成田から11時間。飛行機を降りた瞬間、熱帯の湿った空気と甘いトロピカルフルーツの香りが体を包む。リオ・デ・ジャネイロの空港を出れば、サンバのリズムが遠くから聴こえてくるような、そんな明るい陽気さに包まれる国、それがブラジルです。白い砂浜と青い海、密林に囲まれたアマゾン、断崖絶壁の大瀑布。地球上で最もカラフルで、最もエネルギッシュで、最も多様な表情を見せてくれる南米最大の国。読み終わるころには、きっと「人生で一度は行きたい国リスト」の1位になっているはず。
ブラジルってどんな国?基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国名 | ブラジル連邦共和国(República Federativa do Brasil) |
| 首都 | ブラジリア(Brasília) |
| 公用語 | ポルトガル語(英語はほとんど通じない) |
| 通貨 | ブラジル・レアル(BRL)/ 1BRL = 約30円(2026年2月現在) |
| 時差 | 日本より-12時間(サマータイム時は-11時間)※地域により異なる |
| 飛行時間 | 成田→サンパウロ直行便で約24時間(アメリカ経由が主流) |
| ビザ | 90日以内の観光は不要 |
| 人口 | 約2億1500万人(世界第7位) |
| 面積 | 約851万km²(日本の約22.5倍!) |
日本の約22.5倍もの国土に、アマゾン熱帯雨林、パンタナール湿原、イグアスの滝、リオのビーチ、サンパウロの大都市…とんでもない多様性を誇る国。しかもビザ不要で90日滞在可能。遠いけれど、それだけの価値が確実にある国です。
ブラジル旅行の費用はいくら?予算別プラン
正直に言います。ブラジルは遠い。でも、アメリカ経由にすれば航空券は往復15万円程度から可能。現地の物価は比較的リーズナブルで、特にローカル食堂(レストランテ・ポプラル)なら1食500円以下で豪華なビュッフェが楽しめます。計画次第で、想像より安く行けるのがブラジル旅行の魅力です。
航空券の費用目安
| ルート | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 成田→サンパウロ(アメリカ経由) | 15〜25万円 | UAやAAが主流、乗り継ぎ1回 |
| 成田→リオ・デ・ジャネイロ | 18〜28万円 | サンパウロ経由が一般的 |
| ヨーロッパ経由(パリ・ロンドン等) | 20〜35万円 | 時間がかかるが、周遊も可能 |
航空券の狙い目
4〜6月と9〜11月が最安シーズン。アメリカの祝日(サンクスギビング、クリスマス)を避ければ、15万円台の往復チケットも狙えます。Skyscannerで「1か月表示」を使って最安日を探しましょう。
宿泊費の目安
| 宿タイプ | 1泊料金 | おすすめエリア |
|---|---|---|
| ホステル(ドミトリー) | 1,500〜3,000円 | リオ:サンタ・テレーザ、サンパウロ:ヴィラ・マダレーナ |
| ゲストハウス(個室) | 4,000〜7,000円 | リオ:イパネマ、コパカバーナ |
| 中級ホテル | 8,000〜15,000円 | リオ:レブロン、サンパウロ:パウリスタ通り |
| 高級ホテル | 20,000円〜 | リオ:コパカバーナ・パレス、ベルモンド |
ブラジルのホステルは清潔でフレンドリー。リオやサンパウロには日本人宿もあり、情報交換に便利です。中級ホテルでも朝食ビュッフェ付きが多く、コスパ抜群。
食費・交通費・観光費
| 費目 | 1日あたり目安 |
|---|---|
| 食費(節約派) | 1,500〜2,500円(レストランテ・ポプラル利用) |
| 食費(標準) | 3,500〜6,000円(レストラン + カフェ) |
| 食費(リッチ) | 8,000円〜(シュラスコ専門店、高級レストラン) |
| 市内交通(リオ・サンパウロ) | 500〜1,500円(地下鉄・バス・Uber) |
| 観光施設入場料 | 500〜3,000円(コルコバードの丘、パン・デ・アスーカル等) |
| アクティビティ | 5,000〜20,000円(イグアスの滝ツアー、アマゾンツアー等) |
