飛行機を降りた瞬間、鮮やかな黄・青・赤の三色旗がはためき、コーヒーの甘い香りが空港を包み込む。カリブ海の眩しい日差しと、アンデス山脈の涼しい風。色彩の爆発するカルタヘナの旧市街と、バックパッカーで賑わうボゴタのカフェ文化。コロンビアは「危険な国」というイメージを完全に裏切る、ラテンアメリカで最もアツい旅先です。読み終わるころには、きっと南米行きのフライトを検索しているはず。
コロンビア基本情報 — なぜ今、コロンビアなのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式国名 | コロンビア共和国(Republic of Colombia) |
| 首都 | ボゴタ(標高2,640m) |
| 公用語 | スペイン語 |
| 通貨 | コロンビアペソ(COP)/1ペソ≒0.035円 |
| 時差 | 日本より−14時間 |
| ビザ | 90日以内の観光なら不要 |
| フライト時間 | 成田→ボゴタ 約18時間(経由1回) |
| 人口 | 約5,200万人(南米第3位) |
| 宗教 | カトリック教徒が約90% |
2000年代まで「南米で最も危険な国」と呼ばれたコロンビア。しかし、2016年の和平合意以降、治安は劇的に改善。いまや世界中のバックパッカーが「南米で一番好きな国」として挙げるほどの人気旅行先になっています。
カリブ海のビーチ、アンデスの高原都市、アマゾンのジャングル、太平洋岸の黒人文化地域。ひとつの国で4つの気候帯と多様な文化が楽しめる。サルサのリズムとコーヒーの香りに包まれたこの国は、南米旅の決定版です。
治安は本当に大丈夫?
2026年現在、ボゴタ・メデジン・カルタヘナなどの主要観光地は、昼間であれば比較的安全に観光できます。夜間の一人歩き、裏通りの散策は避け、タクシーは必ず配車アプリ(Uber/Cabify)を使用。スリには注意が必要ですが、「怖くて行けない国」では決してありません。
コロンビア旅行の費用 — 日本から行くといくら?
南米旅行は「高い」と思っていませんか。実はコロンビアは、南米の中では最もコスパの良い旅先のひとつ。現地の物価は日本の3分の1ほど。航空券さえ確保すれば、あとは驚くほど安く旅できます。
航空券の相場(東京⇆ボゴタ)
| シーズン | 価格帯(往復) | 備考 |
|---|---|---|
| ローシーズン(4〜5月・9〜11月) | 12〜18万円 | 乗り継ぎ1回、メキシコ/アメリカ経由 |
| ハイシーズン(12〜3月・7〜8月) | 18〜25万円 | 年末年始は30万円超も |
| セール時 | 10万円以下 | コパ航空・アエロメヒコのセールを狙え |
おすすめはパナマ経由のコパ航空。機内食も美味しく、南米への乗り継ぎがスムーズ。セール時には往復12万円を切ることも。航空券の予約は3ヶ月前がベストです。
宿泊費(1泊あたり)
| タイプ | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| ホステル(ドミトリー) | 800〜1,500円 | バックパッカーの聖地。朝食・Wi-Fi付き |
| ホステル(個室) | 2,500〜4,000円 | 2人で割ればコスパ最強 |
| 中級ホテル | 5,000〜8,000円 | Booking.comで評価8.0以上も多数 |
| 高級ホテル | 10,000〜20,000円 | カルタヘナの旧市街ブティックホテルなど |
コロンビアのホステルは、ただの安宿ではありません。屋上テラスでサルサパーティーが開かれ、世界中の旅人と夜通し語り合える。ホステルそのものが「旅の体験」になっています。
現地での1日あたり費用
| 項目 | 節約旅 | スタンダード | リッチ旅 |
|---|---|---|---|
| 宿泊 | 1,000円 | 4,000円 | 15,000円 |
| 食費 | 800円 | 2,000円 | 5,000円 |
| 交通費 | 300円 | 800円 | 2,000円 |
| 観光・アクティビティ | 500円 | 2,000円 | 5,000円 |
| 合計/日 | 2,600円 | 8,800円 | 27,000円 |
旅行スタイル別の総額目安(1週間)
節約バックパッカー
15〜20万円
ドミトリー + 屋台飯 + バス移動
スタンダード旅行
25〜35万円
個室 + レストラン + 国内線利用
リッチ&快適旅
50万円〜
高級ホテル + ガイド付きツアー
ヨーロッパ旅行が40万円かかる期間、コロンビアなら25万円でスタンダードな旅ができます。しかも体験の質は圧倒的。カリブ海のビーチ、標高2,600mの首都、コーヒー農園巡りを1週間で全部楽しめる国は、他にありません。
コロンビアペソの両替はどこで?
