アルジェリア旅行ガイド
サハラ砂漠とカスバを完全攻略
北アフリカ最大の国で、古代ローマ遺跡と壮大なサハラ砂漠が待つ神秘の大地へ
アルジェリアは、アフリカ大陸で最も広大な国土を持つ、神秘とロマンに満ちた国です。地中海沿岸の白壁の街並みから、世界遺産のローマ遺跡、そして国土の大半を占める壮大なサハラ砂漠まで、多様な表情を見せてくれます。
首都アルジェの迷路のようなカスバ、ティムガド遺跡の古代ローマの栄華、タッシリ・ナジェールの先史時代の岩絵、そしてサハラ砂漠の星空体験。この記事では、アルジェリア旅行に必要なすべての情報を、実用的な視点から徹底解説します。
🌍 アルジェリア基本情報
国の概要
正式名称はアルジェリア民主人民共和国。アフリカ大陸で最大の面積を誇り、国土の約80%をサハラ砂漠が占めています。人口は約4,400万人で、首都はアルジェ(Algiers)。公用語はアラビア語とベルベル語ですが、フランス語も広く使われています。
かつてはフランスの植民地でしたが、1962年に独立を達成。その歴史的背景から、フランス文化とアラブ・ベルベル文化が融合した独特の文化を持っています。豊富な石油・天然ガス資源を持ち、経済的にはアフリカ有数の国です。
地理と気候
アルジェリアは3つの地理的区分に分けられます。北部の地中海沿岸地域(テル地方)は温暖で降雨があり、アトラス山脈が連なります。中央部の高原地帯(ステップ地帯)は半乾燥気候で、南部は広大なサハラ砂漠が広がっています。
北部沿岸は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し(6〜9月は25〜35℃)、冬は温暖で雨が降ります(12〜2月は10〜18℃)。内陸部と砂漠地域は昼夜の寒暖差が激しく、夏は50℃を超えることもあれば、冬の夜は氷点下になることもあります。
旅行のベストシーズンは、北部では春(3〜5月)と秋(9〜11月)、サハラ砂漠では冬(11〜3月)が快適です。夏のサハラは極端に暑く、冬の夜は非常に寒いため、服装の準備が重要です。
通貨と物価
通貨はアルジェリア・ディナール(DZD)で、1ディナール=約0.8円(2024年レート)です。公式の両替レートと実際のレートに差があることが多く、空港や銀行での両替が推奨されます。ATMは主要都市に多く、国際キャッシュカードも使えますが、地方では現金が必須です。
物価は全体的に日本より安く、特に食事と交通費が格安です。ローカル食堂での食事は200〜500ディナール(160〜400円)、中級レストランで1,000〜2,000ディナール(800〜1,600円)程度。宿泊は、バックパッカー向けホステルが2,000〜4,000ディナール(1,600〜3,200円)、中級ホテルが8,000〜15,000ディナール(6,400〜12,000円)です。
クレジットカードは高級ホテルや一部のレストランでのみ使用可能で、日常的には現金が主流です。チップの習慣はありますが義務ではなく、サービスに満足したら10%程度が目安です。
言語とコミュニケーション
公用語はアラビア語(アルジェリア方言)とベルベル語(タマジクト語)ですが、フランス語が第二言語として広く使われています。特に都市部や観光業では、フランス語が通じることが多いです。英語は限定的で、主要ホテルや旅行会社でのみ通じる程度です。
基本的なアラビア語やフランス語のフレーズを覚えておくと便利です。「サラーム・アレイクム」(こんにちは)、「シュクラン」(ありがとう)、「アフワン」(どういたしまして)などは、現地の人とのコミュニケーションに役立ちます。
翻訳アプリ(Google翻訳など)をダウンロードしておくと安心です。オフラインでも使える機能を活用すれば、インターネット接続がない場所でも対応できます。現地の人々はフレンドリーで、片言でも努力する姿勢を見せれば、親切に助けてくれることが多いです。
💰 旅行予算の目安(3段階)
🎒 節約型(1日50〜80ドル)
