ヨルダン旅行ガイド|ペトラ遺跡から死海まで完全攻略

砂漠の中に忽然と現れる、2000年前の岩の神殿。太陽の光が朱色の岩肌を照らすと、まるで魔法のように輝き出すんです。そして車で数時間進むと、塩分濃度33%の死海で体がふわりと浮く不思議な体験が待っている。ヨルダンは、たった1週間で古代文明と大自然、そして中東文化のすべてを体感できる奇跡のような国。ペトラ遺跡のエルハズネに初めて対面したとき、私は言葉を失いました。この記事では、私が実際に旅して感動した場所、現地で食べた絶品グルメ、そして知っておくべき実用情報まで、ヨルダン旅行の全てを詳しくお伝えします。

  1. ヨルダンってどんな国?基本情報をチェック
    1. 基本データ
  2. ヨルダン旅行の予算は?費用の目安
    1. 節約派
    2. スタンダード
    3. リッチ
  3. 絶対に外せない!ヨルダンの必見観光スポット
    1. ペトラ遺跡 – 世界新七不思議の岩の都
      1. ペトラ遺跡の見どころ
    2. ワディラム – 火星のような砂漠
      1. ワディラムの楽しみ方
    3. 死海 – 世界最低地点で浮遊体験
      1. 死海で気をつけること
    4. その他の見逃せないスポット
      1. ジェラシュ遺跡
      2. アンマン城(シタデル)
      3. ダナ自然保護区
  4. ヨルダンで絶対食べたい!絶品グルメ
    1. マンサフ – ヨルダンの国民食
    2. その他の絶品料理
      1. 🧆 ファラフェル
      2. 🥙 フムス
      3. 🍗 ムサッハン
      4. 🍰 クナーファ
      5. ☕ アラビックコーヒー
  5. 文化と体験 – ヨルダンでしかできないこと
    1. ペトラ・バイ・ナイト
    2. ワディラムでの砂漠キャンプと星空観察
    3. 死海での浮遊体験とスパ
    4. ベドウィン文化体験
  6. ヨルダンの主要都市ガイド
    1. アンマン(首都)
    2. アカバ
    3. マダバ
    4. ネボ山
    5. ケラク
  7. ヨルダン旅行のベストシーズンは?
    1. ベストシーズン:3月〜5月 / 9月〜11月
      1. 春(3月〜5月)
      2. 夏(6月〜8月)
      3. 秋(9月〜11月)
      4. 冬(12月〜2月)
  8. 実用情報 – 旅の準備とお役立ち情報
    1. ビザとジョーダンパス
      1. ジョーダンパスの種類
    2. インターネット・SIM・eSIM
      1. おすすめの通信手段
    3. 空港アクセス
      1. 空港からアンマン市街への移動
    4. 簡単なアラビア語フレーズ
    5. 注意事項と旅のコツ
      1. 服装について
      2. ジョーダンパスは必須
      3. 水は必ず携帯
      4. ラマダン期間の注意
      5. チップの習慣
      6. 金曜日は休み
  9. まとめ – ヨルダンで最高の旅を
    1. 旅の最後に覚えておきたいこと

ヨルダンってどんな国?基本情報をチェック

中東のヨルダン・ハシミテ王国は、イスラエル、シリア、イラク、サウジアラビアに囲まれた位置にあります。面積は日本の約4分の1ですが、その中に世界遺産や自然の絶景がぎゅっと詰まっているんです。首都はアンマン。人口約1,000万人のうち、多くがパレスチナ難民とその子孫で、複雑な歴史を持つ国でもあります。

基本データ

正式国名 ヨルダン・ハシミテ王国
首都 アンマン
公用語 アラビア語(英語も観光地では通じる)
通貨 ヨルダン・ディナール(JOD)/ 1JOD = 約210円
時差 日本より7時間遅れ(サマータイム時は6時間)
フライト時間 東京から約13〜16時間(乗り継ぎ1回)
ビザ 到着ビザ(空港で取得可能、40JOD)またはジョーダンパス利用
ベストシーズン 3〜5月、9〜11月(春と秋が過ごしやすい)