日本では両替できません。現地空港のATMでクレジットカードのキャッシングが最もレート良好。海外利用手数料無料のクレカ(エポスカード等)を用意しておくと便利です。街中の両替所(Casa de Cambio)はレートが悪いので避けましょう。
ボゴタ — 標高2,640mの活気ある首都
アンデス山脈の高原に広がる巨大都市、ボゴタ。人口800万人を超える南米第4の大都市でありながら、標高2,640mの冷涼な気候と、カラフルなストリートアートが共存する不思議な街です。
カンデラリア地区 — 色彩と歴史の旧市街
石畳の坂道を歩けば、黄・赤・青・緑に塗り分けられたコロニアル様式の建物が並び、壁という壁にストリートアートが描かれている。ここカンデラリアは、ボゴタの心臓部。
ボリバル広場を中心に、国会議事堂、大統領官邸、大聖堂が並び、広場では鳩が飛び交い、露店で売られるアレパス(トウモロコシのパン)の焼ける匂いが漂います。「ラテンアメリカのどこにでもある広場」と侮るなかれ。ここは1538年のスペイン植民地時代から続く、南米独立運動の歴史的中心地です。
カンデラリアの路地を歩く最大の楽しみは無料ストリートアートツアー。現地の若者ガイドが、壁画ひとつひとつに込められた社会メッセージ、平和への祈り、コロンビアの歴史を英語で解説してくれます。チップ制なので、学生でも気軽に参加可能。
モンセラーテの丘 — ボゴタを一望する聖地
標高3,152m。ボゴタ旧市街の背後にそびえる山の頂上に、白亜の教会が建っています。ケーブルカーかロープウェイで約10分。窓の外には、眼下に広がる800万人都市の大パノラマ。
頂上に着いたら、まず教会で旅の安全を祈り、そのあとテラスレストランでコーヒーを。ボゴタの街が夕日に染まり、やがて夜景に変わっていく様子は、南米旅のハイライトのひとつになるはずです。
高山病に注意
ボゴタ到着後の最初の1〜2日は、頭痛・息切れ・疲労感を感じることがあります。これは標高2,640mによる軽度の高山病。到着日は無理せず、水分を多めに取り、アルコールは控えめに。コカ茶(té de coca)は現地の高山病対策の定番です。
黄金博物館 — コロンビアが誇る世界一のコレクション
スペイン征服以前のプレコロンブス時代の黄金細工が、34,000点以上。ここは世界最大級の黄金博物館(Museo del Oro)です。入館料は5,000ペソ(約175円)、日曜は無料。
展示の圧巻は、暗室に飾られた「黄金の筏(Balsa Muisca)」。伝説のエル・ドラード(黄金郷)の儀式を再現した、紀元前600年の工芸品。ライトアップされた瞬間、思わず息を飲む美しさです。
博物館を出るころには、「なぜスペイン人がここまで黄金に執着したのか」が体感としてわかるはず。コロンビアの歴史は、この黄金とともに始まりました。
ボゴタのカフェ文化 — 世界最高峰のコーヒーを本場で
「コーヒーはコロンビアの血液だ」と言われるほど、この国はコーヒーに誇りを持っています。ボゴタには、サードウェーブ系のおしゃれカフェが続々オープン。
Amor Perfectoはチャピネロ地区の人気店。シングルオリジン(単一農園)のコーヒーを、バリスタが丁寧にハンドドリップ。1杯8,000ペソ(約280円)で、日本のスペシャルティコーヒー専門店を超える味が楽しめます。
Wi-Fi完備、電源あり、朝7時から夜10時まで営業。ノマドワーカーとコロンビアの大学生が隣り合って作業する空間は、まさに「21世紀のボゴタ」を象徴しています。
ボゴタのその他の見どころ
ボテロ美術館