宿泊:ゲストハウスやホステルのドミトリー(2,000〜4,000ディナール/泊、約1,600〜3,200円)。設備はシンプルですが、清潔で安全な宿が多く、他の旅行者との交流も楽しめます。
食事:ローカル食堂やストリートフード中心(1食200〜500ディナール、約160〜400円)。クスクス、ブリック、シャワルマなど、安くて美味しい料理が豊富です。市場で食材を買って自炊も可能。
移動:公共バスや乗り合いタクシー(ルアージュ)を利用。長距離バスは格安で、アルジェ〜コンスタンティーヌ間(約400km)で1,000〜1,500ディナール(約800〜1,200円)程度です。
観光:世界遺産の遺跡巡りや無料のカスバ散策を中心に。入場料は比較的安く、ティムガド遺跡で500ディナール(約400円)程度。サハラ砂漠ツアーは予算に応じてエコノミープランを選択。
🏨 中級型(1日100〜180ドル)
宿泊:3つ星ホテルや快適なゲストハウスの個室(8,000〜15,000ディナール/泊、約6,400〜12,000円)。エアコン、Wi-Fi、朝食付きで、清潔で快適な滞在が可能です。
食事:中級レストランでアルジェリア料理を堪能(1食1,000〜2,000ディナール、約800〜1,600円)。タジンやメシュイ(グリル料理)など、多様な料理を楽しめます。カフェで休憩も快適。
移動:国内線フライトや貸切タクシーを組み合わせ。アルジェ〜ワルグラ間のフライトは10,000〜15,000ディナール(約8,000〜12,000円)。都市間移動は快適なバス会社を選択。
観光:ガイド付きツアーやサハラ砂漠2泊3日ツアー(15,000〜25,000ディナール、約12,000〜20,000円)。英語ガイドや4WD、テント宿泊込み。主要観光地を効率的に回れます。
✨ 贅沢型(1日250ドル以上)
宿泊:5つ星ホテルや高級リゾート(25,000〜50,000ディナール/泊、約20,000〜40,000円以上)。アルジェのSofitelやEl Aurassi、砂漠の高級ロッジなど、最高級の設備とサービスを提供。
食事:高級レストランでフレンチ・アルジェリアンフュージョン料理(1食3,000〜6,000ディナール、約2,400〜4,800円以上)。ワインやデザートも楽しめる優雅なディナー体験。
移動:プライベートドライバー付き車両や国内線ビジネスクラス。快適で安全、効率的な移動が可能。砂漠ツアーもプライベートガイド付き豪華プランを選択。
観光:プライベートガイド付きカスタマイズツアー、砂漠での豪華グランピング(1泊40,000〜80,000ディナール、約32,000〜64,000円)、ヘリコプター遊覧飛行など、特別な体験を満喫。
🏛️ 必見観光スポット
世界遺産の迷宮都市
アルジェの旧市街「カスバ」は、1992年にユネスコ世界遺産に登録された、北アフリカを代表する歴史的建造物群です。16世紀のオスマン帝国時代から続く迷路のような細い路地、白壁の家々、モスク、宮殿が密集し、独特の雰囲気を醸し出しています。
カスバの面積は約50ヘクタールで、かつては約10万人が暮らしていましたが、現在は約5万人に減少しています。それでも、伝統的な生活様式が色濃く残り、職人の工房や伝統的な市場(スーク)が現役で営業しています。
見どころ:ケチャウア・モスク(17世紀のオスマン建築の傑作)、ダール・アズィザ宮殿(オスマン時代の貴族の邸宅、現在は博物館)、バシャール・モスク(11世紀の建築)など。迷路のような路地を歩くだけでも、タイムスリップしたような感覚を味わえます。
アクセス:アルジェ市内中心部から徒歩圏内。メトロのTafourah駅から徒歩約10分。入場は無料ですが、ガイドツアー(1,500〜3,000ディナール、約1,200〜2,400円)の利用を推奨。迷いやすく、治安面でも現地ガイドがいると安心です。
注意点:カスバ内部は坂道や階段が多く、歩きやすい靴が必須です。写真撮影は慎重に。住民のプライバシーに配慮し、許可を得てから撮影しましょう。治安は改善されていますが、貴重品管理と夜間の単独行動は避けるべきです。
砂漠に眠る古代ローマの都市