ヨルダンはイスラム教国ですが、比較的リベラルで旅行者にとても優しい国です。治安も中東の中では良好で、観光客が安心して旅できる環境が整っています。ただし、隣国の情勢には常に注意を払い、外務省の海外安全情報は出発前に必ずチェックしましょう。

ヨルダン旅行の予算は?費用の目安

ヨルダン旅行は、正直に言うと「安い」とは言えません。でも、その分だけ価値のある体験が待っています。航空券、宿泊、食事、観光の費用を含めて、1週間の旅行でどれくらいかかるのか、3つの予算レベルで見ていきましょう。

節約派

10〜15万円

  • ✈️ 航空券:8〜10万円(経由便)
  • 🏨 宿泊:1泊2,000〜4,000円(ホステル・ドミトリー)
  • 🍽️ 食事:1日1,000〜1,500円(ローカル食堂)
  • 🎫 観光:ジョーダンパス利用必須

スタンダード

20〜30万円

  • ✈️ 航空券:10〜15万円(快適な経由便)
  • 🏨 宿泊:1泊6,000〜10,000円(3つ星ホテル)
  • 🍽️ 食事:1日3,000〜5,000円(レストラン)
  • 🚗 移動:専用車チャーター・ツアー利用

リッチ

35〜50万円

  • ✈️ 航空券:15〜25万円(直行便・ビジネス)
  • 🏨 宿泊:1泊15,000〜40,000円(5つ星・砂漠キャンプ)
  • 🍽️ 食事:1日8,000円〜(高級レストラン)
  • 🎁 スパ・プライベートツアー込み

💡 節約のコツ:ジョーダンパス(Jordan Pass)は必ず購入しましょう。ビザ代(40JOD)が無料になり、ペトラ遺跡やワディラムなど40以上の観光地の入場料が含まれます。70JOD、75JOD、80JODの3種類があり、ペトラ遺跡の滞在日数によって選べます。3泊以上する場合は最低でも元が取れるので、絶対にお得です。

絶対に外せない!ヨルダンの必見観光スポット

ヨルダンには世界遺産が5つもあります。その中でも特に訪れるべき場所を、私の体験をもとに詳しくご紹介します。

ペトラ遺跡 – 世界新七不思議の岩の都

もう、これは言葉では表現できない美しさです。紀元前1世紀頃、ナバテア人が岩山を削って造った都市遺跡。入口のシーク(細い岩の峡谷)を1.2km歩いていくと、突然目の前に現れるのが「エルハズネ(宝物殿)」。高さ40mを超える、朱色の岩に彫られた神殿は、映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のロケ地としても有名です。

私が訪れたのは早朝でした。朝日がエルハズネを照らす瞬間、岩肌が黄金色からピンク、そして深紅へと色を変えていく様子は、まるで生きているかのよう。周りには誰もおらず、2000年前の時間がそのまま止まっているような静寂がありました。

ペトラ遺跡の見どころ

  • エルハズネ(宝物殿):ペトラのシンボル。午前9〜10時頃が最も美しく輝く
  • ローマ劇場:3,000人収容の円形劇場。保存状態が素晴らしい
  • エド・ディル(修道院):エルハズネより大きい!800段の階段を登った先にある絶景
  • 王家の墓:岩山に彫られた巨大な墓の数々。夕日が当たると幻想的
  • ハイ・プレイス:丘の上の祭壇。ペトラ遺跡全体を見渡せる

ペトラ遺跡は広大で、全部見るには丸1日以上かかります。最低でも6〜7時間は確保しましょう。特にエド・ディル(修道院)まで行くなら、往復3時間は見ておく必要があります。でも、その価値は絶対にあります。修道院の前でチャイを飲みながら、赤い岩山を眺める時間は、一生の思い出になりました。

🌙 ペトラ・バイ・ナイト:月・水・木曜日の夜、エルハズネまでの道が1,500本以上のキャンドルで照らされるイベントがあります。幻想的な雰囲気の中、ベドウィンの音楽を聴きながら遺跡を楽しめます。別料金(17JOD)ですが、絶対に参加すべき体験です。