コロンビアが誇る巨匠ボテロの作品が無料で鑑賞できる。ふくよかな人物画が印象的
ウサケン地区(Usaquén)
日曜の蚤の市が有名。おしゃれなレストラン・雑貨店が並ぶ高級住宅街
サルサクラブ(Zona Rosa)
木曜〜土曜の夜はクラブへ。コロンビア人のサルサダンスに圧倒される
シクロビア(Ciclovía)
毎週日曜、120kmの道路が歩行者天国に。自転車をレンタルして市民に混ざろう
カルタヘナ — カリブ海に浮かぶ世界遺産の港町
「南米で最も美しい街」と称されるカルタヘナ。城壁に囲まれたコロニアル都市と、眩しいカリブ海のビーチ。ボゴタから飛行機でわずか1時間の距離に、まったく違う世界が広がっています。
旧市街(Ciudad Amurallada)— 絵画のような街並み
16世紀に建てられた城壁の内側に、パステルカラーのコロニアル建築が軒を連ねる。黄色、オレンジ、水色、ピンク。どの建物もブーゲンビリアの花で飾られ、バルコニーから溢れる緑。石畳を歩けば、馬車がカタカタと音を立てて通り過ぎていく。
旧市街のメインストリートは、夕方5時を過ぎるとさらに美しくなります。レストランのテラス席にキャンドルが灯り、ストリートミュージシャンがサルサを奏で、パレンケーラ(果物売りの女性)が頭にフルーツバスケットを載せて歩く。
ここは観光地ではなく、生きた世界遺産です。城壁の中で今も人々が暮らし、洗濯物が干され、子どもたちが路地でサッカーをしている。その日常の営みが、観光客にとっては最高のエンターテインメントになっています。
サンフェリペ要塞 — カリブ海防衛の巨大要塞
旧市街の東、小高い丘の上に建つスペイン植民地時代の要塞。1657年に完成した南米最大規模の軍事要塞で、海賊の襲撃からカルタヘナを守り続けました。
要塞の中は迷路のよう。地下トンネルを歩き、大砲が並ぶ見張り台に登ると、カルタヘナの街とカリブ海が一望できます。入場料25,000ペソ(約875円)。午後3時以降の訪問がおすすめ。夕焼けの時間帯は、カリブ海が黄金色に染まります。
ロサリオ諸島 — カリブ海の楽園ビーチ
カルタヘナから船で約1時間。透明度の高いカリブ海に浮かぶ小さな島々が、ロサリオ諸島です。白い砂浜、エメラルドグリーンの海、シュノーケリングで見える熱帯魚。
日帰りツアーが一般的(150,000ペソ〜/約5,250円)で、昼食・シュノーケリング器材込み。プラヤ・ブランカは最も人気の島ですが、観光客で混雑するため、少し足を伸ばしてIsla GrandeやIsla del Pirataを訪れるのが通。
ビーチで寝そべり、ココナッツジュースを飲み、カリブ海を眺める。何もしない贅沢を、ここまで安く味わえる場所は他にありません。
カルタヘナの夜 — サルサと城壁の夜景
カルタヘナの夜は、ボゴタよりもずっと安全。旧市街内であれば、夜11時まで十分歩けます。城壁の上を散歩すれば、ライトアップされた旧市街と、カリブ海の夜風。
Café Havanaは、ヘミングウェイが愛したとされる伝説のバー。毎晩ライブサルサ演奏があり、地元民と観光客が一緒に踊り狂います。モヒート1杯20,000ペソ(約700円)。踊れなくても大丈夫。音楽とラム酒があれば、誰でもサルサを踊りたくなります。
ゲッセマニ地区
かつての貧民街が、いまはアートとナイトライフの中心地。ストリートアートと安いバーが魅力
ボカグランデ
リゾートホテルが並ぶ新市街。ビーチ沿いのレストランで夕日を眺めるのに最適
泥火山(Volcán de Lodo El Totumo)
カルタヘナから1時間。泥風呂に浸かる奇妙な体験。美肌効果あり?