予算別モデルプラン(7泊9日)
節約派バックパッカー
25〜35万円
航空券15万+ホステル+ローカル食堂
ドミトリー泊、レストランテ・ポプラル活用、バス・地下鉄移動。ローカル体験重視の旅。
スタンダード旅行
40〜55万円
航空券20万+中級ホテル+レストラン
個室ホテル、Uber活用、シュラスコディナー、主要観光スポット網羅。安心・快適な旅。
ラグジュアリー旅行
70万円〜
航空券ビジネス+高級ホテル+プライベートツアー
五つ星ホテル、専用車ガイド、アマゾンロッジ宿泊、ヘリコプターツアー。極上のブラジル体験。
意外かもしれませんが、現地の物価はアメリカやヨーロッパより安め。航空券が高いのがネックですが、一度行けば「これだけの体験がこの値段で?」と驚くはずです。遠いけど、だからこそ価値がある。それがブラジル旅行です。
絶対行きたい!ブラジルの観光スポット
地球の裏側、南米最大の国ブラジル。自然、文化、都市、全てがスケールアウト。ここでしか見られない絶景、ここでしか体験できない感動が待っています。
リオ・デ・ジャネイロ — 地球で最も美しい都市
青い海、白い砂浜、緑の山々に囲まれた大都市。それがリオ・デ・ジャネイロです。コパカバーナビーチの黄金の砂浜を裸足で歩けば、ブラジル人のカリオカたちがビーチバレーやフレスコボール(ブラジル版ビーチテニス)に興じている姿が見える。カフェでアサイーボウルをすすりながら、大西洋を眺める。これ以上に贅沢なひとときがあるでしょうか。
コルコバードの丘 — キリスト像が抱く絶景
リオのシンボル、コルコバードの丘の頂上に立つ巨大キリスト像(Cristo Redentor)。高さ38m、両手を広げた姿は、まるでリオの街を抱きしめるよう。登山列車に揺られて30分、霧が晴れた瞬間に目に飛び込んでくる360度の絶景は、息を呑むという表現では足りません。コパカバーナ、イパネマのビーチ、グアナバラ湾、シュガーローフ…リオのすべてが一望できます。
入場料:89レアル(約2,700円)/ 登山列車往復込み
所要時間:2〜3時間
おすすめ時間帯:午前中(霧が晴れやすい)または夕暮れ(夕日が美しい)
パン・デ・アスーカル(シュガーローフ・マウンテン)
グアナバラ湾に突き出た、まるで砂糖パンのような形の巨岩。ケーブルカーで2段階に登り、頂上から見下ろすリオの街並みは絶景の一言。特にサンセット時は、太陽が大西洋に沈む瞬間を360度のパノラマで楽しめます。頂上のカフェでカイピリーニャ(ブラジルのカクテル)を片手に、夕日を眺める…これぞリオ・デ・ジャネイロの真骨頂。
入場料:170レアル(約5,100円、往復ケーブルカー込み)
所要時間:2〜3時間
夕日時間帯は大混雑。午前中または15時以降がおすすめ。
セラロンの階段 — カラフルなモザイクアート
サンタ・テレーザ地区とラパ地区をつなぐ215段の階段。チリ人アーティスト、ホルヘ・セラロンが20年以上かけて世界中から集めたタイルで装飾した、カラフルなモザイク階段です。黄色、青、緑、赤…一段一段が違うデザイン。インスタ映え間違いなし。周辺にはストリートアートやカフェも多く、アートな散策が楽しめます。
入場料:無料
注意:治安があまり良くないエリア。昼間に、複数人で訪れるのが安全。
イグアスの滝 — 世界三大瀑布の圧倒的迫力
ブラジルとアルゼンチンの国境にまたがる、世界最大級の滝。幅約4km、275本もの滝が轟音とともに流れ落ちる光景は、まさに地球の鼓動を感じる瞬間。特にブラジル側から見る「悪魔の喉笛(Garganta del Diablo)」は圧巻。滝つぼから立ち上る水しぶきで全身ずぶ濡れになりながら、自然の圧倒的なパワーを全身で感じる体験は、一生忘れられません。
遊歩道を歩けば、滝の上から、横から、下から、様々な角度で滝を楽しめます。虹がかかる瞬間、野生のハナグマやオオハシが横切る瞬間、自然と一体になれる奇跡のような時間。
アクセス:サンパウロから国内線で約1時間40分、フォス・ド・イグアス空港へ
入場料:89レアル(約2,700円、ブラジル側国立公園)
所要時間:半日〜1日(アルゼンチン側も回るなら2日推奨)
おすすめ:ボートツアー(滝つぼに突っ込むスリル満点のアクティビティ!)