ティムガド(Timgad)は、西暦100年頃にローマ皇帝トラヤヌスによって建設された軍事植民都市です。「アフリカのポンペイ」とも呼ばれ、1982年にユネスコ世界遺産に登録されました。砂に埋もれていたため保存状態が極めて良く、古代ローマ都市計画の完璧な例として世界的に評価されています。
碁盤の目のように整然と区画された街路、壮大な凱旋門、3,500人収容の円形劇場、公共浴場、図書館、市場など、ローマ帝国の栄華を今に伝えています。特に、トラヤヌス凱旋門(高さ12メートル)と劇場の保存状態は見事で、当時の建築技術の高さに驚かされます。
見どころ:トラヤヌス凱旋門(ティムガドのシンボル)、円形劇場(今でもコンサートが開催される)、キャピトル神殿跡、公共浴場の精巧なモザイク床、図書館跡(当時の知的文化を物語る)。遺跡全体が広大なので、最低2〜3時間は確保したいところです。
アクセス:バトナ(Batna)から車で約30分(約35km)。バトナまではアルジェから国内線で約1時間、またはバスで約7〜8時間。ティムガド遺跡への直通公共交通はないため、バトナからタクシーをチャーター(往復3,000〜5,000ディナール、約2,400〜4,000円)するのが一般的です。
入場料と開館時間:入場料は500ディナール(約400円)。開館時間は9:00〜17:00(夏季は18:00まで)。日差しが強いため、帽子、日焼け止め、水分補給は必須。遺跡内にはほとんど日陰がないため、特に夏季は朝早い時間帯の訪問を推奨します。
先史時代の岩絵が語る人類の歴史
タッシリ・ナジェール(Tassili n’Ajjer)は、サハラ砂漠南東部に位置する高原地帯で、世界最大級の先史時代岩絵群を有しています。1982年にユネスコ世界遺産に登録され、15,000点以上の岩絵と彫刻が確認されています。これらの岩絵は、紀元前6000年から紀元前1世紀頃まで描かれたもので、当時のサハラが緑豊かな草原だった証拠を示しています。
岩絵には、キリン、象、カバなどの野生動物、狩猟の様子、踊る人々、神秘的な儀式など、多様なテーマが描かれています。特に「泳ぐ人々」と呼ばれる岩絵は、かつてこの地域に湖や川が存在したことを示唆し、考古学的に非常に重要です。
見どころ:セファール(Sefar)エリアの「ホワイトレディ」岩絵、ジャバレン(Jabbaren)の動物群像、ティヘラヒーヌ(Tiherahine)の儀式の様子。奇岩群や砂岩のアーチも見事で、自然と文化の融合を楽しめます。
アクセス:ジャネット(Djanet)が拠点都市。アルジェからジャネットまで国内線で約2時間半。ジャネットからタッシリ・ナジェールへは、4WDとトレッキングを組み合わせた4〜7日間のツアーが一般的。専門ガイドと許可証が必要で、ツアー料金は1人50,000〜100,000ディナール(約40,000〜80,000円、食事・宿泊・ガイド込み)。
注意点:標高2,000メートルを超える高原で、気温差が激しい(昼は30℃以上、夜は0℃以下になることも)。装備と体力が必要で、トレッキング経験者向け。許可証取得に時間がかかるため、少なくとも1ヶ月前には予約を。治安情報も事前に確認しましょう。
ジェミラ遺跡
山岳地帯に残るローマ都市遺跡。保存状態の良いバシリカやフォーラムが見事。セティフから車で約1時間。
ムザブの谷
ガルダイアを中心とした5つの要塞都市。独特のベルベル建築と文化が残る世界遺産。アルジェから南へ約600km。
ティパサ遺跡
地中海を望む古代ローマ都市。フェニキア、ローマ、ビザンチンの重層的な歴史。アルジェから西へ約70km。
サハラ砂漠
壮大な砂丘、オアシス、星空体験。タマンラセットやジャネットを拠点に、ラクダトレッキングやキャンプを楽しめる。
ホガール山地
火山性の奇岩群と標高3,000m級の山々。アッセクレム高原からの日の出は絶景。トゥアレグ文化の中心地。
地中海沿岸
オランやアンナバなど美しいビーチリゾート。フレンチコロニアル建築と地中海グルメを満喫。
🍽️ 絶品グルメガイド
アルジェリアの国民食