サント・ドミンゴ教会
旧市街最古の教会。ボテロの彫刻「Gorda Gertrudis」が入口に鎮座
メデジン — 「永遠の春の街」と呼ばれる革新都市
かつて「世界で最も危険な都市」と呼ばれたメデジン。麻薬王パブロ・エスコバルの拠点だったこの街は、いま南米で最もイノベーティブな都市として生まれ変わりました。
標高1,500mの盆地に位置し、年間平均気温24℃。「永遠の春の街(La Ciudad de la Eterna Primavera)」の異名を持ち、ジャカランダの紫の花が1年中咲き誇ります。
エル・ポブラド地区 — デジタルノマドの聖地
メデジンのパルケ・リェラス(Parque Lleras)周辺は、南米でも屈指のノマドワーカー密集地。カフェという カフェにMacBookを開いた外国人が座り、コワーキングスペースは満席。
物価の安さ(月15万円あれば快適に暮らせる)、治安の良さ、そして何より世界最高レベルのコーヒーと気候が、世界中のリモートワーカーを惹きつけています。
コムーナ13 — ストリートアートの聖地
2000年代初頭まで、コロンビアで最も危険なスラム街だったコムーナ13。いまは世界中から観光客が訪れる、巨大な野外ギャラリーに生まれ変わりました。
坂道の壁一面に描かれた色鮮やかなグラフィティ。平和、希望、未来をテーマにした巨大壁画。エスカレーター(貧民街に設置された公共エスカレーター)を登りながら、元ギャングのガイドが過去と現在を語る無料ツアー。
「過去は消せないが、未来は描ける」。コムーナ13は、コロンビアの再生の象徴です。訪れるならガイド付きツアー必須(無料、チップ制)。ひとりで行くのは避けましょう。
メトロケーブル — 空中散歩で見る街の変貌
メデジンのメトロ(地下鉄・高架鉄道)は南米で最も清潔で安全。さらに斜面に住む貧困層のために作られたメトロケーブル(ロープウェイ)が観光名物になっています。
メトロ1回券2,800ペソ(約98円)で、空中からメデジンの街を一望。レンガ造りの家々が山の斜面にびっしりと並び、その上を静かにゴンドラが滑っていく。最終駅のParque Arviに着けば、そこは森林公園。ハイキングコースもあります。
ボテロ広場
メデジン出身の芸術家ボテロの巨大彫刻23体が並ぶ屋外美術館。無料
サンタ・エレナの花祭り
8月の「フェリア・デ・ラス・フローレス」は南米最大の花の祭典
グアタペ&ラ・ピエドラ
メデジンから2時間。740段の階段を登った先の絶景
パブロ・エスコバルツアー
麻薬王の過去を辿るダークツーリズム。賛否両論あり
コロンビアグルメ — 「食」で旅する多様な味覚
正直に言います。コロンビア旅行の30%は「食」です。カリブ海のシーフード、アンデスの肉料理、アマゾンの果物。地域ごとに料理がまったく違い、どれも驚くほど美味しい。
絶対に食べるべきコロンビア料理
| 料理名 | 説明 | 価格 |
|---|---|---|
| アレパ(Arepa) | トウモロコシ粉を焼いた円盤状のパン。チーズ入り、卵入りなど種類豊富。コロンビアの主食 | 2,000〜5,000ペソ |
| バンデハ・パイサ(Bandeja Paisa) | メデジン名物の超ボリューム定食。豆・米・肉・卵・アレパ・アボカド・チチャロン(豚の皮揚げ)が1皿に | 18,000〜25,000ペソ |
| アヒアコ(Ajiaco) | ボゴタの名物チキンスープ。3種類のジャガイモ、トウモロコシ、ケッパー、クリーム入り。寒い夜に最高 | 15,000〜22,000ペソ |
| エンパナーダ(Empanada) | トウモロコシ粉の生地に肉・チーズ・ポテトを包んで揚げた。街角の屋台で1個から買える | 1,500〜3,000ペソ |
| ペスカド・フリト(Pescado Frito) | カリブ海岸の名物。丸ごと1匹揚げた魚にライム、パタコン(揚げバナナ)、ココナッツライス添え | 25,000〜40,000ペソ |
| ホルミガ・クロナ(Hormiga Culona) | サンタンデール地方の珍味。炒った大型アリ。ナッツのような食感で意外にイケる | 8,000〜15,000ペソ |