ブラジル側?アルゼンチン側?
両側それぞれに魅力があります。ブラジル側は全体を見渡すパノラマビュー、アルゼンチン側は滝に接近する迫力体験。時間があれば両方回るのがベスト。最低でもブラジル側は必須です。
アマゾン熱帯雨林 — 地球の肺、生命の宝庫
地球上の酸素の20%を生み出す、世界最大の熱帯雨林。マナウスを拠点に、ボートで密林の奥深くへ。鳥のさえずり、猿の鳴き声、虫の羽音…都会では絶対に聞けない、生命の交響曲が響き渡ります。ピンクイルカと泳ぎ、ピラニア釣りを楽しみ、先住民の村を訪れる。これは旅行ではなく、冒険です。
夜、ジャングルロッジのハンモックで空を見上げれば、満天の星。都会の光が一切ない闇の中で見る星空は、宇宙の広大さを実感させてくれます。
アクセス:サンパウロやリオから国内線でマナウスへ(約3〜4時間)
ツアー料金:2泊3日で3〜10万円(ロッジのグレードによる)
ベストシーズン:6〜11月(乾季)は歩きやすい、12〜5月(雨季)は水位が上がりボート移動が楽
サンパウロ — 南米最大の経済都市
人口2200万人を超える、南米最大のメガシティ。高層ビル群、世界一流のレストラン、美術館、ストリートアート…まるで東京とニューヨークを足して2倍にしたような、圧倒的エネルギーを持つ街です。
パウリスタ通りを歩けば、ブラジル経済の心臓部を感じられます。週末にはストリートマーケットが開かれ、地元民が集う活気あふれる空間に。日本人街リベルダージ(Liberdade)では、日本語の看板、日本食レストラン、日系ブラジル人の文化が色濃く残っています。まるで東京の一角がブラジルに転送されたかのような不思議な光景。
必見スポット:サンパウロ美術館(MASP)、イビラプエラ公園、ヴィラ・マダレーナのストリートアート
グルメ天国:世界のベストレストラン50に選ばれる名店が複数
その他の必見スポット
レンソイス・マラニャンセス国立公園
真っ白な砂丘と青いラグーンが織りなす奇跡の絶景。雨季明け(7〜9月)限定の幻想世界。
パンタナール湿原
世界最大級の湿原。ジャガー、カピバラ、ワニなど野生動物との遭遇率世界一。サファリ好き必見。
サルバドール
アフロ・ブラジル文化の中心地。カラフルな旧市街、カポエイラ、サンバの発祥地。
ブラジリア
計画都市として世界遺産に登録された首都。未来的な建築群が圧巻。オスカー・ニーマイヤー建築の宝庫。
フェルナンド・デ・ノローニャ島
ブラジル版モルディブ。透明度抜群の海、イルカとのシュノーケリング、手つかずの自然。
オウロ・プレト
ゴールドラッシュ時代のコロニアル都市。石畳、バロック建築、金色の教会が美しい世界遺産の街。
ブラジルグルメ — 食べなきゃ損!絶品料理
正直に言います。ブラジル旅行の40%は「食」です。シュラスコ(ブラジル式BBQ)だけじゃない。フェイジョアーダ、ムケッカ、アサイー、ポン・デ・ケイジョ…多様な文化が融合した料理の数々が、あなたの胃袋を幸せで満たしてくれます。
絶対食べたいブラジル料理トップ10
| 料理名 | どんな料理? | 価格目安 |
|---|---|---|
| シュラスコ(Churrasco) | 肉、肉、肉!串刺しの牛肉・豚肉・鶏肉を次々運んでくる食べ放題スタイル。ピカーニャ(イチボ)が絶品。 | 3,000〜8,000円 |
| フェイジョアーダ(Feijoada) | 黒豆と豚肉の煮込み。ブラジルの国民食。ご飯、ファロッファ(キャッサバ粉)、オレンジと一緒に。 | 1,500〜3,000円 |