ワディラム – 火星のような砂漠

「月の谷」とも呼ばれるワディラムは、地球上で最も火星に近い場所と言われています。赤茶けた砂と、そびえ立つ奇岩の数々。映画『オデッセイ』や『スター・ウォーズ』のロケ地になったのも納得の、別世界のような景色が広がっています。

私はここで1泊2日のキャンプツアーに参加しました。4WDで砂漠を駆け抜け、ナチュラルアーチやローレンスの泉などの見どころを巡ります。そして夕方、ベドウィンのキャンプに到着。砂の上に敷かれたカーペットに座って、満天の星空を見上げながら飲むアラビックコーヒーの味は、今でも忘れられません。

ワディラムの楽しみ方

  • 4WDサファリ:砂漠を疾走する爽快感。奇岩や砂丘を巡る
  • ロッククライミング:ジェベル・ラムなどの岩山に登れる
  • サンセット鑑賞:砂漠に沈む夕日は息を呑む美しさ
  • 星空観察:光害ゼロ。天の川がくっきり見える
  • ベドウィンキャンプ宿泊:伝統的なテントから豪華グランピングまで選べる

砂漠での夜は驚くほど静かです。風の音、遠くで鳴くラクダの声、そして満天の星。都会の喧騒を完全に忘れて、自然と一体になる感覚を味わえます。夕食は砂の中で調理する「ザルブ」という伝統料理。鶏肉や野菜を地中で蒸し焼きにしたもので、これがまた絶品なんです。

死海 – 世界最低地点で浮遊体験

海抜マイナス430m、地球上で最も低い場所にある死海。塩分濃度が約33%もあるので、体が自然に浮くんです。最初は「本当に浮くの?」と半信半疑でしたが、水に入った瞬間、足が勝手に浮き上がってびっくり。本を読みながらぷかぷか浮かぶ、あの有名な写真を自分でも撮れました。

水はとにかくしょっぱくて、顔に水が付くとヒリヒリします。絶対に目に入らないように注意が必要です。でも、浮遊感は本当に不思議で、まるで無重力空間にいるような感覚。30分くらい浮かんでいると、肌がツルツルになるのも嬉しい効果です。

死海で気をつけること

  • 傷があると激痛が走るので、ひげ剃り後や傷のある状態では入らない
  • 顔に水がかからないよう、仰向けで浮かぶのがベスト
  • 長時間の入水は肌に負担がかかる。15〜20分が目安
  • 上がった後はすぐにシャワーで洗い流す
  • 死海の泥パックは美容効果抜群。ホテルで購入できます

死海沿岸には高級リゾートホテルが並んでいて、スパやプールも充実しています。私が泊まったホテルでは、死海の泥を使ったフルボディトリートメントを受けられました。泥パックを全身に塗って、死海で泳いで洗い流す。これが最高に気持ちいいんです。肌がつるつるになって、3日間は効果が続きました。

その他の見逃せないスポット

ジェラシュ遺跡

ローマ時代の都市遺跡として中東で最も保存状態が良い場所。円形劇場、列柱通り、ハドリアヌスの凱旋門など、2,000年前の建築物が当時の姿をとどめています。アンマンから車で1時間の距離なので、日帰りで訪れやすいのも魅力です。

アンマン城(シタデル)

首都アンマンの丘の上にある古代遺跡。ウマイヤ朝時代の宮殿跡、ローマ時代のヘラクレス神殿、ビザンチン時代の教会など、様々な時代の遺跡が混在しています。夕方に訪れると、アンマン市街を一望できる絶景スポットとしても最高です。

ダナ自然保護区

ヨルダン最大の自然保護区。標高1,500mの高地から海抜マイナス50mまで、多様な地形と生態系が広がっています。トレッキングルートが整備されていて、野生動物や珍しい植物に出会えます。静かな自然の中で過ごしたい人におすすめです。