| アロス・デ・ココ(Arroz de Coco) | ココナッツミルクで炊いたご飯。ほのかな甘みとカリブ海の香り | 8,000〜12,000ペソ |
| レチョナ(Lechona) | 豚1頭を丸ごと米・豆・野菜と一緒に焼いたトリマ地方の伝統料理。週末の市場で食べられる | 12,000〜20,000ペソ |
トロピカルフルーツ天国
コロンビアのフルーツ売り場は、まるで熱帯植物園。日本では見たこともない果物が山積みです。
ルロ(Lulo)
オレンジ色の果実。ジュースにすると爽やかな酸味。コロンビアでしか飲めない味
グアナバナ(Guanabana)
別名サワーソップ。クリーミーで甘酸っぱい。アイスクリームにも
マラクヤ(Maracuyá)
パッションフルーツ。濃厚な香りと酸味。ジュース、デザートで大活躍
ボロホ(Borojó)
太平洋岸のスーパーフード。エナジードリンクとして人気
市場やジューススタンドで「Jugo Natural(ナチュラルジュース)」を頼めば、その場で搾ってくれます。1杯3,000〜5,000ペソ(約105〜175円)。砂糖の量は「Sin azúcar(砂糖なし)」「Poco azúcar(少し砂糖)」で調整可能。
コロンビアコーヒーの真実
「世界最高のコーヒー」として名高いコロンビアコーヒー。しかし、皮肉なことにコロンビア国内で飲まれるコーヒーの多くは低品質です。
理由は単純。最高品質の豆は全て輸出され、国内には売れ残りの豆しか残らないから。レストランで出てくる「ティント(Tinto)」は、薄くて甘ったるいインスタントコーヒーのようなもの。
本当に美味しいコロンビアコーヒーを飲むなら、スペシャルティコーヒー専門店へ。ボゴタの「Azahar Coffee」「Café Cultor」、メデジンの「Pergamino Café」、カルタヘナの「Abaco Libros & Café」などで、世界レベルのコーヒーが楽しめます。
おすすめレストラン&食エリア
Andrés Carne de Res(ボゴタ郊外)
巨大レストラン&クラブ。食事とサルサが一緒に楽しめる。週末は大混雑
La Puerta Falsa(ボゴタ)
1816年創業。アヒアコとタマル(トウモロコシの葉蒸し)の老舗
Carmen(カルタヘナ)
ラテンアメリカのベストレストラン50選入り。カリブ海フュージョン料理
Mercado de Paloquemao(ボゴタ)
地元民が通う巨大市場。フルーツ、花、肉、魚。朝食の屋台が最高
水道水は飲める?
ボゴタ・メデジン・カルタヘナの水道水は飲用可能とされていますが、日本人旅行者は念のためミネラルウォーターを。生野菜・氷は基本的に安全ですが、屋台では避けたほうが無難です。
コーヒー農園ツアー — コロンビアでしかできない体験
コロンビアに来て、コーヒー農園を訪れないのは罪です。世界遺産に登録されたコーヒー文化の景観(Eje Cafetero)エリアでは、コーヒー豆の収穫から焙煎まで、すべてのプロセスを体験できます。
サレント — コーヒー地帯の拠点
ボゴタから国内線で1時間、ペレイラ空港からバスで1.5時間。カラフルな家々が並ぶ小さな町、サレント(Salento)が、コーヒー農園観光の拠点です。
町の中心から徒歩圏内に複数の農園があり、半日〜1日のツアーが毎日催行されています。おすすめはFinca Don Elías。英語ガイド付きで、コーヒーチェリーの収穫、果肉除去、洗浄、乾燥、焙煎の全工程を見学・体験できます。
ツアーの最後は、自分で焙煎した豆でいれたコーヒーの試飲。アンデス山脈を眺めながら飲む1杯は、人生最高のコーヒーになるはずです。ツアー料金30,000〜50,000ペソ(約1,050〜1,750円)。
コクラ渓谷 — 世界一高いヤシの木の森
サレントからジープで片道1時間。標高差1,000m以上を下ると、霧に包まれた深い谷が現れます。ここがコクラ渓谷(Valle de Cocora)。
谷底に立つのは、高さ60mを超える世界最高のヤシの木「ワックスパーム」。緑の牧草地に無数のヤシの木が生え、その背後には雪を頂いたアンデスの山々。この非現実的な風景は、コロンビアで最も写真映えするスポットです。
ハイキングコース(約5時間)では、雲霧林を抜け、吊り橋を渡り、牛が草を食む牧場を歩きます。ガイドなしでも歩けますが、雨具と防寒着は必須。標高が高いため、午後は霧で視界ゼロになることも。