| ムケッカ(Moqueca) | 魚介のココナッツミルク煮込み。バイーア州の郷土料理。トマト、パプリカ、パーム油の風味が最高。 | 2,000〜4,000円 |
| ポン・デ・ケイジョ(Pão de Queijo) | モチモチのチーズパン。タピオカ粉で作るグルテンフリー。朝食や軽食に最高。 | 200〜500円 |
| アサイーボウル(Açaí na Tigela) | アサイーの本場!ブラジルのアサイーは甘くなく、濃厚。バナナ、グラノーラをトッピング。 | 500〜1,200円 |
| パステル(Pastel) | 揚げ餃子のような軽食。チーズ、肉、エビなど具材いろいろ。ビーチや屋台で食べ歩き。 | 300〜600円 |
| コシーニャ(Coxinha) | 鶏肉入りコロッケ。涙型の可愛いフォルム。サクサク衣とジューシーな中身が癖になる。 | 200〜400円 |
| ピカンニャ(Picanha) | 牛のイチボ。シュラスコの中でも最高峰。脂身が甘く、肉質が柔らかい。 | シュラスコ店で |
| タピオカクレープ(Tapioca) | タピオカ粉で作るモチモチクレープ。チーズ、ココナッツ、チョコなど甘い系・塩系両方あり。 | 400〜800円 |
| ブリガデイロ(Brigadeiro) | チョコレートトリュフのようなブラジルスイーツ。濃厚で甘い。カフェのお供に。 | 100〜300円 |
カイピリーニャ — ブラジルの国民的カクテル
サトウキビから作られる蒸留酒「カシャッサ」にライム、砂糖、氷を加えたブラジルの定番カクテル。甘酸っぱくて爽やか、でもアルコール度数は高め。ビーチで飲むカイピリーニャは格別です。フルーツバージョン(パッションフルーツ、ストロベリー、マンゴー)も試してみて。
価格:800〜1,500円(バーやレストランによる)
コスパ最強!レストランテ・ポプラル
ブラジル庶民の味方、量り売りビュッフェスタイルのレストラン。肉、魚、サラダ、豆料理、パスタ…好きなものを好きなだけ取って、重さで会計。500円で満腹、1,000円で食べきれないほど。メニューに悩む必要なし、ローカルの味を気軽に楽しめます。サンパウロやリオの街中にたくさんあるので、ランチはここで決まり。
おすすめグルメスポット
メルカドン市場(サンパウロ)
巨大な食の市場。フルーツ、チーズ、生ハム、モルタデッラサンド(名物!)が楽しめる。
コパカバーナビーチの屋台(リオ)
ビーチ沿いの屋台でココナッツウォーター、アサイー、パステルを。海風と一緒に味わう至福。
ヴィラ・マダレーナ(サンパウロ)
おしゃれなバー・カフェが集まるヒップなエリア。クラフトビール、創作料理、ストリートアート。
サンタ・テレーザ(リオ)
坂の上の芸術家街。隠れ家カフェ、ボヘミアンなレストラン、ボサノバライブが楽しめる。
ブラジル文化体験 — サンバ、カーニバル、サッカー
ブラジルは文化の坩堝。先住民、ポルトガル、アフリカ、日本、イタリア…様々なルーツが融合して生まれた、独自のカルチャーが息づいています。
リオのカーニバル — 地球最大の祭典
毎年2〜3月に開催される、世界最大のカーニバル。サンバチームが豪華な山車と衣装で競い合うサンボードロモ(専用会場)でのパレードは圧巻。200万人が街に繰り出し、街中がサンバ一色に染まります。音楽、ダンス、色彩、熱気…すべてが最高潮。人生で一度は体験したいイベントです。
カーニバル時期のチケット・ホテルは半年前に予約必須。価格も通常の3〜5倍に跳ね上がります。でも、その価値は絶対にあります。
サンバショー鑑賞