ヨルダンで絶対食べたい!絶品グルメ

ヨルダン料理は、レバノンやシリアなど周辺国の影響を受けた中東料理。スパイスが効いていて、でも辛すぎず、日本人の口にもとても合うんです。旅の楽しみは食事も大きな部分を占めますよね。現地で食べた忘れられない味を紹介します。

マンサフ – ヨルダンの国民食

これを食べずしてヨルダンを語れません。マンサフは、ラム肉をヨーグルトソースで煮込み、バターライスの上にのせた伝統料理。特別な日や客人をもてなすときに作られる、ヨルダン人にとって特別な料理です。

初めて食べたとき、ヨーグルトとラム肉の組み合わせに驚きましたが、一口食べて衝撃を受けました。ヨーグルトの酸味がラム肉の臭みを消し、まろやかで深い味わいに。パリパリのアーモンドやパインナッツがアクセントになって、これが本当に美味しいんです。現地の人は右手だけで食べるのが伝統的な食べ方ですが、観光客はスプーンを使ってOKです。

その他の絶品料理

🧆 ファラフェル

ひよこ豆をすりつぶして揚げたコロッケのような料理。外はカリッと、中はホクホク。タヒニソース(ゴマペースト)やハリッサ(唐辛子ペースト)をつけて食べます。ピタパンに挟んでサンドイッチにするのが定番。朝食やランチにぴったりで、ベジタリアンの人にも人気です。

🥙 フムス

ひよこ豆のペースト。レモン、ニンニク、タヒニで味付けされた、クリーミーで優しい味わい。ピタパンにつけて食べるのが最高に合います。ヨルダンのフムスは、レバノンのものよりもオリーブオイルがたっぷりかかっていて、濃厚な味わいが特徴です。

🍗 ムサッハン

タブーンパン(薄いパン)の上にスマックというスパイスで味付けした鶏肉を乗せた料理。玉ねぎとパインナッツがトッピングされていて、鶏肉の旨みとスマックの酸味が絶妙なバランス。パンで鶏肉を包んで食べるスタイルで、手が止まらない美味しさです。

🍰 クナーファ

中東のスイーツの王様。カダイフ(細い麺のようなもの)とチーズを重ねて焼き、シロップをたっぷりかけたデザート。ピスタチオがトッピングされていて、甘くてしょっぱくて、でも不思議と後を引く味。アンマンの老舗スイーツ店「Habibah Sweets」のクナーファは、地元民も絶賛する美味しさです。

☕ アラビックコーヒー

カルダモンの香りが特徴的な、伝統的なコーヒー。小さなカップで提供され、砂糖は入れずに飲むのが一般的です。苦くて濃厚ですが、カルダモンの香りが鼻に抜けて爽やか。食後に出されることが多く、ヨルダンのおもてなし文化の象徴でもあります。

🍽️ おすすめレストラン:アンマンの「Sufra Restaurant」は、伝統的なヨルダン料理を美しい中庭で楽しめる人気店。マンサフからメゼ(前菜の盛り合わせ)まで、どれも本格的で美味しいです。ペトラでは「Al Qantarah」が遺跡を眺めながら食事できるロケーション抜群のレストランです。

文化と体験 – ヨルダンでしかできないこと

観光地を巡るだけでなく、現地の文化に触れる体験が旅をより深いものにしてくれます。ヨルダンでしかできない、特別な体験をご紹介します。

ペトラ・バイ・ナイト

月・水・木曜日の夜20時30分から開催される、幻想的なイベント。シークからエルハズネまでの1.2kmの道が、1,500本以上のキャンドルで照らされます。暗闇の中、炎の光だけを頼りに歩いていくと、突然目の前に現れるエルハズネ。ライトアップされた神殿の前で、ベドウィンの伝統音楽の演奏を聴きながら、アラビックコーヒーを飲む。

星空の下、キャンドルの灯りに照らされた2,000年前の遺跡。この光景は本当に非現実的で、まるで古代にタイムスリップしたかのような感覚になります。写真撮影は難しいですが、その分、目に焼き付けて心に残る体験ができます。