ペレイラ(Pereira)
コーヒー地帯の中心都市。空港あり。テルマレス(温泉)も人気
マニサレス(Manizales)
急斜面に広がる大学都市。ロスネバドス国立公園の拠点
Hacienda Venecia
マニサレス近郊の農園ホテル。宿泊しながらコーヒー体験ができる
Parque Nacional del Café
コーヒーテーマパーク。絶叫マシンもあり、家族連れに人気
その他の魅力的な都市・エリア
サンタ・マルタ
カリブ海岸のビーチリゾート。シエラネバダ山脈とカリブ海が同時に見える唯一の場所。「失われた都市(Ciudad Perdida)」への4日間トレッキングの起点。
✈ ボゴタから飛行機1.5時間
タイロナ国立公園
ジャングルとカリブ海が融合した自然公園。白い砂浜、透明な海、サル・イグアナが歩くビーチ。キャンプ場もあり、ハンモックで一泊できる。
サンタ・マルタからバスで1時間
カリ(Cali)
「サルサの都」。夜になると街全体がサルサクラブに変わる。本気でサルサを習いたい人は、カリに1週間滞在してダンススクールへ。
✈ ボゴタから飛行機1時間
レティシア(Leticia)
コロンビア領アマゾンの玄関口。ペルー・ブラジルとの三国国境の町。ピンクイルカ、ジャングルツアー、先住民コミュニティ訪問。
✈ ボゴタから飛行機2時間(陸路なし)
ビジャ・デ・レイバ(Villa de Leyva)
「コロンビアで最も美しい村」。石畳の広場と白い壁の植民地建築。週末は首都の人々が避暑に訪れる。化石の博物館、天文台も。
ボゴタからバスで3.5時間
サン・アンドレス島
カリブ海に浮かぶ免税の島。「7色の海」と呼ばれる透明度。ダイビング、シュノーケリング。ジャマイカに近く、レゲエ文化が色濃い。
✈ ボゴタから飛行機1.5時間
コロンビア旅行のベストシーズン
赤道直下のコロンビアは、季節が「雨季」と「乾季」に分かれます。ただし地域によって気候が大きく異なるため、どこを訪れるかで最適な時期が変わります。
🌸 乾季(12〜3月)
おすすめ度 ★★★★★
ベストシーズン。カリブ海岸・コーヒー地帯ともに晴天が多い。ただし航空券・ホテルは高め。年末年始は特に混雑。
☀ 雨季の谷間(6〜7月)
おすすめ度 ★★★★☆
小乾季。雨は降るが短時間で止むことが多い。観光客が少なくコスパ良し。メデジンの花祭り(8月上旬)は必見。
🍂 雨季(4〜5月・9〜11月)
おすすめ度 ★★★☆☆
雨が多いが、午後のスコールが中心。午前中観光すれば問題なし。航空券が最安になる時期。コーヒー農園の緑は最も美しい。
❄ ボゴタの冬(1〜2月)
おすすめ度 ★★★★☆
標高2,640mのボゴタは夜間10℃以下になることも。防寒着必須。カルタヘナとセットで訪れるのが賢明。
結論:12月〜3月の乾季がベスト。ただし予算重視なら4〜5月・9〜11月の雨季も十分楽しめます。
| 地域 | ベストシーズン | 避けるべき時期 |
|---|---|---|
| カリブ海岸(カルタヘナ・サンタマルタ) | 12月〜4月 | 9月〜11月(ハリケーンシーズン) |
| アンデス高原(ボゴタ・ビジャデレイバ) | 12月〜3月・6月〜8月 | 4月・10月(雨が最も多い) |
| コーヒー地帯(サレント・ペレイラ) | 12月〜3月・7月〜8月 | 4月〜5月・10月〜11月 |
| アマゾン(レティシア) | 7月〜9月(水位低い) | 3月〜5月(大雨・洪水) |
コロンビア国内の移動方法
コロンビアは日本の約3倍の面積。主要都市間の移動には、国内線・長距離バス・配車アプリを使い分けます。
国内線 — 時間を買うなら飛行機
| 路線 | 飛行時間 | 料金 |
|---|---|---|
| ボゴタ→カルタヘナ | 1時間15分 | 片道150,000〜300,000ペソ(5,250〜10,500円) |
| ボゴタ→メデジン | 1時間 | 片道100,000〜250,000ペソ(3,500〜8,750円) |
| ボゴタ→カリ | 1時間 | 片道120,000〜280,000ペソ(4,200〜9,800円) |