カーニバルの時期じゃなくても大丈夫。リオには一年中サンバショーを楽しめる劇場があります。プルメリア(Plataforma)やリオ・スケニカム(Rio Scenarium)では、本格的なダンサーと生演奏で、サンバの魅力を堪能できます。ディナーショーもあるので、食事と一緒に楽しむのもおすすめ。
料金:ディナーショー5,000〜10,000円
サッカー観戦 — マラカナン・スタジアム
サッカー王国ブラジル。リオにある伝説のマラカナン・スタジアムで、地元チーム(フラメンゴ、フルミネンセ等)の試合を観戦しましょう。スタジアム全体が揺れるほどの大歓声、ブラジル人の熱狂ぶりは想像を超えます。勝てば歓喜、負ければ号泣。サッカーは彼らの人生そのもの。
チケット:1,500〜8,000円(席による)/ 公式サイトまたは現地で購入
注意:試合後の混雑時は治安に注意。Uberで移動が安全。
カポエイラ体験
音楽に合わせて戦う、アフロ・ブラジルの伝統武術。奴隷時代にダンスに偽装して伝えられた格闘技です。サルバドールやリオでは、観光客向けの体験レッスンも開催されています。ベリンバウ(弓型楽器)の音色に合わせて、アクロバティックな蹴りと回避を繰り返す姿は、まるでダンスバトルのよう。
ブラジル音楽 — ボサノバ、サンバ、MPB
ボサノバ発祥の地、リオ。イパネマビーチで生まれた名曲「イパネマの娘」を、実際のイパネマビーチで聴く…これ以上にロマンチックな体験があるでしょうか。リオやサンパウロには、ライブミュージックを楽しめるバーがたくさん。サンバ、ボサノバ、MPB(ブラジルポップス)の生演奏を、カイピリーニャ片手に楽しみましょう。
ベストシーズンはいつ?気候・服装ガイド
ブラジルは南半球。日本と季節が逆です。しかも国土が広大なため、地域によって気候が大きく異なります。目的に応じてベストシーズンを選びましょう。
リオ・デ・ジャネイロの気候
夏(12〜3月)
おすすめ度 ★★★★★
気温:25〜35℃ / 暑く、湿度高め
カーニバル(2〜3月)、ビーチベストシーズン。観光客多く、ホテル高め。
服装:Tシャツ、短パン、サングラス、日焼け止め必須
秋(4〜6月)
おすすめ度 ★★★★☆
気温:20〜28℃ / 快適で過ごしやすい
観光ベストシーズン。混雑少なく、航空券も安い。
服装:薄手の長袖、軽いジャケット
冬(7〜9月)
おすすめ度 ★★★☆☆
気温:18〜25℃ / 涼しく乾燥
ビーチには寒いが、観光には快適。ホテル・航空券最安。
服装:長袖、ジャケット、夜は冷える
春(10〜11月)
おすすめ度 ★★★★☆
気温:22〜30℃ / 暖かく晴天多い
観光・ビーチ両方楽しめる。コスパ良し。
服装:Tシャツ、短パン、薄手の羽織り
目的別ベストシーズン
| 目的 | ベストシーズン | 理由 |
|---|---|---|
| カーニバル | 2〜3月 | リオのカーニバルは2月末〜3月初旬(毎年変動) |
| ビーチリゾート | 12〜3月 | 夏で海が温かい。ビーチが最も賑やか。 |
| 観光・街歩き | 4〜6月、9〜11月 | 気候が快適。混雑少なく、コスパ良し。 |
| アマゾン(乾季) | 6〜11月 | 雨が少なく、トレッキングしやすい。動物も観察しやすい。 |
| アマゾン(雨季) | 12〜5月 | 水位が上がり、ボートでジャングル奥深くへ。川イルカ遭遇率高い。 |
| イグアスの滝 | 通年OK(特に9〜11月) | 水量が豊富で迫力満点。雨季明けが特に美しい。 |
| レンソイス | 7〜9月 | 雨季明け、砂丘にラグーンが出現する奇跡の時期。 |