ワディラムでの砂漠キャンプと星空観察

ワディラムでの一番の体験は、何と言っても星空です。光害がほぼゼロなので、天の川が肉眼でくっきり見えるんです。私が泊まったキャンプでは、夕食後にベドウィンのガイドが星座の説明をしてくれました。北斗七星、オリオン座、さそり座…日本で見る星空とは比べ物にならない数の星が、空を埋め尽くしています。

テントはシンプルなものから、ベッドやシャワーが付いた豪華グランピングまで様々。私はミドルクラスのキャンプを選びましたが、清潔で快適でした。夜は冷え込むので、厚手の毛布が用意されています。砂漠で迎える朝日も格別。赤い砂が朝日でオレンジ色に輝き、静寂の中で新しい一日が始まる瞬間は、心が洗われるような感覚です。

死海での浮遊体験とスパ

死海での浮遊体験は、もはやヨルダン観光の定番ですが、やっぱり外せません。体が自然に浮く不思議な感覚は、何度体験しても面白いです。そして、死海の泥パックは美容効果抜群。ミネラルたっぷりの泥を全身に塗って、乾いたら死海で洗い流す。肌がツルツルになるだけでなく、デトックス効果もあります。

死海沿岸の高級リゾートでは、死海の塩や泥を使った本格的なスパトリートメントが受けられます。私が体験したフルボディマッサージは、90分で約8,000円。日本と比べるとリーズナブルで、施術も丁寧でした。旅の疲れを癒すのに最適です。

ベドウィン文化体験

ワディラムやペトラ周辺には、今でも伝統的な遊牧生活を送るベドウィン族が暮らしています。彼らのテントを訪問して、お茶をご馳走になりながら話を聞く体験ツアーもあります。ラクダに乗って砂漠を散策したり、伝統的なパンの焼き方を教えてもらったり、普通の観光では味わえない貴重な体験ができます。

ベドウィンの人々はとても温かくて、旅行者を家族のように歓迎してくれます。言葉は通じなくても、笑顔とジェスチャーでコミュニケーションが取れるのが不思議。彼らの生活の知恵や、厳しい自然の中で生きる強さに触れて、多くのことを学びました。

ヨルダンの主要都市ガイド

ヨルダンは小さな国ですが、それぞれの都市に個性があります。主要な都市とその魅力を紹介します。

アンマン(首都)

人口400万人を超える、ヨルダンの政治・経済・文化の中心地。古代と現代が共存する、丘の上に広がる白い街です。

見どころ:シタデル(アンマン城)、ローマ劇場、キング・アブドゥッラー・モスク、レインボーストリート(おしゃれなカフェやショップが集まるエリア)

アンマンは坂が多く、タクシー移動が基本。Uberも使えて便利です。ダウンタウンは活気があって楽しいですが、夜は人通りが少なくなるので注意。

アカバ

紅海に面したヨルダン唯一の港湾都市。ダイビングやシュノーケリングのメッカです。

見どころ:紅海でのダイビング、アカバ城、ビーチリゾート、イスラエル(エイラート)への国境越え

紅海は透明度が高く、カラフルなサンゴ礁と熱帯魚が見られます。ダイビング初心者でも楽しめるスポットが多数。ワディラムから車で1時間なので、セットで訪れるのがおすすめです。

マダバ

「モザイクの街」として有名。アンマンから南に30kmの小さな街です。

見どころ:聖ジョージ教会のモザイク地図(6世紀のエルサレム地図)、考古学博物館、モザイク工房見学

聖ジョージ教会の床には、200万個以上のモザイクで作られた古代パレスチナの地図があります。1,500年前の地図とは思えない精密さで、歴史好きにはたまりません。

ネボ山

旧約聖書に登場する聖地。モーセが約束の地を見た場所として知られています。

見どころ:展望台から死海とエルサレムを望む絶景、ビザンチン時代のモザイク、記念碑

天気が良ければ、ヨルダン川渓谷、死海、そして遠くエルサレムまで見渡せます。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教すべてにとって重要な場所で、巡礼者も多く訪れます。

ケラク

十字軍の城塞が残る歴史的な街。死海からペトラへ向かう途中に位置します。

見どころ:ケラク城(12世紀の十字軍の城)、旧市街の散策、オスマン帝国時代の建築

巨大な石造りの城は、十字軍とイスラム勢力の激しい戦いの舞台となった場所。内部は迷路のようで、探検気分を味わえます。城壁からの眺めも素晴らしいです。

ヨルダン旅行のベストシーズンは?