| ボゴタ→サンタマルタ | 1時間30分 | 片道150,000〜320,000ペソ(5,250〜11,200円) |
主要航空会社はAvianca(フルサービス)、LATAM、Viva Air(LCC)。早期予約で片道5,000円以下も。国内線は2〜3週間前の予約がベストプライス。
長距離バス — 景色を楽しむならバス
コロンビアのバスは快適。リクライニングシート、Wi-Fi、トイレ、映画上映、軽食サービスがある路線も。ただし山岳地帯は曲がりくねった道が続くため、酔い止め必須。
| 路線 | 所要時間 | 料金 |
|---|---|---|
| ボゴタ→ビジャデレイバ | 3.5時間 | 25,000〜35,000ペソ(875〜1,225円) |
| メデジン→グアタペ | 2時間 | 18,000ペソ(630円) |
| ペレイラ→サレント | 1.5時間 | 12,000ペソ(420円) |
| ボゴタ→メデジン | 8〜10時間(夜行) | 70,000〜100,000ペソ(2,450〜3,500円) |
予約は不要ですが、週末・祝日は満席になることも。バスターミナルで直接チケット購入が基本。荷物は必ず預け荷物タグを確認し、貴重品は手元に。
市内移動 — Uber一択
コロンビアの市内移動はUberまたはCabifyが圧倒的に便利。流しのタクシーはメーター改ざん・ぼったくりのリスクあり。
Uber料金の目安(ボゴタ市内):空港→旧市街20,000〜30,000ペソ(約700〜1,050円)、市内移動5,000〜15,000ペソ(約175〜525円)。チップ不要。
Uberは合法?
コロンビアではUberはグレーゾーン。法的には違法ですが、実質的に黙認されています。配車時に運転手から「前の座席に座って」「友達のフリをして」と言われることがありますが、これは警察対策。心配いりません。
コロンビア旅行の実用情報
eSIM・通信環境
コロンビアでの通信手段は3つ:eSIM、現地SIM、海外Wi-Fiレンタル。おすすめはeSIM。
| 手段 | 料金 | メリット・デメリット |
|---|---|---|
| eSIM(Airalo/Holafly等) | 7日間3GB:1,500円〜 | 日本で事前購入、即開通。iPhone XS以降対応 |
| 現地SIM(Claro/Movistar) | 30日間10GB:30,000ペソ(1,050円) | 最安。ただし空港で購入が面倒、SIMロック解除必須 |
| 海外Wi-Fiレンタル | 1日1,000円〜 | 複数人でシェア可。バッテリー充電が面倒 |
コロンビアの4G/LTE回線は主要都市では快適。ただし山岳部・ジャングルでは圏外になることも。Google Mapsのオフラインマップダウンロード推奨。
空港から市内アクセス
| 空港 | 市内までの手段 | 所要時間・料金 |
|---|---|---|
| ボゴタ(エルドラド空港) | Uber / 公式タクシー / TransMilenio(BRT) | 30〜60分 / 20,000〜35,000ペソ(Uber) |
| メデジン(リオネグロ空港) | Uber / 空港シャトルバス | 40分 / 60,000〜80,000ペソ(Uber) |
| カルタヘナ(ラファエル・ヌニェス空港) | Uber / タクシー | 15分 / 15,000〜25,000ペソ(Uber) |
覚えておくと便利なスペイン語フレーズ
| 日本語 | スペイン語 | 発音 |
|---|---|---|
| こんにちは | Hola | オラ |
| ありがとう | Gracias | グラシアス |
| いくらですか? | ¿Cuánto cuesta? | クアント クエスタ? |
| トイレはどこ? | ¿Dónde está el baño? | ドンデ エスタ エル バーニョ? |
| 美味しい! | ¡Delicioso! | デリシオソ! |
| 助けて! | ¡Ayuda! | アユダ! |
| 会計お願いします | La cuenta, por favor | ラ クエンタ、ポル ファボール |
| 英語話せますか? | ¿Habla inglés? | アブラ イングレス? |