結論:総合的なベストシーズンは4〜6月と9〜11月。気候が良く、観光客が少なく、航空券・ホテルも安い。ビーチもまだ楽しめます。カーニバルを体験したいなら、迷わず2〜3月を選びましょう。
ブラジル旅行の実用情報 — ビザ・通信・交通・治安
ビザ・入国情報
日本国籍なら、観光目的で90日以内の滞在はビザ不要。パスポート残存期間が6か月以上あればOK。入国カードは機内で配られるので、忘れずに記入しましょう。
必要なもの:パスポート(残存6か月以上)、往復航空券、入国カード
黄熱病予防接種:アマゾンやパンタナールに行く場合は推奨(義務ではない)
通信・Wi-Fi・SIM
ブラジルでは、eSIMまたは現地SIMの購入がおすすめ。空港や街中にSIM販売店があり、簡単に購入できます。主要キャリアはClaro、TIM、Vivo。データ通信専用プランなら、10GB/30日で2,000〜3,000円程度。
| 方法 | 料金 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| eSIM(Airalo、Ubigi等) | 10GB/30日 2,000〜3,500円 | ★★★★★ 事前購入で安心 |
| 現地SIM(Claro、TIM等) | 10GB/30日 2,000円前後 | ★★★★☆ コスパ良し |
| 海外Wi-Fiレンタル | 1日1,500円前後 | ★★☆☆☆ 高め |
| フリーWi-Fi(ホテル・カフェ) | 無料 | ★★★☆☆ セキュリティ注意 |
おすすめはeSIM
事前に日本で購入・設定できるeSIMが便利。空港で慌てる必要なし。Airalo、Ubigi、Holafly等のアプリで簡単購入。対応機種(iPhone XS以降、Google Pixel 4以降等)なら迷わずこれ。
交通手段
国内線
ブラジルは広大。リオ→サンパウロは車で6時間ですが、飛行機ならわずか1時間。リオ→イグアスやサンパウロ→マナウス(アマゾン)など、長距離移動は国内線が必須。LATAM、Gol、Azulが主要航空会社。LCCのGolは特に安く、片道5,000円〜のフライトも。
市内交通(リオ・サンパウロ)
| 交通手段 | 料金目安 | メモ |
|---|---|---|
| 地下鉄(Metrô) | 5〜7レアル(150〜210円) | リオ・サンパウロともに発達。安全・便利。 |
| バス | 4〜6レアル(120〜180円) | 路線が複雑。Googleマップ活用。スリ注意。 |
| Uber | 10〜50レアル(300〜1,500円) | 安全・便利。夜間や荷物がある時は必須。 |
| タクシー | Uberの1.5倍程度 | Uberより高いが、空港では便利。 |
治安の観点から、夜間の移動はUber推奨。料金も安く、ドライバー情報が記録されるので安全です。
通貨・両替・クレジットカード
ブラジルの通貨はブラジル・レアル(BRL)。1レアル = 約30円(2026年2月現在)。レストランやホテルではクレジットカードが普及していますが、屋台や小さな商店は現金のみのことも。現金は空港のATMでキャッシングするのが一番レートが良いです。
| 方法 | レート | おすすめ度 |
|---|---|---|
| ATMキャッシング(現地空港) | 良い | ★★★★★ 最もレート良し |
| クレジットカード | 良い | ★★★★★ 便利、手数料低め |
| 日本で両替(レアル) | 悪い | ★☆☆☆☆ レート悪い、非推奨 |
| 現地両替所 | 普通 | ★★★☆☆ 街中にあるが、ATMの方が良い |