クスクス(Couscous)は、北アフリカの代表的な料理で、アルジェリアでは金曜日の昼食に家族で食べる伝統があります。デュラム小麦を粗挽きにして蒸した粒状のパスタで、野菜や肉と一緒に煮込んだスープをかけて食べます。
アルジェリアのクスクスの特徴は、具材の豊富さとスパイスの絶妙なバランス。羊肉、鶏肉、牛肉のいずれかと、ズッキーニ、人参、カブ、ひよこ豆などの野菜がたっぷり入ります。地域によって味付けが異なり、東部はスパイシー、西部はマイルドな傾向があります。
バリエーション:クスクス・ビル・ホーダール(野菜クスクス)、クスクス・ビル・ハム(羊肉クスクス)、クスクス・トファーヤ(甘いクスクスで、レーズンや玉ねぎの甘煮が入る)など。金曜日にレストランを訪れると、多くの家族がクスクスを楽しんでいる光景を見られます。
食べ方のコツ:クスクスは右手で少量ずつ取り、指先で軽く丸めて食べるのが伝統的スタイル。ただし観光客はスプーンを使ってOK。ハリッサ(辛い唐辛子ペースト)を少し加えると、味に深みが出ます。
おすすめレストラン:アルジェの「Restaurant El-Djazair」や「Le Tantra」では本格的なクスクスが楽しめます(1,500〜2,500ディナール、約1,200〜2,000円)。ローカル食堂なら500〜800ディナール(約400〜640円)で食べられます。
ブリック
薄いパイ生地に卵、ツナ、パセリを包んで揚げた料理。外はサクサク、中はトロッとした食感が絶品。ストリートフードの定番(200〜400ディナール)。
メシュイ
羊肉や鶏肉を串に刺して炭火でじっくり焼いたグリル料理。スパイスの効いた肉は柔らかくジューシー。パンと一緒に(800〜1,500ディナール)。
シャクシューカ
トマト、玉ねぎ、ピーマンを煮込んだソースに卵を落とした料理。朝食の定番で、パンに浸して食べると美味(300〜600ディナール)。
フランスパン
フランス植民地時代の影響で、アルジェリアのパンは絶品。朝はパン屋に焼きたてバゲットを求める行列ができる(1本30〜50ディナール)。
バクラヴァ
薄いパイ生地にナッツとハチミツを層にした甘いお菓子。お茶と一緒に楽しむのが定番。カフェや菓子店で(200〜500ディナール)。
ミントティー
緑茶にフレッシュミントと砂糖を加えた甘いお茶。おもてなしの象徴で、どこでも提供される。カフェで(50〜150ディナール)。
💡 食事のマナーとヒント
- イスラム教国のため、豚肉とアルコールは基本的に提供されません(一部の高級ホテルを除く)
- 右手で食べるのが礼儀。左手は不浄とされます
- 食事に招待されたら、少し残すのがマナー(満腹の証)
- ラマダン期間中は、日中の公共の場での飲食は控えましょう
- 水道水は飲まず、ミネラルウォーター(50〜100ディナール/本)を購入
🎭 文化体験プログラム
🐪 サハラ砂漠キャンプ体験
サハラ砂漠でのキャンプは、アルジェリア旅行のハイライトです。ラクダに乗って砂丘を越え、ベドウィンスタイルのテントで一夜を過ごします。夕暮れの砂丘が黄金色に輝き、夜には満天の星空が広がる体験は一生の思い出になります。
ツアーには、トゥアレグガイドによる砂漠の生活や文化の解説、伝統音楽の演奏、焚き火を囲んでの夕食などが含まれます。朝は砂漠の日の出を鑑賞し、シンプルながらも心に残る朝食を楽しめます。
料金と予約:2泊3日ツアーで15,000〜40,000ディナール(約12,000〜32,000円、食事・宿泊・ガイド込み)。タマンラセットやジャネットの旅行会社で予約可能。ハイシーズン(11〜2月)は早めの予約を推奨。
🎨 ベルベル文化ワークショップ
ベルベル人(アマジグ)は、北アフリカの先住民族で、独自の言語、文化、芸術を持っています。アルジェリアでは、特にカビリ地方やムザブの谷で、ベルベル文化が色濃く残っています。
ガルダイアやティジ・ウズーでは、ベルベルのカーペット織りや陶芸、銀細工のワークショップに参加できます。伝統的な幾何学模様やシンボルの意味を学びながら、実際に作品を作る体験は貴重です。