コロンビア人は陽気でフレンドリー。片言のスペイン語でも笑顔で対応してくれます。Google翻訳アプリのカメラ翻訳機能も活用しましょう。
注意事項・安全対策
これだけは守ろう
- 夜間の一人歩きは避ける(特に旧市街の裏通り)
- タクシーは必ず配車アプリで呼ぶ(流しのタクシーは危険)
- スマホは人通りの多い場所でのみ使用。路上で地図を広げない
- 高価な時計・アクセサリーは身につけない
- パスポートは宿に置き、コピーを携帯
- 知らない人から飲み物をもらわない(睡眠薬強盗に注意)
- ATMは銀行内・ショッピングモール内のものを使用
- バスターミナル・空港では荷物から目を離さない
コロンビアの治安は年々改善していますが、日本と比べれば油断禁物。ただし、基本的な注意を守れば、危険な目に遭う確率は低いです。実際、多くの旅行者が「思ったより全然安全だった」と口を揃えます。
チップ文化
コロンビアでは、レストランでチップ(Propina)を渡すのが一般的。ただし、請求書に既に10%のサービス料が含まれていることが多いため、その場合は追加不要。
サービス料が含まれていない場合、10%程度を現金で渡します。Uberやホステルではチップ不要。無料ウォーキングツアーは、満足度に応じて20,000〜50,000ペソが相場。
電圧・プラグ
電圧は110V、周波数60Hz。プラグはAタイプ(日本と同じ)。ただし電圧が異なるため、日本の電化製品を使う場合は変圧器が必要。スマホ・ノートPCの充電器は基本的に100〜240V対応なので変圧器不要。
モデルコース — 1週間でコロンビアを満喫
初めてのコロンビアなら、ボゴタ→メデジン or コーヒー地帯→カルタヘナのルートがおすすめ。アンデスとカリブ海、両方の魅力を味わえます。
7泊9日 コロンビアハイライトコース
| 日程 | 都市 | 活動内容 |
|---|---|---|
| 1日目 | 成田→ボゴタ | 乗り継ぎ1回、深夜ボゴタ着。ホステルチェックイン、翌日に備えて早めに就寝 |
| 2日目 | ボゴタ | 午前:無料ウォーキングツアー(カンデラリア) / 午後:黄金博物館 / 夕方:モンセラーテの丘 |
| 3日目 | ボゴタ→サレント | 早朝バス or 国内線でペレイラへ。サレント到着、街歩き |
| 4日目 | サレント | 午前:コーヒー農園ツアー / 午後:コクラ渓谷ハイキング |
| 5日目 | サレント→カルタヘナ | ペレイラ空港から国内線でカルタヘナへ。旧市街散策、夜は城壁の上で夕日鑑賞 |
| 6日目 | カルタヘナ | ロサリオ諸島日帰りツアー。ビーチでシュノーケリング、昼寝、カリブ海を満喫 |
| 7日目 | カルタヘナ | 午前:サンフェリペ要塞 / 午後:ゲッセマニ地区でアート巡り / 夜:Café Havanaでサルサ |
| 8日目 | カルタヘナ→ボゴタ→帰国 | 国内線でボゴタ経由、深夜便で帰国 |
| 9日目 | 機内→成田 | 翌々日の午後、成田着 |
このルートなら、コロンビアの多様性を1週間で体感できます。時間があれば、メデジンを追加して10日間コースにするのもおすすめ。
まとめ — コロンビアは、いま行くべき国
飛行機を降りた瞬間の、コーヒーの甘い香り。カルタヘナの旧市街に響くサルサのリズム。アンデス山脈の冷たい風と、カリブ海の眩しい太陽。コロンビアは、あらゆる旅の要素を詰め込んだ宝箱です。
「危険な国」というイメージは、もう過去のもの。いま、コロンビアは世界で最も旅行者を魅了する国のひとつとして、急速に注目を集めています。
ヨーロッパ旅行の半額で、南米の全てを味わえる。世界最高のコーヒーを産地で飲み、カリブ海のビーチで寝そべり、標高2,600mの首都で夜景を眺める。そんな贅沢な旅が、コロンビアなら叶います。
「いつか南米に行きたい」と思っているなら、その「いつか」は今です。航空券を検索し、パスポートを確認し、アレパの香りを想像してみてください。コロンビアは、あなたを待っています。
¡Bienvenidos a Colombia!(コロンビアへようこそ!)

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