ヨルダンは砂漠気候なので、夏は非常に暑く、冬は意外と寒いです。快適に観光できる時期を選ぶことが、旅の満足度を大きく左右します。

ベストシーズン:3月〜5月 / 9月〜11月

気温が穏やかで、観光に最適な春と秋がおすすめです

春(3月〜5月)

気温:15〜25℃。砂漠に花が咲き、緑が増える季節。ペトラやワディラムの観光に最適。ただし、イースター休暇の時期は混雑します。

夏(6月〜8月)

気温:30〜40℃。ペトラやワディラムは灼熱。死海や紅海のビーチリゾートには良い季節。早朝と夕方に観光するのがコツ。熱中症に要注意。

秋(9月〜11月)

気温:20〜28℃。一年で最も快適な時期。ハイキングやアウトドア活動に最適。夜は冷え込むこともあるので、羽織るものが必要です。

冬(12月〜2月)

気温:5〜15℃。ペトラでは雪が降ることも。死海エリアは比較的暖かい。オフシーズンで観光客が少なく、ホテル代も安い。防寒着必須。

⚠️ 避けるべき時期:ラマダン(イスラム教の断食月)の期間中は、日中にレストランが閉まっていたり、営業時間が短縮されることがあります。ラマダンは毎年日付が変わる移動祝日なので、旅行前に確認しましょう。ただし、ラマダン明けのイード・アル=フィトル(断食明けの祭り)は、現地の文化を体験できる貴重な機会でもあります。

実用情報 – 旅の準備とお役立ち情報

ヨルダン旅行を快適にするための実用的な情報をまとめました。これを読んでおけば、現地で困ることはほとんどないはずです。

ビザとジョーダンパス

日本国籍の場合、ヨルダン入国にはビザが必要です。空港で到着ビザを取得できますが(40JOD、約8,400円)、事前にジョーダンパスを購入することを強くおすすめします。

ジョーダンパスの種類

種類 料金 ペトラ入場 おすすめ
ワンダラー 70 JOD 1日 短期滞在
エクスプローラー 75 JOD 2日 標準的な旅程
エキスパート 80 JOD 3日 じっくり観光

すべて、ビザ代(40JOD)+ ペトラ遺跡 + ワディラム + ジェラシュなど40以上の観光地の入場料が含まれます。ヨルダンに3泊以上滞在すれば、ビザ代が免除されるので必ず元が取れます。

インターネット・SIM・eSIM

ヨルダンでは、観光客向けのプリペイドSIMやeSIMが充実しています。主要キャリアは「Zain」「Orange」「Umniah」の3社。空港やコンビニで簡単に購入できます。

おすすめの通信手段

  • eSIM(最もおすすめ):AiraloやHolaflyなどのアプリで事前購入。空港到着後すぐに使えて便利。5GB/7日で約1,000円〜
  • Zain(現地SIM):空港カウンターで購入可能。10GB/1ヶ月で約15JOD(3,150円)。カバレッジが広い
  • Orange(現地SIM):観光客向けプランあり。データ量が多めで割安
  • ポケットWi-Fi:グループ旅行なら便利。レンタル料は1日800〜1,500円

空港アクセス

クイーン・アリア国際空港(AMM)は、アンマン市街から南に約30km。深夜到着でも、タクシーやバスが利用できます。

空港からアンマン市街への移動

  • 空港バス:最安。3.3JOD(約700円)、24時間運行、30分間隔。市街まで約45分
  • タクシー(メーター):20〜25JOD(4,200〜5,250円)。所要30〜40分
  • Uber:15〜20JOD(3,150〜4,200円)。事前に料金がわかるので安心
  • 送迎サービス:ホテルの送迎や旅行会社の専用車。25〜40JOD(5,250〜8,400円)

簡単なアラビア語フレーズ

観光地では英語が通じますが、簡単なアラビア語を使うと現地の人がとても喜んでくれます。

マルハバ こんにちは
シュクラン ありがとう
アフワン どういたしまして
ミン・ファドリク お願いします
ナアム / ラー はい / いいえ
マアッサラーマ さようなら
カム・ハーザ? いくらですか?
アイン・アル=ハンマーム? トイレはどこですか?