料金と予約:半日ワークショップで2,000〜5,000ディナール(約1,600〜4,000円)。現地の文化センターやホテルで手配可能。作品は持ち帰れます。
ライ音楽ライブ
アルジェリア発祥のライ(Raï)音楽は、アラブ、ベルベル、フランスの影響を受けた独特のジャンル。オランのクラブで本場の演奏を楽しめる。
モスク見学
アルジェのグレート・モスクやケチャウア・モスクは非ムスリムも見学可能(礼拝時間外)。服装は保守的に。女性はスカーフを持参。
スーク(市場)巡り
アルジェやコンスタンティーヌのスークでは、スパイス、陶器、カーペット、銀製品など多彩な商品が並ぶ。値段交渉も楽しみの一つ。
🏙️ 主要都市ガイド
アルジェ(Algiers)
首都アルジェは、人口約300万人の地中海に面した美しい都市です。「白い街」と呼ばれる白壁の建物が丘の斜面に建ち並び、フレンチコロニアル建築とイスラム建築が融合した独特の景観を作り出しています。
見どころ:カスバ、殉教者記念碑(アルジェリア独立戦争を記念)、ノートルダム・ダフリック聖堂(丘の上の教会、現在は博物館)、ボタニカルガーデン、海岸沿いのプロムナード。
オラン(Oran)
アルジェリア第2の都市オランは、地中海に面した港湾都市で、ライ音楽発祥の地として知られています。スペインとフランスの影響を強く受けた街並みが特徴です。
見どころ:サンタクルス要塞(オスマン時代の要塞、街を一望)、グレート・シナゴーグ、旧市街のスペイン風建築、海岸沿いのカフェでライ音楽ライブ。
コンスタンティーヌ
「橋の街」と呼ばれる断崖絶壁の都市。ルンメル川渓谷に架かる吊り橋が有名。古代ローマ時代からの歴史を持つ。
ガルダイア
ムザブの谷の中心都市。世界遺産の要塞都市群で、独特のベルベル建築と文化が残る。サハラへの玄関口。
タマンラセット
サハラ砂漠南部の中心都市。ホガール山地への拠点で、トゥアレグ文化の中心地。標高約1,400mの高原都市。
🌤️ ベストシーズン
春(3月〜5月)
気候:北部沿岸は15〜25℃で快適。降雨も少なく、観光に最適。砂漠地域も日中は暖かく(20〜30℃)、夜はやや冷え込む(10〜15℃)程度。
メリット:過ごしやすい気温、緑豊かな風景、花が咲く季節。観光客も比較的少なく、ゆったりと観光できます。
イベント:4月には独立記念イベントがあり、文化行事が多数開催されます。
秋(9月〜11月)
気候:春と並ぶベストシーズン。北部は20〜28℃で爽やか、砂漠地域も徐々に涼しくなり始めます(昼25〜35℃、夜10〜20℃)。
メリット:夏の暑さが和らぎ、観光に最適な気候。海もまだ暖かく、ビーチも楽しめます。
イベント:11月には革命記念日があり、各地でパレードやイベントが開催されます。
冬(12月〜2月)
気候:北部は10〜18℃で雨が多い。山岳部では雪が降ることも。砂漠地域は日中20〜25℃と快適ですが、夜は0℃以下になることもあり、防寒具が必須。
メリット:砂漠観光のベストシーズン。日中の暑さが穏やかで、トレッキングやキャンプに最適。星空も美しい。
注意点:砂漠の夜は極寒になるため、寝袋や厚手の服が必要。北部では雨具を持参しましょう。
夏(6月〜8月)
気候:北部沿岸は25〜35℃で暑いが、海風で比較的快適。内陸部と砂漠地域は40〜50℃の猛暑で、日中の外出は困難。
メリット:地中海ビーチリゾートを楽しむには最高の季節。オランやアンナバの海は透明度抜群。
注意点:砂漠旅行は避けるべき。熱中症のリスクが高く、観光には不向きです。北部でも日中は日陰で休み、朝夕に観光するのが賢明。
📌 実用情報
ビザ情報
日本人の場合:アルジェリア入国には観光ビザが必要です。ビザ免除協定はありません。
申請方法:在日アルジェリア大使館(東京)で事前に申請。必要書類は、パスポート(残存有効期間6ヶ月以上)、申請書、証明写真2枚、往復航空券の予約証明、ホテル予約証明、経済証明(銀行残高証明など)。申請から発給まで約1〜2週間。
ビザ料金:観光ビザ(30日間有効)で約10,000円。手数料は変更される可能性があるため、事前に大使館に確認してください。