推奨:クレジットカード(Visa、Mastercard)メイン + ATMで少額現金を引き出す。
治安・安全対策
正直に言います。ブラジルの治安は、日本と比べれば良くありません。特にリオやサンパウロの一部エリアは、スリ・ひったくりが多発しています。でも、基本的な対策をすれば安全に旅行できます。過度に怖がる必要はありません。
絶対に守るべき安全ルール
- 夜間の徒歩移動は避ける。Uberを使う。
- スマホを路上で見ない。地図確認はカフェや店内で。
- ブランド品・高級時計を身につけない。目立たない服装で。
- ファベーラ(スラム街)には近づかない。ツアーでのみ。
- ビーチで荷物を置いて離れない。貴重品は持っていかない。
- 少額の現金を分散して持つ。強盗に遭った場合、抵抗せず渡す。
- 信頼できるホテルに泊まる。安宿でもレビューを確認。
治安の良いエリア:リオ(イパネマ、レブロン、コパカバーナのビーチ沿い)、サンパウロ(パウリスタ通り周辺、ジャルディンス)
避けるべきエリア:リオ(セントロの一部、ファベーラ)、サンパウロ(クラコランジア周辺)
基本を守れば、ブラジルは安全に楽しめます。多くの日本人旅行者が無事に旅を楽しんでいます。過度に怖がらず、でも油断せず。それが鉄則です。
使えるポルトガル語フレーズ
ブラジルでは英語がほとんど通じません。でも、簡単なポルトガル語を覚えれば、グッと距離が縮まります。ブラジル人はフレンドリーなので、片言でも喜んでくれます。
| ポルトガル語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| Olá | オラー | こんにちは |
| Obrigado / Obrigada | オブリガード / オブリガーダ | ありがとう(男性/女性) |
| Por favor | ポル・ファヴォール | お願いします |
| Quanto custa? | クアント・クスタ? | いくらですか? |
| Onde fica…? | オンジ・フィカ…? | …はどこですか? |
| A conta, por favor | ア・コンタ、ポル・ファヴォール | お会計お願いします |
| Não entendo | ナォン・エンテンド | わかりません |
| Com licença | コン・リセンサ | すみません |
| Tudo bem? | トゥード・ベン? | 元気?(挨拶) |
| Delicioso! | デリシオーゾ! | 美味しい! |
「Obrigado」と「Tudo bem?」だけでも覚えておけば、ブラジル人は笑顔で返してくれます。言葉が通じなくても、ジェスチャーと笑顔でなんとかなるのがブラジルの魅力。
モデルコース — 7泊9日ブラジル周遊プラン
限られた時間で、ブラジルの魅力を最大限に味わうモデルコースです。リオ、イグアス、サンパウロの3都市を効率よく回ります。
Day 1-3: リオ・デ・ジャネイロ(3泊)
Day 1: 成田発→(経由)→リオ着。ホテルチェックイン。コパカバーナビーチで夕日鑑賞。
Day 2: 午前:コルコバードの丘(キリスト像)。午後:パン・デ・アスーカル(シュガーローフ)でサンセット。夜:サンバショー鑑賞。
Day 3: セラロンの階段→サンタ・テレーザ散策→イパネマビーチでカイピリーニャ。夕方、国内線でイグアスへ。
Day 4-5: イグアスの滝(2泊)
Day 4: ブラジル側イグアス国立公園。滝のパノラマビュー+ボートツアー(ずぶ濡れ覚悟!)。
Day 5: アルゼンチン側イグアス(時間があれば)。午後、国内線でサンパウロへ。
Day 6-7: サンパウロ(2泊)
Day 6: パウリスタ通り→サンパウロ美術館(MASP)→リベルダージ(日本人街)で日系ブラジル料理。夜:ヴィラ・マダレーナでバー巡り。
Day 7: メルカドン市場で朝食→イビラプエラ公園散策→お土産購入。夜:シュラスコディナー。
Day 8-9: 帰国
Day 8: サンパウロ発→(経由)→機内泊
Day 9: 成田着
時間があれば追加したいオプション
- アマゾン(+3泊): マナウスからジャングルロッジへ。ピンクイルカ、ピラニア釣り、星空体験。
- レンソイス(+2泊): 7〜9月限定。白砂丘と青いラグーンの絶景。
- サルバドール(+2泊): アフロ・ブラジル文化、カポエイラ、カラフルな旧市街。
ブラジル旅行の持ち物チェックリスト
必須アイテム
| アイテム | 理由・メモ |
|---|---|
| パスポート(残存6か月以上) | 必須。コピーも1部持参。 |
| 航空券(Eチケット控え) | 印刷またはスマホに保存。 |
| クレジットカード(Visa/Mastercard) | 2枚以上あると安心。キャッシング枠を確認。 |
| 現金(少額のレアル or USD) | 空港からの移動用に。現地ATMでキャッシング推奨。 |
| スマートフォン(SIMフリー) | eSIM対応機種なら事前購入が楽。 |
| 変換プラグ(Cタイプ) | ブラジルは日本と同じAタイプもあるが、Cタイプも多い。 |
| 日焼け止め(SPF50以上) | 紫外線が強い。必須。 |
| サングラス・帽子 | ビーチ・観光で必須。 |
| 虫除けスプレー | アマゾンやパンタナールに行く場合は必須。 |
| 常備薬(胃腸薬、解熱剤等) | 食事が合わないこともあるので。 |
あると便利なアイテム
- 水着・ビーチタオル: ビーチやホテルのプールで
- ビーチサンダル: ブラジルはハワイアナス発祥の地!現地購入もおすすめ
- 薄手の長袖(UVカット): 日焼け対策、冷房対策
- ジップロック: 濡れたものを入れる、貴重品防水
- モバイルバッテリー: 観光中のスマホ充電に
- ポルトガル語フレーズ集アプリ: Google翻訳のオフライン版をダウンロード
- エコバッグ: 買い物やビーチで便利
まとめ — 今すぐブラジルに行こう
飛行機を降りた瞬間に感じた、あの熱帯の空気。コパカバーナビーチで飲んだカイピリーニャの爽やかさ。イグアスの滝で全身に浴びた水しぶきの冷たさ。シュラスコの肉汁が滴る瞬間の幸福感。サンバのリズムに体が自然と揺れる夜。ブラジルで体験するすべてが、あなたの人生に新しい色を加えてくれます。
遠い国です。でも、その遠さを補って余りあるほどの感動が待っています。自然の圧倒的スケール、人々の底抜けの明るさ、文化の豊かさ、食の美味しさ。すべてが日本では体験できない、ブラジルだけの特別な瞬間。
「いつか行きたい」じゃなくて、「今年行く」に変えてみませんか。カーニバルに合わせるもよし、ベストシーズンの秋を狙うもよし、アマゾンの奥地で地球の鼓動を感じるもよし。どのタイミングでも、ブラジルはあなたを全力で歓迎してくれます。
この記事を読み終わったあなたは、きっともうフライトを検索しているはず。その衝動を信じて、ブラジル行きの航空券を予約しましょう。「行こうかな」と思った今が、いちばんいいタイミングです。
Até logo, Brasil! (またね、ブラジル!)

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