注意事項と旅のコツ

服装について

イスラム教国なので、肌の露出を控えめに。女性は膝と肩が隠れる服装が無難です。死海やビーチリゾートでは水着OK。モスク見学では女性はスカーフで髪を覆う必要があります(入口で貸してくれることも)。

ジョーダンパスは必須

ペトラ遺跡の1日券だけで50JOD。ジョーダンパス(70JOD〜)には、ビザ代40JOD + ペトラ + ワディラム + その他40施設が含まれるので、絶対にお得です。公式サイトで事前購入し、QRコードをスマホに保存しておきましょう。

水は必ず携帯

砂漠気候なので、脱水症状に注意。特にペトラやワディラムでは、常にペットボトルの水を持ち歩きましょう。水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを購入してください。

ラマダン期間の注意

イスラム教の断食月(ラマダン)期間中は、日中に飲食店が閉まっていることがあります。ホテルのレストランは営業していることが多いですが、事前に確認を。日没後の「イフタール(断食明けの食事)」は、レストランが混雑します。

チップの習慣

レストランでは料金の10%程度。ホテルのポーター1JOD、ルームクリーニング1〜2JOD、タクシーはお釣りの小銭をチップにするのが一般的です。ツアーガイドには5〜10JOD程度。

金曜日は休み

イスラム教の休日は金曜日。官公庁や銀行は休みで、商店も午後から営業することが多いです。観光地は通常通り開いていますが、混雑する可能性があります。

まとめ – ヨルダンで最高の旅を

ヨルダンは、古代文明の遺跡、圧倒的な自然、そして温かい人々に出会える、本当に特別な国です。ペトラ遺跡のエルハズネを初めて見たときの感動、ワディラムの砂漠で見上げた満天の星空、死海でぷかぷか浮かぶ不思議な体験、そして現地で食べたマンサフの美味しさ。どれも忘れられない思い出になりました。

「中東は治安が心配」と思う人もいるかもしれませんが、ヨルダンは観光客への対応が素晴らしく、安心して旅行できます。ベドウィンの人々の優しさ、アンマンの活気ある街並み、どこへ行っても歓迎されている感覚がありました。

旅の最後に覚えておきたいこと

  • ジョーダンパスは必ず事前購入。ビザ代込みで超お得
  • ペトラ遺跡は最低6時間、できれば1泊2日で訪れたい
  • ワディラムでの砂漠キャンプは一生の思い出になる
  • 死海での浮遊体験と泥パックは絶対に体験すべき
  • ベストシーズンは3〜5月と9〜11月
  • マンサフ、ファラフェル、クナーファは必食
  • 服装は控えめに、特にモスクや保守的なエリアでは注意
  • 水は常に携帯、脱水症状に注意
  • 現地の人との交流を楽しむ。簡単なアラビア語を覚えていくと喜ばれる

ヨルダンは、「行ってよかった」と心から思える国です。たった1週間で、古代ローマ時代から現代まで、2,000年以上の歴史を体感できる。砂漠の真ん中で星空を見上げながら、人生について考える時間を持てる。そして、温かい人々との出会いが、旅をさらに豊かにしてくれる。

ペトラのエルハズネの前に立ったとき、「ここまで来て本当によかった」と思いました。写真や映像では絶対に伝わらない、圧倒的なスケールと美しさがそこにありました。ヨルダン旅行を迷っているなら、私は自信を持ってこう言います。「絶対に行くべきです」と。

あなたのヨルダン旅行が、最高の思い出になりますように。

さあ、ペトラの岩の都へ、ワディラムの星空の下へ、死海の浮遊体験へ。
BEYOND JAPAN – 旅で、自分を超えろ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました