Mola)

グナ族の伝統工芸品。カラフルな布のアップリケ。タペストリーやクッションカバーに

パナマハット

実はエクアドル発祥だが、パナマでも購入可能。軽くて丈夫、おしゃれなアイテム

パナマコーヒー

ボケテ産のゲイシャ種が特におすすめ。スーパーでも手頃な価格で買える

チョコレート

カカオ栽培が盛んなパナマ。オーガニックチョコレートが人気

ラム酒

カリブ海産のラム。Abuelo(アブエロ)が定番ブランド

木彫りの工芸品

エンベラ族の木彫り。動物や仮面など、手作りの温かみがある

お土産ショッピングは、カスコ・ビエホの工芸品ショップ、またはアルブルック・モールのお土産コーナーがおすすめ。モールには各種ブランドも入っており、免税品も購入可能です。

まとめ — 今すぐパナマへ飛び立とう

パナマ運河の国として有名なパナマですが、実際に訪れると、運河以外の魅力の多さに驚かされます。カラフルなコロニアル建築、透き通るカリブ海、ジャングルに暮らす先住民族、高層ビルが並ぶ近代都市。これほど多様な顔を持つ国は、そう多くありません。

日本からは少し遠いけれど、その距離を超える価値がパナマにはあります。飛行機を降りた瞬間に感じるカリブ海の潮風、カスコ・ビエホの石畳を歩く足音、サンブラス諸島の透明な海、ジャングルで聞こえる鳥のさえずり。五感すべてで感じるパナマは、一生忘れられない旅になるはずです。

「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。パスポートを手に取り、フライトを検索してみてください。パナマは、あなたを待っています。

2つの大洋に挟まれた小さな国で、あなたはきっと、自分を超える体験をするでしょう。運河を通過する巨大な船、カリブ海の無人島、ジャングルの奥深くで出会う先住民族、そしてカスコ・ビエホの夕暮れ。パナマで過ごす時間は、あなたの人生に新しい色を加えてくれます。さあ、旅に出よう。BEYOND JAPAN — 世界の体験を、あなたに。

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