注意点:イスラエルの入国スタンプがあるパスポートは入国拒否される可能性があります。また、旅程表や滞在先の詳細を求められることがあるため、事前準備が重要です。
アクセス
日本からのフライト:直行便はないため、ヨーロッパ(パリ、イスタンブール、ローマなど)または中東(ドバイ、ドーハ)で乗り継ぎます。総飛行時間は約15〜20時間。
主要航空会社:エールフランス(パリ経由)、ターキッシュエアラインズ(イスタンブール経由)、エミレーツ航空(ドバイ経由)、カタール航空(ドーハ経由)。エコノミー往復で10万〜20万円が相場。
アルジェリア国内移動:主要都市間は国内線フライトが便利(Air Algérieなど)。バスも充実しており、長距離は快適な高速バスが運行。鉄道は一部路線のみで、老朽化が進んでいます。
安全と健康
治安:主要都市の観光地は比較的安全ですが、夜間の単独行動やカスバなどの旧市街では注意が必要。南部の砂漠地域では、テロのリスクがあるため、外務省の渡航情報を必ず確認してください。
健康:予防接種(A型肝炎、腸チフス、破傷風)を推奨。マラリアのリスクは低いですが、蚊に刺されないよう虫除けスプレーを持参。水道水は飲まず、ミネラルウォーターを。
保険:海外旅行保険は必須。医療費が高額になる可能性があり、緊急搬送が必要な場合もあります。クレジットカード付帯保険では不十分なケースもあるため、専用保険の加入を検討しましょう。
インターネットと通信
SIMカード:主要都市の空港や携帯ショップで購入可能。主なキャリアはDjezzy、Ooredoo、Mobilis。プリペイドSIMが便利で、データプラン(10GB/月)で1,000〜2,000ディナール(約800〜1,600円)程度。
Wi-Fi:ホテル、カフェ、レストランでは無料Wi-Fiが提供されていることが多いですが、速度は遅め。安定した接続が必要な場合はSIMカードの購入を推奨。
注意点:SNSやVoIPサービス(WhatsApp通話など)が制限されることがあります。重要な連絡はメールやSMSで。
文化と習慣
服装:イスラム教国のため、控えめな服装が望ましい。女性は肩や膝を隠す服装を。男性も短パン・タンクトップは避けましょう。モスク訪問時は特に注意が必要です。
写真撮影:軍事施設、警察、政府機関の撮影は厳禁。人物を撮る際は必ず許可を取りましょう。特に女性の撮影は慎重に。
ラマダン:イスラム暦の断食月(年により変動)は、日中の公共の場での飲食は控えましょう。レストランは夕方から営業することが多いです。
挨拶:握手が一般的ですが、異性との握手は相手が手を差し出した場合のみ。「サラーム・アレイクム」(平和があなたに)と挨拶すると喜ばれます。
✨ まとめ
アルジェリア旅行:神秘とロマンの大地へ
アルジェリアは、壮大なサハラ砂漠、古代ローマの遺跡、迷宮のようなカスバ、そして温かい人々が待つ、北アフリカの隠れた宝石です。観光地としてはまだマイナーですが、だからこそ未知の体験と本物の文化に出会える魅力があります。
ティムガド遺跡で古代ローマの栄華に思いを馳せ、タッシリ・ナジェールの岩絵から人類の歴史を感じ、サハラ砂漠の星空の下でベドウィンの生活を体験する。そして、クスクスやブリックなどの絶品料理に舌鼓を打ち、ライ音楽のリズムに身を委ねる。
旅の準備には時間がかかります。ビザの取得、治安情報の確認、砂漠ツアーの予約など、事前計画が重要です。しかし、その努力は必ず報われます。アルジェリアは、あなたに忘れられない思い出と、世界観を広げる体験を与えてくれるでしょう。
さあ、アフリカ最大の国、アルジェリアへ。砂漠の風が呼んでいます。
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この記事が、あなたのアルジェリア旅行の第一歩になれば幸いです。ビザ申請から始めて、夢のサハラ砂漠体験を実現しましょう。

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